目次
鼻が乾燥すると出る症状
鼻の奥に痛みが出る
鼻が乾燥してしまって鼻の奥の方に痛みを感じることは決して珍しいことではありません。鼻に起きるトラブルの中でも多い方になるでしょう。
鼻の奥に痛みを感じるのは鼻の乾燥によって粘膜まで乾燥してしまい、粘膜が突っ張ったような感じになることが考えられます。粘膜まで乾燥していますから外からの刺激にも弱い状態になってしまい、痛みだけでなく他にも症状が出てくる可能性が十分に考えられます。
鼻血がよく出るようになる
鼻が乾燥している場合にはいくつかの症状が考えられますが、その中には鼻血がよく出るということもあります。特に冬場などの乾燥している季節でもないのに鼻血が出るような場合には、鼻の乾燥がかなりひどくなっていると考えることができるでしょう。
乾燥によって鼻血が出る場合には、鼻血だけでなく鼻の中に痒みを感じることも多くなっています。年中かゆみがあり鼻血がよく出る場合にはドライノーズと呼ばれる鼻の乾燥が原因となっていると考えられます。そのままにしておくと、さらにひどい状態になる可能性があります。早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切。自分では鼻の加湿を考えるようにしましょう。
風邪にかかりやすくなる
最近、風邪にかかりやすくなったということはないでしょうか。免疫力が落ちている可能性もありますが、鼻の乾燥が原因である場合も。鼻が乾燥していると鼻の粘膜の機能が落ちてしまい風邪にかかりやすくなります。
季節的な乾燥であれば仕方のないことともいえますが、年中乾燥している場合にはドライノーズになっている可能性があります。この場合には常に鼻の中が乾燥している状態となり、粘膜が固く縮まったような状態になってしまうので、粘膜がその役目を果たせません。そのために外から刺激に弱く風邪にもかかりやすくなってしまいます。
むずむずした感覚がでるが鼻水は出ない
鼻がむずむずすることが多く、かといって鼻水が出るわけでもないという症状で考えることができるのがドライノーズ。ドライノーズはその名の通り鼻が乾燥している状態。季節的な乾燥とは違い1年を通じて乾燥していますから常に鼻にむずむずを感じることになります。
これは、乾燥によって鼻の粘膜が薄く硬くなってしまい、刺激を受けやすくなっています。そのため、むずむずはしても、乾燥していることが原因ですから鼻水もでません。このような状態が続くようであればドライノーズを疑って鼻の加湿を考えましょう。
鼻くそが多くなる
鼻の乾燥によって起きる症状の中には、鼻くそが多くなるということがあります。これは本来、外から入ってくるほこりなどを洗い流す働きをしている鼻水が、乾燥してしまって鼻くそとなります。乾燥しているために、鼻水としてほこりなどを排出することができないので、その分鼻くそになってしまいます。
鼻くそが多いだけでなく痛みなどもあるような場合には、乾燥によって粘膜にも傷がついている可能性があります。鼻くそが多い状態が続いていたり、乾燥や痛み、違和感があれば鼻の加湿が必要です。また、耳鼻咽喉科で診察を受けることも大切です。
頭痛をともなうことがある
鼻の乾燥が原因となって頭痛を起こしてしまうということもあります。鼻の乾燥もひどい場合にはドライノーズとなりますが、ドライノーズで頭痛の症状がでるのは決して珍しいことではありません。この場合、頭の中心部分に痛みを感じたり、鼻の奥の方から頭頂部にかけての痛みであったりします。
それほどひどい頭痛ではなくても、長く続くとつらくなります。我慢していても症状がひどくなるだけ、ということもありますから鼻の乾燥のケアを行うことが必要でしょう。

鼻が乾燥してしまう原因
外気や室内が乾燥している
鼻が乾燥してしまう原因として外気や室内の乾燥が考えられます。秋から春にかけては空気が乾燥しやすい季節ですから、そういった季節では外気が乾燥しており鼻も乾燥しやすいといえるでしょう。またオフィスではエアコンを使用していることが多く、長い時間を過ごすことを考えると室内の乾燥の影響が考えらます。
住宅も機密性が高いものとなっているため、乾燥しやすい環境になっていることが考えられます。中には住宅を新築してから鼻の乾燥を感じるようになった、ということもあるので、注意が必要です。
加齢によるもの
鼻が乾燥してしまう原因の中には加齢も考えることができます。人間はどうしても加齢によって体の様々な機能に衰えが生じてきます。鼻の粘液もその一つといえるでしょう。粘液は外部からのほこりや細菌などを洗い流してくれる役割をもっていますが、加齢とともに粘液の分泌が減少してしまい、乾燥をひきおこしてしまいます。
乾燥は他にも外気などの乾燥などが原因の場合もありますが、加齢も一つの要因となってくるのはたしかです。室内などの乾燥などとも合わせて、加齢によっても乾燥しやすい状態になるということを認識しておきましょう。
水分が不足している
鼻の乾燥の原因の一つには水分不足もあります。鼻の水分が足りないというよりも、体の水分が足りないということです。特に夏場は、暑さから他の季節よりも多くの汗を掻くことになります。近年では、熱中症などに気を付けているという人も多いでしょう。
しかし、熱中症にならなくても、体の水分が減少している可能性があります。そのために鼻の水分が足りなくなってしまい、外気の乾燥と合わせて鼻の乾燥がひどくなってしまいます。
点鼻薬などによって乾燥することもある
点鼻薬は鼻がつまっているような時に使用しているという場合も。でも、この点鼻薬も鼻の乾燥の原因になる可能性がありますから気を付けないといけません。
点鼻薬は鼻づまりの時などに使用しますが、鼻づまりを抑えるために鼻水を出にくくします。鼻水が出にくいということは乾燥しやすいということになるので、頻繁に点鼻薬を使用するのは避けましょう。鼻の乾燥が気になるけど、鼻づまりも気になるような場合には、点鼻薬の種類を変えるなどといったことも考える必要があるでしょう。
鼻の掃除のしすぎ
鼻くそなどが気になって、ついつい気が付くと鼻の掃除をしているという人は決して珍しくありません。指で鼻の中をいじるのは粘膜を傷つける可能性もありますから避けたい方法です。また、ティッシュや綿棒などを使用しているという場合であっても、鼻くそと一緒に鼻の水分も取り除いていることになります。
本来必要なはずの水分までも取り除いてしまうことで、鼻の乾燥を引き起こすことにもなります。過剰な鼻の掃除はやめましょう。
口呼吸によるもの
人間の正しい呼吸の仕方とされているのが鼻呼吸です。もともと人間は生まれた時には鼻呼吸を行っており、成長するにしたがって口呼吸を覚えます。鼻呼吸の場合には、鼻を通して呼吸することで空気を保湿しながら体に取り入れることができますが、口呼吸の場合には乾いた空気をそのまま体に入れることになります。
口呼吸では、乾燥だけでなく細菌などを鼻のように止めることができないために風邪などにかかりやすいということもあります。つまり体調不良の原因ともなり、それによって鼻の乾燥を引き起こしてしまう可能性もあります。

鼻の乾燥対策
マスクをつける
鼻の乾燥対策として、もっとも手軽なのはマスクを付けることです。マスクを付けていると蒸れるような感じを受けたことがある人も多いでしょう。自分の呼吸の水分で保湿することができるのがマスクです。
また、マスクは加湿器のない外やオフィスでも乾燥対策ができます。乾燥が気になった時にいつでも使えるようにマスクを常備しましょう。マスクはどのようなものでも大丈夫ですが、より保湿に効果的なもは、ガーゼマスクに水分を含ませたものがおすすめ。しっかり鼻を保湿し乾燥から守ることができます。
のど飴を舐める
のど飴というと喉のための飴というイメージが強いのですが、鼻の乾燥にも役立ちます。のど飴はのどがイガイガするような時に舐める人が多いでしょう。のど飴にはスースーとした清涼感でのどや鼻の通りをよくしてくれる効果のあるだけでなく、保湿効果のある成分も配合されています。
喉のイガイガは乾燥が原因なので、それを防ぐために保湿効果のある成分が配合されています。喉のケアだけでなく鼻の乾燥対策にも役立ってくれます。どこでも手に入り、舐めるだけですから対策としても手軽です。いつでも鼻に保湿成分を届けることができ乾燥対策になります。
部屋が乾燥しているときは加湿する
部屋が乾燥している場合には加湿器を使用して乾燥対策を行う必要があります。特にエアコンを使用する場合には乾燥しやすいですし、気密性の高い住宅などではより乾燥しやすくなります。こういった場合には加湿器を利用するのが便利です。鼻の乾燥は外気の乾燥が大敵ですから加湿された空間を作ることが大切です。
水分補給をする
体の水分不足は自分では気が付かなくても起きている可能性があります。のど乾いてからでは遅いですからこまめに水分を摂るようにすることが必要です。
お風呂にゆっくりつかる
鼻の乾燥対策としてゆっくりとお風呂につかることも大切です。お風呂は湯気で水分が充満していますから呼吸することで自然に保湿することができます。ゆっくり湯船につかることでしっかり鼻も潤すことができます。
生理食塩水で鼻うがいをする
鼻の乾燥予防として鼻うがいもおすすめの方法です。鼻うがいには生理食塩水を使います。食塩が鼻の粘膜に付着することで、粘膜が反応して鼻水を分泌する効果があるので、鼻の乾燥予防につながります。
食生活で改善する
鼻が乾燥していると粘膜が乾燥によって機能が落ちてしまします。そのため粘膜を正常なものにするケアもとても重要なものとなります。
まず意識したいのが、粘膜の乾燥を予防して粘膜を構成する働きを持つビタミンAの摂取です。ビタミンAは緑黄色野菜やチーズ、卵などに多く含まれているので食事の中に積極的に摂り入れましょう。さらに粘膜を強くする働きのあるビタミンB類も積極的に摂り入れたい栄養素となります。
ビタミンB類は豚肉やウナギ、ナッツ類、レバーといった食材に多く含まれますから上手に食事に摂り入れるようにしましょう。ナッツ類はおやつとして食べることで手軽に摂り入れることができます。
規則正しい生活をする
鼻の乾燥を防ぐためには規則正しい生活が大切です。特に重要となるのが睡眠です。睡眠不足は、鼻の粘膜の修復する時間がない状態にもつながります。1日5~8時間程度の睡眠をとることが必要です。
特に22時から翌2時までは体の機能が修復するゴールデン時間となりますからこの時間帯に睡眠をとることで鼻の粘膜も修復されます。
▼さらに詳しい解説はこちら
正しいケアで鼻の穴の乾燥を治そう。対策法や予防のおすすめポイント

鼻を乾燥から守るおすすめアイテム
ティー・ビー・ケー 鼻しっとりジェル(鼻の保湿ジェル)
ティー・ビー・ケーの鼻しっとりジェルは、鼻に直接行うジェル状の保湿剤です。ヒアルロン酸配合で高い保湿効果があり、一回行えば保湿持続時間は3時間ほどとなります。ミントメントールも配合されているので使用することで鼻がスッキリします。鼻の乾燥だけでなく花粉や風邪での鼻の不快な症状のケアにも役立ちます。
小林製薬 のどぬ~るぬれマスク立体タイプ無香料
鼻が乾燥している場合には乾燥対策が重要なものとなり、マスクは乾燥から鼻を守るための重要なアイテムとなります。乾燥を予防するだけでなくのどぬーるぬれマスク立体タイプならぬれフィルターが入っているので保湿効果にも期待できます。保湿効果は約10時間ですから、昼でも夜でも使えるものとなっています。
オムロン 吸入器 NE-S19
鼻の乾燥をしっかり保湿したいなら吸入器がお勧めです。オムロン吸入器NEーS19は毎分約6mlのスチームが出るのでしっかり保湿することができます。約13ミクロンの粒子が鼻やのどの奥にまで届きます。スチームが鼻の痛みを和らげてくれますから鼻の乾燥による症状を和らげるのにもピッタリです。
Leelbox 超音波式加湿器
Leelboxの超音波式加湿器は、超音波を利用して水をミクロンの霧にして放出する加湿器です。鼻の乾燥対策のためには室内の加湿も重要です。
Leelboxの超音波式加湿器は連続6時間加湿を行うことができ、アロマオイルを入れて使えます。鼻の乾燥の原因の中にはストレスなどもあります。加湿された部屋の中でアロマの香りを楽しみながらゆっくり過ごすことで、気になる鼻の症状から解放されます。
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森下仁丹 鼻・のど甜茶飴 38g
森下仁丹の鼻・のど飴茶飴は、甜茶エキス・甘茶エキス・天草エキス・生姜エキスが配合されたのど飴とです。乾燥している時でも、甜茶エキスとメントールが鼻に抜けることで爽快感を得ることができます。ノンシュガーですからカロリーが気になる人も安心です。マスクを着けることが苦手という人も、いつでも乾燥対策を行うことができる便利なアイテムです。
日本臓器製薬 ドライノーズスプレー 鼻洗浄 20mL
鼻が乾燥している時には鼻がムズムズしたりといった症状があり、集中力が続かないということもあります。そんな時に乾燥とムズムズ感を解消できるのがドライノーズスプレー鼻洗浄です。手軽に鼻の洗浄を行うことができます。薬ではないので、いつでも気になる時に使えます。
アルファックス 大判 潤いシルクのおやすみマスク
アルファックスの大判潤いシルクのおやすみマスクは、大判タイプですから口や鼻をしっかり覆うことができます。通気性がいいので、息苦しさを感じることなく乾燥予防を行うことができます。
ティー・ビー・ケー ハナぴゅあ
ティー・ビー・ケーのハナピュアは鼻専用の洗浄剤です。ハッカやユーカリが配合されているので使用後には爽快感があります。1プッシュで0.1mlのスプレーとなっているので小さなお子さんでも使用することができるのも便利です。子供だけでなく鼻洗浄が苦手な人も、少量なので楽に洗浄することができるでしょう。
ティー・ビー・ケー ハナクリーンS ハンディタイプ鼻洗浄器
ハナクリーンSハンディタイプは、鼻洗浄器の中でも片手でも使うことができるハンディタイプなので、持ち運びにも便利です。温度計が付いているので、鼻に刺激のない温度で使用することができ、洗浄剤でもツーンをするのを防いでくれます。

鼻の不快感から解放されよう
鼻が乾燥してしまうドライノーズは増加傾向にあります。ドライノーズになることで鼻の奥がいつもムズムズしているような感じがあったり、痛みが出たり、鼻くそが多くなったりと、常に不快感を我慢することになります。こういった不快な症状から解放されるためにも、しっかり鼻を保湿して乾燥してしまわないようにケアしましょう。