目次
眉毛から突然フケがでてしまう原因
乾燥のかゆみによる皮むけ
眉毛のフケの原因として乾燥があげられます。眉毛が乾燥するといってもピンとこない人も多いでしょう。しかし眉毛は顔の皮膚の中でも薄くなっている部分です。
腕などでも乾燥することで粉が吹いたように白くなります。これが眉毛の生えている皮膚に起きると、眉毛からフケがでてしまうようになります。眉毛の皮膚はとても薄くなっているところなので、乾燥もしやすくなっています。乾燥がひどくなると皮膚がむけてフケのようになります。
皮がむけてしまうような状態では化粧水などをいくら付けても、すぐに乾燥は治りません。日ごろからきちんと保湿ケアをしておくことが必要です。
眉毛だけでなく頭からのフケに悩んでいる方には以下の記事がおすすめです。フケの原因と改善策について詳しく解説しています。
常在菌の増殖
眉毛にフケが出る原因として、皮膚にもともといる常在菌が増殖していることが考えられます。脂漏性皮膚炎と呼ばれる、一見するとアトピー性皮膚炎に似た症状の皮膚炎です。
皮膚がウロコのように落ちてきてしまい、眉毛からフケが出ているように感じます。この原因となる常在菌がマラセチアというカビの一種です。この菌が増殖してしまうのは、栄養不良、不摂生、自己免疫力の低下、ストレス、睡眠不足といったことが原因と考えられます。
眉毛からフケが出ていると感じたら、一度生活習慣や食生活などを見直してみましょう。
メイク汚れの蓄積
眉毛は毛が密集している場所であり、どうしてもメイク汚れが残りやすい場所となっています。そのためメイク汚れが蓄積してしまい、毛穴詰まりなども起こしやすい場所でもあります。汚れが蓄積してしまうことで痒みが生じたり、乾燥したりしてフケの原因となります。
眉毛はクレンジングや洗顔の際に見落としがちな場所です。ですが、メイクではアイブロウもしますし、頭やおでこから流れた汗も眉毛にたまりやすくなっています。眉毛は思っている以上に、汚れがたまりやすい場所です。
クレンジングも洗顔も、眉毛の部分まで丁寧に行うことが必要です。目元同様に、優しく丁寧に汚れを落とすように心がけましょう。
肌のバリア機能の低下
肌のバリア機能の低下は、肌の乾燥を促進させてしまいフケの原因となってきます。肌は通常キメが整い角層もきれいに並んでいる状態です。加齢や炎症などで角層が乱れると、肌表面に隙間ができ、その隙間から水分が抜けだすことになります。
炎症を起こしてしまう原因もいろいろと考えられますが、花粉やハウスダストといった日常にごく当たり前にあるものが原因で炎症を起こしてしまうことも珍しくありません。
こういった状態になった場合には、通常のスキンケアでは保湿することが難しくなります。専用のスキンケア用品などを使用することが必要となります。
除毛や脱毛によるダメージ
眉毛は、常に形を整えている場所です。眉毛は毛の数が多いだけに、除毛したり脱毛したりすることで形を整えることになります。除毛でも脱毛でも肌にはとても大きな負担をかけていることになります。
毎日のように繰り返されるダメージによって肌が弱ってしまい、炎症を起こしてしまうこともありますし、傷ついた肌が乾燥してしまうこともありますから、ダメージが大きなものになることでフケが出ることもあります。
生活習慣を考える
眉毛からフケが出る場合には、肌の乾燥といったこともありますが、生活習慣が大きくかかわっています。生活習慣が乱れ、睡眠不足などになるとその影響が肌にも現れます。特に皮膚の薄い部分である眉毛のあたりは影響が出やすい場所です。
生活習慣の乱れは、ホルモンバランスを崩すことになり、それによって肌の乾燥を促進させてしまうこともあります。フケが出るからきれいにしなければ、というだけでなく普段から生活習慣を整えておくことが大切です。
食生活の乱れ
食生活は肌に大きな影響を与えます。外食が多かったり油物が多い食事を摂っていたりと、食事のバランスが崩れていると肌には途端にその影響がでます。食事などから吸収した栄養は、生きていくために必要な部分から優先的に使われることになります。その後、肌などに栄養が回ってきますから、必要な栄養をしっかり摂らないと肌にまでその栄誉が回ってこないことになります。
外食が多いといった場合には、ただでさえ栄養が不足する状態になりがち。肌に必要な栄養が全く足りていない状態になり、肌トラブルの原因となります。きちんと栄養のバランスを考えた食事を摂ることが必要です。

眉毛からフケが止まらない時の対処法
オイルを使ってケア
眉毛のフケが止まらない場合には、肌が乾燥していることが大きな原因となります。まずは肌の乾燥をケアすることが必要です。フケが出るような状態になっている場合、本来肌を乾燥から守るべき皮脂の分泌が減少してしまっていることが考えられます。
皮脂は肌を乾燥など外部の刺激から守ると同時に、中の水分が出てしまわないようにする働きがあります。その皮脂の代わりに、オイルを使用して皮膚の表面に膜を作ってあげることで、中から水分が抜けてしまうのを防ぐので乾燥を予防することができます。
アミノ酸のシャンプーで洗う
アミノ酸のシャンプーは頭のフケ対策としても使われるシャンプーです。一般的に販売されているシャンプーは、界面活性剤が使用されているものが多く、その界面活性剤の種類によってシャンプーの種類を分けることができます。
アミノ酸のシャンプーは肌への刺激が弱いものとなっています。界面活性剤は、汚れだけでなく皮脂も洗い流してしまいます。皮脂は乾燥を防ぐためにも必要なものですから、できるだけ刺激が弱く皮脂を守ることができるタイプのシャンプーで洗うことが必要です。
シャンプーを洗い流す時、どうしても顔や眉毛にその成分が触れてしまいます。肌の調子が悪い時には、特にアミノ酸のシャンプーを使うように心がけましょう。
薬用の洗顔料を使う
眉毛のフケには、いくつかの原因が考えられますが、その中には皮膚の炎症があります。皮膚が炎症している場合には薬用の洗顔料を使用することを考えたほうがよいでしょう。
フケを気にして、刺激の少ない石鹸などで洗顔を行っていても、皮膚が炎症を起こしてしまっている場合は、なかなか改善することができません。殺菌作用のあるイソプロピルメリルフェノールや、炎症を抑えるグリチンリン酸ジカリウムといった成分が配合されている、薬用の洗顔料を使用するとよいでしょう。
薬用の洗顔料は眉毛のフケ予防ということではなく、ニキビ対策の洗顔料として販売されており、ニキビの炎症を抑えるために消炎作用のある成分が配合されています。
保湿力の高い化粧品をつける
眉毛のフケは乾燥が原因となっていることも多いので、保湿することはとても大切なことになります。眉毛といってもその元となっているのは顔と同じ肌です。保湿してあげないと乾燥してしまうのも当然ですが、意識して保湿しているという人は少ないでしょう。他の部分はしっかり保湿していても、眉毛は意識したことがないのが現実です。
フケが出るような状態は、かなり乾燥が進んでいる状態。さらなる乾燥をひき起こしやすい状態になっています。肌同様に、保湿力の高い化粧水を使用する必要があります。
保湿力の高い成分としてはセラミドがありますが、セラミドは水分を留めておく力が強いだけでなく、水分が抜けるのを防ぐ力もあります。そのため保湿力の高い成分の中でも、注目度の高い成分となっています。しっかり保湿をしたい時には、セラミドが配合されている化粧水を選びしましょう。
以下の記事では編集部おすすめの眉毛美容液を紹介しています。是非参考にしてみてください。
改善しない時は皮膚科を受診する
シャンプーや洗顔料を変えたり、保湿することで症状が治まれば問題ありませんが、時には皮膚病などの可能性もあります。
皮膚病の場合には、セルフケアでは治すことが難しい場合もあります。皮膚科を受診して適せつな治療を行うようにしましょう。また皮膚は体調が現れやすい場所でもありますから、生活習慣や食生活などにも注意してみる必要があります。
病院での受診の前におすすめなのが保湿オイルです。自分の肌に合ったオイルを探すことが出来れば、きれいな肌を保つことが出来ます。以下の記事では編集部おすすめの保湿オイルを紹介していますので是非参考にしてみてください。

フケを抑えるオイルの使い方
落ちにくいメイクのクレンジング
フケを抑えるために便利なアイテムはオイルです。オイルといってもいろいろな種類がありますが、メイクを落とし専用のオリーブオイルもあります。
メイクを落とす時はクレンジング剤を使いますが、刺激が強すぎるものもあるので、肌の調子が悪い時は使用を控えたい場合も。そこで便利なのがオイルです。オイルであれば刺激の強い成分はあまり含まれていないので、肌への負担を軽減することできます。またメイクを落とした後にも、肌にオイルの成分が残るので乾燥を予防することもできます。
もちろん眉毛のメイクも、オイルでしっかりなじませて落とすことができるのと同時に、フケの原因となる乾燥の予防につながります。
カサカサになった皮をふやかして除去
乾燥などによってカサカサになった皮膚が落ちて、フケとなります。フケを出さないためにはカサカサになってしまった皮膚を先に取り除いてしまうことも必要です。
ゴシゴシ擦ってしまったりすると肌にダメージを与えることになりますから、擦るようなことはできません。カサカサになってしまった皮膚をふやかして取り除くにはオイルがおすすめ。オイルを、湿布するように肌にのせてしばらく置くと、余計な皮膚がふやけて除去しやすくなります。擦らずに丁寧に洗い流すようにしましょう。
ただし、どのようなオイルであっても、肌には多少なりとも負担となります。オイルを塗ってそのまま放置することはせず、10分以内には洗い流すようにしましょう。
洗顔後につけてマッサージ
オイルを洗顔後の肌につけてマッサージを行えば肌の活性化にもつながります。洗顔後の肌は乾燥していますからそこにオイルをつけることで、乾燥を予防することができます。さらにマッサージする際に、オイルがあることで肌の滑りがよくなり肌への負担が軽減されます。
肌のマッサージを行う際に、力を入れて行ったりすると肌が傷ついてしまう可能性もありますが、オイルを塗ることで肌負担を減らしながらマッサージを行うことができます。エステサロンでもマッサージを行う際には、必ず滑りをよくするためにオイルを使用します。これは肌を摩擦から守りながら、保湿する役割を持っていますからとても重要なものとなります。

眉毛のフケ対策におすすめのオイル
無印良品 ホホバオイル
無印良品のホホバオイルは、ホホバの種子から抽出したオイルを化粧用に精製したものです。余計なものを取り除いただけの精製となり、防腐剤なども配合することなくホホバオイル100%となります。
オイルの中でもホホバオイルは人間の肌に、とても似た成分となっているために肌への負担を軽減して使用することができる、安心なオイルです。またオイルといっても実際には、ワックスですからベタベタすることなく使い心地のよいオイルです。
DHC オリーブバージンオイル
DHCオリーブバージンオイルは、スペインのオリーブを使用しています。スペインは良質のオリーブの育つ環境をその得た国ですが、それだけでなく有機栽培に関してとても厳しい基準を設けている国です。そのスペインで完全有機栽培されたオリーブから採った最高級美容オイルです。
防腐剤も使用することなく美容オイルとして、酸化しにくいオイルを作るためにオリーブの実は傷つけないようにすべて手摘みで行い、収穫後6時間以内に粉砕し、さらに熱などを加えることなく絞りだしたオイルとなっています。酸化しにくいオイルは、肌にもフレッシュなままに届けることで、皮脂と似た成分となっているオリーブオイルが肌に浸透しやすく負担をかけることなく肌を守ることができます。

フケの発生を抑えるアミノ酸のシャンプー
カウブランド無添加 カウブランド 無添加シャンプー
カウブランドの無添加シャンプーは、頭皮への刺激の少ない植物性アミノ酸系洗浄成分を使用したシャンプーです。頭皮への刺激が少ないためダメージを与えにくく、乾燥しにくいジャンプーです。
無添加シャンプーというと石鹸シャンプーのように、髪がキシキシするような感じがイメージとしてありますが、カウブランドの無添加シャンプーはしっかり泡立ち、キシキシすることなく洗うことができます。泡立ちがよいので洗浄力にも優れており、しっかり汚れを落とすことができます。
アミノレスキュー シャンプー/トリートメント
アミノレスキューのシャンプー・トリートメントは、8種類のアミノ酸と6種類の天然オイルを配合したシャンプーです。アミノ酸系で弾力の泡を作ることができ、毛穴の余計な皮脂や汚れをしっかり落としながらも頭皮への刺激の少ないシャンプーとなっています。
また、6種類の天然オイルを配合することで、髪の健康を守るとともに頭皮の乾燥予防を行うことができます。

眉毛の清潔を保つ薬用洗顔石鹸
ユースキンS 薬用ユースキンS ソープ
薬用ユースキンSソープはさっぱり洗えるのにつっぱらない、洗い心地の良い石鹸です。肌への負担が考えられる成分は、可能な限り除かれているので、乾燥した肌や刺激に弱い肌などでも使用することができる安心の石鹸です。
保湿成分であるシソの葉エキスが配合されているので肌の保湿にも役立つ石鹸となっています。
ソフィーナ アルブラン 薬用ウォッシングソープ
成分の1/4が潤い成分で、できており、キメの細かい泡で洗うことで、肌が本来持つ美しい素肌に整える薬用洗顔石鹸となっています。
泡立ちやすく、キメの細かい泡を作ることができるので、余分な皮脂や汚れをしっかり落としながら肌の状態を整えます。

乾燥した眉毛をしっかり潤す眉毛用美容液
リット製薬 マユライズ
マユライズは、無添加処方の眉毛のための美容液です。合成着色料、香料、アルコール、鉱物油を使用していませんから、眉毛のフケが気になる人でも刺激が少なく使用することができます。保湿成分が配合されているので、眉毛の元の肌の保湿にも役立ちます。
サッとひと塗りで使え、手間いらずで眉毛ケアを行うことができます。また、眉毛だけでなく、まつげにも使用することができます。この一本で眉毛とまつげのケアを行うことができる優れものです。
スカルプD ボーテピュアフリーアイブロウセラム
綺麗な眉毛を育てるために作られた美容液がボーテピュアフリーアイブロウセラムです。ピオチノイルトリペプチド、パンテノールといった保湿成分に加えて整肌成分である白銀が配合されています。
眉毛のハリツヤを考えただけでなく健康的な眉毛のために肌から元気にしてくれる美容液です。
フローフシ THE アイクリーム
THEアイクリームはホホバ種子、マカデミア種子油、コーン油の3種の植物オイルト、高純度に精製されたシアバター配合のアイクリームです。融点を38度に調整されたシアバターが肌で持続的な潤いをもたらしてくれます。
目の周辺はもちろん、眉毛にも使用することができ、ツヤのある存在感のある眉毛を目指すことができます。目元や眉毛につけるだけでなく、マッサージすることでより浸透し、血行を促進して健康的な肌を目指すことができます。

眉毛がかゆい時の対処法
冷たいタオルで冷やす
眉毛がかゆい時に掻いてしまうと肌を痛めてしまいます。掻いてしまうことが続くと眉毛が抜けてしまうようなこともありますから、かゆくても掻かないことが大切です。
かゆい時には冷たいタオルやハンカチで冷やすとかゆみが治まります。外出中でもハンカチなどをぬらして、しっかり絞って眉毛にあてることで痒みが治まってきます。ただし、ぬらしたタオルなどはしっかり絞って、水気が眉毛に残らないようにすることが必要です。眉毛に水分が残ってしまうとそれが蒸発する時に、肌の水分も奪って乾燥を促進させることになりますから気を付けましょう。
準備があれば保冷剤をハンカチなどに包んで冷やしてもよいでしょう。
メイクをしばらく休む
かゆみがある時には肌が炎症を起こしている可能性があります。そういった際にメイクをすると、肌には通常以上に大きな負担を与えることになります。かゆみがある時にはメイクをしばらく行わないようにすることもケアの一つです。
メイクをせずにしっかりケアして炎症が治まってかゆみがなくなってからメイクを再開するようにしましょう。
前髪が当たらないように工夫する
眉毛にかゆみがある場合には、髪の毛が当たったりするとさらにかゆみが増してきます。時には前髪が当たることで痒みだけでなく、チクチクした痛みが出ることもあります。そのような状態になると常に気になってイライラした状態になりますし、痒みもなかなか治まりません。
痒みがあるような場合には前髪が当たらないように、ピンなどでとめるなどの対策を行うようにしましょう。

症状が繰り返す場合は早めに病院へ行こう
眉毛からフケが出たり痒みが出たりする場合には、できるだけ刺激を与えないようにすること、しっかり保湿を行うことが大切です。
ただし、眉毛のフケは乾燥が原因というだけでなく、脂漏性湿疹であったりアトピー性皮膚炎であったりということも考えられます。そのような場合には自分のケアでは、なかなか改善することができない可能性もあります。症状を繰り返すような場合には、早めに病院に行くようにしましょう。