目次
老けて見える人の特徴
肌が乾燥している
うるおった肌を拡大すると、角質細胞同士が隙間なく、きれいに並んでいます。しかし肌が乾燥すると、表面の角質がめくれあがります。すると、めくれあがった隙間からどんどん水分が蒸発し、バリア機能の低い、カサカサした肌になってしまうのです。
乾燥肌だと、なんとなく顔が粉っぽく見えたり、肌トラブルを引き起こします。また角質が乱れ、肌のハリも失われがちに。「水分を感じさせる肌」は、若々しさの象徴なのです。
シワが多い
おでこや目のまわり、口まわりなどは、加齢によってシワが出やすい部分。若い頃は肌に水分が多く、表情筋があるため、ハリによってシワなどはできない状態です。しかし歳とともに水分は失われ、いわば肌はしぼんだような状態に。また表情筋が衰えることで、筋肉に引っぱられていた皮膚ごと垂れ下がります。垂れ下がった皮膚にはくぼみができ、そこがシワとなるのです。
「シワ=老化の象徴」といっても過言ではないでしょう。シワがあるだけで、途端に老けた印象を相手に与えてしまいます。
髪の毛につやがない
あなたは髪の毛の「老化」にも、気をつけていますか?白髪まじりのパサパサの髪を、そのままにしてはいませんか?髪の毛も、立派な体の一部。しっかりケアをしないと、老いて見える原因に。
30代を過ぎると、ツヤやハリ、コシがだんだんと失われ、切れ毛が目立つようになります。また髪質が変わってきてしまう場合も。さらに、女性ホルモン「エストロゲン」が減少することで、女性でも薄毛や抜け毛のトラブルが発生します。
いつまでも美しい髪の毛を保つため、顔だけでなく、髪の毛まで気を配ることが大切です。
フェイスラインのゆるみ
垂れ下がった頬や二重アゴは、老けて見える大きな原因に。年齢とともに表情筋がゆるみ、表情筋に張り付いている皮膚も、一緒に垂れてしまうことが原因です。またコラーゲンやヒアルロン酸などの、美肌成分が減少することも原因のひとつ。
ぼやっとしたフェイスラインの解消は、年齢を感じさせないためには重要なのです。
ノーメイクや厚化粧
年齢を重ねると、どうしても出てきてしまうシミやシワ。また肌の質感も、20代の頃よりも、やはり低下してしまいます。これを隠さずに外出することは、中身までオバサン化が進行しているかも。色つきの下地を塗るだけでも、老けた部分をカバーできる場合があります。
また反対に、コテコテのメイクもオバサンの証。首元と全く色のあっていない真っ白な顔や、濃いピンクや赤のリップ、派手な色のアイメイクなどを行っていませんか?
ノーメイクや、派手な色のコスメは20代で卒業。年相応の落ち着いたメイクを心がけましょう。
時代遅れの服装をしている
何年も前に買ったものや、流行りがとっくに過ぎたデザインの洋服を、いつまでも着続けてはいませんか?買った当時は注目のアイテムだったものも、流行りをすぎてしまえば、悪い意味で目立ってしまいます。
変わったデザインやカラーのものは、あまりにも流行が過ぎたら、思い切って処分してしまいましょう。ある程度の年齢を重ねたら、流行を追いかけるばかりではなく、時代や年齢を問わず定番のアイテムを取り入れることがおすすめです。センス良く、おしゃれに見せてくれるでしょう。
表情が硬い
喜怒哀楽を顔で表現することは、表情筋を鍛えることにつながります。あまり外出もせず、話し相手もいない…。そんな方は、どんどん表情筋が衰えている可能性が。また表情がないと不愛想に見えてしまったり、垂れ下がった口角などで、老け顔や疲れ顔に見られてしまうことも。
口角がきゅっと上がっているだけで、表情はやわらかく、親しみやすく見えるものです。口角ひとつで、女性らしいやわらかさを演出できるのです。
姿勢が悪い
丸まった背中は、オバサンを通り越して、おばあさんの象徴。背中が丸まることで、太って見えてしまう可能性も。また、二重アゴや肩こり、腰痛などの困ったトラブルも引き起こします。
背筋を意識することで自然と上体が起き上がります。また正しい姿勢を保つためには、知らず知らずのうちに、腹筋や背筋も使っています。背筋を伸ばすことで、中年太りを撃退しましょう。
もう年だからという考え方
たしかに20代の頃のように肌を露出したり、どんなメイクでもチャレンジしたり…ということは難しくなるかもしれません。しかし、だからといって「まったくおしゃれをしない」という考え方は、老化をどんどん進めてしまいます。
諦めてしまっては、どんどん老けていってしまうだけ。年齢ごとに合うファッションやメイクを見つける気持ちが大切です。
メイクによって老けて見られる
メイク次第で20代でも老け顔に
メイク初心者の方などが陥りやすい「とりあえず、流行の色を使う」という方法。これがピッタリと自分の肌に合えばよいですが、ひとりひとり、肌の色味やパーツのつくりによって、向き不向きがあります。
自分に似合わないメイクをすると、肌がくすんで見えたり、やぼったく見えたり、自ら老け顔を演出する結果になってしまいます。
厚塗り厳禁
近年は「ナチュラルに見える肌」というのが主流になってきています。ベースメイクを抑え気味にし、「まるで何も塗っていないような肌」が好まれる傾向に。こってりしたリキッドファンデーションやBBクリームを顔全体にべた塗り、なんていうメイクはもはや時代遅れでもあります。
気になるシミなどはカバーしつつ、厚塗り感のない、素肌のようなベースメイクを心がけましょう。メイクを最低限に抑えるためには、もちろんスキンケアも大切です。
過剰なアイメイクは控えよう
真っ青なアイシャドウをアイホール全体に塗っていたり、極太のアイラインは、オバサンメイクの代表格。
大切なのは「バランス」。派手なカラーシャドウは目じりなどのポイント使いに留めたり、アイラインも、ラインを目頭から目じりにかけて徐々に太くしていくなど、なにごともやりすぎは禁物です。
全部100%の濃さにしてしまうと、途端にド派手な顔に。「今日はアイシャドウが濃い色だから、アイラインは控えめに」「チークを目立たせたいから、アイメイクは控えめに」など、顔全体のバランスを見てアイメイクを行うと、途端にあか抜けた顔に見せることができるでしょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
唇のくすみは老けて見える原因に。うるつやリップになれるスキンケア
若々しく見せるための心構え
心はいつまでも若くいる
「もう歳だから…」と諦めてしまうことが、老化を進める大きな原因に。流行に敏感であったり、見た目に気を配るなど、心は若々しさを忘れないことが大切。
心が前向きならば、おのずと外見にも自信が現れてきます。心の若さは、いつまでも忘れないようにしましょう。
恋をして心はいつまでも若くいる
「恋をするときれいになる」とはよく言われることですが、これは迷信ではなく、ホルモンの分泌が活発になるなど、恋愛は体に対してさまざまな影響を与えるのです。
代表的なものは「エストロゲン」という女性ホルモン。肌ツヤをよくし、バストアップ効果、ウェストが引き締まるなど、まさに女性を美しくする効果があるのです。
また「やる気ホルモン」とも呼ばれる「PEA」は、気持ちを前向きに。また消化を促す効果もあるため、便秘の解消などにも役立ちます。
パートナーとデートに出かけたり、好きな芸能人を応援してみる、恋愛映画やドラマを見るなど、ホルモンを活性化することが大切です。
趣味を作る
家にこもりっぱなしで、ずっとテレビを見ている…なんていうあまり刺激のない生活は、老化を進めることになります。
趣味を持ち、それに対する目標などをつくることで、生活にもハリが出てきます。前向きになれば心も明るくなり、前向きさは表情にも表れるでしょう。また同じ趣味を持つ仲間が出来れば、話し相手も増え、世界を広げることができます。
よく笑うようにする
「笑う」という行動には「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」を活性化させるパワーがあります。笑うことで神経ペプチドという物質が活発に生産され、血液やリンパ液に乗って体内に流れます。これがNK細胞に付着することで活性化を促すのです。
NK細胞とは、体に侵入したウィルスや、健康な人でも毎日生み出されているガン細胞を退治する、健康維持には欠かせない大切な細胞。この細胞がなければ、私たちはあっという間に病気になってしまうのです。
むすっとした表情の人より、笑顔の人のほうが、まわりの人から親しみを感じてもらえるでしょう。そういった外見的なことだけではなく、健康を維持するためにも「よく笑う」ことはとても大切なのです。
外見の変化で若々しく見せる方法
肌の保湿を欠かさない
カサカサの手入れをしていない肌は、老化の証。反対に、ツヤやハリのあるふっくらとした肌は、若々しさを演出します。
なぜ歳とともに肌がカサカサするのか?というと、皮脂の分泌量が年齢とともに減少していくからです。皮脂は肌の水分を保つ役割があります。乾燥すると肌の表面にある角質がめくれ、隙間からどんどん水分が逃げ出してしまうのです。若い頃と同じケアでは、水分は補いきれません。スキンケアのあとは、しっかりとフタをするよう心がけましょう。
顔以外にも年齢が出やすいパーツは、ずばり「手や首」。顔はバッチリなのに、手や首はシワシワ…ということを避けるため、手や首もしっかり保湿をしましょう。
美顔ローラーでのケア
たるんだ頬やフェイスライン、あご下を撃退するには、美顔ローラーでのケアがおすすめです。
美顔ローラーで余分な肉やむくみをしっかりとケアすることで、リフトアップの効果が期待できます。また血行や代謝もアップ。ターンオーバーに必要な栄養素を、顔中に取りこむことができるのです。
また小さな美顔ローラーを使えば、小ジワなどの対策にも。アンチエイジングのグッズとして、美顔ローラーを取り入れましょう。
紫外線対策を欠かさない
肌は紫外線の刺激を受けると、肌の色を黒くして、紫外線から守ろうという働きをします。このとき分泌されるメラニン色素が、シミのもと。若い頃はターンオーバーによって、メラニン色素ごと自然に肌からはがれ落ちていきます。しかし年齢とともにターンオーバーの速度は遅くなるため、色がついてしまった箇所が、いつまでも残ってしまうのです。
また紫外線は肌の水分を奪うため、シワを引き起こす原因にも。紫外線を浴びることは老化をどんどん進めてしまう行為なのです。
シワやシミを作りださないためには、予防が欠かせません。季節を問わず日焼け止めはしっかりと塗る、日傘や帽子などを活用するなど、対策はしっかりと行いましょう。
髪の毛に艶とボリュームを出す
パサパサでボリュームのない髪の毛は老け顔に見せる大きな原因。髪の毛にもエイジングケアは欠かせません。
ツヤとボリュームを与えるシャンプーやコンディショナーを取り入れることはもちろん、頭皮用の美容液なども効果的。また、乾かすときは根元から立ち上げるように意識を。ブラシなどを使うと、よりボリュームを出しやすいでしょう。
美容院で髪型を変える
いつも同じ美容院で、同じ髪型にしてはいませんか?以前は似合っていたかもしれませんが、年々髪質やボリュームは変化しています。いつまでも同じ髪型だと、知らぬ間に自分に似合わない髪型になっているかもしれません。また、手入れが楽だからとりあえず短く…という考え方も、オバサン化を進行させてしまいます。
髪型を若くすることで、一気に印象を変えることができます。パーマをかけてみたり、ツヤのあるカラーを取り入れてみる、また少し髪の毛を伸ばすだけでもイメージは大きく変化します。芸能人の髪型や雑誌の特集などを参考にしてみましょう。
姿勢を正す
ピンと伸びた背筋は、老けた印象を追い払います。また意識はしていなくても、姿勢を保つためには意外と筋肉を使っているもの。
「上から糸で引っ張られている」ように意識すると、自然と背筋が伸び、頭や肩の位置も正しい場所に戻ります。悪い姿勢のまま筋肉が衰えていってしまうと、将来、腰が曲がってしまう可能性が。まだ筋力を保ちやすいうちに、将来に備えて姿勢を整えておくことが大切です。
薄化粧を心掛ける
塗りすぎの粉っぽいメイクは、若くみせたい女性にはNG行為。大切なのは「素肌が美しい人」を演出することです。
コンシーラーでシミをカバーしたり、顔色をよく見せてくれる効果のあるカラー下地を取り入れることが効果的。アイシャドウやリップなどのカラーは、派手すぎない、年相応のものをチョイスしましょう。例えばベビーピンクではなくローズピンクを選んだり、チークを入れる位置を変えてみるだけでも、落ち着いた雰囲気に。
また乾燥気味だとメイクのノリがいまいちになります。粉っぽく見えてしまうのを防ぐためにも、メイク前の保湿ケアもしっかりと行いましょう。
自分に合う服を買う
年齢によって、似合う色やデザインはさまざま。プチプラファッションもよいですが、年齢を重ねたからこそ似合う、しっかりとした生地の洋服も持っておきたいものです。身に着ける服がよいものならば、それにあわせてメイクやヘアスタイルなどもきれいにしよう、という心理が働きます。
なにを参考にすればいいか分からない、という方は、年代ごとの雑誌や、年の近い芸能人などを参考にするとよいでしょう。
栄養のある食生活をする
年齢を重ねるごとに、代謝や免疫力はだんだんと堕ちていきます。そこで重要なのは、体の内側からきれいにすることが大切です。
肌によいのはビタミンCやビタミンA。ビタミンCはメラニン色素の生成を防いでくれる役割が。またビタミンAには、皮膚や粘膜の代謝をアップさせてくれます。また血管をきれいに保つビタミンEなどもおすすめです。
また、髪の毛も、食事によって質を向上させることができます。山芋やオクラ、納豆などのネバネバした食材は髪にツヤを出す「コンドロイチン」が豊富。抜け毛などを予防する「亜鉛」はカキやホタテなどの貝類、納豆にも多く含まれます。
適度な運動で代謝をよくする
運動をすることで血行がアップし、顔色をよく見せてくれる効果があります。また血流やリンパの流れが活発になり、体内の毒素を流します。毒素が流れ出せば新たな栄養を取りこみやすくなるため、ターンオーバーなども活発になります。
また体を動かすことでストレス発散にもつながり、ホルモンバランスを整える効果にも期待できます。
疲れをためない
疲れがたまることで、人間はストレスを感じます。すると活性酸素が体内で過剰に生産されてしまいます。
活性酸素は、本来であれば細菌などを倒す役割がありますが、増えすぎてしまうと、正常な細胞にまで攻撃をしてしまいます。こうして体の「酸化」が進むと、シミやシワ、また生活習慣病の原因にもなるのです。疲れを感じたら休息をしっかり取りましょう。
しっかり睡眠をとって疲れを解消
眠りが浅かったり、夜中に何度も目が覚めてしまう方は、睡眠の質があまりよくない場合があります。
質の良い睡眠は、活動的な「交感神経」と休息のための「副交感神経」がうまく切り替わることで得ることができます。眠りに問題がある方は、「交感神経」が活発なままになっている可能性が高いのです。
また、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」によって、肌の再生は促されます。成長ホルモンは最も深い睡眠中に分泌されるため、肌の調子がよくないときは、よく眠れていないのかもしれません。
湯船にしっかり浸かって体を温めたり、眠る前に軽くストレッチをするだけで、眠りに入りやすい状態をつくることができます。
お風呂などリラックスタイムを作る
シャワーだけでパパッと入浴を済ませてはいませんか?「なんだか疲れているな」と感じたら、ゆっくりとお風呂に使ってみましょう。よい香りのする入浴剤やボディーソープを使うなど、プラスのアイテムを活用することもよいでしょう。
お風呂の中でマッサージをすれば、血行やデトックス効果もアップします。
▼さらに詳しい解説はこちら
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気づいたその日から対策をしよう
鏡を見て、自分の疲れ顔に驚いた経験はありませんか?気づいたその日から、さっそくアンチエイジングを意識してみましょう。
対策をスタートするのに、遅すぎるということはありません。「若さを保つ」と、まずは意識することが大切なのです。
自分のためにも綺麗になろう
せっかく女性として生まれたのならば、やはりいつまでも、キレイでいたいもの。若々しさは自信につながり、新しいことにチャレンジする勇気が湧いてきます。
見た目に気をつかうことは、ハリのある生活にもつながるのです。
若々しく綺麗な自分を作り出そう
年齢のせいにして、いろいろなことを諦めてはいませんか?諦めて何もしなければ、見た目も中身も、どんどん老けていってしまいます。
「ちょっとメイクを変えてみる」「流行のアイテムを取り入れる」、少し意識を変えるだけで、生活の質はガラッと変わるもの。
人生で、若者と呼ばれる期間は、残念ながらとても短いもの。「何もしなくてもきれいな肌」や「何を着ても似合う」時期は、とても限られているのです。しかし、少し気をつければ、美しく年齢を重ねることはできます。今日から少しずつでも、若々しい自分を目指してみませんか?