目次
毛穴が開いてしまう原因
洗顔や角質ケアのやりすぎ
毛穴が開いてしまうと汚れが入り、やがて毛穴の角質の原因にもなってしまいます。そうなると汚れを落としたくスキンケアに力を入れてしまうと思います。
ですが洗顔をしすぎると皮膚に必要な皮脂が落ちてしまいます。そうすると皮膚はまた必要な皮脂を出そうと急ぎ、過剰に皮脂が分泌されてしまいます。これが逆効果となり肌トラブルにつながります。
また角栓が毛穴に詰まっているとピーリングやスクラブのスキンケア用品を角栓対策として使う方も多いと思いますが、これもやりすぎてしまうと皮膚の角質層に傷がついてしまいます。角質層は肌を守ってくれる役割があるので、バリア機能が低下し乾燥しがちな肌になり肌トラブルにつながります。
紫外線対策をしていない
毛穴は紫外線に当たることで皮脂が酸化してしまいます。酸化すると皮膚に炎症が起きますし、ターンオーバーが乱れてしまいます。そうすると皮膚の角化が進んでしまい、毛穴の開く原因になりますし、しみやしわの原因にもなります。しっかり紫外線対策をして外出することをおすすめします。
不規則な生活
不規則な生活も毛穴に悪い影響を与えてしまいます。栄養バランスが偏った食生活や睡眠不足、喫煙、ストレスなどが原因で毛穴だけではなく肌全体に影響が出てしまうので注意が必要です。不規則な生活でターンオーバーも乱れます。
食生活
脂っぽいものや甘いものの食べすぎ、お酒の飲みすぎは注意しましょう。栄養バランスが乱れている食生活を送ることによって、肌にもよい栄養が行きわたらず肌トラブルの原因にもなりますしターンオーバーの乱れにもつながります。ビタミン類やミネラルを摂取することで肌の調子を整えてくれるので積極的に摂取しましょう。
睡眠
睡眠は体の疲れやストレスも取ってくれますし、睡眠不足になることで肌トラブルが起こりやすい肌になってしまうので、睡眠をしっかり取ることはとても重要です。肌のターンオーバーも寝ている間に働くので、睡眠不足によりターンオーバーが乱れてしまいます。
年齢とともに現れる肌のたるみが原因
肌のコラーゲンなどが減少し始めたり保湿不足になると、肌にハリがなくなり、毛穴の周りの皮膚が毛穴に落ち込んでいき毛穴が広がって見えるのもひとつの原因です。老化が進むと毛穴の形も変化したるみとともに涙状の形に毛穴の形もたるんできます。
毛穴をメイクで埋めるように隠している
どうしてもきれいな肌に見せたいために毛穴を隠そうとしがちです。化粧下地やファンデーション類の重ね塗りをすることで毛穴にメイクが入り込みます。
この化粧品をちゃんと落としてあげないと、毛穴にファンデーションが残り、汚れとして毛穴にとどまってしまい黒ずみや角栓になる原因になります。これが毛穴の開きにも繋がってくるので、過度なメイクは控えたほうがよいでしょう。
保湿が不十分
保湿が不十分であると肌が乾燥してしまい、肌が必要な皮脂を出そうして過剰に分泌し始めます。脂っぽい肌は嫌になりがちですが、必要とされている皮脂は肌にちゃんと残さなくてはいけません。なので常に肌は保湿されていることが大事になります。そうすることで毛穴の開きだけではなく、しわの改善にも役立ちます。
肌に合わないスキンケア用品を使っている
肌に合わないスキンケア用品を使うことはNGです。肌に合わないと皮膚が赤くなる、湿疹のようなものが出来るなど体に支障が出てくることもあります。
なので自分はどのような肌質なのかも見極めてスキンケア用品を選ぶ必要があります。スキンケア用品は原料も凝っているものもありますが、それが確実に自分に合うものかどうかは分かりません。肌に合わないものを使い続けても肌に負担をかけてしまうので注意しましょう。

毛穴開きを改善する習慣
正しいスキンケアをする
どんなに良い化粧品を使っていても手順を間違っていたりすると、その化粧品の効果は十分に得られません。なので、正しい方法や順番でスキンケアを行うことが重要になります。また清潔な手で必ず行いましょう。
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基本のスキンケアで肌をリセット。ケア方法や基礎化粧品の選び方
なるべく肌に刺激を与えないように心がける
スキンケアを行うときは必ず肌にやさしくお手入れをしてあげましょう。メイクを落とすときや洗顔のときに、手で肌をゴシゴシ洗うようなことをすると、肌の表面を傷つけてしまいます。なので肌に触れる際にはやさしくマッサージをする感覚で洗いましょう。
こまめに水分補給をする
普段の生活での水分補給は肌にも健康のためにも重要です。特に暑い季節は水分は良く摂りますが、あまり体を動かしていない、喉が渇いていないからなどの理由でも常に人は汗をかきます。体外に排出される分もあるので1日1.5リットル摂取するのが最適といわれています。
一気にたくさんの水の量を飲むのは体に負担がかかり排泄されるだけになってしまうので、こまめに水分補給することが大事です。
生活習慣を見直す
食生活や睡眠、1日の生活習慣を見直してみましょう。脂っぽいものや甘いものを食べすぎていないか、野菜やたんぱく質類をバランスよく摂取し偏った食生活にならないように心がけましょう。
また睡眠不足も避けましょう。寝る前にパソコンやスマホを見てしまうと逆に目がさえてしまい、質の良い睡眠をとることが出来ないので、寝る前は体をリラックスした状態でそのまま眠りにつきましょう。
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肌が綺麗な人の習慣とは?スキンケア法から生活習慣までを徹底解明
顔の筋肉を鍛えるストレッチをする
顔の筋肉(表情筋)のストレッチを取り入れることで、たるみやリフトアップ、小顔効果も期待できます。
普段なかなか顔の筋肉をしっかり動かすことは日常生活には少ないので、普段からしっかり表情筋のストレッチを行うことで老化による顔のたるみを予防してくれます。毛穴もたるみによって開いてくるので積極的に取り入れることをおすすめします。
目元を動かす
まず目を閉じ、大きく見開くことを繰り返し目の周りの筋肉をほぐしましょう。
口元を大きく動かす
口を大きく開けて「あ」「い」「う」「え」「お」と1文字10秒ほどを目安に開けて続けましょう。普段動かすことのない筋肉を動かすことを意識して思いっきり開きましょう。
舌を思いっきり出す
舌を思いっきり出し左、右、上、下と約10秒ほど出し続け、最後にぐるっと回しましょう。
変顔をする
少し恥ずかしい気もしますが、思い切り変顔をすることで普段使わない筋肉を十分に動かすことが出来るので変顔は表情筋の筋肉を鍛えることができます。目の周りや、頬の筋肉、口周りの筋肉を一度にたくさん動かすことがポイントです。
温冷毛穴トレーニングを取り入れる
温冷毛穴トレーニングは開いた毛穴を引き締めるために効果的なスキンケアの一つです。自宅で簡単に行うことが出来るので、メイクを落とした素肌の状態で行いましょう。
1.洗顔前に蒸しタオルで毛穴を開く
まずはタオルを電子レンジで30秒ほど温めて、気になる毛穴の部分にあててじっくりと温めましょう。温めることで毛穴が開き詰まった汚れが落ちやすくなります。
2.洗顔とスキンケアを行う
洗顔はやさしくたっぷりの泡で包み込みマッサージをするように洗いましょう。洗ったあとは冷蔵庫で冷やした化粧水でたっぷりとスキンケアを行ってください。
3.冷蔵庫で冷やしたスプーンで毛穴を引き締める
さらに毛穴を引き締めるには冷蔵庫でスプーンを冷やしておき、洗顔後に気になる毛穴にスプーンをパッティングさせます。冷たいスプーンで肌を叩くことでより引き締め効果が得られますがやりすぎは注意しましょう。

毛穴開きを改善するための洗顔のポイント
人肌のぬるま湯で洗う
洗顔するときは熱いお湯や冷たい水ではなく、37℃から38℃のぬるま湯が良いと言われています。お湯の場合は、皮脂を落としすぎてしまい感想の原因にもなりますし、皮脂が過剰分泌し逆に脂っぽい肌となりトラブルの元となります。
水の場合は汚れをしっかり浮かすことが出来ず、洗い残りが出てしまいます。なので人肌ほどのぬるま湯が一番肌にもやさしく、汚れもちょうどよく落としてくれます。
洗顔料はしっかりと泡立てる
せっけんや洗顔フォームなどの洗顔料は必ず泡立てて使いましょう。手で泡立てるのは時間もかかりますので泡立てネットを使用してたっぷりの泡を作りましょう。
しっかりときめの細かい泡を立てたら肌と手が触れ合わないような感覚で泡の上からやさしくマッサージをします。これだけで十分に肌の汚れを落とすことが出来ます。
タオルを顔に当てるように水分を取る
洗い終わった顔をタオルで拭くときは、ゴシゴシとこすらずタオルを顔に当てるようにして水分をふき取りましょう。タオルの素材にもよりますすが、ゴシゴシとこすってしまうと肌の表面を傷めてしまう恐れもあります。なので拭きとるときも肌にはやさしく行うようにしましょう。
洗顔料で洗うのは夜だけ
顔の洗いすぎで肌が乾燥してしまうので、朝は洗顔料を使わずぬるま湯だけで洗顔しましょう。ただ、かなり脂っぽくなったり汚れが気になるときは拭き取り化粧水を使いましょう。
その時の様子で朝は水だけの洗顔にしましょう。夜はメイクを落とさなくてはいけないので、クレンジングや洗顔料を使ってしっかりと1日の汚れを落としてあげましょう。

洗顔料を選ぶポイント
界面活性剤が入っていないもの
界面活性剤は洗浄力があり汚れを落としてくれるのですが、天然の成分ではないですし洗浄力が強いため肌に負担がかかり必要な皮脂も落としてしまい、乾燥や肌トラブルが改善されない原因になってしまいます。敏感肌の人は特に避けたほうがよいでしょう。
泡洗顔ができるもの
洗顔をするときのポイントでもありましたが、しっかりと泡が立てて洗うことが良いとされているので泡洗顔できるものが必須となります。さらに、きめの細かい泡や濃密な泡ができるものが毛穴によく入り込んでくれて汚れを落としてくれるのでおすすめです。
低刺激で肌に優しいもの
敏感肌の方は特にそうですが、やはり肌には負担をかけたくないので低刺激で肌にやさしい洗顔料を選びましょう。自然由来成分のものやオーガニックのものなど、合成されている成分が入っていないものが肌にやさしい洗顔料のポイントとなります。
保湿成分が入っているもの
毛穴の開きには乾燥は大敵ですので、洗顔料もしっかりと汚れを落としてくれてプラス保湿成分が入っているものがよいでしょう。洗い上がりの肌がしっとりするものがベストです。

毛穴の開きにおすすめの洗顔石鹸
米肌 肌潤石鹸
クリーミーな泡立て感が特徴であり、きめ細かい泡が毛穴にしっかりと入り込んで汚れや角質を落としてくれます。必要な潤いを残してくれることで、洗顔後の肌の乾燥を防ぐくことができ、透明感のある肌に仕上げます。
無着色、無添加、無鉱物油、界面活性剤不使用で肌にやさしい石鹸です。
COCOLARME VCOマイルドソープ
天然由来のココナッツオイル(ヴァージンココナッツオイルVCO)を配合しているのでとても濃密な泡が作れのが特徴です。VCOに含まれる脂肪酸(ラウリン酸)の分子がとても細かいため、きめ細やかな濃密な泡ができます。
VCOが潤いをしっかりと残してくれて透明感な肌に導いてくれます。こちらも界面活性剤、合成香料、着色料、保存料は全て不使用であり無鉱物油、ノンアルコール、パラベンフリーと肌にやさしい石鹸です。
Victoria ニューエッグパックソープ
スウェーデンの老舗石鹸メーカのVictoriaはスウェーデン王室御用達の歴史ある高級石鹸です。美容パックとしても使うことができ、現地の人たちが行っている卵白を使った洗顔方法を取り入れた石鹸です。
界面活性剤、無鉱物油は不使用、ノンアルコール、パラベンフリーはもちろんのこと、天然のパームオイルや卵白に含まれるレシチン、ラノリンが肌の柔軟性や保湿を保ち、毛穴ケアや角質ケアできます。
ヴァーナル アンクソープ
肌に不要なものをしっかりと落としてくれ、保湿力も高いクレンジング石鹸です。保湿成分をたっぷり含んだ石鹸なので弾力がありきめ細かい泡立ちが特徴で、毛穴の中の汚れや古い角質をしっかりと落としてくれます。
無鉱物油、パラベンフリーです。
長寿の里 然 よかせっけん(ジャータイプ)
石鹸に火山灰シラスを使用し、超微粒化に仕上げ泡立ちの良くきめ細かい泡が立つ石鹸です。きめ細かいが毛穴の奥まで入り汚れをしっかりと落としてくれますし、コラーゲンも配合しているので洗顔後の潤いもキープできます。
無着色、無香料、無鉱物油、ノンアルコール、パラベンフリーで肌にも低刺激な石鹸です。
HACCI 1912 はちみつ洗顔石鹸
はちみつを限界まで配合(10%以上)された贅沢な石鹸であり、美白、保湿、殺菌成分を含みます。とても泡立ちが良く、濃密な泡が素早くできます。はちみつの効果で仕上がりはもっちりと、保湿力があり透明感のある肌に仕上げてくれます。
また、濃密な泡で泡パックもすることができて毛穴の汚れをしっかりと落としてくれます。無鉱物油、合成着色料不使用、パラベンフリー、シリコンフリーです。

毛穴の開きを治して綺麗な肌になろう
肌にとって乾燥は大敵です。必要であるべき潤いはしっかりと守ってあげてやさしく肌を整えてあげましょう。また生活習慣を見直して肌によい食生活や睡眠をとり、肌にも健康にも気を使うと自然に肌の質も変わってきます。なので基礎的なところから見直し、綺麗なすっぴん美人を目指していきましょう。