鼻の化粧崩れを防ぐ。スキンケアとメイク方法、生活習慣を知ろう

2017.08.04

鼻の化粧崩れを防ぐ。スキンケアとメイク方法、生活習慣を知ろう

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

顔の中心にありながら毛穴が目立ったり脂が浮きやすく化粧崩れしやすい鼻。化粧崩れのお悩みはスキンケアとメイク方法、生活習慣を見直すことで解消できるかもしれません。化粧崩れの原因を知り、正しいスキンケアやメイク方法で化粧崩れを防ぎましょう。

INDEX

目次

     

    化粧崩れをした鼻の特徴

    鼻に白いぶつぶつが出来る

    毎日丁寧に洗顔をしているのに鼻に白いぶつぶつが出来てしまう、そんなお悩みを持っている方は少なくありません。鼻のぶつぶつのほとんどは毛穴の詰まり、すなわち角栓です。角栓は古くなった角質(タンパク質)に皮脂やメイクなどの油分などの汚れが付着してできます。

    角栓ができる前に毛穴の汚れを落とすのが一番です。できてしまった角栓はごしごしこすったり、ぎゅっと指で絞り出したりすると肌トラブルの原因になります。鼻のぶつぶつ(角栓)を作らない方法と、できてしまった角栓の正しい除去方法を実践して美しく健康な肌を目指しましょう。

    鼻がテカったり化粧が浮いてしまう

    丁寧に洗顔をして、メイクをしても気づいたら鼻だけがテカってメイクが浮いていることがあります。鼻は顔の他の部分に比べて皮脂腺が多く活発です。しかし、肌が正常な状態であればそれほどテカることはありません。鼻だけがテカってしまうのには原因があるのです。

    鼻が化粧崩れする原因

    皮脂の分泌量がもともと多い

    皮脂腺は全身に分布していますが、とくに体の中心は皮脂腺が多くなっています。顔は頭皮の次に皮脂腺が多い部位です。顔の中でもTゾーンといわれる中心部分は皮脂腺が多く、鼻は皮脂の分泌量が多い部位になります。

    油分の取り過ぎでさらに皮脂分泌を促す

    顔がテカっているとべたつきや化粧崩れが気になり、ついあぶらとり紙を使ったり、手っ取り早く洗顔したりしたくなります。でも実は皮脂は取りすぎるとますます分泌されてしまうのです。

    肌は水分が不足し、乾燥状態になるとしわや肌荒れなどトラブルを引き起こします。皮脂は肌の水分蒸発を防ぎ、肌環境を守っています。皮脂が不足すると肌は乾燥を防ぐためにどんどん分泌するようになるのです。

    ?洗顔のやり過ぎによる必要な皮脂の取り過ぎ

    適度な皮脂は美しく健康な肌のために必要不可欠です。洗顔は肌の汚れや余分な皮脂を除去するために大切ですが、やり過ぎると必要な皮脂を取りすぎることになります。

    スクラブやブラシなどの肌への摩擦

    顔のべたつきが気になってスクラブ入りの洗顔剤を使ったり、洗顔ブラシで念入りに洗顔されているとしたら注意が必要です。スクラブやブラシは肌に摩擦や刺激を与え、肌を傷つける原因になります。脂性肌の方はとくに肌が傷つくことでニキビになったり、ニキビが悪化するので気を付けましょう。

    肌の内部の乾燥

    顔がべたついたり、テカったりしがちだからといって必ずしも脂性肌とは限りません。肌の表面は脂が浮いているのに、肌の内部が乾燥している状態、すなわちインナードライの可能性があります。さまざまなスキンケアを試しても、脂性肌が改善されない場合はインナードライかもしれません。肌の内部が乾燥していると肌はどんどん皮脂を分泌しようとし、過剰分泌になります。

    インナードライを防ぐには

    インナードライは適切なスキンケアを行うことで改善します。

    洗顔の際は刺激の少ない洗顔剤で優しく洗いましょう。洗顔後はすぐにしっかりと保湿します。たっぷりと化粧水を使い、手のひらが吸い付くようにもっちりとした感触になるくらいが目安です。さらに油分のある乳液やクリームで水分を閉じ込めるように蓋をします。化粧水で保湿した水分を逃さないように乳液やクリームはしっかり付けましょう。

    また日中、乾燥を感じたらメイクの上からこまめに保湿を心がけるとより早い改善が期待できます。小さなスプレータイプのボトルに化粧水を入れ、ポーチに常備しても良いですし、ドラッグストアで入手できるメイクの上から使う保湿ミストなどを使うのも良いでしょう。

    毛穴が開きファンデーションが落ちやすい

    肌内部が乾燥していると毛穴が開いて目立つ状態になります。毛穴に汚れがたまって黒ずんで見えたり、黒ずみはなくても月の表面のクレーターのように穴が空いているように見えたりする場合があります。いずれも肌の乾燥に起因していることが多いのです。

    健康な肌はターンオーバー(新陳代謝)により、古い角質が剥がれ落ちて同時に毛穴から必要な油分が分泌されて肌を覆います。しかし肌が乾燥してターンオーバーが乱れると、皮脂や老廃物が酸化し毛穴に詰まります。これが毛穴の黒ずみとなるのです。毛穴がクレーターのように広がるのは皮脂の過剰分泌によるもので、これも原因は肌の乾燥によるターンオーバーの乱れです。

    毛穴が開いていると丁寧にファンデーションを塗っても時間とともに毛穴に埋もれてしまい、「毛穴落ち」「毛穴浮き」といわれる状態になってしまいます。

    ホルモンバランスの乱れ

    肌の乾燥対策は万全なのに毛穴が開いている場合は、ホルモンバランスの乱れが原因となっている可能性があります。肌のハリや弾力を保つコラーゲンやヒアルロン酸などの成分を生成するのは女性ホルモンのエストロゲンです。エストロゲンは月経後から排卵前に分泌量が増えます。排卵後はエストロゲンが低下するので肌は乾燥しやすくなります。この時期は意識的に乾燥対策を心がけましょう。

    女性ホルモンのバランスが乱れると肌のハリや弾力を保つ成分が生成されにくくなるため、肌が乾燥し毛穴が目立つようになってしまいます。

    女性ホルモンは非常に繊細です。ストレスや睡眠不足、ダイエットなどでもホルモンバランスが乱れる原因になります。健康のためにも美肌のためにも、ホルモンバランスを乱さないように気を付けたいですね。

    血流が悪くなり代謝も悪くなる

    ホルモンバランスの乱れは血流の悪化にもつながります。血流の悪化は健康にはもちろん、肌にも良くありません。肌に必要な栄養を運んだり新陳代謝を促進するのは血液です。血液の流れが悪化することで新陳代謝や肌に必要な皮脂の分泌も滞ります。

    ホルモンバランスの乱れのほかに冷えや栄養不足、運動不足なども血流悪化の原因になるので生活習慣を見直すことも大切です。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    脱化粧崩れ。夕方になってもキレイを保つスキンケアのコツ

    鼻の化粧崩れを防ぐスキンケア

    弱アルカリ性の洗顔石鹸を使う

    鼻のぶつぶつは角栓によるもので、角栓は古くなった角質(タンパク質)に皮脂やメイクなどの油分などの汚れが付着したものです。オイルクレンジングでは皮脂は除去できても角質(タンパク質)の除去はできません。タンパク質を溶かすのはアルカリ性です。したがって古くなった角質除去にはアルカリ性石鹸が最適といえます。

    肌は弱酸性のため、逆のアルカリ性を使うと中和作用が働きます。アルカリ性石鹸で洗顔すると肌が一時的につっぱった感じになるものの、肌本来の力で弱酸性に戻ります。

    無添加、低刺激の弱アルカリ性石鹸で洗顔するのが理想的です。

    泡を使って優しく洗顔する

    せっかく理想的な無添加、低刺激の弱アルカリ性石鹸を使っても、正しい洗顔方法でなければ効果が期待できません。

    洗顔は石鹸をたっぷり泡立てて、その泡を顔に載せて掌でクッションを押すようなイメージでやさしくマッサージしながら行いましょう。泡は乾燥しがちな目の周りや口元を最後に載せるのがポイントです。あまり長時間泡を載せたままにしないように気をつけ、すすぎは32度くらいのぬるま湯で泡を残さないように行ってください。

    冷水で毛穴を引き締める

    洗顔後、冷水をかけると毛穴が引き締まるような気がしますが、これは一時的なものです。時間がたつと元の状態に戻ります。ぬるま湯を使った後に冷水を使うことで血流が促進される効果はあります。

    ただし、乾燥肌の場合は冷水が刺激になり、肌トラブルの原因になりかねないのでおすすめしません。また正しく洗顔が行われない後に毛穴を締めてしまうと汚れが毛穴に詰まる原因になるため注意が必要です。

    素早く保湿成分を補給する

    洗顔後は素早く化粧水などで保湿し、肌を潤し乾燥させないようにしましょう。正しい洗顔と保湿。これが美肌への一番の近道です。化粧水でたっぷり肌を潤した後は乳液やクリームでしっかり蓋をしましょう。

    鼻の化粧崩れに効く美容成分

    保湿効果の高いセラミド

    化粧品の美容成分にはさまざまなものがありますが、高い保湿効果を期待できる成分としてセラミドがあげられます。セラミドはもともと肌の角質層に含まれる成分です。そのため肌の角質層に浸透しやすく、かつ安心・安全な成分といえます。セラミドは水分を保持する性質があるため、高い保湿効果が期待できるのです。

    糖たんぱく質のプロテオグリカン

    タンパク質に糖が結合した糖たんぱく質の一種「プロテオグリカン」は、コラーゲンやヒアルロン酸と同じく保水力を高める働きをします。皮脂の分泌量を調整し、保湿効果を高めることで肌にハリと弾力を生む効果が期待できます。またターンオーバーを促進する働きもある注目の美容成分です。

    「プロテオグリカン」は化粧品に含まれるほか、サプリメントなどもあります。サプリメントの場合は炎症を抑え、関節痛を和らげる作用も期待できます。さらに抗酸化作用も期待できるとあって積極的に摂取したい成分ですが、安価なものは化学物質を使用している場合もあるので、天然素材のものをお選びください。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    年齢と共に減ってしまったセラミド。数を増やし乾燥知らずの潤い肌へ

    鼻の化粧崩れを防ぐメイク方法

    下地で毛穴をカバーする

    テカりや毛穴が気になるからといって、ファンデーションを厚く塗ると化粧崩れしやすくなります。テカりや毛穴が気になるときは、ファンデーションを厚く塗るより下地を効果的に使いましょう。

    下地には皮脂を抑えたり、毛穴の黒ずみや凹みを光の反射でぼかす効果のあるものがあります。シリコン系の下地は凹凸のカバー力が高いとされています。さらに紫外線予防や色むら補正効果のあるものもあり、下地はファンデーションの効果を高めるためにも大切なアイテムです。

    BBクリームやコンシーラーの部分使い

    もともと医療用として開発されたBBクリームはカバー力が高いことで知られています。毛穴はもちろん、シミやしわ、色むらなどをカバーし、保湿力が高いクリームです。下地としても使えますし、BBクリームだけでベースメイクが完了できるほど完成度が高いものもあります。

    CCクリームというものもありますが、こちらは肌色補正の働きをするものです。(CCはカラーコントロールの略)カバー力が欲しい場合ははBBクリームのほうがおすすめです。

    下地のカバー力だけでは心もとない、という場合は毛穴が気になる部分だけカバー力が高いコンシーラーを使用することもおすすめです。ただし、コンシーラーは部分使いに留めましょう。広範囲に使うと仮面をかぶったような、のっぺりした顔になってしまいます。

    リキッドファンデーションを薄く塗る

    ファンデーションを美しく仕上げるコツはまず自分に合った肌色を選び、肌にしっかりと密着させることです。毛穴が気になる場合は乾燥が原因になっていることが多いため、パウダリーファンデーションより保湿効果が高く密着しやすいリキッドファンデーションがおすすめです。

    厚塗りにならないよう、下地を塗った肌の上にパール1粒分程度をスポンジでやさしく叩くように塗っていきましょう。鼻の部分はさらに指で叩き込むようにするとしっかり肌に密着させると崩れにくくなります。

    化粧直しは1度落としてから

    丁寧にメイクをしても夏は汗で、冬は乾燥で化粧崩れが起こりやすくなります。 皮脂が浮いているからといってあぶらとり紙を使うと、皮脂を取りすぎ皮脂過剰分泌の原因になるので避けましょう。

    化粧直しは面倒でも一度落として下地から塗りなおすのが最善の方法です。まずスポンジを用意します。スポンジに化粧水のミストを吹きかけて崩れたファンデーションを落とした後、下地をスポンジにのせ、落とした部分になじませます。朝使用する量より少なめにしましょう。さらにパウダーファンデーションかパウダーで仕上げます。

    あぶらとり紙を使う時は肌に刺激を与えない

    皮脂は肌の乾燥を防ぐために必要なものです。皮脂を取りすぎると、肌はますます皮脂を分泌しようとします。肌の水分部不足で乾燥した状態のところに過剰に皮脂が分泌されると水分と油分のバランスが崩れ、肌トラブルの原因にになります。

    あぶらとり紙を使う時は肌に刺激を与えないように、Tゾーンの脂が浮いている部位に軽く押し当て、余分な皮脂だけとるようにしましょう。何枚も使うと皮脂を取りすぎることになるので、1枚で十分です。化粧直しのたびに使うのも控えましょう。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    下地の力で、化粧崩れしない肌を作る。直ししらずの下地とテクニック

    鼻の化粧崩れを防ぐ方法

    鼻のマッサージを行う

    鼻の化粧崩れを防ぐために、肌をやわらかくして角栓をつくらないようにするためのマッサージも効果的です。マッサージをする際はごしごしと強くこすらないこと、毛穴を開いた状態にしておくことに留意しましょう。入浴中に行ったり、鼻周りを蒸しタオルなどで温めておくとより高い効果が期待できます。

    マッサージ方法をご紹介します。
    1.小鼻に両手の中指と薬指をあてます。
    2.両手で鼻の上から下へクルクルとマッサージします。

    運動や睡眠不足の生活習慣の乱れを改善

    化粧崩れの主な原因はほとんど肌の水分と油分のバランスの乱れです。肌が乾燥していると化粧のりが悪く、崩れやすくなります。肌の乾燥はスキンケアだけでは予防できません。血流を良くして肌に必要な栄養を補給したり、ホルモンバランスを整えることも大切です。

    スキンケアやメイク方法が正しくても化粧崩れを起こしやすい方は、適度な運動を心がけ、睡眠不足や栄養不足になっていないかなど生活習慣を見直してみましょう。

    肌のターンオーバーを整える

    健康体で正しい方法でスキンケアを行っていれば、自ずと肌は美しくなります。肌は自ら水分と油分のバランスを整えたり自浄する力があります。健康な肌は約1カ月でターンオーバーし新しい肌に生まれ変わります。

    紫外線を浴びたり不規則な生活、加齢などによってもターンオーバーは乱れます。ターンオーバーが乱れると肌トラブルの原因になるため、肌のターンオーバーを整えるように気を付けることも大切です。

    鼻の化粧崩れを抑える食生活の改善

    皮脂分泌を抑制するビタミン類を摂取する

    油っぽいもの、甘いものは肥満の原因になるばかりでなく、肌トラブルの原因にもなります。また刺激の強い食べ物も皮脂の過剰分泌の原因になります。スキンケアで皮脂コントロールをしても食生活が乱れていると効果が期待できません。体の中からも皮脂コントロールを心がけましょう。

    皮脂コントロールが期待できるのは、緑黄色野菜や魚などに含まれるビタミンB2です。ビタミンB2は代謝を促進し、皮脂分泌を抑える働きがあるので積極的に採りたいビタミンです。さらに野菜や果物に含まれるビタミンCはシミや色素沈着改善が期待でき、青魚に含まれるDHAやEPAは脂肪代謝が期待できます。

    ミネラルを摂取する

    ビタミンと同様、ミネラル分も肌の生成、脂肪代謝には欠かせません。とくに女性は鉄分やカルシウムが不足しがちなので積極的に摂取するよう心がけたいですね。カルシウムは乳製品や豆類、ひじき、小松菜などに多く含まれます。鉄分は牛肉、豆腐、緑黄色野菜、レバーなどに多く含まれます。

    糖分の過剰摂取を控える

    糖分は体内で吸収、分解される際に大量のビタミンB群を消費します。ビタミンBは皮脂コントロールや新陳代謝の促進に欠かせない大事な栄養素です。糖分の過剰摂取は肌トラブルや肥満の原因にもなり、美容の大敵ですので控えましょう。

    鼻の化粧崩れを抑えてメイクを楽しもう

    鼻は顔の中心にあるのに一番化粧崩れしやすく気になる部分です。化粧崩れはスキンケアや化粧の仕方や化粧直し、さらに生活習慣などさまざまな要因によって起こるので、まずは自分の改善するべきポイントはどこにあるかを考えてみてはいかがでしょうか。ちょっとしたコツで改善されることもありますので、ぜひ実践してお化粧を崩さず一日気分よく過ごしましょう。

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