目次
ケアが必要な足の状態
足の角質がごわつく
外部刺激と乾燥によりごわつきになりケアが必要になっています。体重を支えている足裏は、摩擦が起きやすい部分です。
特にかかとにかかとはごわつきやすく、原因は、摩擦からの刺激に耐えられるよう、皮膚を厚く硬くしようと身体が自然に働くことと、皮脂が少ない部分で、皮脂腺がないため保護できず乾燥しやすいことにあります。これらは、保護クリームや、しっかりとしたケアで改善することができます。
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足裏のガサガサとさようなら。足の角質の原因と取り除く方法
痛みを伴うたこなどがある
足に合わない靴をはいている、または、体重がうまく分散されない歩き方をしていることが原因でたこができます。できやすいたこの位置は、親指下の側面、中指と人差し指の直下、小指の下、かかと、爪の下、指と指の間です。
元は、ツルツルの凹凸がない足裏が通常の人間の足ですが、運動不足や足裏の筋肉低下で一日中の立ち仕事や、たくさん歩くことで、開張足といって、靱帯が伸びてしまう症状になります。そして、偏平足、外反母趾などたこができてしまい、ケアするだけでなく、歩き方や靴の見直しが必要です。
足の毛穴が色素沈着して黒い
ムダ毛処理で肌を傷つけてしまった際に、毛穴が炎症を起こし、シミとして色素沈着を起こします。一度色素沈着してしまうと治りずらいのが特徴です。色素沈着は、人間に生まれ持った身体の防御反応です。肌は外部からの摩擦、やけど、はれもの、かぶれなどの強い刺激を受けると炎症によって活性酵素ができ、メラノサイトが肌の奥深いところの真皮でメラニンを生成します。これが黒ずみの原因です。
ムダ毛処理の仕方の見直し、できてしまった色素沈着に対しては、ジェルやクリームなどを使って新陳代謝を早め、黒ずみを解消するケアをするとよいでしょう。
脱毛後にニキビのような赤いぶつぶつ
脱毛後に赤いぶつぶつが出来てしまっている皮膚。これは、軽度のやけど、隠れ日焼けをしている状態です。光レーザーなどで皮膚に強いエネルギーを照射することで、毛根のメラニン色素に反応させ熱を起こしてムダ毛を破壊しています。
この時ムダ毛だけではなく肌にも多少たりとも熱が当たっていますので、各毛穴に炎症ややけどなどの症状が発生してしまうのです。脱毛をサロンではなく自分でしているとこのような症状が多くなります。
脱毛後は肌が敏感になっていますので、しっかりと保湿するケアが必要になってきます。また、ニキビが出来てしまった場合はアクネ菌を除去するケアをしましょう。
足の皮がむけている
足裏において皮がむけてしまう症状、原因は大きく分けて2つあります。
水虫
水虫は足裏や指の間の皮がむけて激しいかゆみに襲われます。手でかくと、手まで水虫に感染することがあるので素手でかかないように早めに病院に行ってよい薬をもらうようにしましょう。
汗
汗で足の裏がふやけると皮がむけやすくなります。また、汗疱といって、汗が皮膚の中にたまってしまって、皮がむけてしまうこともあります。
そのほか、素足でパンプスやサンダルをはくことで、足裏とサンダルが摩擦、皮がむけてしまうこともあります。
足の臭いが気になる
足の臭いの原因は、雑菌が繁殖している状態が考えられます。雑菌が繁殖し、そこに汗と一緒に流れ出した皮脂や角質や汚れが加わって分解されることで臭いを発生させるといわれています。
足の裏の洗い方を見直し、雑菌の繁殖に直結しないように皮脂や古い角質などのケアが必要です。そして、靴を洗い、汗や雑菌をすっきり洗い流す、または干して湿気を取り除くことで改善できる可能性があります。
足がむくんでいる
むくみのメカニズムは、体内の血液循環がスムーズに行われず、細胞内で不要となった水分が静脈やリンパ管を通してしっかり排出されていないことにあります。
長時間の起立状態や、運動不足などによる冷え性や血行不良、水分や塩分の摂りすぎ、下肢静脈瘤、肝臓・腎臓の病気が考えられます。病気でない場合のむくみは、血液循環を促してあげるマッサージやツボ押し、足枕、足湯などセルフケアが有効です。
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足のストレッチでむくみを改善。ほっそり美脚をめざそう

足裏やかかとの角栓角質におすすめのケア法
削る際は角質ピーリングジュエルで
ピーリングジェルは、たまった角質にジェルをなじませるだけで優しく取り除き、ターンオーバーを早め、肌の新陳代謝を促進するものです。ひざ、かかと、足裏、など硬い角質を中心に行います。マッサージした後はお湯でしっかり流します。低刺激のもの、無香料無着色のもの、保湿成分が配合されているものを使うと、肌に優しく、しっとり素肌に仕上がります。
かかとの場合は専用のファイルで削る
かかと専用のやすりを使いましょう。目の粗いやすりと細かいやすりが表裏になっているものがおすすめです。お風呂場でよく足を洗い、洗面器などを用意しお湯をためて足湯を行い角質をよくふやかし柔らかくします。お風呂から上がったらタオルでしっかし水分を拭きとってからやすりで角質を削っていきます。
ここでのポイントは、ひび割れしている部分は目の粗いやすりを使い、それ以外は目の粗いやすりで削っていくことです。
足の角質用パックで除去する
ブーツ型の立体のピーリング成分が入った美容液入りのフットパックをはき、平均60分程度、足をジェルローションにつけます。商品の規定通りの時間が来たら洗い流すだけでOK。成分が角質に浸透し、古くなった角質のターンオーバーを促します。歩行など日常生活の自然な摩擦で古い角質がむけ始め、数週間後には綺麗な素足が期待できます。1回のフットパックで硬かった角質がかなり改善され、乾燥でひび割れしていたかかとも綺麗になります。
1日1回は保湿をする
毎日の保湿ケアがとても重要です。朝ストッキングや靴下を履く前にたっぷりの保湿クリームを塗りこんで出かけるようにしましょう。さらに、就寝前に保湿クリームを塗り込み、木綿系の靴下を履いて寝るのもおすすめです。かかとには専用のケアクリームを使うとかさつき、ひび割れ予防にかなり効果が期待できます。
また、毎日の保湿ケアはもちろんのこと、角質ケアをした際は、非常に乾燥しがちですので、ケア後はいち早くたっぷりの保湿ケアをするようにしましょう。

足の角質ケアのポイント
入浴か足湯をして角質をふやかす
硬くなった古い角質は、頑固です。入浴をしたり足湯をして角質が柔らかくなってからケアするようにしましょう。硬い角質を無理やりケアしようとすると肌を傷つけてしまいます。
また、入浴中に行いますと雑菌が繁殖しやすいく、炎症の原因になってしまったり、削りすぎてしまう可能性もありますので注意するようにしましょう。
優しく力を入れずに削る
柔らかくなった角質はとてもデリケートな状態になっています。優しくやすりを動かし、力を入れずに削るようにしましょう。強く削ってしまうと、削りすぎてしまって、痛みや炎症の原因になる可能性が高くなります。
せっかくケアをしたのに、痛くて歩けない、皮膚が薄くなり、クリームなどでマッサージするだけでも痛いなどにならないように注意しましょう。やすりは一定方向に動かすこともポイントです。強く往復しないように。
必要な角質は残して削り過ぎない
角質が気になるあまり、必要以上に削りすぎてしまうことが多くあります。角質を削りすぎてしまうことで、自らを守るバリア機能を低下させ、さらなる乾燥を生み出してしまい、余計に角質がかたくなってしまいます。ガサガサになっていたり、皮膚がかたくなっているところを中心におこないます。
角質は肌に必要なもの。角層には外からの有害な刺激を体内に伝えないようにする働きがあり、身体を守るためには大切な存在ということを頭に入れケアするようにしましょう。
保湿後は靴下を履いて浸透させる
角質ケア後、保湿後は靴下を履くことで保湿効果を高めます。肌触りの悪い靴下は刺激になりますので、コットンや絹など肌触りのいい靴下を選ぶようにしましょう。皮膚を冷えから守るために角質が厚くなることもあるので、普段から靴下を履いてかかとを冷やさないようにすることも大切です。寝るときも靴下を履くと乾燥と冷えの予防になります。
週に1回の頻度で
角質は週に1回程度の頻度でとるようにすると、綺麗な足を維持できます。古い角質をとることで、むくみや疲れがとれやすい足になり新陳代謝も促進します。1度綺麗にした足でも3、4日すると角質ができます。週に1回程度の頻度でケアで疲労回復を早め、嫌なにおいの予防にもなりますので定期的にケアしましょう。
角質が溜まる原因を改善
乾燥
肌の水分が不足しているとターンオーバーがしっかり行われなくなります。新しい肌ができにくくなり古い角質が肌表面に蓄積されます。しっかり保湿しましょう。
紫外線
紫外線を浴びすぎてしまうと肌は身体を守ろうと皮膚を分厚くします。また、乾燥も引き起こし角質が溜まってしまいます。紫外線対策も忘れずに。
摩擦
摩擦は紫外線同様、肌に負担がかかります。肌を守ろうと角質を硬くします。特に摩擦がかかりやすい部分は対策するようにしましょう。
ビタミン不足
ビタミンンは美肌のために非常に重要な栄養素ですが、中でも新陳代謝に関係するのが、ビタミンB類やAです。栄養の不足もターンオーバーを遅らせます。バランスの良い食事を心がけましょう。
加齢
年齢により肌も老化します。新陳代謝は落ち、角質がたまりやすい体質になるのです。定期的なケアやマッサージをし新陳代謝を促進するようにしましょう。
?セルフケアでの注意
アイテムは使用方法を守りましょう。どんなに優れたアイテムでも使用方法を間違えると逆に肌を傷めてしまいます。出血したり、肌荒れの原因にもなりますので使用方法の注意書きは必ず読みましょう。
また、ケアする期間が空きすぎてしまうと効果が薄くなりますので、習慣づけましょう。そして、ケアをする前は、事前に準備し、清潔な状態から行うようにしましょう。

編集部厳選のかかと角質ケア用品のおすすめランキング
ベビーフット ベビーフット60分タイプ
60分かけて浸すことで、硬くなった皮膚をふやかしながら、ジェルが角層に浸透するので、長年溜まった暑い角質をはがれやすい状態にします。ベビーフットを初めて使う方や、頑固なかかとの角質などにおすすめです。
足を浸して洗い流すだけで、足裏の角質が自然に剥がれ綺麗な素足が現れます。17種類の天然植物抽出エキス配合で、保湿効果があり、しっとりすべすべ清潔感を感じるジャスミンアップルの香りで、爽やかで透明感のある使い心地です。
ベビーフット ベビーフット30分タイプ
浸す時間を30分した時間短縮タイプ。60分タイプと同じ効果と肌への優しさはそのままを実現。ベビーフィットのリピーターの方や、時間短縮でサクッとケアしたい方、子育てや仕事で時間をなかなか取りにくい方、角質があまり溜まっていない方、素足でいるのに抵抗を感じる方におすすめです。
フットピーリングパック ペロリンローズ
足裏に保湿効果のあるヒアルロン酸、スクワラン、セラミド配合でしっとり角質ケアできます。肌に優しいピーリングパックです。肌の新陳代謝を促進し、日常生活で生じる摩擦で自然に角質が剥がれていき、肌にかかる負担を最小限に抑える効果があります。爽やかなローズの香りです。
足用パック ダッピー
液の入った袋に1時間ほど足をつけます。その後、水かぬるま湯で流すだけ。使用後5~7日後につるりんと足裏の皮がむけ、やわらかい素足があらわれます。サリチル酸が配合されており、角質を柔らかくし、新しい皮膚の成長を促進し、乳酸の効果で古い角質をピーリングします。
臭い、カチカチの角質、ガサガサの足裏を改善させます。
stayfree かかとどうスルんそうスルんDX
簡単で早く角質をケアできます。約1週間でごっそり角質が剥がれます。ガサガサ、カチコチの足裏が2週間後にはツルツルすべすべに生まれ変わります。美容液を含んだシートに保湿成分が配合されていてしっとり仕上がります。
フットメジ 足用ピーリングスプレー
溶かさない、削らない。シュッシュとスプレーし手でこするだけで、すぐに角質が落ちます。手軽にどこでも使えるスプレータイプで手軽に持ち運べ、いつでもどこでもケアできます。オレンジオイル、トリプルAHA、ウーロン茶エキスなど、足をさっぱりさせてくれる成分配合で、ひざ、すね、太ももやヒップなどにも使えます。

フットケアサロンでの足のケアサービス
健康にもよい足ツボマッサージ
足裏にはさまざまなツボがあります。第二の心臓とも呼ばれており、足裏をマッサージすることで血行促進、冷え性改善、新陳代謝の促進、胃腸や、目、ホルモン分泌など、身体の調子を整えます。専門の方による施術で、自分に不足しているポイント、改善する方法などのアドバイスももらえますのでフットケアサロンの利用もおすすめです。
老廃物を除去するデトックス
それぞれ効果のある精油や、マッサージオイルなどを使い、足全体から足裏までマッサージすることで、デトックスを行います。保湿効果もしっかりしていて、香りによるリフレッシュ効果も期待できます。リンパの流れをよくすることで老廃物の排出を促し、足裏からふくらはぎまでしっかり流すことで、足の疲れはもちろん、腰痛なども改善します。
疲れをとるリフレクソロジー
足裏にある全身の部位や臓器に対応した反射区をほぐします。血行をよくし、身体の疲れを内側からダイレクトにケアするコースもあります。短時間でほぐせるコースから、疲れが気になる部分を重点的に刺激したっぷり時間をかけてほぐしていけるコースなどさまざま用意されています。
リフレクソロジーは血行をよくし、ストレスを和らげる療法で主にリラックス効果が高い施術といえます。

足をケアしてサンダルを履きこなそう
さまざまな足ケア方法がありましたが、どれも試しやすいものばかりです。角質ができる原因を知りることで、普段から硬い角質ができないようにする方法がわかります。
摩擦などで防げない部分の角質が出来てしまったら定期的なケアをし、保湿を習慣づけることで綺麗な足を維持することができます。ツルツルの足で自信たっぷりにサンダルを履きこなしていきましょう。