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多くの女性が悩む乳首のこと
だんだんと乳首が黒ずんできた
若いころはきれいなピンク色だった乳首が、黒ずんできたと感じる大人の女性は多いと思いのではないでしょうか。
乳首の黒ずみの原因はいくつかありますが、特に出産後や授乳中にこのような変化を感じる女性が多いそうです。これは妊娠や出産によるホルモンバランスの変化により、乳首の角質にメラニンが増えるために起こる現象といわれています。
スキンケアやボディケアと合わせて、普段見えない部分にも気を使って細心のケアを続けることは内面からの美しさを保つために欠かせないことです。普段行き届かない乳首部分の黒ずみを明るくするお手入れは、女性らしさをますます高めることに繋がるでしょう。以下の記事では乳首の黒ずみのお手入れ方法について詳しく解説しています。
乳首の周りにポツポツしたものができた
あなたの乳首の周りにポツポツとしたものができていませんか?これはモントゴメリー線といわれるものです。
このモントゴメリー線には、皮脂を分泌する役割があります。分泌した皮脂と肌表面の水分が混ざり合うことで、乳首の表面に膜を作ってくれます。そのことで、乳首の乾燥の原因になる肌の水分蒸発から、乳首を守ってくれているのです。
授乳の時に困る陥没乳首
陥没乳頭とは乳首が乳房の内側にへこんでしまっている現象のことです。実は陥没乳頭に悩んでいる方は比較的多く、女性の約5人に1人は陥没乳頭とのことです。
この陥没乳頭は、見た目的にも気になるの点もありますが、将来的に授乳の際に赤ちゃんが母乳を飲みにくいなどという問題も起こります。また、陥没した部分に垢などが溜まりやすいため、乳腺炎などのリスクも高まってしまいます。
乳首が黒ずむ原因
日本人はメラニン色素の量が多いから
乳首の黒ずみには、肌を黒くする色素であるメラニン色素が関係しています。
そもそも日本人に薄いピンク色の乳首の方は、少ないと言われています。その理由が、元々持って生まれたメラニン色素の量です。それぞれの人種によって肌の色が違うというのも、このメラニン色素の量が大きく関係しているのです。我々黄色人種は、白人に比べるとメラニン色素を多く持って生まれているのです。
そのため生理的色素沈着部位と呼ばれ、メラニンによる色素沈着が生理的に起こりやす乳首は、黒ずみやすいというわけなのです。
メラニンが多いことは理解したけれどもそもそもメラニンについて何なのか、どのように減らしたら良いのか疑問に思う方も多いと思います。以下の記事ではメラニンについて、更には増えすぎたメラニンを減らす方法詳しく解説しています。
合わない下着をつけている
サイズの合っていないブラジャーの刺激も、乳首の黒ずみに関係しています。
サイズ合わないブラジャーをつけることによって、肌に摩擦が生じます。その際にブラジャーと乳首が擦れることにより、乳首に刺激が発生します。
人間の身体は、外的刺激を受けると自らを守ろうとする、防衛本能が働きます。乳首に摩擦という外的刺激を与えることで、防衛本能が働き先述したメラニンを乳首に蓄積してしまうのです。
逆に大きすぎるブラジャーを付けていると胸が垂れてしまう原因にもなってしまいます。正しいブラジャーの選び方については以下の記事で詳しく解説していますので是非参考にしてみてください。
加齢によりターンオーバーが遅くなる
人間の身体はターンオーバーにより、日々新しい細胞を生み出し、古い細胞は垢として皮膚から剥がれ落ちる仕組みになっています。しかし睡眠が十分に取れず不規則な生活を送っていたり、加齢によってターンオーバーが乱れると、その細胞の入れ替わりも妨げられてしまいます。よって、ターンオーバーは乳首の黒ずみにも、深く関係しています。
ターンオーバーの働きが遅れることにより、本来剥がれ落ちるべき乳首の角質が蓄積されてしまいます。古い角質には、乳首を黒くする原因となるメラニンが含まれています。このメラニンを含む古い角質が、乳首にどんどん蓄積されてしまう事が原因になっているのです。
ホルモンバランスが崩れてメラニンが生成される
女性ホルモンは主にプロテスゲンとエストロゲン、という2つの成分からできています。プロテスゲンは主に妊娠時のために、エストロゲンは女性らしい身体作りのためにと、それぞれとても大事な役割をしてくれます。
このエストロゲンにより、ホルモンバランスが乱れてしまうとターンオーバーが乱れ、乳首の黒ずみの原因になると言われています。
ホルモンバランスの崩れは他にも、生理不順や肌トラブルの原因にもなりますので、生活リズムや冷えなどには気を付けるなど日頃から気をつけましょう。
皮膚が炎症してメラニンが生成される
乳首の皮膚が炎症も、黒ずみには関係しています。
炎症に伴うかゆみなどで、皮膚を掻くことによって刺激が生じ、外部刺激によるメラニンの発生により乳首が色素沈着を起こしてしまうことが、原因になります。
乳首の炎症は、アレルギーや摩擦、女性ホルモンの変化などが考えられます。皮膚炎の対策として重要なのが保湿になります。ボディークリームなどで肌と同じように、乳首も保護するように日頃から心がけましょう。
乳首の黒ずみをケアする方法
美白成分を含んでいる化粧品を使う
乳首の黒ずみ解消には、美白成分配合の乳首専用化粧品を使用するのが効果的でしょう。中でも、美白成分ハイドロキノンとトレチノインの2つが配合されているものは、効果が高いと言われています。
まずハイドロキノンは、美白効果がとても高く、アルブチンやビタミンCの100倍の美白効果を持つと言われている成分です。しかし肌へ浸透しづらいという特徴を持っています。そのハイドロキノンの浸透を補助するのが、トレチノインなのです。
実際に多くの美容皮膚科などでも、乳首の黒ずみ治療の目的でこちら2つの成分は、頻繁に利用されていますよ。
ヨーグルトの上澄みであるホエイを使う
ヨーグルトの上に溜まっている水分、その部分に美容・美白効果がとても高い成分が含まれているのです。その上澄みの成分のことをホエイといいます。
ホエイに含まれる成分は
・水溶性タンパク質
・乳糖
・水溶性ビタミン
・ミネラル
と、肌への美容効果が高い成分が配合されています。これらは浸透力も高くメラニンの生成を抑える働きがあります。そのため、乳首に使用することで黒ずみを解消してくれる効果が期待できるのです。
はちみつで保湿する
乳首の黒ずみの原因である、炎症は乳首の乾燥によるものが多いのです。そのため、保湿は重要なケアの一つです。またしっかり保湿することで、ターンオーバーを促す効果も期待できます。
そこでおすすめなのが、はちみつを利用した乳首ケアです。はちみつは高い保湿効果があると共にミネラルやビタミンCやビタミンBを多く含むことから、メラニンの生成を抑える効果も期待できるのです。
古くから万能薬として漢方などにも利用されていたはちみつは、乳首ケアにも効果的なのです。
生活習慣を改善してホルモンバランスを整える
女性の身体とホルモンは常に密接な関係にあります。ただでさえ、月経というイベントを月に1回抱えている女性の身体。そのため、強いストレスや疲れが溜まっていたり、睡眠不足が続いてしまうと、徐々に身体のホルモンバランスが崩れていってしまいます。
このホルモンバランスの崩れは、ターンオーバを乱すだけではなく、乳首も敏感にしてしまい、摩擦などの外的刺激もとても受けやすい状況を作ってしまいます。
そのためホルモンバランスの崩れを整えることで、ターンオーバーも正常化し、乳首の黒ずみ改善へもつながります。また、生理不順や肌トラブルなどの解消にもつながりますので、生活環境の見直しも取り入れましょう。
ピーリングケアをしてターンオーバーを促す
ピーリングとは、古い角質を除去することで、ターンオーバーの正常化へと導く方法です。これはもちろん乳首の黒ずみにも効果があります。
しかしピーリングは刺激の強い美容法になり、身体の皮膚の部分でも特に敏感な乳首で行う場合は注意が必要になります。やりすぎは摩擦という外的刺激になり、黒ずみの悪化にもなりますので気をつけましょう。
乳首へピーリングを行う際は、専用のピーリング剤で使用頻度を必ず守り、ピーリング後は必ずしっかりと保湿することを忘れないようにしましょう。
黒ずみケアにおすすめの美白クリーム
乳首の黒ずみは専用商品で肌に優しくケア
デリケートな部分である乳首には、肌に優しい処方の専用のクリームでケアをしていきましょう。また、なかなか相談しにくい場所だからこそ、口コミでの評価が高いものを参考に選ぶのもおすすめです。
シーオーメディカル ホスピピュア 30g
トラネキサム酸を主成分とした美白成分を含む、乳頭用美白クリーム。ベタつかないさらっとした使用感。またパラベンフリー・厳選天然成分をたっぷり配合し、敏感肌へのやさしさも考慮されています。
べっぴんボディ バージンホワイトセラム 30g
サクラエキス・ビタミンC・ビタミンE配合で、黒ずみの気になる部分を透明感ある肌へと導くクリームです。敏感な肌にも優しい無合成色素・パラベンフリーの無添加処方で、ベタつかずのびのよい簡単ケアが行えます。
ラ ファム デリケートホワイトクリーム 80g
敏感なデリケートゾーンのpH値に合わせて、ハーブや植物エキスが黒ずみの気になる部分へアプローチし、ワントーン明るい肌へ導きます。乳首はもちろん、脇などにも使用可能。パラベンフリーで敏感な部分の古い角質にも効果が期待できます。
アンティームオーガニック by ルボア アンティーム ホワイトクリーム 100ml
デリケートゾーンの黒ずみにやさしくアプローチし、肌のトーンを上げてくれる保湿ホワイトクリーム。植物の相乗効果やオーガニック原料にこだわり、保湿や栄養も与えます。また、環境にも配慮された設計になっています。
乳首周りのぷつぷつをケアする方法
体内の脂分濃度を下げる生活をする
脂肪分の多い食事や甘いもの多く摂取するとニキビが増加するように、皮脂線であるモントゴメリー線からも多くの皮脂が排出されるため、モントゴメリー線の活動が活発になり、ぷつぷつが目立ちやすくなるのです。
これは血液中の脂分濃度が上昇することにより、皮脂線の油分が多くなってしまい皮脂線が詰まることが原因になっているのです。そのため乳首にニキビができる可能性もあるのです。
乳首のニキビは炎症も起こしやすく、黒ずみの原因にもなりますので、肌の美容のためにも食生活を改善していきましょう。
便秘改善をして老廃物を溜め込まない
便秘もモントゴメリー線の状態に大きく関係しています。
便秘になると、腸内に多くの老廃物が蓄積してしまいます。この老廃物はガスを発生させるのですが、そのガスが体外へ排出されます。ガスは腸壁から吸収され毛穴から排出されるのですが、その際に毛穴を傷つけてしまうのです。
この現象はモントゴメリー線でも行われています。そのため、便秘になるとモントゴメリー線の状態も悪化してしまうのです。
食物繊維を含んだ食品を意識して摂取するなど、腸内環境を整えるようにしていきましょう。
ビタミンを積極的に摂取する
モントゴメリー線のトラブルは、皮脂などが詰まってしまうことを原因としていることが多いといわれています。この毛穴の詰まりに効果があるのが、ビタミンの摂取です。
特にビタミンAは、毛穴の詰まりの改善を促す効果があるので、モントゴメリー線の皮脂詰まりを解消する効果があります。また、ビタミンEの血流促進効果は乳房に溜まった老廃物を血流によって除去してくれる効果もありますし、その血流が乳房に栄養も届けてくれます。
他にもビタミンBは、乳首の黒ずみ改善にも効果が期待できますので、バストケアのためにはビタミンを積極的に摂取していきましょう。
陥没乳首をケアする方法
一日一回入浴の際にマッサージ
陥没乳頭のケアは、血行が最も高まりやすい入浴時にマッサージを行うのがおすすめです。入浴時の習慣として継続して行うことで、緩和効果も高まりますよ。
清潔な手で、摩擦には注意して優しく行うように注意してください。また痛みを感じたら、決して無理をせずに徐々にマッサージ時間を長くするなどして、行っていきましょう。
乳首を指で引っ張り出す
親指や人差し指、中指で優しく乳首をつまみ出しましょう。その際、もう片方の手で乳房を支えると、乳房が安定するのでマッサージを行いやすくなります。
力を入れて無理に引っ張りだすのではなく、優しく乳頭のしこり部分を押さえるようにしてくださいね。
乳首をつまんで上下を圧迫する
乳頭が少し出てきたら、しっかり乳頭をつまみ圧迫していきます。だいたい3秒くらい、しこりに硬さを感じたら5~10秒くらいを目安に上下に圧を加えていきましょう。
最初はゆっくりと、左右上下と位置を変えて1分くらい、指の先が白くなるくらいまで圧迫します。乳首が過敏だったり、硬さがある方は3分くらいかけてしっかり圧を与えていきましょう。しかし、痛みを感じるような場合は無理をしないでくださいね。
こよりをつくるような動きで乳首を圧迫刺激
人差し指と親指で乳首をしっかりつまみ、こよりを作るようなイメージで指を動かします。横方向、縦方向と徐々に動かす位置をずらしていきましょう。
最初は痛みを感じないようにゆっくりと、慣れてきたらしっかりと時間をかけてマッサージしてください。また痛みを感じるようであれば、圧迫刺激に乳首が慣れてからこのマッサージを取り入れるようにしましょう。
悩み別のケアをして乳首の悩みを解消しましょう
日常生活では表に見えない部分ですが、密かに乳首にコンプレックスを抱えている女性は多いといわれています。デリケートな部分だからこそ、人には相談できない乳首の悩み。だからこそ、自分でしっかり解決方法やケアの仕方を身につける必要があるでしょう。
生活習慣も多く関係していますので、生活習慣の見直し・日常的なマッサージ・専用アイテムを取り入れて、自身の悩みに合わせたケアをしていきましょう。