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正しいツボを見つけるコツ
揉んで鋭痛や鈍痛がある
くるぶしの痛み、過去の古傷が痛みを発している場合も多くありますが、運動不足や歩き方に原因がある場合もあります。マッサージをしてリンパの流れを良くしてあげることで改善していきます。また、ウォーキングやジョギングをして痛みを予防してあげましょう。
くるぶしは外部からの刺激を受けやすいので、サイズが合わない小さい靴を履いていること、くつひもをきつく締めていることにより、痛みなどを引き起こしますので見直しましょう。
痛みが長引くようでしたら、痛風や骨折の恐れもありますのでしっかりと病院で検査を行うようにしましょう。
揉んで気持ちが良い
軽い痛み、または気持ちい場所は疲労物質が溜まっている証拠です。痛気持ちいい程度の力で押してみたり、揉みほぐしていき、血行を良くし老廃物を流していきましょう。
赤かったり腫れている
くるぶしは足の中でもむくみが出やすい場所です。赤みがあったり腫れていたりする場合は、さまざまな原因が考えられますが、多くは、血液やリンパ液の流れが悪かったり、重力に負けて身体の下の方に溜まったりした場合におこりやすくなります。
長時間の立ち仕事、塩分の摂りすぎ、睡眠不足、運動不足が原因と考えられますので、マッサージをし、老廃物をリンパ管に流すようなイメージで少し強めにマッサージしましょう。
黒ずんでいる
くるぶしの黒ずみは、血行不良が考えられます。関節は、ターンオーバーが少ないために黒ずみができやすい場所です。見て見ぬふりをしていると黒ずみはどんどん悪化することも。女性は冷え性の方が多く、血の流れが悪いため、黒ずみが目立ってしまいやすいです。
マッサージすることにより、血行を促進させ、ターンオーバーを早めることで治していきましょう。
固かったりしこりなどの違和感がある
くるぶしにできるコリコリとしたしこりは、ガングリオンと呼ばれるもの。ガングリオンとは、関節などを動かすための滑液を作る細胞が、何らかの異常で粘液を作り袋に溜まっていくことで袋状に膨らんでしまった物をいいます。
そのまま様子を見るまたは、病院を受診すると良いでしょう。
皮膚の表面がカサカサして感触が違う
くるぶしがカサカサしてしまうのには擦れによるのもがありますが、十分な保湿をしていれば予防できます。ひび割れなどを起こす前にしっかりと保湿をし、対策をしましょう。
また、足先の冷えによる血行不良になっている場合もありますので、しっかり冷え性対策をし、マッサージをすることで、滞った血流を良くしていきましょう。

足くるぶしの外側の万能ツボ
外くるぶしの下にある金門
足の外くるぶし下端より前下方へ指幅1.5本分進んだところにある凹みのあるツボ。
ふくらはぎの痙攣(こむらがえり)や、小児のひきつけ、腰痛など、急性の症状をおさめてくれます。また、坐骨神経痛、足、背中の麻痺、下腹部痛、スジ違い、脱腸に効果があります。
妊娠中は刺激してはいけないツボですので注意しましょう。
外くるぶしの上にある崑崙
外くるぶしの上端に指をあて、後方にずらしていくと、アキレス腱の手前にくぼみが見つかります。崑崙(こんろん)はそのくぼみの中にあります。
坐骨神経痛、足の関節炎、リウマチ、ねんざ、アキレス腱炎、足の痛みに効果的です。更に、冷え、めまい、吐き、頭痛、鼻水、鼻づまり、発熱、下痢、かかとのはれにも有効です。また、子どものひきつけ、鼻血、目の痛みのも効きます。

足くるぶしの内側の万能ツボ
内くるぶしの下にある照海
内くるぶしの頂点から親指1本分程度下にいった場所にあります。押すとジーンと痛みが出るところです。
足の冷え、月経不順や月経痛など婦人科系の不調や、排尿痛や、排尿障害など、泌尿器科系に効果的です。目の充血、腫れ、痛み、目のかすみに有効で、さらに、疲労回復、免疫力向上、妊娠力を高めてくれるツボでもあります。
内くるぶしの後ろにある大谿
内くるぶしとアキレス腱のあいだの凹みの部分で、探していると親指がすっぽりおさまる感覚があります。
こむら返りや、冷えといった足の症状に効果があります。頭痛、めまい、立ち眩み、中耳炎、排尿障害、月経障害、夜尿症などにも有効です。
内くるぶしの上にある三陰交
下腿部の内側で、足の内くるぶしから親指3本分上がった、向こうずねの筋肉のない骨のきわにあります。
非常に幅広い範囲の症状に効果があるツボです。めまい、立ち眩み、太りすぎ、痩せすぎ、のぼせ、冷え、むくみ、イライラしたり気分が落ち着かないなどに有効です。更に、月経痛、月経障害、更年期障害、生理不順、自律神経失調症、つわりなどさまざまな症状を改善します。
内くるぶしの前方にある大鐘
内くるぶしの後ろ側のアキレス腱の内側の縁に沿って下方へ下がり、骨に突き当たる場所にあります。
足関節障害、泌尿系、生殖器系の障害、婦人病、水腫神経衰弱、ヒステリーに効果があります。肺にもよく効くツボで、咳、咳血、喘息にも効果的です。

足の裏にあるツボの健康効果
足のむくみに効く湧泉
湧泉(ゆうせん)というツボは、足の人差し指と中指の間から、かかとまでの線上で1/3のところです。ちょうど足を内側に曲げた時の凹む部分にあたります。
ここは、元気や生命力が湧いてくる泉とされていて万能のツボです。足の疲れ、ストレス、筋肉疲労、冷え性、肌荒れ、むくみ、歯痛、腰痛、シミ、のどの痛み、胃痛、二日酔い、尿漏れ、頻尿、デトックスにも有効です。
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足裏のツボ押しで悩み解決。自宅ケアで手に入れる美と健康
腰痛に効く坐骨
湧泉からかかと側に少しいったあたりにあるツボです。
お尻のツボでもある坐骨は、座ったときに体重がもっともかかる部分。右腰が痛いときは右足、左腰が痛いときは左足、痛いほうの足裏を重点的に刺激します。両足を揉むと予防効果が期待できます。
頭痛に効く脳
左右の親指にあります。
頭痛や片頭痛などがひどい場合には、このツボがかたいコリになっていることがよくありますので、お風呂上りなどによく揉みほぐしておきましょう。
肥満解消の腎臓
土踏まずのやや上の方、足裏のど真ん中に位置します。
デトックス効果だけでなく腎臓はエネルギー代謝の要となる臓器なので肥満解消の効果もあります。腎臓の働きを良くすることで、老廃物などの流れが良くなり、むくみ改善にもつながります。
顔のむくみに効く尿管
土ふまずの部分に位置します。
排泄物をスムーズに流す効果があり、老廃物をこし出すようになぞりながら押しましょう。顔のむくみ解消効果も期待できます。
低血圧に効く膀胱
足の内側側面、土踏まずの下に位置します。
腎臓、尿管、膀胱の3セットで押すことで低血圧に効果的で、さらに体の排泄が促進、新陳代謝が促されるのでマッサージ後の体の回復がより高まります。
生理痛に効く生殖器
かかとの皮膚がかたい部分に位置します。
生理痛、生殖器の不調、腸の不調に効果的です。ホルモンバランスの崩れは、糖質過多・カフェイン過多など食べ物が原因になることもあれば、ストレスが原因になることも多いです。疲れを感じたら放置せずにリラックスする時間を大切にしましょう。
胃腸に効く胃
足の親指の下の膨らんだところの下部、土踏まずの上方にあります。
暴飲暴食をしてしまった時や胃もたれ、むかつき、ストレス性の胃炎、胃潰瘍に効果的です。余計な水分や老廃物を排泄させる効果が高まります。
肩こりに効く肩
小指の下付近に位置しています。
肩こりに効果的で、凝り固まった老廃物をほぐしてあげることにより、血行不良改善に有効です。
不眠症に効く失眠穴
不眠穴(ふみんけつ)は、かかとの真ん中にあります。
ここは鈍感なツボなので、コルクやビー玉などを踏んで強く押さないと効果が実感できないです。のぼせやすい・考えすぎな人、たかぶった神経を抑えてスムーズな入眠に入ることができます。

その他の足部分のツボの健康効果
ひざ下にある足三里
脚の外側、お皿の下から指4本下がった、一番くぼんでいる場所にあります。
胃腸の調子を整えます。胃腸のほかにも、疲労回復、頭痛、肩こり、冷えや、精神の不安定など、全身のさまざまな不快な症状の緩和や健康維持に有効です。
ふくらはぎにある築賓
築賓(ちくひん)は、内くるぶしから、手のひらの幅だけ上、骨の端から親指1本分後ろにあります。
解毒のツボとされており、二日酔い、吐き気、胸やけ、乗り物酔い、冷え性、下痢、頭痛、腰痛、男性の前立腺肥大症、インポテツ、女性の更年期障害などに効果的です。また、しみそばかす、肝斑、肌老化にも有効です。
足の指の付け根にある八風
八風(はっぷう)は、左右の足の指の間(指の股)に位置するツボです。
足先の冷えに対して効果的で、体の血行を良くします。足が冷えて眠れない時にも、八風を刺激すれば足が温まりぐっすり眠れます。

効果的な足ツボマッサージのコツ
起床時と就寝前にを行う
いつ行うのが効果的かといいますと、起床後の朝食前と、就寝前の入浴後です。
朝は、時間をとるのが難しいかもしれませんが、体内に溜まりがちな毒素をもっとも排泄しやすい時間帯です。体のスイッチが入る前に、足裏を刺激しておくことで、前日や就寝中に溜まっていた疲労が抜け、アクティブに活動しやすくなります。
そして、夜、入浴後にマッサージすることにより、普段はこわばっている足の裏も湯上りは柔らかくなるため、強く押しても痛みを感じにくく、弱い力でも頑固なコリをもみほぐしやすくなります。
しっかりと夜に一日の疲れのかたまりをほぐしてあげることで、尿と一緒に老廃物を排泄しやすくなりますので、むくみや筋肉疲労を取り除き、良質な睡眠を手にすることができます。
食後と飲酒後は控える
マッサージの30分前後は食事をとらないようにしましょう。腸の調子を整える必要があります。
食後すぐの足つぼマッサージは、消化不良をまねきます。食後、血流は胃に向かって行くはずですが、マッサージの影響で別の部分の血流が盛んになってしまい、胃の働きを弱めてしまうからです。
2~3kgの力加減で行う
はじめは少し痛いかな、という程度でかまいませんが、慣れてきたころ徐々に強くしていきましょう。痛気持ちいい強さで、できるだけ強くマッサージします。
弱いと効果が弱い、もしくは、効果がありませんので注意しましょう。
押しながら吐き離しながら吸う
呼吸を意識しておこないます。押すときは息を吐きながら、力を抜くときは息を吸いましょう。

足ツボマッサージで病気を予防しよう
老廃物は重力の関係で足に溜まるとされています。自分で足裏マッサージができるようになると、体のリセットができるので便利です。力加減や揉む回数も無理なく自分で調節できますので、気疲れすることはありません。
心臓にもっとも遠いはずの足裏は、第二の心臓といわれています。生命力を回復させ、元気を取り戻し、自分の体と対話ができます。
毎日健康に過ごすために、足裏マッサージ始めてみませんか?