目次
ニキビ跡が改善しない主な原因
ニキビ跡は自然治癒するものがある
なかなか消えないと思っているニキビ跡でも自然に消えるものがあります。ニキビの跡にできた赤みと、シミのような色素沈着は肌の浅いところにできているのでターンオーバーで自然に治ります。
自然治癒するはずのタイプのニキビ跡がなかなか消えない場合は、さまざまな原因で治るのに時間がかかっているのです。
ニキビ跡をケアせず放置
ニキビ跡には適切なケアが必要です。そのまま放置していると色素沈着をおこし、シミができたり肌の状態は悪化していってしまいます。ニキビの腫れが引いた跡の赤みがなかなか消えず、困った経験のある人は多いと思います。
赤みの原因である炎症を肌の治癒力で治そうとすると、メラニン色素が作られシミになる場合があります。適切なケアで炎症やメラニンの生成を抑えるとニキビ跡を軽減することができます。
間違った化粧水でケアしている
ニキビとニキビ跡で悩んでいる人は、さっぱりタイプの化粧水を愛用している人も多いでしょう。肌は内側が乾燥していると、それを補う為に皮脂を分泌させる性質を持っています。内側の水分が不足している肌には、さっぱりタイプの化粧水では保湿が足りない場合があります。
そして内部は乾燥しているので皮膚表面は過剰な皮脂を出し続けるという悪循環に陥ってしまいます。本当に自分の肌に合った化粧水でケアすることで、肌に必要な水分が保たれニキビができにくく、ニキビ跡も治りやすい肌へ近づきます。
毛穴に汚れが溜まってニキビが増える
ニキビ跡のケアには、新しいニキビができないようにすることも大切です。ニキビの原因は、毛穴に汚れが詰まって炎症を起こしてしまうことです。詰まりの原因となるものは、主に過剰な皮脂や長時間のメイクによる汚れ、ホコリなどがあります。
毛穴をきれいに保つ為には、毎日しっかりとメイクを落として適切な洗顔をし、化粧水でケアをして顔に直接あたる枕や布団は清潔なものを使いましょう。新しいニキビができるのを防ぎながら、できてしまったニキビ跡のケアも行い、すべすべの肌を手にいれましょう。
生活習慣の乱れでターンオーバーが乱れる
ニキビ跡を改善するには、ターンオーバーの周期を正常にすることが欠かせません。ターンオーバー周期が乱れる原因には、睡眠不足や偏った食生活などの生活習慣の乱れがあります。
特にターンオーバーは寝ている間に行われるため、質のよい睡眠は大切です。寝不足が続くと肌荒れしやすくなるのは、その働きが弱くなってしまうためです。肌荒れがなかなか改善しないときには、生活習慣を見直してみるとよいでしょう。
肌の乾燥による皮脂の異常分泌
ニキビ肌がなかなか改善しない理由は、乾燥によって皮脂が異常に分泌しているからかもしれません。肌は乾燥していると、その水分不足を補う為に過剰に皮脂を分泌しはじめます。
その余分に分泌した皮脂が、毛穴に詰まるとニキビができる原因となってしまいます。乾燥肌で繰り返すニキビに悩む人の肌も、必要以上に皮脂が分泌している場合が多いのです。
ニキビ跡クレーターの改善方法
クレーターの原因は真皮についた傷
クレーターになってしまう原因は、ニキビで皮膚の深い部分の真皮や皮下組織が傷ついたことが原因です。炎症が治まる際に皮膚が収縮して表面が陥没し、クレーター状になってしまいます。
クレーターのできた真皮はターンオーバーが行われない場所なので、周囲がしこりのように硬くなります。クレーターは肌の奥深くにできた傷なので、改善するには根気よく対処する必要があります。
ピーリングケアでターンオーバーを促進
乱れてしまったターンオーバーの周期を正常化するには、ピーリングが効果的です。蓄積された古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常な周期に整える効果があるのがピーリングです。
ただ、深くまでできてしまったクレーターのニキビ跡までは市販のピーリングケアでは効果が弱く、目に見えての改善は難しいでしょう。美容皮膚科で扱っているピーリングは、市販のものより強力でクレーター肌に対しても高い効果が期待できます。
セラミド配合の化粧水で角質を潤す
セラミドの配合された化粧水で角質を潤すことで、クレーターのニキビ跡が目立ちにくくなります。セラミドは肌の水分を守っている成分です。そのセラミドを補うことで、肌の水分を逃がさずにキープして角質に潤いを与えます。
角質が潤うと肌にハリが出て、デコボコしているクレーターの穴がなめらかになり目立ちにくくなります。深く開いたクレーターを完全になくすことはできませんが、ニキビ跡がなめらかになるとメイクのノリも改善されます。
ヒアルロン酸やコラーゲン配合の化粧水で保湿
クレーターを目立たなくするために、ヒアルロン酸やコラーゲンが配合された化粧水も有効です。クレーターは肌の奥深く真皮層という所まで傷ついてしまっています。クレーターの深さは深い程、穴が影で大きく見えて目立つニキビ跡になります。
ヒアルロン酸やコラーゲンで保湿をすることで、肌の奥からハリを与えクレーターの穴を浅くすることができます。
バランスの取れた食事でコラーゲン生成を促す
肌にハリを与えるコラーゲンの生成を食事からも積極的に促しましょう。体内でコラーゲンを生成するのにはビタミンCとたんぱく質が必要です。ビタミンCは赤黄ピーマンやブロッコリーなどの緑黄色野菜やアセロラや柑橘類のフルーツに多く含まれています。
たんぱく質の中でも手羽先や牛スジ、サケなどの動物性食品には、多くのコラーゲンが含まれています。体内でコラーゲンを作るために野菜と良質なたんぱく質をしっかり食べましょう。
良質な睡眠で肌の修復をサポート
きれいな肌になるためには、良質な睡眠が大切です。寝いてる間に成長ホルモンが分泌し、ターンオーバーが活発になり荒れた肌が修復されます。
特に夜の22時から2時の間は肌のゴールデンタイムとも言われ、ターンオーバーが活発に行われる時間帯です。この時間に深い睡眠に入るため、ぬるめのお風呂にゆっくり入るなどしてリラックスしてから眠りましょう。ゴールデンタイムに深く質のよい睡眠をとることで、肌が修復されニキビ跡の改善につながります。
エステや皮膚科でプロにお願いする
クレーターをきれいにするのには、エステや皮膚科に相談することが効果的です。クレーターの傷は奥深く、自己治癒力だけではもとのなめらか肌に戻ることができません。エステや皮膚科で強力なピーリングや、レーザー照射など症状に合った治療を相談できます。
自宅でのケアで、ある程度まではクレーターを目立たなくすることは出来ますが、それでも満足できない場合は専門家に治療をお願いしましょう。エステや皮膚科でも、クレーターを1回できれいにすることは難しく、何度か根気よく通ってのケアが必要になります。
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気になるニキビ跡「クレーター」あきらめないケアの方法は
化粧水の選び方
色素沈着タイプはビタミンC誘導体配合
ニキビの跡が茶色くシミのような色素沈着を起こしてしまっている場合には、ビタミンC誘導体配合化粧水が効果的です。このタイプのニキビ跡は、過剰に作られたメラニンが肌に残ってしまっている状態です。
ビタミンCにはメラニンが作られるのを抑制したり、コラーゲン生成を促しターンオーバーを正常にする作用があります。このビタミンCを肌に浸透しやすい形に改良したものが、ビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体配合の化粧水で肌に残ったメラニンを正常化したターンオーバーで取り除きましょう。
赤みタイプは収れん作用のある化粧水
赤みのあるニキビ跡には収れん作用のある化粧水がおすすめです。ニキビができると、肌は炎症を抑える為にその部分に集中的に毛細血管が増えたり広がったりします。その部分が赤くなって見えるのが、赤みのあるニキビ後です。
収れん作用のある化粧水は、毛穴や肌を引き締める効果のある化粧水です。広がった血管や肌を引き締め、目立たなくします。しかし、収れんタイプの化粧水はアルコールが含まれているものが多いので、敏感肌の人は注意が必要です。
クレーターは保湿成分配合
クレーターを目立たなくするためには、保湿成分配合の化粧水が有効です。保湿成分で肌に潤いとハリを与え、深くまで傷ついてしまったクレーターのニキビ跡を浅くする効果があります。クレーターが浅くなると、クレーター内の影が減ってニキビ跡が目立ちにくくなります。
また肌がなめらかになることで、コンシーラーやファンデーションのなじみもよくなり、クレーターを隠しやすくもなります。
敏感肌は刺激が少ない化粧水
敏感肌の人はパラベンフリーや界面活性剤不使用、無鉱物油の刺激が少ない化粧水を選びましょう。現代の化粧水に使われているこれらの成分は、ほとんどが安全なものです。
しかし敏感肌にとっては強すぎる刺激であったり、アレルギー反応を起こしてしまう場合があります。アレルギーテスト済であったり、赤ちゃんにも使える化粧水は刺激が少なく、敏感肌の人にも使いやすいといえるでしょう。
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化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは
ニキビ跡のクレーターにおすすめの化粧水
あいび ベルブラン
トリプルヒアルロン酸配合で水分の長時間キープを実現したニキビ染み用美容液です。合成香料・着色料・鉱物油・石油系界面活性剤・パラベンなどが無配合で敏感肌にも優しい低刺激です。
頬やあご、顔中に広がったニキビ染みをケアするため「浸透」と「美白効果」に徹底的にこだわり誕生しました。とろみがあるのでつけ始めはペタペタとしますが、伸びがよくその後はサラサラになる使用感です。
デリケートな肌にも優しく、高い保湿効果のあるベルブランで自信の持てるすっぴん肌を手にいれましょう。
イプサ ザ・タイムR アクア
アセチル化ヒアルロン酸などを配合したアクアプレゼンターIIIでみずみずしい潤いが続く薬用化粧水です。アクアプレゼンターIIIは肌表面に人工的な水の層をつくり、角質の水分量に応じて水分を補給するイプサの独自技術によって生まれた保湿成分です。
ごくごくと肌が飲みほすように潤って、ベタつかない使用感。アルコールフリーで乾燥肌、テカリや荒れの気になる肌にも使えます。乾く隙を与えない、絶え間なく続く潤いケアができます。
アベンヌ アベンヌ ウオーター
南フランス生まれの温泉水100%、肌を優しく潤す化粧水です。2:1の割合でカルシウムとマグネシウムが配合され、肌にいい絶妙なミネラルバランスです。無香料、無着色、アレルギーテスト済みで、赤ちゃんのデリケートな肌にも使えます。
アベンヌの歴史は、1736年に侯爵の愛馬が温泉水を浴びたり飲んだりしていたところ、皮膚病が改善したことから始まりました。スプレータイプなので、手軽にメイクの上からでも使えます。毎日のお手入れに、優しい温泉水が肌を落ち着かせ、みずみずしくなめらかに潤します。
アクセーヌ モイストバランス ローション
表面で保湿するヒアルロン酸と角質層内で保湿するジグリセリン配合で、潤い続けている肌を実感できます。超微細ナノカプセル化技術を採用し、角質細胞の隙間をすみずみまで満たし、みずみずしさを肌深部まで送り届けます。無香料、無着色、アルコールフリーで低刺激性の化粧水。
ベタつきを感じさせないさらっとした使用感なのに潤いが持続します。超微細化された潤い保持成分配合で、なじませると肌になるかのように浸透する化粧水です。
LUNAS PLACARE EQ WATER
ナノカプセル技術で馬プラセンタなどの保湿成分が角質層の奥まで浸透し、肌本来のハリツヤを取り戻します。馬プラセンタは18種類のアミノ酸とミネラルを含み、角質層の水分保持機能を高める効果があります。夜使用したら、翌日にもぷるぷる肌を実感できる使用感です。
ニキビ跡色素沈着におすすめの化粧水
雪肌精 薬用 雪肌精
保湿成分にハトムギ、トウキ、メロスリアを配合した薬用美肌ローションです。古来より美肌効果が高いと伝えられている和漢植物がくすみを防ぎ透明感あふれる、みずみずしい肌にみちびきます。
1985年に発売されて以来、今では世界中で愛されています。さわやかな感触でさっばりとしているので、たっぷり気持ちよく使えます。弱酸性ベースの雪の肌をかなえる薬用化粧水です。
キュレル 美白化粧水 III
乾燥性敏感肌を考えるキュレルの、美白ケアシリーズ化粧水です。美白有効成分に水溶性ビタミンC誘導体のL-アスコルビン酸2-グルコシドを配合し、メラニンの生成を抑えます。
無香料無着色、アルコールフリーで、乾燥性敏感肌の人の協力によるパッチテストとアレルギーテスト済です。とてもしっとりタイプのこの化粧水は、リッチに潤う使い心地です。
ちふれ 美白化粧水 W
2つの美白有効成分が働く薬用美白化粧水です。アルブチンとビタミンC誘導体のダブルアプローチで、メラニンの生成をおさえます。保湿成分には、ヒアルロン酸とトレハロースを配合しています。
なめらかに肌になじみ、しっとり潤う肌にととのえます。敏感肌に嬉しいノンアルコール、無香料無着色です。
肌美精 大人のニキビ対策 薬用美白化粧水
繰り返しできてしまう大人のニキビ対策用の化粧水です。美白有効成分に高純度ビタミンC配合。角質柔軟成分としてキウイエキスとレモンエキスが配合されているので、コットンで古い角質を拭き取るとより効果的です。みずみずしくしっとりした感触です。
アクアレーベル アクネケア&美白水
ニキビ予防と美白効果のある化粧水です。持続安定型ビタミンC誘導体配合でメラニンの生成を抑制します。グリセリンと冬ベゴニアが凹みを感じさせない肌に整えます。
必要な成分をぐんぐん押し込んで、つるつる肌に。何度も同じ場所にできたり、色むらになったりしてしまう大人のニキビ肌におすすめの化粧水です。
化粧水でニキビ跡をケアする方法
化粧水の塗り方
1.毛穴の汚れをしっかり取り除く
クレンジング、洗顔でしっかりとメイクや汚れを落とします。
2.化粧水を手に適量とり肌に塗布する
優しく、押し当てるように手のひら全体で広げます。
3.最後に手で押さえながら浸透させる
15秒程、両手で顔全体を包みなじませます。
化粧水後は保湿クリームでしっかり保護する
化粧水の後はクリームを塗って保護しましょう。化粧水の多くは水分なので、化粧水だけだと蒸発して効果が薄くなってしまいます。クリームは皮膚にオイルの膜をはり、水分が逃げないよう蓋をする役割があります。
せっかく使った化粧水の効果を最大限に生かすためにも、保湿クリームをしっかりと塗りましょう。
洗顔後すぐに化粧水でケアする
化粧水は、洗顔後にタオルで水分を拭いたらすぐに使いましょう。洗顔では汚れと一緒に顔の水分や必要な皮脂も一緒に流れ、乾燥しやすい状態です。肌の乾燥が進むと、角質が硬くなり化粧水の浸透が悪くなります。
しかし洗顔時の水が残ったままだと、化粧水が薄まって効果も下がってしまうので、しっかりとタオルで水分を取り除くことが大切です。洗顔後の水分を拭き取って乾ききる前の肌が、化粧水をつけるベストなタイミングです。
▼さらに詳しい解説はこちら
ニキビ跡におすすめの化粧水は?タイプ別化粧水成分について解説
ニキビ跡やクレーターは化粧水で改善しよう
1度できたニキビ跡はすぐには消えないので、長い目で改善を目指しましょう。ニキビ跡におすすめの化粧水を使えば、毎日の朝晩のお手入れで簡単にケアができるので継続もしやすいです。
大切なのは、ニキビ跡を諦めずにケアを忘れないことです。ケアを続ければ、きっと今よりもきれいな肌を手に入れられるはずです。