目次
ほうれい線の主な原因
紫外線によるダメージ
ほうれい線は肌が弾力を失ってたるんでいる状態です。紫外線を浴びると肌の形成に必要なコラーゲンなどの有効成分がダメージを受け、それが蓄積することにより乾燥した状態になってしまいます。紫外線は肌の奥深くまで届くため、肌の栄養となっている土台部分が大きくダメージを受けてしまいます。
肌が乾燥した状態になると、水分が失われ、皮膚の表面にシワがでてきたり血行不良などになってしまうため、筋肉の力が弱くなってたるみを引き起こしてしまいます。
保湿不足による乾燥肌
普段のスキンケアでしっかり保湿しているから大丈夫…と思っている方も注意が必要です。人は起きている間に水分を消費していくため、保湿が十分でないとすぐに乾燥した状態になってしまいます。エアコンのついている部屋で作業をするときはさらに肌が乾燥してしまうので、注意が必要です。
十分に保湿がされないと、皮膚に必要な栄養が不足し、肌の弾力やハリを保つために必要な表情筋が衰え、たるみやほうれい線を引き起こします。若い世代のほうれい線の主な原因は、肌の水分不足による乾燥が原因となっているものが多いです。
年齢とともに肌が弛む
年齢を重ねていくと顔の皮膚がたるみ、とくに頬の部分や目の周りにシワができやすくなります。肌に栄養が十分に行き届かない状態になると、新陳代謝の働きが弱まり、血行不良に。肌の血行が悪いと、筋肉が固まった状態になり、シワやたるみがますますできやすくなってしまいます。
血行が悪いと、新しい皮膚が作られるターンオーバーのリズムが崩れてしまうため、肌環境が悪化し、ほうれい線を引き起こす原因となってしまいます。年齢を重ねるごとに、マッサージや表情筋を使うことを意識して行うことが大切です。
表情筋の衰え
普段私たちは、人と話すことや食べ物を噛んだりすることで顔の筋肉を使っています。顔の筋肉の表情筋といわれる筋肉は、皮膚に直接ついているため、会話が少なかったり固いものをあまり食べないなどのライフスタイルの変化によって、筋力がだんだん衰えていきます。
ずっと同じような表情をしている場合は、その状態で筋肉が固まりやすくなってしまうため、癖になってしまうことも。表情筋を意識して使うことによって、たるみの原因を防ぐことにつながります。
老廃物が溜まり顔がむくむ
普段あまり体を動かすことがなかったり、塩分の多い食事を取りすぎてしまったりと、ライフスタイルが影響して顔のむくみの原因を作ってしまいます。顔の血流が悪くなってしまうと、リンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まりやすくなってしまいます。
むくみは習慣化してしまっている食生活や生活習慣で症状がそのまま進んでしまうことがあるため、さらに老廃物が溜まってむくみや筋肉の衰えによっれほうれい線ができやすくなってしまいます。重力によって肌は下に下がってきてしまうため、シワやたるみが目立ちやすくなります。
骨格の歪み
普段ずっと同じ姿勢でいることが多いという場合は骨格の歪みを引き起こしている可能性があります。仕事などでデスクワークをしている場合は、どうしても同じ姿勢でいることが多くなり、姿勢が悪くなってしまいます。姿勢が悪くなると血行が悪くなるため、肌のたるみに影響をあたえます。
頬杖をつく癖がある人や、片側で食べ物を噛む癖がある人は、骨格がどちらかに歪んでしまう傾向があります。そうなると片方の筋肉ばかりをよく使うことになるので、筋肉を使っていない部分がたるんでしまい、ほうれい線を引き起こします。
長時間デスクワークをする
長い時間ずっと同じ姿勢で作業をしていると、特にパソコン作業の場合は上半身の筋肉が凝り固まってしまうため、血行が悪くなり肩こりなどになってしまいます。肩こりは血行不良や筋肉の衰えが原因となって起こるため、顔の血流の流れにも影響し、代謝が悪くなってしまうことも。
パソコン画面をずっと見ていると、目の疲れなどの症状がでてきてしまうこともあります。目が疲れると周りの筋肉の力が弱くなり、目の下のクマを引き起こす原因になります。長時間デスクワークをする場合は、適度に休み、水分補給をするなどの工夫が必要です。
皮下脂肪によるたるみ
顔のむくみやたるみの原因の一つには、血行不良が挙げられますが、皮下脂肪が増えると筋肉の量が少なくなってしまうため、たるみが発生しやすくなります。皮下脂肪がたまってくると重力によって頬が下に落ちやすくなります。
また、無理なダイエットを行って体重の増減が激しくなってしまうと、皮膚がたるみやすく、ほうれい線の原因となることもあります。運動をすることで代謝をアップさせることは肌にとってよいことですが、リバウンドにならないようにするなどの注意が必要です。
ストレスによるホルモンバランスの乱れ
普段の生活でストレスをなくのはなかなか難しいことかもしれません。しかしストレスが溜まるとホルモンが影響を受ける為、顔の血管が収縮して血行が悪くなることがあります。血行が悪くなると老廃物が溜まりやすくなり、ほうれい線の原因を引き起こすことに。
ストレスや過度の緊張によって表情が硬くなることもありますので、注意が必要です。
ほうれい線の解消方法
洗顔時は圧を優しくする
ほうれい線を解消したい場合は、洗顔の方法にも注意が必要です。洗顔するときに洗いすぎてしまったり、洗浄力が高いものを使ってしまうと、保湿成分も洗い流してしまい、逆に乾燥肌になりやすくなります。洗顔時は手の上で泡立て、皮膚を刺激しないようにやさしく洗い流すようにしましょう。
こする圧力が強くなると角質層を痛めることによって乾燥を促進させることもあるので、なるべくていねいに洗うことがポイントのひとつです。
マッサージをして老廃物を流す
顔の筋肉がたるんでしまうことで血行が悪くなると、肌の代謝が悪くなってうるおいが失われてしまいます。肌のたるみのもとである筋肉をほぐすことで、滞った老廃物を流していきましょう。顔の下の部分である口角や、気になるほうれい線の部分をほぐすようにマッサージすることで、肌の血色をアップさせます。
しわやたるみの部分はもちろん、顔の横から外側に向けて引き上げるようにマッサージすることで、リンパの流れをよくすることができます。
目元を温めて血行を良くする
パソコン作業などをしていると、目が疲れで血行が悪くなり、頭痛などを引き起こすこともあります。目の筋肉が緊張し続けることにより、血液の流れが悪くなり、目の周りの筋肉に疲労が蓄積されていきます。
その場合は、血行をよくするために、温かいタオルやアイマスクなどを使って血行をよくすることで改善することができます。血行がよくなれば、眼精疲労にも効果がありますし、血行がよくなることで目の下にできやすいシワやたるみを防ぐことができます。
保湿中心のケアを行う
肌にとって乾燥はシワやたるみを引き起こす大きな原因です。保湿をしっかりすることで、たるみによるほうれい線を防ぐことができます。肌がたるんでくると、小さなシワがでてくるようになります。これは乾燥が原因で起こるものなので、保湿力の高い化粧水や美容液などを使って水分を肌に与えるようにしましょう。
特に乾燥した場所にいることが多い場合は、水分補給をこまめにするなどもよいかもしれません。
ベロ体操で筋肉を鍛える
表情筋を定期的に使うことで、顔の筋力をアップすることができます。表情筋に効果的な舌を使った体操を行って、肌の弾力をアップさせましょう。舌の体操の方法はとても簡単で、10分以内で行うことができます。以下の方法で早速実践してみましょう。
1.口を閉じて下の先で歯ぐきと上の歯の間にいれ、そのまま時計回りに舌を動かす。
2.3周したら逆方向にも3周分まわす。
数回行うことで顔全体の血行がよくなるので、空いた時間を使って行ってみましょう。眉毛が上がらないようにしながら、目も同じリズムで回すことで、顔全体の筋肉を使うことができます。
表情筋を鍛えるエクササイズ
表情筋も他の筋肉と同様に、使わないと衰えていきます。 表情筋が衰えると肌が下に下がってしまうため、たるみやシワができて、ほうれい線になってしまいます。笑うことでも表情筋は使われるので、普段から笑顔でいることもポイントのひとつです。また、以下の2つの簡単なエクササイズを実践するのも効果的です。
1.口を大きく開いて五十音を発音
口を大きく開けてしっかり発音することがポイントです。鏡を見ながら行うようにしましょう。
2.ペットボトルくわえて30秒間キープ
少し小さめのペットボトルを口にくわえて顔の筋肉を引き締めます。無理のない程度に行ってみましょう。
整体で骨格の歪みを解消
姿勢が悪いと骨格が歪んでしまい、たるみを引き起してしまいます。骨格の歪みを正しい位置に戻すことで、内臓機能の働きや筋肉が正しい状態で使われるようになります。また、左右の顔のバランスが気になる場合は、歪みを強制することでその悩みを解決することができます。
整体は骨の歪みを治すことももちろん、筋力をアップさせることも目的として掲げています。骨の歪みは自分で矯正することが難しいので、整体師に相談してみるのもおすすめです。
ほうれい線解消にはツボ押しも効果的
顔にはいくつかのツボがあり、刺激することで血行をよくしてリフトアップ効果を促進することができます。口のすぐ横の部分はむくみや口角をアップさせる場所なので、左右同時に5秒間ずつ押すのがおすすめです。胃の働きをよくし、食欲をアップさせるツボでもあるといわれています。
口を開いた時に骨が持ち上がる部分で、下関と呼ばれるツボは、血の巡りをスムーズにし、新陳代謝をアップすることで筋肉を引き上げる効果が期待できます。やさしく上に引き上げるように押すことで、歯通や耳鳴りにも効果があります。
ほうれい線に効果的な化粧水
花印(ハナジルシ) スーパーモイスチュア フェイスマスク
肌の保湿と保水力に着目して作られた保湿成分がたっぷり入った化粧水。肌の奥深くの角質層にうるおいを与えて肌のキメを整ることができます。8種類のアミノ酸と高分子ヒアルロン酸、水溶性コラーゲンや他の天然植物性成分など、15種類の保湿成分と5種類の美肌水が配合。敏感肌でも使える低刺激タイプです。
one one オールインワンクリーム エモリエントリッチ
肌本来の力に注目し、美容成分「ユーグレナエキス」には59種類の美容成分が配合。伸びがよいので肌にもなじみやすく、とにかく高い保湿をしたい方におすすめのクリーム。リッチな保湿成分がたっぷり入って、敏感肌にもうれしいパラベンフリーで肌荒れの心配もないのが魅力。
シーヴァ 美さを 発酵美容ゲル
6つのスキンケアが1本でできる便利なクリーム。シワやたるみ、ほうれい線などの肌悩みをトータルケアすることを目的に開発され、10種の発酵エキスや発酵コラーゲンを含む6種のコラーゲンを贅沢に配合。発酵させることで効果と浸透性が大幅にアップし、界面活性剤不使用なので敏感肌でも安心して使えます。
ラサーナ 海藻 オールインワンゲル
肌の弾力をアップさせることを目的で作られたオールインワンタイプのクリーム。海藻エキスなどの天然由来成分なので、オーガニック派の方にもおすすめ。赤ちゃんの肌に多く含まれているといわれる、赤ちゃんコラーゲン配合で弾力のある肌を演出します。
Macchia Label(マキアレイベル) プロテクトバリア
肌本来の力をサポートするために、肌の美しさの素となる成分を配合。ハリを与える成分や透明感を引き出す成分など厳選成分をたっぷり配合しています。透明感のある肌を演出し、肌本来の美しさを取り戻すことができます。17種類の植物エキス配合で、無石油系鉱物油が不使用なのもポイント。
アンチエイジングにおすすめの化粧水
セザンヌ スキンコンディショナー高保湿
保湿力に優れた乾燥から肌を守る成分、セラミドを配合。 植物由来の美容保湿成分やヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸など、紫外線によるダメージに効果的な植物由来の美容保湿成分も入ったクリーム。弱酸性なのでやさしく肌をケアできます。
キュレル ジェルローション
汗で肌荒れやあせもを起こしやすい乾燥性敏感肌体質の方でも安心して使うことができる薬用ローション。潤浸保湿セラミドケアで、外部刺激で肌荒れしにくい肌質に整えてくれます。アレルギーテスト済みで全身に使うことができるのも魅力。
菊正宗 日本酒の化粧水 高保湿
日本酒は昔は化粧水としても使われていたのをご存知ですか?アミノ酸やミネラル成分などの高い保湿成分が含まれ、肌を保護してくれます。皮膚の表面を保護するセラミド成分も配合し、肌に弾力を与えます。天然由来成分で無鉱物油なのもポイントです。
ファンケル 無添加 アクティブコンディショニング EX 化粧液 II
独自に開発された適応型コラーゲンは、肌の不足したコラーゲンを強化する働きをしてくれます。アクティブセラミドが美肌の元となる角層を強化し、肌本来の力を取り戻すことをサポーします。保湿と栄養の両方を肌に与えることができる化粧水です。
アルージェ トラブルリペア リキッド
天然セラミドや4つの植物由来成分の力で肌のトラブルを抑え、肌質を整えます。とろみのある手触りなのでなじみやすく、肌にしっかりと浸透します。ベタつきのないサラッとした感触も魅力。界面活性剤不使用で敏感肌の方でも安心して使うことができます。
化粧水の正しいつけ方
洗顔後顔が突っ張る前に
もし洗顔後に顔が突っ張るような感じになってしまう場合は、乾燥肌の可能性があります。乾燥している状態だと水分が足りずに皮膚が引っ張られた状態になってしまうため、潤い不足で肌がつっぱったように感じられます。そうなる前に、朝晩の化粧水はたっぷりと適切な分量を使うようにしましょう。
汗をよくかいたり、クレンジングで洗いすぎてる場合は肌の水分が失われがちですので、スキンケアの方法を改めて見直す必要があります。
コットンは使わず手でつける
コットンは手が汚れる心配もなく、表面が柔らかくて刺激が少ないため、化粧水を肌につけるときに使う方も多いかと思います。しかし、逆にコットンで肌を刺激しすぎてしまうなど、使い方によっては注意が必要です。
手で化粧水をつけるメリットは、人肌で温かく、化粧水が肌に浸透しやすくなることです。やさしく肌になじませるようにパッティングすることで、肌の奥深くまで浸透し、乾燥しにくい肌質に改善することができます。細かい部分もしっかりケアすることができるのも手で化粧水をつけることのメリットのひとつです。
化粧水の付け方
化粧水の正しいつけ方を毎日行うことが、肌トラブルの改善につながります。強く叩くように肌になじませるのではなく、やさしく肌の奥まで浸透させるイメージでゆっくりと行うことが大切です。また、化粧水の量が少なかったり多かったりするのも逆効果ですので、容量を守るように心がけましょう。
1.化粧水を適量手に取る
2.おでこから肌を覆うようにつける
3.化粧水の浸透をイメージしながらケアする
上記の3つの流れを意識しながら化粧水をつけていきましょう。頬や鼻周りの細かい部分はもちろん、おでこから肌を覆うようにつけていくことで、顔全体に浸透させていくことができます。時間をかけてゆっくりと行いましょう。
ほうれい線はスキンケアで解消しよう
肌がたるんできたり、シワやほうれい線が目立ってきたりと、肌トラブルの悩みを持つ方は多いかと思います。ほうれい線は、保湿をしっかりすることで改善することができますし、表情筋を鍛えるなどのエクササイズやマッサージを行うことで、改善することができます。
今回紹介したスキンケア商品やほうれい線の原因となっている元を知ることで、肌の悩みを解決することができます。若々しく見える肌を目指し、楽しくスキンケアを行ってほうれい線の悩みを解消しましょう。