目次
ビタミンC誘導体が肌にもたらす効果
シミを薄くするなどの美白効果が期待
まず、ビタミンC誘導体には美白の効果があるといわれています。それはビタミンC誘導体にシミなどの原因となるメラニン色素が作られるのを抑えてくれる成分が含まれているからです。そのほか、紫外線を浴びることによって作られる、さまざな肌トラブルの原因となる活性酸素という肌に良くない物質を取り除いてくれるという効果もあるようです。
ファンデーションを厚塗りしなくても、このビタミンC誘導体が入っている化粧水をつけることで、美白できるのです。
ニキビやニキビ跡などの肌荒れを改善
ビタミンC誘導体は、大人ニキビにも効果を発揮してくれます。若いときとは違い大人になってからのニキビやニキビ跡はなかなか治りが遅いものです。そこでこのビタミンC誘導体の出番なのです。
ビタミンC誘導体には、まずニキビの原因となる皮脂が出るのを抑える作用があります。そして、できてしまったニキビに対しては炎症を抑えてくれます。さらにニキビ跡には新陳代謝を促し、肌のターンオーバーをすることによって、跡が残りにくくしてくれるのです。
ビタミンC誘導体があればニキビが出来ても、ストレス原因にならずにすむと思いませんか。これで、ニキビレスな肌を目指しましょう。
抗酸化成分とコラーゲン生成でエイジングケア
まだまだ若いと思っていてもほうれい線や肌のたるみは気になってきます。エイジングケアは先だと思っていては遅いのです。
肌の老化は活性酸素がはたらきかけることによって起こります。そこでビタミンC誘導体がこの活性酸素を取り除くことで肌のたるみやしわが出来るのを防いでくれます。さらに、もちもち肌になるために必要なコラーゲンの生成を助けることによって、肌に弾力や張りを取り戻してくれるのです。
目の下のくまやたるみ毛穴に効果的
目の下というのは年齢が出る場所の一つでもあります。目の下のくまやたるみが出来ていると実年齢以上に、老けて見えたりします。ビタミンC誘導体は目の下のくまやたるみにも効果を発揮してくれます。
目の下は皮膚も薄く肌の中でもとてもデリケートな個所です。そのデリケートな個所にメラニンの生成によってできてしまったくまは、なかなか取ることはできません。ビタミンC誘導体は、メラニンが出来るのを抑制し、くまが出来るのを防ぎ、コラーゲンを増やしてくれるので目の下のたるみなどにも効果を発揮してくれるのです。

ビタミンC誘導体の種類と特性
両性ビタミンC誘導体は持続性に優れしっかり浸透
この両性ビタミンC誘導体は水溶性と油溶性のいい点を両方取り込んでいるので、ビタミンC誘導体の効果が長く持続し、肌への浸透力が一番高いのが魅力です。
化粧水などの成分表記でAPPSという表記があれば、この両性ビタミンC誘導体が含まれている化粧水ということになります。
水溶性ビタミンC誘導体は表面に素早く浸透
水溶性ビタミンC誘導体の一番のメリットは即効性が高いという点です。水に溶けやすく化粧水として使われることが多いビタミンC誘導体の一つです。
ニキビなど肌の表面的な部分には早く効果を発揮してくれるのでいいのですが、角質の奥での働きはどうしても短くなってしまい、しわやたるみなどにはあまり効果が期待できません。成分表記はAPSやAPMなどと表記してありますので、これらの含まれている化粧水などを選ぶといいでしょう。
油溶性ビタミンC誘導体は角質層までゆっくり浸透
即効性の水溶性に対して、油溶性ビタミンC誘導体はゆっくり浸透し角質で長時間効果を発揮し続けてくれるという特性があります。角質までの浸透力は水溶性の3倍もありますので、こちらはしわやたるみ、角質層の部分で乾燥がひどいという方には魅力的な成分です。
また、水溶性ビタミンC誘導体にくらべて低刺激ですので、乾燥肌や敏感肌という方におすすめです。

ビタミンC誘導体化粧水を選ぶポイント
肌質に合ったビタミンC誘導体の種類
一番大切なのが自分の肌には上記で述べたビタミンC誘導体のどのタイプが合うのかを知ることです。間違ったビタミンC誘導体を選んでいては、効果が出ないのは当たり前です。
例えば自分の肌は乾燥肌なのに即効性のある水溶性ビタミンC誘導体入りの化粧水を使っていては、効果は出ない上に、少し乾燥がひどくなってしまう可能性があります。ですので、自分の肌にはどのタイプのビタミンC誘導体がいいのかをきちっと見極めて選ぶようにしましょう。
ビタミンC誘導体の配合量
ビタミンC誘導体の特性として、乾燥や肌荒れの原因となってしまうことがあります。
それは配合量と自分の肌があっていないことによって起こってしまうのです。もともと両性ビタミンC誘導体は濃度が1%以下、それ以外のビタミンC誘導体は3%程となっていますので、乾燥気になるという方は低濃度のものが効果に期待が持てます。
自分の肌の状態を観察して自分に合った配合量のものを選ぶようにしましょう。
ビタミンC誘導体と相性の良い保湿成分が配合
ビタミンC誘導体がいきいきと効果を発揮しようと思うと必要になってくるのが、水分とのバランスを保ってくれる保湿成分の存在です。
成分表示をみて、ヒアルロン酸やコラーゲン、リピショアなどが含まれているかどうか確認しましょう。これらの保湿力が高い成分が含まれていることで、ビタミンC誘導体の効果はぐっと上がります。
水分は肌にとって必要不可欠です。肌の潤いや張りを取り戻したい、健康なトラブルの少ない肌になりたいという方はぜひ、この保湿成分が一緒に配合されているかを調べてみてください。

ビタミンC誘導体配合のおすすめ化粧水
グラングレース ローション
シミ、小じわ、張り、毛穴などのトラブルを改善してくれる化粧水。両性ビタミンC誘導体のAPISを配合し角質まで素早くしっかり浸透してくれる力を持っており、さらに肌の外側からはヒアルロン酸が、内側からはセラミドが肌にはたらきかけ潤いを取り戻してくれる一本になっています。
使用感はとろみのある化粧水ですが、べたつかず肌へしっかり浸透し潤いと張りを与えてくれます。小じわが気になるなど、エイジング効果を期待している方におすすめの化粧水です。
ドクターケイ ケイカクテルVローション
肌の奥にも表面にも働きかけしっかり潤いを与えてくれる化粧水となっています。
12種類ものビタミンを配合しており、水溶性ビタミンC融合体で肌の表面をすべすべに、油溶性ビタミンC融合体で肌の奥までしっとりうるおい、両性ビタミンC融合体のAPPSで肌をふっくらとよみがえらせてくれます。さらに、二種類のコラーゲンと三種類のヒアルロン酸を配合されているため、赤ちゃんのようなしっとりモチモチ肌になってくれます。
化粧水の前のブースター美容液代わりとして使うもよし、肌自身を健康的によみがえらせてくれる化粧水です。
トゥヴェール 薬用ホワイトニングローションa
この化粧水の一番の強みは高品質なのにお手頃な価格設定です。ビタミンC誘導体を使用した化粧水は一般的に高価なものが多いのですが、この化粧水は比較的に低価格で購入することが出来ます。
では、品質はどうかというと、きちんとデータとして効果が認められた証として薬用承認が認められた美白化粧水となっています。ビタミンC誘導体で肌の本来の状態に整え、紫外線によって作られるメラニンを抑える働きをすることで、美白へ近づくことが出来るのです。さらに、肌に負担がかかる界面活性剤を使用していないというのもメリットの一つです。
ドクターシーラボ VC100エッセンスローション
今肌に起こっているトラブルを改善しながら、同時に肌にハリと弾力を与えてくれる化粧水となっています。
なぜ、肌トラブルの改善をしつつ、ハリと弾力を同時に与えることが出来るのか。まずビタミンC誘導体のAPPSを高濃度配合し、さらにオレイン酸誘導体とウィルブライトといって浸透力がさらに高まる成分を化粧水の中に取り込んでいるからです。
肌の奥深く角質の部分までしっかりビタミンCを浸透させることで、肌トラブルを改善し同時にハリも与えることができるのです。
香りもとても爽やかなグレープフルーツの香りなので、化粧水をつけると気持ちもリラックスされるでしょう。
アクセーヌ ホワイトエマルジョンディープモイスチュアC
低刺激なので乾燥肌や敏感肌で、化粧水によって肌荒れを起こしてしまう方におすすめの商品です。
肌に優しいものをと思ったとき、なかなかそれ以上の効果を求めにくいですよね。本当は美白だってしたいし、肌にハリも取り戻したい。そういった方はこの商品を一度試してみるのがおすすめです。乾燥肌にも効果があるように、角質からみずみずしい肌を目指しており、そのためにビタミンC誘導体のAPPSを配合しています。
乾燥の原因となる角質の乾燥をしっかり保護してあげることで、ふっくらとした透明感のある肌に変化してきます。
アスタリフト アスタリフトホワイトローション
ビタミンC誘導体を含む化粧水の中でも美白にこだわった化粧水。独自成分のナノAMAという成分を取り入れている点です。この成分は抗炎症作用を持つ成分を配合した美白に効く成分を世界最小クラスまでナノ化したため、肌の細部にまで働きかけてくれるのです。さらに、アルブチンという美白成分を加え、紫外線を浴びてしまった肌をしっかり保湿してくれる保湿成分まで配合しています。
「日焼けするつもりはなかったのに」「焼けてしまった」などという時に助けてくれる化粧水になっています。
DECENCIA サエルホワイトニングローションクリアリスト
この化粧水は敏感肌の方にオススメの美白化粧水になっています。
ビタミンC誘導体で、メラニンを還元し、アミノ酸で乾燥して敏感になってしまっている肌を角質までしっかりうるおってくれる。角質がみずみずしい状態だと、肌の透明感もアップするので肌のトーンがワンランク明るくなってくれる化粧水です。
敏感肌だから刺激が強そうなビタミンC誘導体を避けるのではなく、上手に取り入れて美肌を目指しましょう。
ブルークレール ローズエステリッチローション
おすすめポイントは何といっても国産無添加オーガニックの化粧水ということです。
APPS含む2種類の持続性の高いビタミンC誘導体を使用し、さらにコラーゲンでうるおいを与え、東洋ハーブをふんだんに取り入れた化粧水です。ハリはもちろん肌にしっかり潤いを与えトータル的に肌を元気に健康的にすることを目的としている化粧水となっています。
特に肌トラブルは起こっていないけれど少しハリが弱いなと感じたりしたときは、この化粧水で肌を元気にしてみませんか。優しく香ってくれるローズの香りもおすすめです。
イリューム ホワイトキャプチャーウォーター
テーマは「環境によるストレスに負けない肌作り」。肌は紫外線や冷暖房による乾燥、日常生活からくるストレスなどたくさんの影響を受けています。そのようなダメージのもとにも負けない強く、みずみずしい肌作りをすることを目的としました。
持続性の高いビタミンC誘導体でメラニンの生成を抑え、保湿成分のフィトライトが紫外線によって起こった肌の乾燥にうるおいを与え、整える働きをします。さらに美白美容液5本分の働きを1本の化粧水に凝縮させています。
この1本で柔らかく強い肌を目指してみませんか。
ランコム ブランエクスペールエッセンスローションEX
肌のトーンが暗いと、少し疲れた老けた感じに見られがちですよね。肌のトーンというのはその人の第一印象にも影響を与えるように思います。やはり血色がいい人は元気に若く見えるし、肌の色が悪いと体調が悪いのかな、疲れているのかなと感じてしまいます。
そこでこの化粧水は角質の奥深くまで浸透力の高い、超浸透型のビタミンC誘導体を送ることで保湿し潤いと与え、肌に透明感をアップしてくれます。
エイジングケアと美白が一緒にケア出来る化粧水になっていますので、肌のトーンをあげて若々しい肌作りをしてみませんか。

ビタミンC誘導体化粧水の効果をより高める使用方法
化粧水をつけた後はハンドプレス
化粧水をコットンなどに浸して使用しているという人も多いと思います。しかし、コットンで化粧水をつけるよりも自分の手で優しく肌に直接つけるほうが、肌への刺激が少なく肌に優しいのです。
化粧水をより肌に浸透させたいという方は、化粧水をつけた後にハンドプレスをしてみてください。手で肌を覆うことで肌を密閉した状態になり、すぐに化粧水が肌から逃げて乾燥してしまうのを防いでくれるはたらきがあります。
自分の手で優しく丁寧に、肌と対話しながらハンドプレスしてみてはいかがでしょうか。
ローションパックで連続的に肌に取り込む
ビタミンC誘導体の特性として、ゆっくり角質まで浸透するという特性があります。ゆっくり時間をかけてビタミンC誘導体を送り続けてあげることがいいのです。
そこでローションパックが効果的になってきます。パックをすることで角質までの浸透力を持続させ、さらに肌表面の乾燥も防ぐという効果があります。
敏感肌や乾燥肌は化粧水の後に美容液やクリームでしっかり保湿
ビタミンC誘導体は皮脂の分泌を抑える働きがあります。ニキビのトラブルがあって困っている方にはおすすめなのですが、ヒリヒリしたり赤くなったりするという敏感肌の方や、乾燥肌の方には使用に気を付けていただかないといけません。
化粧水をつけた後は美容液でさらに化粧水の浸透を深めたり、クリームでしっかり保湿することをおすすめします。
ビタミンEと一緒に補充で内側から効果を高める
そもそもビタミンCとビタミンEはとても相性のいいビタミンといわれています。これを同時に摂取すると抗酸化作用が高まり、肌のくすみが改善したり肌の老化を防いでくれるので、ビタミンEと一緒に肌に取り込むようにしてみましょう。
ホットタオルと冷タオルで浸透力アップ
ホットタオルと冷タオルというと、何か肌に負担をかけているような気がしてしまいますが、そんなことはないのです。
程よい温度のホットタオルを、化粧水をつける前にあてることで肌が柔らかくなり角質の奥まで浸透しやすくなるのです。浸透した成分は毛穴が開いた状態では逃げて行ってしまうので、冷タオルでしっかり閉じ込めてあげるのが、ビタミンC誘導体を効率的に取り込む方法なのです。

ビタミンC誘導体で美しい素肌を手に入れる
ビタミンC誘導体は肌にとって必要不可欠な成分だということは理解していただけましたか。
ビタミンC誘導体の成分が含まれていれば、美白、ハリ、しわ、弾力など衰えて弱ってきている肌に直接的にはたらきかけてくれるのです。後は自分の肌にあった化粧水を見つけ、それをどれだけ効率的にビタミンC誘導体を取り入れるかが大切です。ビタミンC誘導体で素肌にも自信を持てる肌作りをしてみませんか。