肌にできたニキビ跡。タイプ別の特徴とセルフケアの方法について

2017.08.04

肌にできたニキビ跡。タイプ別の特徴とセルフケアの方法について

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

自然に治るかな?と放っておいたニキビが治らず跡になってしまったことってありませんか。実はニキビ跡にも軽度から重度まであり、セルフケアを適切に行っても、治るものから難しいものまでさまざまです。適切な対処を知り、ニキビ跡ともさよならしましょう。

INDEX

目次

     

    肌にできてしまったニキビ跡について

    ニキビ跡の肌の状態

    ニキビを一生懸命治したと思ったら、それが肌に残って跡になってしまった、これ以上治らないかもしれないと思うとショックも大きいですよね。ニキビ跡はなぜできるのでしょうか?そしてニキビ跡はセルフケアで治癒できるのでしょうか?まずは自分自身の肌の状態を知りましょう。

    ニキビは過剰な皮脂分泌で毛穴が詰まり、そこにアクネ菌が繁殖して炎症を起こす症状ですが、白ニキビや黒ニキビの時はまだ内部まで傷ついていないので治りやすいのです。しかし、さらに炎症し毛穴周辺の皮膚組織を損傷してしまうと、それが傷となってニキビ跡となります。

    比較的軽度の赤ニキビ、メラニンが放出されずシミのように残ってしまう色素沈着ニキビ、肌が凸凹してしまうクレーターニキビなど症状は人によってさまざまです。また、顔だけではなく体の様々な部位にニキビは現れます。

    ニキビ跡は治せるの?

    ニキビ跡に様々な種類のものがありますが、その中にはセルフケアで治せるものもあれば、重度のニキビ跡となってしまいセルフケアでは難しく美容皮膚科での薬やケミカルピーリング、レーザー治療などが必要になるものまであります。

    比較的軽度の赤みのあるニキビ跡や、シミ状の跡が残ってしまった色素沈着ニキビなどはセルフケアで治せることが多いです。これらのニキビ跡は、表皮やその付近の毛穴の近くにできた傷です。そのため肌のターンオーバーを整えることで古い角質と共に傷跡が肌からはがすことができます。そして新しい肌が再生してくる可能性があります。肌の再生を促すようなスキンケアを行い、睡眠不足や食生活の偏りといった日常生活を見直すことが大切です。

    また、ニキビなどをつぶしたために細菌が入り込んだりして肌の奥の真皮まで傷つけてしまってできたニキビ跡の場合、セルフケアが難しくなります。その際には一度ニキビ跡を専門としている場所で見てもらいましょう。

    部位ごとのニキビ跡の原因と特徴~顔編~

    おでこにできるニキビ跡

    おでこのニキビは思春期の若者にできやすいのですが、これは成長期のためホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌が多くなるからです。

    また、おでこは顔の中でもにきびがポコッと目立って突出する場所であり、髪の毛で隠せてしまう場所でもあります。良くないのは目立たせないよう髪の毛で隠すことです。

    髪の毛についている細菌などが付着するなど外部の刺激を受け、ニキビ跡が悪化する可能性があります。おでこにできるニキビ跡でよく見られるのは、赤みのあるニキビ跡、色素沈着ニキビ跡、クレーターニキビ跡などです。

    鼻にできるニキビ跡

    鼻は顔の中でも最も皮脂分泌が多いところです。油が浮きやすく、小鼻の脇などべたつきを感じる人も多いのではないでしょうか。気になるから触りたくなる場所でもあるのですが、触るのは細菌をつける原因となるので避けましょう。

    鏡をよくのぞき込むと、鼻の頭に黒い転々がみえることもあります。これは毛穴です。鼻は顔の他の部分と比べて毛穴が大きく深いので、毛穴にたまった皮脂を取り除きにくく、毛穴トラブルからニキビをつくってしまいがちなのです。

    つまり、皮脂が多く、毛穴にたまりやすく、とニキビ跡を悪化させやすい状況が整っているため、放っておくとセルフケアが難しくなるクレーターニキビやしこりニキビ跡がでやすい場所となっています。

    頬にできるニキビ跡

    頬は、ホルモンバランスが崩れていたり、スキンケア不足が原因でニキビができやすい場所です。保湿がたりなかったりすると乾燥し、肌のターンオーバーが正常に働かなくなります。古い角質を落とし新しい肌を再生するターンオーバーが働かないと、ニキビで傷ついた肌が再生せずさらに悪化しやすいのです。

    またシミ状の色素沈着ニキビ跡もよく目の横や下あたりの頬などにできやすいです。色素沈着ニキビは紫外線などを受けてメラニンが沈着したものですが、頬の上はニキビのさらに上から紫外線を受けやすいので、色素がさらに沈着してしまいます。スキンケアに気を配り、保湿をしっかり行いましょう。

    顎、フェイスラインにできるニキビ跡

    Uゾーンは、生理前などでホルモンバランスが崩れたときなどにしこりニキビが出きやすい場所となっています。顎やフェイスラインはおでこや鼻に比べて皮脂の分泌が少なそうな気がしますよね。顎やフェイスラインにできるニキビは乾燥を原因としていることが多いのです。

    乾燥肌は皮脂の分泌が少なく、皮脂膜がうまくつくれません。天然のバリアでもある皮脂膜が薄いと、水分が蒸発しやすく、角質が硬くなり、毛穴も小さく細くなります。そう、毛穴が小さくなるので皮脂が詰まりやすくなるのです。そのため、顎やフェイスラインにできたニキビは保湿をしっかりしてニキビ跡になるのを予防しましょう。

    ストレスフリーなクレンジング

    部位ごとのニキビ跡の原因と特徴~体編~

    胸にできるニキビ跡

    水着やデコルテラインが強調されている服を楽しむために、胸にできたニキビ跡はきれいにしたいものですよね。胸にできるニキビ跡の主な原因は、ホルモンバランスのくずれによるニキビの発生。そして汗をかきやすいのでむれて清潔に保つのが難しくニキビを悪化させやすいというのがあげられます。

    ニキビができてしまった場合、汗を拭いたりシャワーを浴びて保湿をしっかりするなど患部を清潔に保つようにしましょう。また、胸にできやすい色素沈着ニキビ跡は、メラニン色素の沈着した肌の古い角質をターンオーバーを正常に戻すことで元の状態にもどしていきます。

    背中にできるニキビ跡

    背中は自分でも見えない分、気がつきにくく、さらにかゆみなどにより気づいたときには悪化していて炎症が進んでいることが多いです。

    ニキビというと顔というイメージがありますが、実は胸や背中はボディのなかでも皮脂腺が多く、また外部からの刺激も多い場所となっているのでニキビができやすいのです。

    背中は目では見えません。そのためニキビの炎症による損傷を悪化させてしまいがちです。汚れだけではなく、ストレスやホルモンバランスの乱れが原因のことがあるので、食生活や生活の不摂生も見直してみましょう。

    お尻にできるニキビ跡

    お尻にできるにきびも、他の部位と同様、皮脂分泌が多く毛穴がつまること、ホルモンバランスの乱れ、乾燥、ターンオーバーが正常に行われていないことなどがあげられます。

    またお尻は顔と違い洋服によっての摩刺激や摩擦をうけます。さらに下着にストッキングにスカートと洋服を重ねて着る場所でもあるので汗などにより蒸れ、ニキビが悪化、炎症しやすいのです。

    さらにいえば、椅子に長時間座るなど負荷をかけてしまうので痛みを伴うことが多いのもお尻にできるニキビ跡の特徴です。お尻ニキビ跡は一度治っても繰り返しできやすいので、ニキビができないように予防することが大切になります。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    背中のニキビ跡が気になる。究極の背中美人になる秘訣とは

    ニキビ跡の4つの症状と原因

    赤みのあるニキビ跡

    ニキビ跡の中でも、比較的軽度のものでセルフケアで治すことができます。逆を言えば、セルフケアを怠ってしまうと悪化して色素沈着ニキビ跡やクレーターニキビ跡に進行してしまうので、赤みのあるニキビ跡のうちに食い止めたいものです。

    赤みのあるニキビ跡の原因を見てみましょう。簡単にいうと、赤みの原因は毛細血管が透けて見えていることです。では、なぜ毛細血管が見えてしまうのでしょう。肌の表面にニキビができたときに、炎症が進むと毛細血管が拡張します。これは炎症で損傷した部分を治そうとする自然治癒の仕組みです。

    免疫細胞が傷を治そうとして頑張りすぎると、毛細血管も傷つけられてうっ血します。この内出血のような状態が透けて見え、赤みのあるニキビ跡と呼ばれます。

    色素沈着によるニキビ跡

    赤みのあるニキビを放置しておくと、シミ状のニキビ跡となってしまいます。これを色素沈着ニキビといいますが、こちらも赤みのあるニキビよりも時間がかかりますがセルフケアで治すことが可能です。色素沈着ニキビの中でも軽度の紫や赤紫色のものや、重度の茶色の跡となって残るものがあります。

    紫色や赤紫色のニキビ跡

    色素沈着ニキビ跡の中でも紫色や赤紫色に変色してしまったももの原因は、毛細血管が壊れたことです。赤みのあるニキビ跡の状態の時に、思わずニキビを触ったりいじり回してしまってはいないでしょうか。それにより毛細血管が押しつぶされてアザのようになってしまったものが紫色や赤紫色のニキビ跡です。

    手足のアザがやがて薄れて消えるように、この段階のニキビ跡も時間とともに消えます。スキンケアをしっかり行い、つぶしたりこすったりと余分な負荷を与えないようにしましょう。

    茶色のニキビ跡

    紫色や赤紫色のニキビ跡が紫外線のダメージを受け、悪化したものが茶色のニキビ跡です。紫外線を受けると肌の奥のメラノサイトでメラニンが作り出されます。メラニンはシミの原因の悪役というイメージが定着しているかもしれませんが、もともとは紫外線から肌を守るために作られるものです。

    紫色や赤紫色のニキビは放置してしまうと、紫外線を受け続けてしまうので茶色く変色し、治るまでに何年もかかったり、一生消えなくなってしまいます。色素沈着型ニキビは肌のターンオーバーによって基本的に改善されるので、生活習慣を見直したり、美白化粧品などメラニンの生成を抑える働きを持った化粧品を使用しましょう。

    凹凸になるクレーター状のニキビ跡

    肌が凸凹していて、非常に目立ってしまうやっかいなニキビ跡です。これはニキビの強い炎症が原因で、毛穴周辺(表皮)だけではなく肌の奥にある皮膚組織(真皮)の破壊により起こります。真皮は表皮を支える土台のような役割をしているので、ここが傷つくと肌表面が凸凹と引きつったようになってしまいます。

    表皮のみが傷ついたニキビ跡はターンオーバーによって改善されますが、これは表皮のターンオーバーが28日~56日と周期が短いからです。そして、クレーターニキビ跡の原因となる傷ついた真皮はおおよそ6年くらい修復に時間がかかってしまいます。

    そのためクレーターニキビ跡はセルフケアが難しく、ニキビの専門医の助けが必要となるのです。また、セルフケアにより目立たなくさせることも可能なので、凸凹肌専用の美容液などでケアしてみるのもよいでしょう。

    しこりが残るニキビ跡

    ニキビが長引いたり、治っても再度繰り返しできてしまった場合、ニキビ跡が残ってしまうことがあります。これは、クレーターニキビ跡と同じく、真皮が傷ついてしまったことによって起こります。

    傷ついた真皮や皮下組織は、肌を再生しようと頑張ります。そしてコラーゲンの元になる細胞を多く作り出してしまい、それが肌にしこりとして残ってしまうのです。しこりが残るニキビ跡は自然治癒が少なく、セルフケアでは完治が難しいです。皮膚科専門医へ相談しましょう。

    自宅でできる対処法としては、ニキビが繰り返しできないようにすること、できてしまったニキビを潰したりしないこと、ピーリング化粧品を使いすぎないこと、肌によい栄養素を取り入れることなどがあげられます。
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    「ニキビ跡」は正しい知識で対処。タイプ別特徴と原因

    美肌のための保湿

    自宅でニキビ跡を改善するセルフケア

    セルフケアはターンオーバーや保湿を意識して

    ニキビ跡をセルフケアするには、乱れたターンオーバーを整え新陳代謝を正常に戻す必要があります。まず、ターンオーバーとはなんでしょうか。これは表皮の基底層でできた肌の細胞が、角質となってはがれ落ちるまでのサイクルのことです。

    通常、顔の表皮は28日周期で生まれ変わっています。このターンオーバーにより、ニキビ跡も軽度なものなら自然治癒によって角質と一緒にはがれ落ちて治っていきます。しかしサイクルが乱れてしまうと、ニキビ跡の治りが遅くなったり、治る前に細菌が入ってしまったりして悪化する原因となります。

    ターンオーバーは睡眠不足や、栄養の偏り、運動不足などにより乱れます。まずは自分の生活を見直しましょう。また、乾燥肌もニキビの原因となってしまい、乾燥すると毛穴が細くなることで皮脂が詰まりやすくなるのです。保湿は簡単にできるセルフケアなのでしっかりと行いましょう。

    ニキビ跡には避けたい化粧水のタイプ

    ニキビ跡には保湿が重要です。できれば、低刺激、保湿成分たっぷりで美白効果のあるものがおすすめです。では逆に、避けた方がいいニキビ跡を悪化させてしまう化粧水のタイプとはどのようなものでしょうか。

    添加物が多く入った化粧水

    着色料、香料、石油系合成界面活性剤などニキビ跡を消すことを目的としたものではない、あってもなくてもよい添加物はできるだけ避けた方がよいでしょう。傷ついた肌に刺激が強かったりして悪化させる可能性があります。

    コットンで拭き取るタイプのピーリング化粧水

    ニキビ跡のタイプによっては、肌の汚れを一気にはぎ取ってしまうピーリングは効果があります。しかし、コットンで拭き取るタイプのピーリング化粧水は比較的刺激が強いものが多く、また拭き取る際に力を入れすぎて摩擦を生じさせてしまいます。通常タイプの化粧水を使用しましょう。

    アルコールが多く含まれた化粧水

    しっとりタイプやさっぱりタイプなど化粧水によってもタイプが異なると思いますが、中でもさっぱりタイプに多く含まれている成分がアルコールです。エチルアルコールと、エタノールは肌にのったときにスッとさわやかな清涼感を感じさせてくれますが、これは肌の水分を蒸発し乾燥しやすい状態にしてしまう可能性があります。

    ニキビ跡に効果のある市販薬

    皮膚科に行くには面倒だし時間がない。そうすると、市販薬を使うことを考えるかもしれません。

    ニキビの薬に皮膚科で処方される薬とドラッグストアなどで手に入れられるものがあります。「医療医薬品」といわれる皮膚科で処方される薬は効果が高いですが、副作用があります。「一般医薬品」といわれるドラッグストアなどで手に入るタイプの薬は効果は低くなりますが副作用の少ないものとなります。

    一般医薬品のニキビ跡に効く薬の特徴は、殺菌する、炎症を抑える、ターンオーバーを整えるといったものです。それらは生活環境を整えたり、肌を清潔に保つといったセルフケアがしっかりできていれば自然治癒の作用により行えるものです。そのため、しっかりしたセルフケアを行った上で、プラスアルファで使用しましょう。

    症状別セルフケア期間の目安

    ニキビ跡ができてしまったとき、どのくらいの期間で修復するのか気になるところですよね。個人差はありますが、4カ月~1年以上かかるものまでさまざまです。もちろん肌質や、ニキビ跡の状態によって短かったり長かったりします。ニキビ改善の進捗はマイクロスコープなどで確認すると良いでしょう。では、それぞれのタイプ別のセルフケア期間の目安を見ていきましょう。

    赤みのあるニキビ跡

    最短で1カ月で消える場合もありますが2~4カ月以上は見ておきましょう。赤みのあるニキビ跡は比較的軽度なので、肌表面のターンオーバーにより自然に角質と共に肌からはがれていきます。

    そのためターンオーバーの周期が早ければ早く、遅ければ治るのに時間がかかります。ターンオーバーの周期は10~20代で28日、30代で40日、40代で55日が目安です。生活の乱れによって、周期は遅くなります。

    色素沈着によるニキビ跡

    メラニン色素が肌の奥に沈着してしまっているため、赤みがあるニキビ跡よりも時間がかかります。こちらもターンオーバーが重要なのですが、色素を薄めるために美白系の化粧品や美容液を使用しましょう。目安は早くて3~6カ月。1年以上かかる場合もあるので長期戦です。

    クレーター状ニキビ跡

    ニキビ跡の中でも比較的重度のものになります。肌の奥の真皮が傷ついている状態なのですが、実は真皮はターンオーバーできない場所です。そのためセルフケアだけで治癒することは難しく、専門の治療を受ける必要があります。

    セルフケアで改善が見られない時は皮膚科に相談

    改善が見られない場合は、早めにセルフケアを切り上げ皮膚科に相談すべきです。もしも改善しているかどうかがわからないなら、マイクロスコープなどで確認すると良いでしょう。

    マイクロスコープは意外に安く購入することもできます。独自のセルフケアをしていると、方法が誤っている場合さらにニキビ跡を悪化させる可能性がありますので、4カ月ほどたってなんの変化もないようなら次のステップとして皮膚科を検討してみましょう。
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    ニキビ跡なかなか消えないとお悩みのあなたへ。ニキビ跡を消すには?

    赤みのあるニキビ跡を消す方法

    ビタミンC配合の化粧水+美容液でスキンケアを

    赤みのあるニキビは比較的軽度なのでターンオーバーを整えることで改善されます。ビタミンCには皮脂を抑える働きと、ニキビの炎症を抑える働きがあるので、赤みのあるニキビの改善には非常に効果的です。ビタミンC配合の化粧水や美容液を使ってセルフケアをするとよいでしょう。

    セラミドやヒアルロン酸を含む乳液でニキビ予防

    乾燥肌の方はニキビになりやすいと言われます。それは、肌の表面を守る皮膜が薄く、肌が硬くなったり水分が蒸発しやすくなってしまい毛穴がやせ細ってしまうからです。小さくなった毛穴には皮脂が詰まってニキビの原因になってしまいます。

    そのため保湿が有効なのですが、セラミドやヒアルロン酸は保湿に効果のある成分なので、それらが配合された乳液などを使用してニキビを予防しましょう。

    週に1回程度のイオン導入も効果的

    イオン導入も効果的です。こちらは美容皮膚科で行うか、機材さえあれば自宅でも行うことができます。電流を使用してスキンケアを行います。

    方法と効果ですが、施術したい箇所に美容液を塗り、そこにマイナスの電極を当てます。そして電流を流し、肌の奥までビタミンCを送り込みます。ビタミンCは肌のターンオーバーの改善やニキビの炎症を抑えるのに非常に有効がある成分なので、それを肌の奥まで届かせることができれば改善も早いですよね。

    毎日行う必要はないので、週1度を目安としましょう。
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    赤みのあるニキビ跡は治せる。原因と対処法を知って美肌を手に入れる

    色素沈着によるニキビ跡を消す方法

    茶色のシミにはピーリングで角質ケアを

    ピーリングとは、ピーリング剤を使用して肌表面の古くなった角質をはがすセルフケアの方法です。茶色のシミはメラニン生成によるものなので修復までに時間がかかります。そのためさらに紫外線を浴びて悪化させてしまう前に、一気に表面をはがしてしまうのです。

    酸度が高いものは肌トラブルも多いので、刺激の少ない肌にやさしいものを選ぶとよいでしょう。使用の頻度は1週間に1回程度が目安です。

    スキンケアは美白効果のあるものがおすすめ

    色素沈着ニキビは紫外線を浴びた肌がメラニンを生成してニキビ跡に色素沈着を起こしてしまったものなので、紫外線対策が有効的です。日焼け止めを使用したり、日傘や帽子などを使用しましょう。

    すでに生成してしまったメラニン色素を落としていくためにはターンオーバーを整える必要があります。お肌にビタミンCを届けるためにビタミンC誘導体(リン酸やAPPS)の配合された化粧水が有効です。

    また、「肌の漂白剤」とも呼ばれているのがハイドロキノンです。肌を白くする成分なのですが、肌トラブルも起きやすく悪くすると色素沈着を悪化させてしまうので、皮膚科医の指示に従った方がよいかもしれません。

    L-システインやビタミンCを配合した飲み薬を飲む

    L-システインはタンパク質を構成するアミノ酸の一つです。乱れたターンオーバーを正常化する働きや、皮膚に沈着したメラニン色素を薄くする働きがあります。L-システインやビタミンCを配合したサプリや飲み薬が、美白やシミの改善を目的として販売されています。それらを飲むことで、体の内部からニキビ跡の改善に取り組みましょう。
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    ニキビ跡が色素沈着してしまった肌。自分で治すポイントは?

    クレーター状ニキビ跡やしこりニキビ跡を改善する方法

    保湿などの有効成分の含まれるニキビ跡ケアに特化した商品を使用

    クレーターニキビは、肌の奥の真皮まで傷ついてしまっているためセルフケアでの完治は難しいのですが、目立たないようにごまかすことは可能です。クレーターニキビはその名の通り肌が凸凹とへこんでしまっている状態なので、肌の内側から肌のハリを与えてあげればたるみがなくなる分目立たなくなります。

    ハリを与えてくれるスキンケア商品を選ぶなら、コラーゲンやポリフェノールが配合されているものを選びましょう。また、保湿を行うことでクレーターの凹んだ部位にベールをかけ、ニキビ跡を目立たなくすることができます。

    ピーリングを試して変化を観察

    軽度のクレーターニキビなら、ピーリングで改善がみられることもあります。ただし、赤みのあるニキビよりも高濃度のピーリング剤を治療に必要としますので、ニキビがあるときは刺激を与えないようにしてください。

    ピーリングとは、ピーリング剤を使用して肌表面の角質を除去することです。高濃度のものを使用し、その後のケアを行った場合にはニキビを悪化させることがあります。施術後にはしっかり保湿を行い、肌のバリア機能を高めましょう。

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    クレーターのニキビ跡はデコボコして見た目が悪い!ケア方法とは

    ニキビ跡が黒ずんでいる?ニキビ跡の4つの黒ずみの症状

    毛穴の黒ずみ

    クレーターニキビ跡と似ているので間違えやすいのが毛穴の黒ずみです。これは毛穴の開きや、そこに詰まった汚れが原因で、毛穴が大きく開いてしまい、そこに古い角質や皮脂汚れがたまり酸化して黒ずんで見えているのです。

    空気や紫外線に当たりやすい鼻の頭や、頬にできやすく、皮脂などの汚れをしっかり取り除いておかないと、ニキビを繰り返すことになってしまうので注意しましょう。

    黒ニキビ

    ほくろのように小さな黒ずみとして肌に表れる黒ニキビにお困りの方も多いのではないでしょうか。黒ニキビは初期のニキビである白ニキビが悪化してできたものです。

    皮脂分泌により白ニキビの状態よりさらに進むと、毛穴に角質や脂肪酸、そしてニキビの原因となるアクネ菌がたまっていきます。毛穴に収まり切らなくなると汚れが毛穴から顔をのぞかせます。

    その部分の皮脂が酸化して黒ずむと黒ニキビとして現れ、押し出された老廃物で肌に膨らみが現れてしまいます。治し方は白ニキビと大きくは変わりません。毛穴の中の汚れを除去し、ターンオーバーを整えましょう。

    ニキビ跡の色素沈着

    色素沈着ニキビ跡は早めの対処が大切です。もしも赤や茶色の薄い色素沈着のニキビ跡を放っておくと、ニキビの炎症から肌を守ろうとしてメラニンが作られシミとなります。

    肌の浅い部分にあるシミは肌のターンオーバーで通常排出されていきますが、乱れていたりするとメラニン色素が蓄積して、茶色や黒いシミとなってしまいます。対処法としては、ターンオーバー促進化粧品、メラニン色素を薄める化粧品、美白効果がある化粧品を選ぶことです。

    ニキビ跡を治すための生活習慣のポイント

    タンパク質やビタミン類を意識した食生活

    食生活が乱れていると、体調を崩したり免疫力が低下するのでニキビ跡にはよくありません。では、ニキビ跡を治すために心がけるとよい食生活とはどのようなものでしょうか?バランスよくさまざまな栄養素を取ることが重要ですが、中でもタンパク質やビタミン類を意識するとよいでしょう。

    お肌にコラーゲンがよいことはよく知られていますが、このコラーゲンを生成するにはビタミンやタンパク質が必要なのです。

    ビタミンですが、ビタミンAはターンオーバーを促進し、色素沈着を抑制します。ビタミンBは皮脂の過剰分泌を防ぎます。ビタミンCにはメラニンの生成する抑制しコラーゲンの生成を促すなど多くの美肌効果があり、ビタミンEは新陳代謝をあげてくれます。このようにビタミンには高い美肌効果があるのが分かりますね。

    睡眠はしっかり確保する

    ターンオーバーを整えるには十分な睡眠が欠かせません。なぜなら肌の新陳代謝を促進する成長ホルモンは睡眠中に作られるからです。ニキビ跡に悩んでいる方はしっかりと睡眠を取りましょう。

    また、もともとは子供の成長を促すと言われていた成長ホルモンは、肌の水分をキープする働き、肌のターンオーバーを促進する働きなども知られています。美肌作りにかかせないこのホルモンが一番多く出る時間帯は何時でしょうか。一般的に肌のゴールデンタイムは、22時~深夜の2時といわれています。

    また、その時間に眠ることが難しくなった現代では別の説も出ており、それは入眠後3~4時間に質の良い睡眠を取るというものです。どちらにしろ、早寝早起きが健康によいのは周知の事実ですから、できれば規則正しくゴールデンタイムは眠りたいものです。

    適度な運動で代謝をアップ

    新陳代謝を促進するのは運動が最適です。激しい運動ではなく、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動がターンオーバー促進には良いでしょう。運動は新陳代謝を促進するだけではなく、日頃のストレスの解消にもなります

    また、赤みのあるニキビの原因のひとつにある毛細血管のうっ血は、血行不良によるところもあります。軽い運動により血行をよくしてニキビを解消しましょう。

    日焼けに注意する

    ニキビにとって紫外線は天敵です。紫外線によりメラニンが作られ、赤みのあるニキビなど軽度なものが一気に色素沈着ニキビにまで悪化してしまったりします。他にも活性酸素が作られ皮膚にダメージを与えたり、角質が厚くなったり、ニキビの原因のアクネ菌が増殖してしまいます。

    では適切な紫外線対策とはどのようなものでしょうか。紫外線を予防するために、少しでもSPFの高いものを購入しているとしたらそれは間違いかもしれません。なぜならSPFが高いものには肌を痛めてしまうケミカルな成分が含まれていることが多いからです。

    日焼け止めは紫外線散乱剤など天然の成分を使用したSPF15~20くらいのものを頻繁に塗り直したり、長袖や日傘、帽子などを使用して直射日光を避けるようにしましょう。
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    ニキビ跡に効くサプリはどれ?必要な栄養素と摂取したほうが良い成分

    ニキビ跡の改善は、ゆっくり気長なケアが必要

    ニキビ跡の改善には長い時間がかかります。赤みのあるニキビ跡や、色素沈着ニキビ跡など、セルフケアで改善可能なものも消えるまでに半年程度はかかるのが普通なのです。焦ってニキビ跡をいじりまわすと細菌などが毛穴に入り悪化させてしまったりするので、気長につきあっていくつもりでセルフケアをしていくとよいかもしれません。

    しっかりと汚れを落とし、紫外線対策をし、ビタミンやタンパク質をとるなど食生活を見直し、早寝早起きをして適度な運動をする。そのような基本的な生活からまずは始めていきましょう。

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