美肌を保つために欠かせないセラミド。効果的な美容液の選び方は?

2017.08.04

美肌を保つために欠かせないセラミド。効果的な美容液の選び方は?

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

美肌を保つために欠かせない美容成分のセラミドは肌の水分を保持したり、ダメージから肌を守ったりなどの役割があります。セラミドはさまざまな原因で減少しますが美容液などから補うことができます。セラミドを補って潤いのある肌を手に入れましょう。

INDEX

目次

     

    セラミド成分と役割

    角質層を形成する脂質

    肌にある表皮の上部には0.02ミリメートルしかない、角質層と呼ばれる層があります。角質層は大きく分けると、角質細胞と角質細胞間脂質からできていて角質細胞間脂質が角質細胞の隙間を埋めていることで、角質層は形成されています。

    角質層を形成している角質細胞間脂質の約50%を占めているのがセラミドです。角質細胞間脂質の残りの50%は、コレステロールや遊離脂肪酸などになります。

    ターンオーバーの中でセラミドは作られる

    セラミドは肌にもともと兼ね備えられている成分で、肌のターンオーバーによって生成されています。ターンオーバーは約28日の周期で肌にある角質層が新しく生まれ変わることをいい、正常にターンオーバーが肌で行われることによって表皮細胞が生み出され、新しい表皮が生み出されているのです。

    肌の表皮は角質層の他に顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層があり、表皮細胞は1番下にある基底層で生まれています。基底層で生まれた表皮細胞は上の層に上るときに、表皮細胞の核を捨てて死んでいきます。表皮細胞が核を捨てて角質になるときに、セラミドは作られているのです。

    セラミドはスキンケアで補える

    肌を健やかに保つために必要な、コラーゲンやヒアルロン酸などの成分は肌の深部で働く成分ですが、セラミドは肌の表皮で働き表皮の中でも1番上にある角質層で働く成分で、さまざまな原因から減少してしまいます。

    コラーゲンやヒアルロン酸などは化粧水や美容液などに配合されていることがありますが、肌の深部になればなるほど化粧水や美容液などに含まれている成分は浸透しにくくなります。しかし、セラミドは化粧水や美容液などの成分が浸透しやすい角質層で働く成分なので、スキンケアで補うことができるのです。

    角質層の水分保持をしている

    角質層にある角質細胞は約20層ほどレンガのように重なり合っています。肌は角質層が水分を十分に保持していることで健やかな状態の肌に保たれていて、角質細胞がレンガがめくれ上がっているような状態になると、水分が蒸発しやすくなり肌の乾燥が進行してしまいます。

    角質細胞間脂質のセラミドはレンガのように重なり合っている角質細胞の隙間にあり、レンガの隙間を埋めるセメントのような役割を担っています。角質細胞の細胞同士が剥がれないようにセラミドが隙間を埋めていることで、肌の水分が蒸発するのを防いでいるのです。また、セラミドがある角質細胞間脂質は水と油の両方に馴染む部分があり、水に馴染む部分が水分を逃がさないようにしています。このようにセラミドは角質層で水分を保持する役割があるのです。

    外的要因から肌を守る

    肌は刺激やダメージを受けると肌荒れやニキビなど肌トラブルを引き起こしてしまいます。肌の表面にある角質層は水分を保持するだけではなく、紫外線や誇り、擦れ、傷などのダメージや刺激から肌を守る働きがあります。肌を守る働きはバリア機能と呼ばれ、肌がもともと兼ね備えられている機能です。

    バリア機能は角質層の水分が減少して、乾燥した状態になると低下してしまいます。セラミドは角質層の水分を保持する役割があるので、水分を保持することで肌のバリア機能を正常に機能させています。つまり、セラミドは紫外線や誇り、擦れ、傷などの外的要因から肌を守っているのです。

    ハリ・ツヤ・弾力のある肌にする

    肌のハリやツヤ、弾力は表皮の下にある真皮という部分でコラーゲンや、ヒアルロン酸などの成分が網目状に張り巡らされていることでキープしています。コラーゲンやヒアルロン酸は加齢とともに減少してしまうので、肌のハリやツヤ、弾力も失われてしまいます。しかし、肌のハリやツヤ、弾力は加齢だけではなく乾燥や紫外線の影響でも失われてしまいます。セラミドは肌の水分を保持したり紫外線から肌を守ったりしてくれるので、ハリやツヤ、弾力のある肌にしてくれるのです。

    抗酸化作用でアンチエイジング

    しわやシミ、たるみなど肌の老化は体内で発生した活性酸素が原因で引き起こされてしまいます。肌の老化を食い止めて若々しく保つためには、活性酸素を取り除かなくてはなりません。活性酸素は抗酸化成分が取り除いてくれます。

    セラミドには抗酸化成分がもつ抗酸化作用が期待できるので、老化の原因である活性酸素を取り除くことができます。そのため、セラミドが十分にある肌は若々しく保つことができるのです。

    メラニン抑制で美白効果

    肌のシミやそばかすはメラニンが色素沈着を起こしてしまうことでできてしまいます。メラニンは紫外線の影響を肌が受けることで生成されてしまいますが、セラミドにはメラニンの生成を抑制する作用があります。そのため、セラミドにはシミやそばかすを予防する美白効果があるのです。

    肌細胞の自然治癒の促進

    セラミドは化粧水や美容液などから補うことができますが、肌自身でも生成されている成分です。セラミドには肌の水分を保持する働きがありますが、化粧水や美容液などから補ったセラミドよりも肌自身で生成されたセラミドのほうが水分を保持する働きが優れています。

    しかし、セラミドは肌のターンオーバーが正常に行われることで生成されるので、セラミドが不足している状態ではうまく生成されません。化粧水や美容液などから不足しているセラミドを補うと、肌の乾燥を改善してターンオーバーを正常化させるので、肌自身が生み出すセラミドを生成することができるのです。

    また、ターンオーバーが促進されると肌細胞が新しく生まれ変わるので、肌細胞の自然治癒を促進することもできるのです。

    セラミドの種類

    セラミドには1~10まである

    角質層にあるセラミドには種類があり、全部で11種類あります。しかし、11種類の中でも7種類しか働きが解明されていません。

    働きが働きが解明されているセラミドには、水分を保持する能力が高く刺激から肌を守るバリア機能があるセラミド1や高い保湿機能があるセラミド2、水分を保持する力としわを軽減してくれるセラミド3、角質の脂質バリア層を作って保ってくれるセラミド4とセラミド5、肌のターンオーバーを促したりシミを軽減したりするセラミド6とセラミド6II、細胞分裂をコントロールして皮膚の菌のバランスを整えてくれるセラミド7があります。セラミド8からセラミド10は働きが解明されていないセラミドです。

    種類によって効果が違うセラミド

    11種類に分けられているセラミドの中で、人の体に最も多く含まれているセラミドがセラミド2です。セラミド2は肌に与える影響力が高く、非常に高い保湿力があります。そのため、セラミド配合の化粧品にはセラミド2が配合されているものが多くあるのです。

    そして、セラミド1、3、6が不足している肌は乾燥したりアトピー性皮膚炎への影響力があったりします。また、セラミド3、6は加齢とともに激しく減少していくセラミドで、肌のターンオーバーを促してスムーズにしてくれます。

    動物由来の天然セラミド

    馬の脳や脊髄を原料としたセラミドを「天然セラミド」といい、動物由来のセラミドなので動物性セラミドと呼ばれることもあります。天然セラミドは保湿力が優れていて、角質層にもともとあるセラミドと性質が似ているので肌への浸透力が高く、さらに体内のセラミドを生成する働きを促進させることもできるといわれています。そのため、低下したバリア機能を改善したり肌荒れを改善したりする効果が高いセラミドです。

    しかし、天然セラミドは原料が高価な成分を使っています。セラミドとして効果は優れていますが、化粧品に配合して効果を発揮させるためには、それなりにセラミドの配合量が必要になってしまいます。そのため、天然セラミドが配合されている化粧水や美容液などの化粧品は価格が高くなってしまうというデメリットがあるのです。

    植物由来の植物性セラミド

    米やトウモロコシ、大豆などの植物から抽出されるセラミドを「植物性セラミド」といいます。植物性セラミドは動物性セラミドと同じく天然由来のもので、肌への浸透力が高いセラミドです。

    そして、植物性セラミドの原材料となる植物は食用としても使われている植物がほとんどなので、他のセラミドと比べると肌に優しく刺激になるにくいという特徴があります。そのため、敏感肌やアトピー肌の方でも安心して使うことができ、低刺激のスキンケア用品に多く使われています。また、動物性セラミドよりも安価なものが多いことも特徴です。

    しかし、植物性セラミドは動物性セラミドよりも多少効果が弱くなってしまうことや、米や大豆などアレルゲンになりやすい植物から抽出されたセラミドがあるなどのデメリットもあります。アレルゲンになる可能性がある方は、こんにゃくセラミドなどアレルゲンになりにくいものを選ぶようにしましょう。

    人の肌に近いヒト型セラミド

    酵母から人工的に生成されたセラミドを「ヒト型セラミド」といいます。人型セラミドは人の体にもともとあるセラミド成分と同じ構造で作られているので、浸透性が高く親和性が優れていることが特徴のセラミドです。また、人の体にあるセラミド成分と構造が同じなので、なじみが良いことや保湿効果が高いなどの特徴があります。

    しかし、ヒト型セラミドは水溶性ではないので水に溶けず高配合が難しいことや、粒子が大きいので肌の奥まで届きにくいといったデメリットがあります。また、高価な成分なので配合量が多いと化粧品の価格も高価になってしまうこともデメリットのひとつです。

    科学的に合成した合成セラミド

    石油を原料として化学合成から生成されたセラミドを「合成セラミド」といいます。合成セラミドは原料が安価なので大量生産することができ、化粧水や美容液など多くの化粧品で使われています。人工的に生成された合成セラミドでも肌には天然のセラミドと同じような働きをしてくれるので、使用感などはほとんど天然のセラミドと変わりません。

    しかし、科学的に合成されて生成されているので天然のものから抽出されたセラミドではないので、構造は似ているとはいえ、天然セラミドやヒト型セラミドと比べると保湿効果が弱いというデメリットがあります。また、保湿効果だけではなくバリア機能の効果も劣ってしまいます。

    セラミドが減る原因

    年齢とともに減少する

    セラミドはもともと角質層にあり肌で生成される成分ですが、コラーゲンやヒアルロン酸などと同様に年齢を重ねるにつれ減少してしまいます。セラミドが生成されるピークは赤ちゃんの時期から少しずつ生成が衰えていき、30代に入ると一気に減少するといわれています。

    そして、50代になるとセラミドは20代の半分程度の量になり、60代になるとセラミドの不足が原因でほとんどの方が乾燥肌になってしまいます。

    年齢によるセラミドの減少は誰でも起きることなので、肌内部でセラミドが生成されなくなったぶん外側からセラミドを少しでも補う必要があるのです。

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    ターンオーバーの乱れ

    表皮の底である基底層でできた表皮細胞が肌のターンオーバーとともに、核を捨てながら角質層に上ってくることで、セラミドは生成されています。そのため、肌のターンオーバーが乱れてしまうとセラミドはうまく生成されなくなってしまうので減少してしまいます。セラミドの生成が減少してしまうと肌は乾燥を引き起こしターンオーバーもますます乱れてしまうので、さらにセラミドが減少してしまう悪循環が起きてしまうのです。

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    美肌のもとは「ターンオーバー」。肌の再生機能を助けるケア方法

    洗浄力の高いクレンジングや洗顔

    加齢やターンオーバーの乱れだけではなくメイクを落とすクレンジングや、汚れや余分な皮脂を落とす洗顔でも洗浄力が高いとセラミドを減少させてしまうことがあります。セラミドは脂なので、クレンジングや洗顔で油分が落とされるときに一緒に落ちてしまうのです。

    特に、洗浄力が高いクレンジングは少しずつ生成されているセラミドを一気に奪い取って落としてしまいます。また、洗顔はゴシゴシ擦って行なってしまうとバリア機能に負担がかかってしまうので、肌が傷つきセラミドが減少する原因を作ってしまいます。

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    肌に優しいクレンジング方法。忙しくてもメイクはしっかり落とす

    体の冷えにより血行が悪くなる

    セラミドが生成されるために重要な肌のターンオーバーは、体が冷えて血行が悪くなってしまうことでも乱れてしまいます。ターンオーバーは体の代謝が悪くなってしまうと乱れてしまうので、血行が悪くなり代謝が悪くなるとターンオーバーも乱れてしまうのです。そのため、セラミドを減少させないために体を冷やさないように注意することが大切になります。

    過度なマッサージが刺激になる

    顔のたるみやしわの改善に効果があるマッサージはセラミドを減少させてしまうことがあります。セラミドは肌の表面にある角質層にあるので、過度なマッサージをしてしまうと刺激になり角質細胞を剥がれやすくしてしまいセラミドを減少させてしまうのです。

    特に、目元などは皮膚が薄いので角質層に刺激を与えやすく、セラミドが不足しやすい部分なので過度なマッサージをしてしまうとセラミドが減少し乾燥して、肌が赤くなってしまうことがあります。

    寝不足により生成されない

    セラミドは肌が新しく生まれ変わるときに生成されているので、肌細胞の生まれ変わりが行われないとセラミドが生成される量が減少してしまいます。肌細胞が新しく生まれ変わるのは就寝中がほとんどといわれています。そのため、寝不足の生活が続いているとセラミドは肌で生成されなくなってしまうのです。

    オイルで行う保湿

    オイルは肌に塗ることで潤いを感じるので、乾燥肌には効果があると思いがちです。しかし、オイルで行う保湿は皮脂を補うためのものなので、保湿化粧品を使っている場合はオイルを使用した保湿を行う必要がありません。

    むしろ、メイクなどの油汚れを落とすクレンジングにはオリーブオイルが使われることもあるので、オイルで保湿を過剰に行なってしまうとセラミドを減少させる原因になってしまいます。皮脂が極端に少ない方はオイルで保湿をすると刺激から肌を守ることができるので、乾燥を防ぐことができますが極端に皮脂が少ないというわけではない方は注意するようにしましょう。

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    セラミドを増やす方法

    食事の中から摂取する

    セラミドは人の肌だけではなく動物の脳や脊髄、米や小麦などなどにも含まれています。セラミドを含む食品を摂取するとスフィンゴシンと糖、脂肪酸に分解されます。セラミドが分解されたスフィンゴシンが角質層に働きセラミドを生成し、セラミドの量を増やすことができるのです。セラミドを多く含んでいる食品には米や小麦、こんにゃく芋などがあります。

    しかし、1日に必要なセラミドの量を食事から摂取しようとすると白米ならお茶碗25杯、小麦ならスパゲティ3皿、こんにゃく芋なら約半丁が必要といわれています。そのため、食事からセラミドを増やす場合は血行を促進させるタマネギやジャガイモ、キャベツなどや抗酸化作用があるニンジンやホウレンソウ、トマトなどのセラミドの生成を促す食品を摂取することがおすすめです。

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    界面活性剤フリーのクレンジングを使う

    セラミドは脂なので洗浄力が高いクレンジング剤を使ってクレンジングを行なってしまうと、油汚れと一緒にセラミドまで落としてしまいます。クレンジングの洗浄力を高めるためにクレンジング剤には界面活性剤というものが使われています。肌のセラミドをクレンジングで落としてしまわないように、界面活性剤フリーのものを選ぶようにしましょう。

    半身浴で体を温める

    体が冷えてしまうと代謝が悪くなり肌のターンオーバーが乱れてしまうので、セラミドがうまく生成されなくなってしまいます。体の冷えを改善するためにお風呂に入ることは効果的ですが、セラミドは40度以上のお風呂に長湯していると肌の潤いを保っている皮脂と一緒に溶け出してしまいます。

    体の冷えを改善するためにお風呂に入る場合は熱いお湯に長湯するのではなく、40度以下のぬるま湯で半身浴を行うようにしましょう。半身浴は体を温めて血行をよくする効果が期待できるのでおすすめです。

    セラミド配合美容液でケアする

    セラミドは肌の内部でもともと生成されていますが、年齢とともにセラミドが生成される量は減少してしまいます。肌の乾燥を防ぐためにも減少したセラミドを補わなければなりません。セラミドがある角質層は肌の表面にあるので、化粧水や美容液などに含まれている成分が浸透しやすい部分です。そのため、減少したセラミドはセラミド配合の美容液で外側から補うことができます。

    ターンオーバーを正常にする

    セラミドは肌のターンオーバーが行われることで生成されているので、セラミドを増やすためにはターンオーバーを正常化させることが必要になります。ターンオーバーを正常化させるためには正しいスキンケアを行うことや睡眠を十分にとることが必要です。

    セラミドを増やすために、洗顔を行うときにゴシゴシ擦らないことや洗顔料はしっかり泡立てることなど正しいスキンケアを行なったり、寝不足の生活が続かないように睡眠を十分にしたりするようにしましょう。

    セラミド美容液の選び方とポイント

    ヒト型セラミドまたはセラミド2・3・6を選ぶ

    美容液に配合されているセラミドの中でもヒト型セラミドはもともと肌で生成されるセラミドに構造が似ているので、肌になじみやすく保湿効果が高いセラミドです。セラミド2、3、6はヒト型セラミドに分類されるセラミドで、セラミド2は肌に及ぼす影響が大きく水分を保持する効果が高い上に、バリア機能を向上させる働きがあります。

    また、セラミド3、6は肌のターンオーバーを正常化させスムーズにする働きがあります。セラミド配合の美容液を選ぶときはヒト型セラミドが配合されているものや、セラミド2、3、6が配合されているものを選びましょう。

    セラミド成分の配合量が多いもの

    化粧水や美容液など化粧品には含まれている全成分が書かれている成分表示がありますが、この成分表示は含まれている全成分の中で多い順から記載されています。セラミドの効果を発揮するためには、それなりの配合量が必要になります。つまり、セラミドの配合量が多ければ多いほどセラミドは効果を発揮するので、セラミド成分の配合量が多い美容液を選ぶようにしましょう。

    併せてヒアルロン酸配合のものを選ぶ

    セラミド自体に肌に潤いを与える効果があるのではなく、セラミドは角質細胞の間を埋めて水分の蒸発を防ぐことで肌を保湿している成分になります。肌に潤いを与えハリや弾力を与える成分はヒアルロン酸などの成分です。セラミドが配合されていて尚且つ、ヒアルロン酸が配合されている美容液を選ぶことで、より高い保湿効果が期待できます。美容液を選ぶときはセラミドの他に、ヒアルロン酸も配合されているものを選ぶことをおすすめします。

    ナノ化セラミドだとより良い

    化粧品に含まれている成分は粒子が小さければ小さいほど肌に浸透しやすくなっています。化粧品でよく見るナノ化のナノとは数の単位のひとつで、10億分の1を表している単位です。ナノ化されている美容成分はとても小さい粒子になっているので、ナノ化セラミドが配合されている美容液は肌にセラミドが浸透しやすくなっています。セラミド配合の美容液を選ぶときはナノ化セラミドが配合されているものがおすすめです。

    セラミドは高価な成分なので安いものは要注意

    セラミドの効果を十分に発揮するためにはセラミドの配合量がそれなりに必要になります。そして、セラミドは高価な成分です。特に、ヒト型セラミドがしっかり配合されている化粧品は値段も高めになります。

    セラミド配合の美容液で安いと感じるものはヒト型セラミドではなく効果が弱い合成セラミドが配合されていたり、十分にセラミドが配合されていないことも。セラミド配合の美容液を選ぶときは安いものには注意しましょう。

    おすすめセラミド美容液

    エトヴォス セラミドスキンケア モイスチャライジングセラム 50ml

    ヒト型セラミドをバランスよく配合した美容液です。保湿力の高いヒアルロン酸やアミノ酸の天然保湿因子などの高保湿成分も配合しているので、乾燥しがちな肌をみずみずしい肌へと導きます。石油系界面活性剤フリーなので、敏感肌やインナードライ肌、乾燥肌の方でも使用できる肌に与える刺激が少ない美容液です。

    DECENCIA(ディセンシア) アヤナス エッセンス コンセントレート 36g

    とろみのあるエッセンスが肌と一体化するように浸透してくれる美容液です。通常のセラミドと比べて4倍の浸透力があるセラミドナノスファイアが配合されています。パラペンフリーなので肌に優しくアレルギーテスト済なので、敏感肌の方でも使うことができます。

    ヒフミド リフティングエッセンス 30ml

    天然セラミドIIが配合されている美容液です。天然セラミドIIが肌のバリア機能と保湿機能を高めてくれます。また、厳選して配合された植物エキスが角質層に浸透します。肌にハリと弾力、うるおい感を与えて全体がイキイキした肌に整えてくれるセラミド配合の美容液です。

    トゥヴェール エッセンスセレクトゲル 100g?

    ヒト型セラミド3種類に加えてヒアルロン酸や酵母エキスなどを配合した高保湿オールインワンゲルです。配合している美容成分をナノ化しているので、浸透力が高まり高い効果が期待できます。パラペンフリーということも特徴の美容液です。

    ビーエスコスメ セラミド美容液 30ml

    セラミドを主体として、ポリグルタミン酸やヒアルロン酸Na溶液を配合したセラミド美容液です。さっぱりタイプの美容液は、乾燥肌や肌荒れが起きている肌など、敏感肌用に化粧下地としても使うことができます。

    Treat Treat(トリートトリート) ピュアスキン セラミドオイル 15ml

    ヒト型フリーセラミドを配合した、界面活性剤不使用の美容オイルです。人の皮脂に近いホホバオイルにアボカドオイルやマカダミアナッツオイルがブレンドされています。ヒト型フリーセラミドが角質層まで浸透して肌をうるおし、うるおいバリアが刺激から肌を守ってくれます。

    ノブ III バリアコンセントレイト 30g

    セラミド3を配合していて肌に素早くなじんで浸透してくれる高保湿美容液です。乾燥などでバリア機能が低下した角質層に保湿成分がしっかり水分を閉じ込めてくれます。アレルギーテスト済みで低刺激性なので、敏感肌の方でも使用することができます。

    シュセラ モイストゲル 50g?

    天然ヒト型セラミドだけではなく、コラーゲンやヒアルロン酸も配合されたオールインワン化粧品です。コラーゲンやヒアルロン酸が配合されていることで、高い保湿力がありハリのある肌に導いてくれます。ベタつかないテクスチャーが特徴です。

    キュレル 潤浸保湿 美容液 40g

    潤浸保湿セラミド機能成分が配合された伸びのいいジェルタイプの美容液です。ユーカリエキスも配合されているので、セラミドの働きを補いうるおいのある肌に保ってくれます。アレルギーテスト済みなので、乾燥肌や敏感肌の方でも使用することができます。

    ハーバー ナイトリカバージェリー 50g

    コメ由来のセラミドを浸透しやすいようにナノカプセル化させて配合したジェリー状の美容液です。成長ホルモンの分泌に着目しています。寝ている間に角質層までゆっくり浸透して、肌の気になる悩みをリセットしてくれる夜用美容液になっています。界面活性剤不使用なので、肌への負担が少ないことも特徴です。

    セラミドを補って潤いのあるお肌に

    セラミドはうるおいのある肌にするために必要な成分です。肌の表皮で生成され角質層にある角質細胞の隙間を埋めることで、セラミドは肌の水分を保持しています。しかし、セラミドは年齢とともに減少したりターンオーバーが乱れてしまったりすることで減少してしまいます。

    セラミドは肌の表面にある成分なので、美容液を使って外側から補うことができます。セラミド配合の美容液を使い肌のセラミドを補って、うるおいのある肌を手に入れましょう。

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