目次
春に肌荒れがおきる原因
花粉や黄砂や有害物質PM2.5の飛散
花粉や黄砂は春だけではありませんが、特に春に多く飛散しています。花粉や黄砂以外にも、有害物質と言われるPM2.5。PM2.5とは物を燃やした時に出る物質で、身近でわかりやすい例がタバコの煙。PM2.5も春だけではありませんが、1年中空気中に存在している「有害・有毒」な物質です。
これらが人体に及ぼす影響としてはアレルギーなどが有名ですが、飛散の多いときに肌が疲れ等で弱っていたりすると、かゆみを引き起こす原因になったりします。花粉等の外部からの刺激がかゆみになるんですね。かゆいからと?いてしまったりと、それが肌トラブルの原因になってきます。
新しい環境へのストレス
春は異動や転勤などの引っ越しシーズンでもあります。新しい部署や勤務先、住環境など大きく環境が変わる節目にもなりますね。そしてそれは人間関係などを始めとして、新しい環境へ馴染もうと頑張るストレスにもなりえます。
ストレスは肌の大敵というように、肌にも良くない影響を与えます。なるべくストレスは与えないほうがいいのですが、仕方のない事情もありますので、そのストレスが最小限になるように努めましょう。自分なりのストレス解消方法などを見つけてもいいかもしれませんね。
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ストレスで肌あれトラブルが起こるのはどうして?気になる対処法
激しい寒暖差で自律神経が乱れる
春は季節の変わり目でもありますので、日ごとや昼夜での寒暖差が激しいです。その寒暖差に身体がついていけず、自律神経が乱れることがあります。
自律神経が乱れることにより肌の皮脂が過剰分泌されたり、水分が少なくなったりと肌トラブルの大きな原因となります。自律神経の乱れを抑えるために、のんびりとぬるめのお湯で半身浴もリラックスできます。
冬の乾燥対策が足りていなかった
冬は乾燥の季節ですので乾燥対策をとっているかと思いますが、対策が十分でない場合肌トラブルとして春に症状が表れる場合があります。
ニキビ等を始めとする肌トラブルが表れた場合は、冬の乾燥対策がきちんとできていたか振り返ってみましょう。そして春になっても冬ほど乾燥はしませんが、乾燥対策はきちんとしましょう。
暖かい日に油断してスキンケアをさぼりがちに
暖かくなると乾燥はしていないだろうなどと、油断してしまいがちになります。だからといってスキンケアをさぼってしまうとそれはそのまま肌の状態に表れてしまいますね。
乾燥の季節は終わっても、肌状態が良くなく乾燥してしまったりするとトラブルになります。暖かくなったからと油断せずにきちんとスキンケアをしましょう。スキンケアをする場合はやはり保湿に重点を置き、乾燥対策をしっかりとりましょう。そうすることで夏の肌ストレス対策への準備にもなります。
肌荒れを防ぐための春の花粉対策
外出時には眼鏡とマスクを着用
花粉対策としては、外出時に眼鏡とマスクを着用すると、肌に花粉が触れる面積を減らせます。目の周りや口周りなど、皮膚の薄い弱い部分をガードすることもできるのです。
皮膚の薄い部分は真っ先にトラブルが出やすい場所でもあります。皮膚の薄い部分を中心にガードすることによってトラブルも多少は防げますし、肌の保湿の面から考えてもマスク等はいいと思います。
花粉が多い日はなるべく出歩かない
シーズンになると天気予報と一緒に花粉の飛散予報もやっています。肌トラブルを最低限にするためにも花粉の飛散予報をチェックして、花粉の多い日は外出をなるべく避けましょう。
通勤等では外に出るのは仕方ないことですが、なるべく屋内でにいる時間を多く、外に出る時間が少なくなるように時間等の配慮をしてみましょう。花粉が多く飛んでいる日は肌や身体の為に、なるべく外に出ない工夫も必要です。
乳酸菌やビタミンCのサプリを飲む
今は抵抗力を上げる乳酸菌飲料やサプリメントが出ています。それらを利用して体の中から抵抗力を上げることも、予防の手段の一つ。ビタミンCはコラーゲンも作ってくれる、健やかな肌の生成には欠かせない栄養分です。サプリメントなどを利用して積極的に摂ることを心掛けましょう。
乳酸菌は摂りすぎるとおなかに影響しますので、適量を摂ることが望ましいでしょう。ビタミンCは水溶性ですので、多少多く摂っても利尿作用で排出されます。適量を守り乳酸菌やビタミンCを積極的に摂ることが、肌トラブル予防にもつながりますのでおすすめです。
市販の薬を服用する
花粉でアレルギー反応が出てきた場合は、まず市販薬で様子を見てみてもいいでしょう。市販薬でアレルギー反応が抑えられる状態ならば、しばらく市販薬を服用してみましょう。
市販薬は一般的に使えるように調合されていますが、まれに合わない薬もあると思います。その場合は服用をすぐにやめてください。市販薬が合わなくてトラブルが起きたら、すぐに専門医に診てもらうことをおすすめします。
耳鼻科や眼科を受診する
強いアレルギー症状が出て場合や、市販約でも症状が緩和しない場合は、耳鼻科や眼科などの専門医の診察を受けましょう。
鼻、喉、眼など粘膜の弱い所に症状が出てきます。我慢していると肌にも症状が出たりと良くありませんので、早めに専門医に受診しましょう。
春の紫外線から肌を守る方法
SPF20くらいの日焼け止めを使う
暖かくなるにつれて紫外線量も増えるので、紫外線から肌を守るのことは重要になってきます。しかし、海水浴ならともかく日常でSPF50などの日焼け止めを使う必要はないでしょう。
日常で使うのはSPF20くらいで十分。長時間外出する場合は、高い指数のものを選ぶより丁寧に塗り直しを行うことがおすすめです。そしてなるべく低刺激の物を選びましょう。毎日使うものですから刺激が低く肌にやさしいものがいいですね。
帽子やストールを巻いて日焼けを防ぐ
日焼け止めを塗るのも大事ですが、どうしても首の後ろまでは気が回らないこともあります。塗れてもムラがあったりする可能性もあり、首の後ろだけ日に日に黒くなってしまうことも…
首の日焼けを防ぐために帽子やストールなどの小物を使って、日焼け予防しましょう。帽子は通勤には難しいかもしれませんが、ストールなら通勤にも使えるのではないでしょうか。洋服やストールにもUVカット加工がしてあるともっといいですね。
UV機能のついた化粧品を併称する
日焼け止めはもちろんですが、化粧品にもUV機能を取り入れましょう。顔はいつも布を巻いているわけにはいかないので、紫外線から一番ガードしにくい場所でもあります。そこに日焼け止めだけではなくUV機能のついた化粧品を、日焼け止めと併せて使うことでより肌のガードができることでしょう。
春になると多くのUV加工製品が出てきます。なるべく刺激が少ないほうがいいので、今まで使っていたものや、なければ同じメーカーのUV加工製品を使うことが無難でしょう。
パウダーファンデーションを使う
今のパウダーファンデーションは肌への密着力も高く、UV効果も高いものが多くあります。汗や皮脂にも強く化粧直しも簡単という利点があります。暑くなってくる時期に汗などでムラの出やすいクリームやリキッドより、パウダータイプのファンデーションをチョイスしましょう。
UV効果のあるパウダーファンデーションをムラなく塗ることで、紫外線からもガードしてくれます。ただし汗などでよれたり、崩れることがあります。その場合はすぐファンデーションを塗り直しガードを緩めないようにしましょう。
春の肌荒れを改善する洗顔ポイント
手は洗顔前に清潔にしておく
「帰ったら手洗いうがいをしましょう」と言われるように、手には雑菌がいっぱいついています。洗顔をするときもまず手の雑菌をきれいに落とすことを心掛けましょう。
手が汚れたままだとその雑菌を顔になすりつけることになってしまいます。洗顔の前には手をキレイに洗い、雑菌を落としてから洗顔をしましょう。
刺激の少ない洗顔料を使う
顔の肌は風雨や紫外線にさらされているので、思ったより敏感になっています。洗顔料はよく泡立てて使い、なるべく刺激の弱いものを選びましょう。
成分的には紫外線吸収剤の入っていないノンケミカルや、自然素材のオーガニックのものを選んでもいいでしょう。あるいは敏感肌でも使えるものを、肌状態によって選んでもいいのではないでしょうか。自分の肌の状態を見極め、適切かつ肌に合うものを選びましょう。
ぬるま湯でしっかりすすぐ
洗顔をするとき冷水では肌の汚れが落ちにくく、熱いお湯では皮脂を落としすぎてしまいます。洗顔に使うお湯の温度は、36度くらいの体温に近いぬるま湯で洗うようにしましょう。
洗顔料が残ってしまうと、肌荒れの原因になってしまいます。顔の端などは洗顔料が残りやすいので、体温くらいのぬるま湯でしっかりすすぎましょう。すすいだ後は肌へのストレスがかからないように、柔らかいタオルで抑えるように、水分をふき取りましょう。
外出から戻ってきたらすぐに洗顔する
外出して帰宅したときは目に見えなくても、顔に多くの砂や花粉などの汚れや付着物がついています。気づかない位細かいものですがやはり肌には良くありません。
帰ってきたらときの手洗いうがいとともに洗顔もする習慣を身につけましょう。洗顔後もしっかりとケアをして、外出時のストレスから肌を守ることをおすすめします。
春の肌荒れを解消する保湿ケア
洗顔後はすぐに保湿にとりかかる
洗顔後はなるべく早く化粧水などで、肌をガードして保湿をしましょう。洗顔後水分をふき取った直後から、肌の水分は失われていきます。「11秒ルール」などと言われたこともあるように、洗顔後拭いてから11秒以内に化粧水をつけるのが理想的と言われるものです。11秒はシビアな数字ですが、なるべく早いほうが肌の水分量を保てます。
特に入浴後は身体が温まっているので、水分も蒸発しやすくなっています。体を拭いたら化粧水だけでも先につけておくといいでしょう。そして衣服を着てからしっかりと保湿をしましょう。
肌を保護するオイルを使う
化粧水や美容液などで整えた肌の水分の蒸発を防ぐために、オイル系を使ってみてはどうでしょう。普通のオイルだと毛穴に詰まりニキビの原因となってしまうことが多いです。
その点ホホバオイルなら毛穴に詰まらず、保湿もしっかりとしてくれます。さらに古い角質も浮かせてくれるので、洗い流すことで肌を柔らかく保つこともできますのでおすすめです。ホホバオイル配合の化粧品も出ているので、成分表を見て選んでみるといいかもしれません。
保湿成分の入った化粧水を使う
化粧水を選ぶときも保湿成分の入ったものを選びましょう。セラミドとは皮膚の細胞と細胞を結ぶ脂肪間脂質のことでうるおい成分になります。セラミドが多いほど肌はうるおい保湿がしっかりとできます。
しかし、セラミドは環境の変化や肌状態、年齢によって失われていきますので、積極的に取り入れていきましょう。セラミド配合の化粧水を使ったりと、毎日定期的にセラミドを補給していきたいですね。
敏感肌用の化粧品に変えてみる
春からは日差しや花粉などだけではなく日焼け止めなどの刺激もあります。肌を健やかに保つためになるべく肌への刺激を減らすといいかもしれません。
それには日常使う化粧品を、敏感肌用に変えてみることを、考えてみるのもおすすめ。敏感肌用の化粧品は成分はもちろん肌への刺激も最低限と言えるほど抑えてあります。敏感肌用の化粧品に変えることで肌への刺激を少なくし肌ストレスが減れば、肌トラブルも改善されることでしょう。
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ハトムギ化粧水と乳液でスキンケア。敏感肌におすすめ美肌ケア方法
春の肌荒れを予防する身の回りのケア
寒暖の差を考慮した服装ですごす
春は日ごと昼夜で寒暖の差が激しい季節。それが体へのストレスとなり肌へも影響が出てきます。なるべく寒暖の差で、ストレスを感じない服装で過ごすことを心掛けましょう。薄手の上着を持って歩いたり、日によって長袖を着たりと自分が過ごしやすい服装にプラスαの温度調節できるアイテムを持ち歩きましょう。
スカーフなども温度調節だけでなく、紫外線の予防にも使えるアイテムですね。アイテムなども活用して寒暖差で、ストレスを感じない生活を送れるように心がけましょう。
栄養と水分をしっかりとる
春は薄着への第一歩ですから、ダイエットを開始するにもいい季節。しかし栄養はきちんと摂らないと寒暖差や花粉等へのストレスに負けてしまいます。ダイエットをするのなら栄養配分などをきちんと考え、計画的に実行することをおすすめします。
無理なダイエットは肌にも栄養が行き渡らず、肌トラブルにつながります。ダイエットをしていなくても肌と健康のために十分な栄養と水分はきちんと摂りましょう。
質の良い睡眠を心がける
「春眠暁をおぼえず」という言葉があります。春は気候も良くなってくるのでよく眠れます。ですが、ただ寝てるだけでなく質の良い睡眠が取れているでしょうか。質の良い睡眠とは睡眠時間の過不足もなく、リラックスができて疲れが取れる睡眠です。ただ自分に合う時間だけ寝ればいいと言いうものではありません。肌の為には10時就寝が理想と言われています。生活時間等で10時は無理でも、それに近い時間には寝るように心がけましょう。
もし質の良い睡眠がとれていないなぁと思ったら、枕を変えてみたりハーブ類を使ってみたりしてリラックスできるように、ちょっと工夫してみましょう。夜も日によって寒暖差があるので上にかけるものなどで、調整してストレスを感じないようにしましょう。
春の肌荒れを乗り切ったら次は夏の準備を
春に起こる肌荒れやトラブルを乗り切ったら夏の準備を始めましょう。春の肌トラブルは冬の保湿不足や外的要因が表面に出てくるものが多いです。それらを解決しながらトラブルの悪化につながらないように、予防をしましょう。春の肌トラブルが解消できたら、夏に向けて肌の準備です。
夏の肌トラブルは暑さへのストレスや、汗での刺激なども増えてきます。これから来る夏に負けない肌を作るためにも、しっかり栄養を摂り、春のトラブルを引きずらないように夏になる前に解決しておきましましょう。