毛穴レスの顔を目指そう。つまり毛穴・ひらき毛穴・たるみ毛穴解消法

2017.08.04

毛穴レスの顔を目指そう。つまり毛穴・ひらき毛穴・たるみ毛穴解消法

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

毛穴が目立つ肌はキレイなお肌とは言えませんよね。毛穴レスの原因やスキンケア方法を知って、毛穴の黒ずみや角栓詰まりをすっきり取り除き、開いた毛穴を引き締め小さくするケアを続けて、憧れの毛穴レス陶器肌に近づけましょう。

INDEX

目次

     

    毛穴が開く原因

    肌の乾燥

    肌が乾燥してうるおいが足りない状態だと、肌のハリや弾力が低下。肌にハリがないと、緩んだお肌がたるんでしまい、毛穴が下方向に引っ張られます。重力に負けてたるんだハリのない肌の毛穴は、開いた状態になり、大きなたるみ毛穴や帯状毛穴の原因に。

    ターンオーバーの乱れ

    健康な大人の肌は、28日周期のターンオーバー(新陳代謝)を繰り返しています。ターンオーバーとは、肌の一番外側である角質層が作り出されてから、剥がれ落ちるまでのこと。

    正常なターンオーバーの周期は28日前後ですが、睡眠不足や乾燥肌、紫外線による肌ダメージ、加齢などが原因で、ターンオーバーの周期が乱れてしまう場合があります。

    ターンオーバーの周期が乱れると、本来なら垢として剥がれ落ちているはずの不要な角質が肌の表面にとどまり続けることに。すると、肌のキメ、ハリ、弾力が奪われ、さらに不要な角質がたまり、毛穴に角栓ができてしまうなど、たるみ毛穴や毛穴のひらき、角栓詰まりに繋がってしまいます。

    コラーゲンの減少によるたるみ

    毛穴の周りには、網状にコラーゲンが配置されていて、肌の土台を支えています。コラーゲンは加齢によって減少するので、肌を支える土台が弱くなり、肌がハリやつやを失って痩せてしまい、たるみが目立つ肌に。

    肌が痩せてたるむと、毛穴は重力に負けて下方向に伸びてしまい、たるみ毛穴になったり毛穴が開いてしまいます。

    遺伝的な原因

    毛穴の大きさは、皮脂腺の大きさと同じ比率で遺伝的に決まっています。顔の中ではTゾーン(おでこと鼻の部分)に皮脂腺が多く存在。

    Tゾーンの皮脂分泌が活発な人は、毛穴の大きさも比較的大きく、遺伝的に毛穴が目立ちやすい傾向があります。遺伝的に男性ホルモンが多い体質の場合も、毛穴が大きく、開きやすいと言えるでしょう。

    正しいクレンジング

    毛穴の開きを悪化させるNG行為

    洗顔を頻繁に行う

    洗顔を1日に何回も行うと、肌に必要な皮脂がすべて洗い流されてしまい、肌が乾燥してしまいます。洗顔を頻繁に行うと、肌が乾燥した状態が続いてしまい、肌のターンオーバーが乱れたり、たるみの原因に。

    肌が乾燥すると、古い角質が溜まりやすくなったり、逆にターンオーバーの周期が早まったりして、肌が本来持っているバリア機能も弱くなってしまいます。

    乾燥してたるんだ肌と毛穴に、うるおいを与えようと過剰に分泌された皮脂が詰まり、毛穴が開いたままになってしまったり、伸びてたるんだたるみ毛穴が発生。頻繁な洗顔は、毛穴開きを悪化させます。

    洗顔の際に強く肌をこする

    洗顔の際に強く肌をこすると、肌に摩擦とダメージを与えてしまいます。また、強くこすることで毛穴の汚れを毛穴の中に押し戻してしまうことになり、せっかく洗顔しても毛穴汚れを落とせません。

    肌を強くこする洗顔方法は、ターンオーバーを早めてしまい、未熟なままの肌細胞が肌表面に露出。肌が敏感に傾いてしまったり、キメの乱れ、かゆみや赤味が出ることも。毛穴のひらきも目立つので、洗顔の際に強く肌をこすらないようにしましょう。

    お湯で洗顔する

    熱いお湯で洗顔すると、顔の油分は落としやすくなります。しかし、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうので、肌が乾燥し、乾燥肌の状態に。また、皮脂だけでなく、肌に必要な水分も失われるため、肌深部まで乾燥が進み、たるみ毛穴の原因になります。

    洗顔に最適なお湯の温度

    冷水洗顔では毛穴の汚れが落ちにくいため、30℃~32℃のぬるま湯で洗顔するのがベストです。不要な皮脂や毛穴の汚れを洗い流し、必要なうるおいは残すことができるため、毛穴レスな美肌に近づけます。

    ピーリングを行い過ぎる

    肌表面の余分な角質を溶かし落として、肌の新陳代謝を活発にし、ニキビや色素沈着などの肌トラブルの軽減に役立つピーリング。肌の角質は、肌を乾燥や外部刺激から守るバリア機能も担っているため、ピーリングを行い過ぎると肌が乾燥し、毛穴が開いてしまいます。

    ピーリングを行うのは、週1回。肌の状態がいいときに、肌にやさしいピーリング剤を使って行いましょう。ピーリングが終わった肌は、普段より乾燥し、敏感になっている可能性が高いので、保湿スキンケアをいつもより念入りに行うといいですね。

    あぶらとり紙で皮脂を取り過ぎる

    あぶらとり紙を使用する目的は、過剰に分泌された酸化した皮脂を肌表面から取り去ること。オイリーな肌の毛穴ケアとしては効果的ですが、あぶらとり紙で皮脂を取り過ぎると、肌の乾燥や毛穴の開きに繋がります。

    また、あぶらとり紙で皮脂を取り過ぎることにより、肌が皮膚を守るために過剰な皮脂分泌を促してしまいます。適度な皮脂は、肌のバリア機能を強化し、乾燥から肌を守りましょう。

    また、あぶらとり紙と肌との摩擦によって、肌や毛穴が傷ついてしまう可能性もあるので注意してください。

    厚化粧でも毛穴を隠そうとする

    ファンデーションやBBクリームなどのベースメイクを厚くして、毛穴を隠そうとすると、余計に毛穴を広げてしまう悪循環に陥ります。ベースメイクに使用した化粧品が、開いた毛穴の中に溜まり、皮脂と混ざってドロドロに。

    厚化粧で毛穴を隠そうとしても、ベースメイクが毛穴落ちして毛穴が余計に目立ってしまいます。毛穴の奥まで入り込んだ、多量のベースメイクアイテムを、毛穴の奥までキレイにクレンジングできなければ、メイク汚れの詰まりで毛穴が拡大。

    毛穴が気になる肌には、ファンデーションを厚塗りするよりも、油分の少ないルーズパウダーを少量使用してメイクしましょう。肌へ当たる光のレフ板効果で、毛穴が気にならないベースメイクが完成します。

    化粧をしたまま寝る

    化粧をしたまま寝ると、化粧、特にベースメイクアイテムに使用されている油分が酸化して、肌トラブルの原因になります。毛穴詰まりはもちろんのこと、ニキビや吹き出物、しみ、シワが発生する原因にもなります。

    毛穴の黒ずみや開きを解消したいなら、どんなに疲れて帰宅しても、化粧を落としてから寝ましょう。

    過剰な保湿をする

    過剰な保湿は、毛穴の開きの原因になります。乾燥も毛穴によくないので、適度な保湿は毎日必要です。しかし、過剰な保湿によって、肌に水分・油分・保湿成分を与えすぎると毛穴の詰まりや開きが起こります。

    化粧水などの水分の多い保湿剤は、長い時間をかけて何度も与えたり、ローションパックを長時間することにより、肌表面に残っていた化粧水とお肌内部にある水分が一緒に蒸発してしまいます。美容オイルや乳液・クリームには油分がたっぷり含まれているので、酸化しやすく毛穴に詰まりやすい性質があります。

    化粧水は洗顔後すぐに適量をつけて保湿しましょう。ローションパックを行う際は、たっぷりの化粧水を使い、5~10分の短時間で次のスキンケアに移りましょう。油分を多く含むスキンケアは、適量を守り、使用後にハンドプレスをして肌にしっかりと馴染ませましょう。

    目立つ毛穴のタイプ

    角栓が原因のつまり毛穴

    毛穴の中に角栓が詰まった状態の毛穴をつまり毛穴と言います。毛穴に詰まった角栓が毛穴を押し広げ、毛穴が開いたままになっているので、毛穴が大きく見えます。

    つまり毛穴の中に詰まっているのは、角栓だけではありません。角栓の70%はタンパク質でできており、残りの30%は酸化した皮脂やメイク汚れ、空気中のチリやホコリなどが混ざって、毛穴に詰まっています。

    加齢が原因のたるみ毛穴

    加齢によって毛穴が広がる最大の原因は、肌のハリと弾力の低下によって目立ってくるたるみ毛穴です。加齢や水分不足によって肌のハリが失われると、皮膚がたるみ、毛穴もたるみます。

    肌のハリや弾力を支えている成分、コラーゲンやエラスチンの分泌量は、加齢とともに減ります。コラーゲンやエラスチンは、肌の土台を支えて毛穴まわりをふっくらさせる成分なので、それらが減ってしまうと重力に逆らえず、肌も毛穴も下方向にたるんで伸びてしまいます。

    皮脂の過剰分泌が原因のひらき毛穴

    毛穴からは汗が出ると思われがちですが、毛穴は皮脂腺(ひしせん)から皮脂を分泌する器官です。毛穴から、皮脂が過剰分泌されることにより、皮脂の出口である毛穴自体も開いてしまいます。

    過剰分泌された皮脂と、メイクや汚れが一緒に乗っている顔の上は、雑菌や汚れの温床となり、ひらき毛穴以外にも、つまり毛穴、ニキビや吹き出物、肌荒れなどの肌トラブルを引き起こします。

    つまり毛穴のケア方法

    酵素洗顔を行う

    酵素洗顔とは、植物性の酵素を配合して作られた洗顔料で洗顔すること。1回の使用量が小分けにされている、粉末状の酵素洗顔料が多く、少量の水と混ぜ合わせて泡立てネットなどで泡立てて使用します。

    酵素は角質の主成分であるタンパク質を分解する効果があるので、つまり毛穴の解消には酵素洗顔がぴったりです。肌の表面の古い角質もふやかして落とすので、つるんと洗いあがります。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    酵素洗顔で滑らかで明るい肌へ。酵素洗顔の効果や人気の洗顔料紹介

    ピーリング洗顔を行う

    肌にやさしいAHA配合のピーリング洗顔料なら、毎日使用してもお肌にダメージを与えません。AHA洗顔料でのピーリングなら、毎日穏やかに角質を取り除くことができるので、つまり毛穴の予防にも最適です。

    敏感肌の方は、毎日ではなく2~3日に1回の使用にとどめて、ピーリング後の保湿をしっかりとしましょう。つまり毛穴の解消に役立ちます。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    「AHA洗顔料で簡単ピーリング」フルーツ由来の酸で輝く素肌へ

    顔そりで毛穴のつまりをピーリング

    小鼻など、つまり毛穴が気になる部分の顔そり(シェービング)を行うことで、除毛による肌のくすみ解消と肌表面の角質のピーリングが一気にできます。

    毛穴につまった角栓の表面もピーリングされるため、つまり毛穴の改善、解消に効果的。顔そりに慣れていない方は、細かい部分をいきなり自分で剃るのは危険です。

    顔そりの専用メニューがある美容サロンや美容室で、プロの施術を受けるとよいでしょう。自分で顔そりをする場合は、顔そり用の電気シェーバーを使うと安全です。

    たるみ毛穴のケア方法

    美容液を用いた保湿ケアを行う

    たるみ毛穴のケアには、肌にハリや弾力を与える美容成分がたっぷり入った美容液を使いましょう。コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、ビタミンC誘導体、レチノール、フラーレンなどが、肌に弾力を与える成分の代表的な美容成分です。

    シワの改善やリフトアップ・エイジングケア効果のある美容液を使用することで、肌の土台がふっくらと整い、たるみ毛穴も改善されていきます。

    コラーゲン

    コラーゲンは、肌に弾力を与えてみずみずしさを保つ成分です。コラーゲンが減ってしまうと、顔のたるみやたるみ毛穴に繋がります。コラーゲンは高い保水効果も持っているため、肌のハリや弾力のアップに最適な美容成分です。

    ヒアルロン酸

    ヒアルロン酸は保水力が高く、1gで約6Lの水分を抱え込むことができます。ヒアルロン酸の高い保水力は、肌細胞の間でクッションのような役割を果たし、肌のハリや弾力を維持しています。加齢とともに体内での生成量が少なくなるので、美容液などで外側から補うようにするとよいでしょう。

    エラスチン

    コラーゲンと一緒に肌の土台を支える役割を果たしているエラスチン。加齢とともに減ってしまうエラスチンを外から補給してあげることで、肌にハリ・弾力・柔軟性を与えてくれます。肌のたるみが解消されて、柔軟性を取り戻すと、たるみ毛穴も改善されます。

    ビタミンC誘導体

    ビタミンC誘導体は、コラーゲン生成を助けるビタミンCを肌の奥深くまで浸透する形に加工した美容成分です。ふっくらハリのある肌を作り、たるみ毛穴を小さくします。

    レチノール

    肌細胞を活性化させ、肌の保水力をアップし、ターンオーバーを整えます。シワやほうれい線の改善、たるみ肌のリフトアップに効果的。もちろんたるみ毛穴にも改善効果を発揮します。

    フラーレン

    肌の細胞を攻撃する性質を持つ活性酸素の働きを抑制し、しみやシワ、たるみを防いでたるみ毛穴を予防します。

    セルフマッサージを行う

    スキンケアだけではなかなか改善されないたるみ毛穴には、たるみ毛穴の改善に効果的なセルフマッサージを取り入れましょう。

    肌のたるみの原因は、加齢や紫外線などによる肌ダメージだけではありません。顔の表情筋が硬くなることで、血流やリンパの流れが悪くなり、顔に老廃物がたまることにより、むくみやたるみを引き起こします。

    表情筋のコリを柔らかくほぐすセルフマッサージをすると、たるみを引き起こしていた顔の老廃物の排出がスムーズになり、たるみ毛穴も目立たなくなります。

    表情筋を柔らかくするセルフマッサージの方法

    1.顔に美容液やクリーム、オイルなどを塗って、マッサージによる摩擦が最小限で済むよう準備します。

    2.親指以外の4本の指で、鼻の横からこめかみまで滑らせるように肌を引き上げます。

    3.頬骨のあたりに先ほど使った4本の指を置き、あごを引きながらグッと上へ押し上げてください。

    4.あごを少し上げて、こめかみに4本の指を置き、引き上げます。

    5.4本の指を両頬に置いて、こめかみまでくるくると円を描くようにマッサージして完了です。

    血流とリンパの流れをよくするセルフマッサージの方法

    1.顔に美容液やクリーム、オイルなどを塗って、マッサージによる摩擦が最小限で済むよう準備します。

    2.中指・薬指の2本の指の腹で、あごから耳の下まで引き上げるようにマッサージ。

    3.頬骨からこめかみへは、くるくると円を描くようにマッサージしてください。

    4.耳の下から首筋を通り、鎖骨の下に流したら終了です。

    やさしい力で左右3回ずつ行うとよいでしょう。

    表情筋を鍛える

    表情筋を鍛える『あいうえお体操』で、表情筋を鍛えてリフトアップしましょう。顔全体がリフトアップすることにより、たるみと重力の影響で開いてしまったたるみ毛穴も小さくなります。

    あいうえお体操のやり方

    あいうえお体操のやり方は簡単!『あ』『い』『う』『え』『お』と大きく口を動かすだけでOKです。鏡を見ながら一語一語はっきりと口を動かすと効果的です。1回15~20回繰り返しましょう。顔のリフトアップとたるみ毛穴に効きます。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    顔のたるみの原因とは?簡単エクササイズでリフトアップを目指しましょう

    紫外線対策を行う

    肌のしみ、シワ、たるみ、老化の原因は、加齢よりも紫外線ダメージが大きく影響しています。その割合は、およそ80%。紫外線には、UV-A波とUV-B波があり、肌にダメージを与えているのは95%UV-A波です。(地上に降り注ぐ紫外線のうち、95%がUV-A波、5%がUV-B波)

    波長が長く、肌の奥まで届いてしまうUV-A波から肌を守るために、紫外線対策は欠かせません。コラーゲンやエラスチンを破壊し、コラーゲンやエラスチンを生み出す線維芽細胞をも傷つけてしまう紫外線は、1年中降り注いでいます。曇りの日や雨の日にもです。

    少しの外出や、ガーデニング、洗濯物を干す際など、日常的に日焼け止めや帽子、日傘を利用して紫外線対策を行いましょう。紫外線ダメージによるたるみを予防し、たるみ毛穴の予防もできます。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    紫外線対策のコツ。紫外線の影響を知って美肌も健康もキープしよう

    ひらき毛穴のケア方法

    クレンジングと洗顔を丁寧に行う

    乾燥が原因でひらき毛穴が発生している肌は、保湿ケアよりもクレンジングと洗顔方法を丁寧に行うことで改善します。汚れやメイクがすばやく落とせる強力なクレンジング剤や、拭き取りクレンジングを毎日使用していると、肌が乾燥したり、落とし切れな方汚れが毛穴が詰まるってひらき毛穴の原因になります。

    毛穴の奥までパワフルに洗浄する洗顔料やクレンジング剤、濡れた手でも使えるクレンジング剤も、肌にとって刺激が強く、必要な皮脂まで洗い流して乾燥を招いてしまいます。

    正しい洗顔方法

    1.洗顔料や石鹸は充分に泡立て、もこもこした弾力のある泡を作ります。

    2.顔の皮膚をこすらないように、手指とお顔の間に泡を転がすように丁寧に洗顔。

    3.朝の洗顔は、洗顔料や石鹸を使用してもいいですし、肌の乾燥がひどい場合にはぬるま湯(30℃~32℃)で洗うとよいでしょう。

    夜の洗顔は、洗顔前に肌にやさしいクレンジング剤で丁寧にメイクを落としてから行いましょう。

    ひらき毛穴に効くクレンジング剤の選び方

    クレンジング剤には、以下の4種類のタイプがあります。

    ローションタイプ:拭き取り専用のため、肌表面のメイクを落とすにはよいのですが、毛穴の奥のメイク汚れや皮脂、埃などは残ったままになりやすいので避けましょう。

    オイルタイプ:すばやくすっきりとメイクが落ちますが、その分界面活性剤が多く配合されており、肌の乾燥を招きやすいので避けた方が無難です。

    ジェルタイプ:洗浄力は他のクレンジング剤と比べてやや劣ります。しかし、ダブル洗顔(クレンジング後の洗顔)が不要でお肌に優しくメイクを落とせます。

    クリーム(ミルク)タイプ:クレンジング剤自体に保湿成分や美容成分が入っていることが多いので、比較的肌に優しいクレンジング剤と言えます。クリーム(ミルク)タイプのクレンジング剤をお肌に伸ばして馴染ませたら、お湯で乳化させてから洗い流すのが鉄則です。

    油分や保湿成分、美容成分を補いながらクレンジングできるので、敏感肌や乾燥肌の人にも安心して使える肌にやさしいクレンジング剤です。

    ひらき毛穴に悩んでいる場合は、乾燥によるたるみを予防でき、美容成分を補給できるクリーム(ミルク)タイプのクレンジング剤を使用するとよいでしょう。

    週1~2回蒸しタオル洗顔を行う

    洗顔を行う前に、蒸しタオルで毛穴を開かせて毛穴の奥の汚れを浮かしてキレイに落としてしまいましょう。

    蒸しタオル洗顔のやり方

    1.500w~600wの電子レンジで、水に浸して絞ったフェイスタオルを30秒から1分加熱。

    2.火傷しないように電子レンジから取り出し、顔にのせます。

    3.その後、洗顔します。

    入浴中に蒸しタオル洗顔を行うと、湯舟の蒸気も加わって、毛穴を開き血行をよくする効果が上がります。

    パックでの毛穴ケア

    低刺激な泥パック

    肌にやさしい、洗い流すタイプの泥パックで毛穴をケアしましょう。泥パックを使用する前に、洗顔料を使ってしっかりと肌の汚れを洗い流して準備します。泥パックの効果をしっかりと感じるには、泥パックを行う場所に化粧水や保湿剤はつけずに、素肌にパックしましょう。

    泥パックのやり方

    1.泥パックの前に、蒸しタオルで毛穴を開かせておきましょう。

    2.パックする場所の肌が隠れるくらいにたっぷりと泥パックを伸ばします。

    3.完全に泥パックが乾燥したら、ぬるま湯で洗い流してください。

    4.化粧水、美容液、乳液などで保湿スキンケア。パック後の毛穴のひらきが気になる場合は、保冷剤やガーゼに包んだ氷を当てて冷却し、毛穴を引き締めましょう。

    お手軽なオロナインパック

    毛穴の黒ずみや角栓がごっそり取れると話題のオロナインパック。オロナインパックのやり方は簡単です。

    1.丁寧にクレンジング、洗顔を行います。

    2.オロナイン軟膏を、毛穴のひらきが気になる部分が隠れるくらいにたっぷりと塗布。

    3.そのまま10分~20分放置します。

    4.オロナイン軟膏をぬるま湯で洗い流して、冷水や保冷剤などでパックした部分を冷却し毛穴を引き締めましょう。

    5.化粧水、美容液、乳液などを使用して、保湿スキンケアをして終了です。

    肌の水分の蒸発を防ぐラップパック

    1.お風呂上りや蒸しタオル洗顔の後、汗が引いてから化粧水をたっぷりと肌に塗りましょう。

    2.その後、小さく切ったラップフィルムを肌にぺたぺた貼り、10~15分放置してから剥がします。

    3.ラップパック後の肌をハンドプレスして、肌の表面に残った化粧水をしっかりと肌に入れ込みます。

    4.乳液やクリームでケアしたら、うるおいたっぷり、ハリのあるプルプルした肌が完成します。

    美白効果もあるヨーグルトパック

    ヨーグルトには、『フルーツ酸』が含まれています。フルーツ酸には穏やかなピーリング効果があるため、肌表面の不要な角質を落としてターンオーバーを活性化します。

    ヨーグルトの上澄み液である乳清(ホエイ)には、保湿効果も。ヨーグルトに豊富に含まれているビタミンBは、肌や粘膜の健康に効果を発揮する美肌成分です。

    ヨーグルトパックのやり方

    1.プレーンヨーグルト大さじ1~2杯と、小麦粉大さじ1杯をスプーンでよく混ぜます。

    2.顔にヨーグルトパックを塗り、10分経ったら洗い流しましょう。

    毛穴をカバーするメイクのコツ

    シリコンタイプの化粧下地をつかう

    毛穴部分が大きくクレーター状にくぼんでいるたるみ毛穴は、毛穴の目立ちと同時に肌の凹凸も気になりますね。そんな肌の凹凸をカバーするのに最適なのが、シリコン系化粧下地です。

    シリコン系化粧下地は、肌の凹凸を埋めて平らにしてくれる作用があります。大きく陥没した毛穴を、すぐにメイクで隠したい方にぴったりです。しかし、シリコン系化粧下地で一時的に毛穴をカバーしても、毛穴が小さくなるわけではありません。

    日中はシリコン系化粧下地でひらき毛穴、たるみ毛穴をカバーしつつ、毛穴をひきしめ、肌のハリと弾力を高めるスキンケアで素肌の毛穴も引き締めていきましょう。また、シリコン系化粧下地を使用した際は、クレンジングをしっかり行い、毛穴の奥に入り込んだメイク汚れをすっきり落としましょう。

    ベースはリキッドファンデーションをつかう

    毛穴のひらきや黒ずみ、たるみが気になる肌には、リキッドファンデーションを使ってベースメイクしましょう。液状のファンデーションは、毛穴の入口部分に自然に入り込み、毛穴をカバーする効果を発揮します。そのため、肌の凹凸もカバーしてくれます。

    たるみ毛穴や凹凸毛穴が気になる方は、明るめのリキッドファンデーションを選び、黒ずみ毛穴が気になる方は、暗めのリキッドファンデーションを選びましょう。毛穴が目立たないベースメイクが完成します。

    ファンデーションブラシで塗る

    より毛穴レスなメイクに仕上げるには、リキッドファンデーションをファンデーションブラシに馴染ませて塗りましょう。一番毛穴をカバーしたい部分に、リキッドファンデーションを馴染ませたブラシを置いて伸ばしていきます。

    顔全体にリキッドファンデーションが塗れたら、スポンジに持ち変えてポンポンと肌を抑え、馴染ませましょう。

    仕上げにマットなフェイスパウダーをつかう

    毛穴が目立つ肌のメイクの仕上げに、フェイスパウダーは欠かせません。フェイスパウダーはファンデーションと違い、油分がほとんど含まれていないので、肌から分泌された過剰な皮脂を吸収し、さらさらな状態を保つ効果があります。

    また、少しパールが入ったタイプのフェイスパウダーを仕上げに使うことにより、顔に当たる光が肌表面で拡散されて、毛穴の目立たない肌に見えます。

    ベースアイテムは下から上に塗る

    ベースメイクアイテムは、下から上に、毛穴の凹凸を埋めるように塗っていくと、毛穴レスな美肌に仕上がります。ベースメイクを塗る際は、中指と薬指の腹を使ってやさしく、下から上へ引き上げるように塗りましょう。

    ブラシを使用して塗るときは、下から上へ、ブラシをくるくると動かしながら塗ると、毛穴の凹凸をカバーしながら、滑らかな肌に仕上がります。

    ベースアイテムを塗ったらスポンジで抑える

    ベースメイクアイテムを塗ったら、何もついていないメイクスポンジで、肌の表面を軽く抑えましょう。ベースメイクがしっかりと肌になじみ、ムラなく均等に仕上がります。

    毛穴レスの美しい陶器肌に仕上げるために、最後のひと手間を惜しまないようにしましょう。化粧崩れ予防にもなります。

    あぶらとり紙は1日1~2回/日を目安に使う

    あぶらとり紙の使い過ぎはよくありませんが、1日1~2回、1回1枚のあぶらとり紙を使用することで、過剰に分泌された皮脂を肌の表面から取り去り、毛穴のひらきやつまりを予防できます。

    あぶら浮きが気になったら、上記を目安にあぶらとり紙でケアしましょう。

    日常生活で気を付けるケア方法

    睡眠を十分にとる

    睡眠不足は毛穴のひらきや肌の乾燥の大敵です。睡眠中にターンオーバー(肌の新陳代謝)が活発に行われるので、ターンオーバーの周期を正常に保つためにも、睡眠は十分にとりましょう。

    ターンオーバーが正常に行われると、肌表面の古くなった角質層、毛穴に詰まりやすい角質や角栓を自然に排出できるので、毛穴レスな肌に近づけます。

    甘いものと脂っこいものは控える

    甘いものや脂っこいものは、血液中の脂質や糖質を増やして皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌量を増やします。皮脂の分泌量が増えれば、毛穴は詰まりやすくなります。

    過剰に分泌された皮脂によって、毛穴が押し広げられ、毛穴が大きく開いてしまう原因にもなります。甘いものと脂っこいものは控えましょう。

    ビタミンを含んだ野菜を多くとる

    ビタミンを含んだ野菜を多くとると、皮脂分泌量がコントロールされて、毛穴のひらきが改善します。中でも毛穴にいいのはビタミンB群を多く含む野菜です。

    にんじんや大根、ゴボウなど、ビタミンBと食物繊維を多く含む野菜をとって、身体の中から毛穴レスな肌を目指しましょう。

    ストレスをためない

    毛穴のひらきは、ストレスとも関係があります。ストレスが溜まると、ホルモンバランスが崩れ、皮脂の分泌量が過剰に増えてしまったり、肌トラブルの原因になります。

    音楽を聴いたり、アロマを楽しむなど、自分なりのストレス解消法を見つけ、実践することで、毛穴のひらきやたるみが改善されていきます。

    飲酒をひかえる

    飲酒をすると、身体は血中アルコール濃度を下げるために、大量の水分を必要とします。飲んだお酒の量よりも、アルコールを体外に排出する際に失う水分の方が多いため、肌は乾燥して毛穴のひらきの原因になります。

    また、お酒は内臓に負担をかけ、肌の再生を邪魔します。飲酒を控え、アルコールや糖分の入っていない飲み物で水分を補給し、肌のハリとうるおいを保ちましょう。

    毛穴レスのフェイスを目指そう

    毛穴レスのフェイスを目指すには、スキンケア、メイク、食事や飲み物の改善、生活習慣の改善など、毎日の生活の質を高く保つことが重要です。毛穴レスな肌は、1日や2日で手に入るものではありません。

    毎日の地道なケアを継続して、丁寧に生活することで、自然と毛穴レスな美肌になれます。毛穴のひらきの改善には、女性としての品格のある生活が必要になります。規則正しく健康的な生活を心掛け、肌の質と生活の質を同時に上げていきましょう。

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