目次
クマを消す赤リップの選び方
パールやラメなどのないリップを選ぶ
赤リップでクマを隠せるなら、なんでもいいの？という訳ではありません。まずは自分の使っている赤リップのタイプをチェックしましょう。パールやラメは入っていませんか？もしパールやラメが入っているのなら、使用するのはNG。キラキラしているので、目の下が不自然に目立ってしまいます。使用する場合は、パールやラメが入っていない、ごく普通の赤リップを選ぶことをおすすめします。
赤リップにはツヤのあるものやティントタイプのものなどさまざまありますが、おすすめなのはマットタイプ。肌に乗せたときにマットな仕上がりになるので、自然にカバーできます。肌なじみもいいので厚塗り感もでません。
また、使用する場合は固いリップよりも柔らかい質感のリップを使用しましょう。固い質感のものは、肌に均等に伸ばすのが難しく、色ムラや厚塗り感がどうしてもでてしまいます。まんべんなく均等に目元に乗せるためにも、柔らかい質感のリップを選びましょう。
なお、クマの原因や種類で赤リップによるクマ隠しがうまくいかないこともあります。以下の記事でクマの種類や最適な対処方法について詳しく解説していますので是非チェックしてください。
オレンジ寄りの赤がベスト
赤と一言でいっても幅広い色味があります。日本人の肌の色に近い「オレンジ寄り」のものを選びましょう。日本人特有の黄色っぽい肌の色に近いと、肌によくなじみカバー力が上がります。このオレンジ色は、青や黒クマの補色の色。そのため、しっかりクマやくすみを隠してくれるのです。
肌が地黒で明るい色を使うのは心配、というひとはブラウン系を使うのもOK。ベージュやブラウン寄りの赤リップを使用しても、オレンジ系と同様の効果を出すことができます。手元にブラウンよりの赤リップしかないという人も大丈夫。
高保湿なリップで目元の乾燥対策
目元の皮膚は薄くとても敏感です。乾燥して目元に線が入った…なんてことは避けたいもの。赤リップを使用する場合は、保湿力のあるものを使用するようにしましょう。普段唇に使用してすぐにカサカサになる、というものは避けてください。目元に使っても同じような現象が起こります。また、乾燥することでメイクのヨレの原因に。
好きなブランド・コスパなもの、さまざまありますが、選ぶ際は「高保湿」かどうかをポイントに選びましょう。高保湿なものはしっかり肌をカバーし、なめらかな仕上がりになります。
持っている赤リップがあまり保湿力がないという人は、事前に目元を保湿しましょう。赤リップに保湿力がなくても心配することはありません。保湿効果のある化粧下地や乳液をつかい、目元の乾燥をブロック。化粧直しのときも同時に目元を保湿すれば、時間が経っても気になりません。保湿力のあるリップを使っている人も、乾燥が気になる場合は同様に保湿を行うとよいでしょう。
クマを消すメイクのポイント
赤リップを塗る手順
赤リップでクマをカバーしてみたいけど、どうやってやるの?塗る順番は?という人も多いはず。実はとっても簡単にできてしまいます。以下の手順でベースメイクにプラスしてみましょう。ポイントはコンシーラーの前。
１．下地を塗る
まずはいつも通りに化粧下地を肌に乗せていきます。この時に目元の保湿を同時に行いましょう。保湿効果のある化粧品を使用しても、乾燥はさけられないもの。十分に保湿をしてメイク崩れを最小限にしましょう。
２．クマに赤リップを塗る
次に赤リップを指にとり、肌になじませるようにして、目元に乗せていきます。このとき「乗せすぎかな？」というくらい色素がしっかり残るように乗せるのがポイント。クマ以外の気になるところにも赤リップを乗せてOK。ブラシなどを活用してシミやそばかすを隠しましょう。
３．コンシーラーを塗る
赤リップを乗せたら、その上をコンシーラーでカバーしましょう。強くこすらないのがポイント。メイクのヨレになる原因になります。スポンジを使ってぼかしていくのがおすすめ。余分なコンシーラーや油分を吸収してくれるので、厚塗りやヨレ防止につながります。
なお、クマ隠しにおすすめのコンシーラを以下の記事で紹介しています。是非参考にチェックしてください。
４．ファンデーションを乗せる
仕上げにファンデーションを優しく乗せましょう。リキッドファンデーションを使用している場合は、最後に仕上げのパウダーやルースファンデーションをはたくのを忘れずに。メイク崩れが気になる人は、化粧崩れを防ぐスプレーやミストを使用するのもgood。
目頭～目尻までまんべんなく
赤リップを塗る際は、目頭から目尻までをまんべんなく塗るようにしましょう。ポイントでカバーするよりも、全体的にカバーすることで自然な仕上がりに。気になる部分だけをカバーすると、隠れていないところが浮き出て強調されてしまいます。
化粧やけや色素沈着など、目元のくすみをカバーするために、まぶたにも赤リップを塗る人も。目元だけでなく、顔全体のシミやそばかす・ニキビ跡にも使用することが出来ます。クマ用やイエロー系のコンシーラーでうまく隠せなかったという人は、赤リップに挑戦してみましょう。
指でなじませるようにして赤リップを目元に乗せますが、細かい部分は筆を使うことでよりきれいにカバーすることが可能です。もちろん、指が汚れるのが嫌だという人は筆を使ってOK。自分がやりやすい方法で目元に赤リップを乗せましょう。
コンシーラーは叩きこむ
赤リップを塗った後のコンシーラーは叩きこむように。伸ばすように肌に乗せると、赤リップがのびたりヨレたりする原因になります。上から重ねる場合は、叩きこむようにして重ねていきましょう。スポンジなどを使用すれば余分なコンシーラーを吸収してくれるので、厚塗り感が出ません。均等になるようにコンシーラーを乗せるのがポイント。
使用するコンシーラーは、カバー力の高いものを。しっかりと赤色をカバーしてくれるので、不自然な仕上がりを防ぐことができます。コンシーラーのタイプは使いやすいものでOK。リキッドタイプのものは、肌になじませるのも簡単なので、初めての人にもおすすめです。
赤リップが消えない場合は
手順の通りに赤リップを塗り、コンシーラーを重ねたけど赤リップが消えないというケースがあります。その場合、コンシーラーを見直してみましょう。使用しているコンシーラーは「広範囲用」のものではありませんか？チューブに入った広範囲用のコンシーラーは、水分が多いので重ねても赤リップが残ってしまいます。赤リップがなかなか消えない場合は、固めのコンシーラーに切り替えをしてみましょう。
赤リップでクマを消す際の注意点
目の際まで塗らない
ここで赤リップを目元に乗せる際の注意が１つ。目元を全体的にカバーするのはいいですが、目の際まで塗るのはNG。目元はよく動く場所なので、メイクのヨレや崩れの原因になります。赤リップに含まれる油分が目の際からまつげに影響し、マスカラが落ちやすくなることも。時間が経って鏡を見たら目元がマスカラで真っ黒…なんて残念なことにはなりたくないものです。
また、目の際まで塗ることで、赤リップの色を隠すことが出来なくなります。アイラインやアイシャドーなどでカバーした後も、なんだか赤っぽいラインが見える…なんてこともあります。目の際まで塗るのはNG、このポイントをしっかり押さえておきましょう。
コンシーラーの色は素肌に近いものを
コンシーラーが欲しくて買ったものの、使ってみたらなんか違う…自分の肌色とマッチしなくて、使わずにポーチで眠っているなんて人も多いのでは?自分の肌にあった色味のコンシーラーを使うのはとっても大切です。隠した場所が白く浮き出てきてしまったら隠した意味がありません。コンシーラーを選ぶポイントがあるので、自分の使い方にあったものを選びましょう。
茶クマをカバーしたいなら、イエローやベージュ系のコンシーラーを。小鼻などの赤みをカバーしたい場合も同様です。青クマをカバーしたいのならオレンジ系のコンシーラーを選びましょう。それぞれの色を補色してくれるので、綺麗にカバーしてくれます。
シミやそばかすをカバーするときは、自分の肌よりも少し明るいものを。ニキビやニキビ跡などのはっきりしたものは、グリーン系を使いましょう。あまり目立たないようであれば、茶クマと同様。何種類かのコンシーラーを使い分けすることで、より綺麗な仕上がりになります。
クマ隠しにも使いやすいおすすめの赤リップ
M･A･C リップスティック
M･A･Cで人気のリップスティックは発色も持ちも良い口紅。唇の乾燥を防ぐために、コンディショニング成分が配合されています。クリーミーなので、伸びもよくしっかりカバーしてくれます。マットなタイプのリップなので、目元に使用してもOK。
イヴ・サンローラン・ボーテ ルージュ ヴォリュプテ シャイン
イヴ･サンローランでベストセラーのリップ。体温でほどよく溶け、なめらかに仕上がるリップです。6種類の美容オイルが配合されているので、高保湿でしっかりと乾燥を防ぎます。自然なツヤがでるので、目元に使用するのも抜群！
コスメデコルテ AQ MW ルージュ グロウ
KOSEが発売している、コスメデコルテの赤リップ。高保湿でしっかりと密着するので、カバー力も抜群。するすると塗りやすいテクスチャが特徴で、唇の縦ジワもカバーできます。目元に使用しても、高い保湿力とカバー力があるので、しっかりクマを隠せそうですね。
シャネル ルージュ ココ シャイン
さまざまなカラーバリエーションがある、シャネル ルージュ ココシャイン。鮮やかな発色が、なめらかに唇になじみます。シアーな発色が特徴で、みずみずしい自然な仕上がりに。なめらかで透明感があるので、艶も抜群。
買いやすいおすすめのクマ消し赤リップ
キャンメイク ステイオン バームルージュ
美容液成分・保湿成分が配合のリップ。保湿・発色・ツヤ・UVカットが1本で出来る優れものです。軽い質感でべたつかず、しっかり保湿してくれます。カサカサになった唇にも直接ぬれるすぐれもの。手ごろなお値段でしっかりカバーと発色をしてくれるのがうれしいですね。
ちふれ 口紅
ヒアルロン酸が高配合されているので、高保湿でしっとり密着するリップです。伸びもいいので、なめらかにカバーしてくれます。18色とカラーバリエーションも抜群。自分の肌にマッチしたカラーを選べます。お値段も300円台ととってもリーズナブルなのがポイント。
メイベリンニューヨーク リップフラッシュ
シアバターが配合されているので、自然なツヤ感があります。なめらかな使用感で、しっかりクマをカバーし、乾燥を防いでくれます。色は13色。そのうち3色はオレンジ系のコーラルです。健康的な血色感を出してくれるだけでなく、クマのカバーにも抜群の色味。肌なじみが良いカラーなので、初心者の人でも使いやすいでしょう。
セザンヌ ラスティンググロスリップ
植物由来のオイル「シアバター・オリーブ油・ホホバ油」配合で、保湿力も抜群。しっとりなめらかな仕上がりです。色は12色と幅広いので、肌にマッチした色を探すことが出来ます。ツヤ感があり、発色のいいお手ごろなリップです。
重ね塗りしやすいコンシーラー
NARS ソフトマットコンプリートコンシーラー
クリームタイプなのにオイルフリーだから、自然な仕上がりになります。しっかりカバーしてくれるので、なめらかな肌に。コンシーラーを重ねても軽い着け心地なので、厚塗り感が出ません。明るめから暗めまで、全部で8色。用途や自分の肌に合わせて使ってみましょう。
資生堂 スポッツカバー ファウンデイション
アザ・シミ・やけど跡・きず跡など幅広く応用できるすぐれもの。高いカバー力があるので、広範囲のアザなどのカバーにも抜群。カラー展開が少ないので、迷わずに決めることができます。クリーム状でなめらかな質感なので、肌にしっかりフィット。初めての人も簡単に使用できます。
ロレアルパリ ルーセントマジック スカルプティングデザイナー
筆ペンタイプの部分用コンシーラー。気になるところをさっとカバーできるので、自然な素肌感にしあがります。ダイヤモンド粉末が配合されているので、光を集め自然な立体感を生み出します。保湿成分も配合されているの潤いもしっかりキープ。ハイライト効果があるので、コンシーラーとしてだけでなくハイライトとしても使用可能。
シャネル ル ブラン スティックコンシーラー
肌の気になる部分をカバーするので、色ムラのない自然な肌にしあがります。SPF40/PA++++なので、UVケアも抜群。シミやそばかすなどをカバーしながら、紫外線対策もできるのがポイント。メイク直しにも使用できるすぐれものです。
赤リップの代わりにチークもおすすめ
カラーはオレンジ～レッド系
赤リップがない、お気に入りだから使いたくない、なんて人もいますよね。そんなときは、チークを代用すればOK。リップと同じようにオレンジ系や赤系を使いましょう。チークでも赤リップと同じ効果が得られるので、しっかりクマをカバーすることができます。普段よりもちょっと濃いかな?というぐらいがベスト。肌になじむように塗りましょう。
パウダーよりもクリームタイプ
パウダータイプのチークよりも、クマ隠しに使用する場合はクリームタイプがおすすめ。パウダータイプよりも密着力があるので、カバーしやすく肌に色が乗りやすいからです。パウダータイプの場合は何度か重ね付けして色を調節しましょう。指で撫でるようにして乗せていけば、パウダータイプでも問題ありません。
余ったオレンジシャドーもおすすめ
買ったアイシャドーのパレットにオレンジが入っていたけど使っていない、という人も多いはず。手持ちのアイシャドーの中にオレンジがある場合は、赤リップやチーク同様にクマを消すことが可能です。使う場合はしっかりめに目元にオン。あとはコンシーラーでカバーすれば完了です。
ヨレないように保湿をしっかり
目元はよく動くので、メイクが崩れやすいのが難点。特にパウダータイプのチークを使用する場合は乾燥して粉っぽくなったり、崩れたりする心配が出てきます。カバーする前は目元の保湿をしっかりしましょう。乾燥やヨレを防ぎ、綺麗な仕上がりになります。クリームチークタイプは保湿力のあるものが多いので、使用感に応じて保湿ケアを行うといいでしょう。
クマ隠しにおすすめのチーク
M･A･C カジュアル カラー
クリーミーで使いやすく、チーク・リップ・アイメイクなどあらゆるメイクに使用できるマルチカラー。シアーな仕上がりになるので、自然な色に。カラー展開も豊富なので、気分やタイプに合わせてそろえてもいいですね。
キャンメイク クリームチーク
クリームとジェルを足したようなとっても柔らかい質感のクリームタイプのチークです。潤いがたっぷりなので、肌の乾燥もきになりません。塗った後はさらっとした仕上がりなのに、発色がいいのが特徴。肌が自然と紅潮したようなナチュラルな仕上がりになります。
アディクション チークポリッシュ
こちらはリキッドタイプのチーク。塗りやすい形のハケタイプなので、さっと簡単に色を乗せることが出来ます。クリームタイプのチークにありがちなべたつきがなく、さらっとした仕上がりに。リキッドなのでぼかしやすく、重ね付けも簡単！自然な色なのでパウダーファンデーションとも組み合わせやすいのでおすすめです。
マジョリカ マジョルカ クリーム･デ･チーク
こちらもリキッドタイプのチークです。マニキュアのようなブラシになっているのでとても使いやすく、肌に乗せるのも簡単。少量でもすっと肌になじむので、自然な色に仕上がります。チークとしてだけでなく、目元へのポイント使いもできるのがおすすめポイント。パウダーファンデーションとも相性がいいので、リキッドタイプが初心者の人でも簡単に使えます。
SUGAO スフレ感チーク＆リップ
一つでチークとリップに使える、クリームタイプのチークです。ピンクブライトパウダーとトーンチェンジパウダーの2種類が配合されているので、肌に透明感を与え自然な仕上がりに。光に当たることで、ふわっと発色し、綺麗な肌に見せてくれます。スフレのようなふんわりとした軽い着け心地なのに、しっかり発色するのが特徴です。
クマを消してアイメイクを更に楽しもう
あるだけで顔の印象が大きく変わるクマ。疲れた印象で暗く見えるのは避けたいものです。普段のイエロータイプのコンシーラーでうまく効果が得られなかった人は、これを機に赤リップに挑戦してみましょう。普段のメイクに赤リップをプラスするだけなのでとっても簡単。メイクの時間もあまり変わらないのでおすすめです。チークとリップが一つになったものを使えばさらに時短に。
手持ちの赤リップを使えば新しいものを買い足す必要はありません。もちろんチークでも同じです。うまく効果が出なかったクマ用のコンシーラーも捨てなくてOK。赤リップの上にコンシーラーを使えば効果抜群です。さっそく赤リップやチークを使って、頑固なクマをカバーし健康的でヘルシーな印象を手に入れましょう。
