目次
セラミドが不足してしまう内的要因
肌の生成に必要な栄養素の不足
肌の角質層に存在するセラミド。細胞と細胞の間をうめる、細胞間脂質のひとつであり、水分をたくわえて、肌を外部からの刺激から守る働きがあります。セラミドが不足してしまうと、肌は水分をたくわえることができず、乾燥しやすい状態になります。
セラミドが不足してしまう原因に、肌を作るために必要な栄養素が不足してしまうことが挙げられます。タンパク質は、肌を作る材料となるため、不足すると新陳代謝が低下し、セラミドを作り出すことができなくなってしまいます。
また、ビタミンやミネラルも、肌のターンオーバーを正常に行うために必要であり、不足するとまた、セラミドを作る妨げとなってしまうのです。セラミドを効果的に増やすためには、肌を生成するのに必要な栄養素をしっかり摂取する必要があります。
体の疲れによるターンオーバーの乱れ
体の疲労がたまり、積み重なっていくと、ターンオーバーが乱れ、肌の細胞が正しく、生まれ変わることができません。セラミドがうまく作り出されず、不足する原因となってしまうのです。
その他にもターンオーバーは、不規則な生活習慣や偏った食生活、睡眠不足、ストレスなどによっても乱れやすくなります。セラミドを作り出すためには、ターンオーバーを正常に整えることが大切です。
加齢による肌の老化
セラミドの生成は、20歳過ぎから減り始め、加齢とともにどんどん少なくなってしまいます。セラミドは、水分を挟み込むことで肌のうるおいをたくわえていますが、セラミドが不足すると、たくわえられる量が減っていきます。
よって、乾燥しやすく、加齢とともにシワやたるみなどが起こりやすくなってしまうのです。年齢によるセラミドの減少は、ある程度は仕方がないもの。セラミド不足による肌トラブルを防ぐためには、意識してセラミドを補うことが必要になります。
セラミド不足はニキビの原因にもなる
ニキビができると、皮脂ばかり気になってしまいがちですが、実は乾燥が原因でもニキビができることがあります。肌が乾燥すると、肌を守るバリア機能が低下し、外からの刺激を受けやすい状態になってしまいます。
また、乾燥により、肌のターンオーバーがうまく行われず、古い角質がいつまでも肌に残った状態になります。古い角質が毛穴の入口に溜まることで、毛穴が狭くなり、詰まりやすく、ニキビができやすくなってしまうのです。
一見関係ないように思える、セラミドとニキビの関係。セラミドを補って、肌トラブルの起こりにくい肌を目指していきましょう。
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セラミドってホントに効果があるの?いつまでもハリのある肌を
セラミドが不足してしまう外的要因
洗浄力が強い洗顔料の使用
セラミドが不足してしまうのは、体の内側からだけが原因ではありません。洗浄力が強い洗顔料を使用したり、一日に何度も洗顔を行ったりすることで、肌に必要な皮脂やセラミドまで洗い流してしまうことがあるのです。
必要以上に洗浄力の強いクレンジングや洗顔料は避けましょう。また、ゴシゴシこするのではなく、しっかりと泡立て、泡で肌をやさしくなでるようにして洗い上げます。洗顔後は、すすぎ残しがないように、ていねいにすすぎましょう。
強いパッティングなどの刺激
コットンに化粧水を含ませてケアするパッティング。肌にしっかりうるおいを与えることができますが、間違った方法で行うと、かえって逆効果となってしまうことも。肌に水分をしっかり届けようとするあまり、強くたたいたり、こすったりすると、肌の刺激となってしまいます。
肌に負担となり、セラミドが十分に働くことができず、乾燥を招くことになってしまうのです。化粧水などのスキンケア用品を肌につけるときには、肌をたたくのではなく、やさしく押さえるようにしてなじませていきましょう。
冷房や暖房による乾燥
空気の乾燥によって、肌が乾燥することはありませんか?冷暖房で部屋が乾燥しているのだから、肌が乾燥するのは仕方ないと思っていませんか?実は、セラミドが十分に足りている場合には、空気が乾燥していても、肌は乾燥しないのです。
冷暖房によって肌が乾燥するのは、やはりセラミドが足りていないということ。乾燥を防ぐためには、セラミドを補う必要があります。
紫外線の肌への攻撃
紫外線を受けると、肌がダメージを受けるため、早く回復しようとしてターンオーバーを早めてしまいます。よって、十分にセラミドが生成されず、セラミドが不足した状態になってしまうのです。
また、セラミドによって、肌がうるおいを保ち、肌を守るバリア機能を高めることができますが、不足すると、紫外線によるダメージがさらに大きくなってしまいます。紫外線の強い季節には、紫外線対策が必要です。
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紫外線対策のコツ。紫外線の影響を知って美肌も健康もキープしよう
内側からセラミドを補給する方法
セラミドの含まれたサプリメントを飲む
セラミドを効果的に補うためには、サプリメントが便利です。セラミドは、気をつけていても、加齢やさまざまな原因によって減少し続けていきます。普段の食事でセラミドを含む食品を摂取することもできますが、なかなか毎日となると継続しにくいもの。
サプリメントなら、いつでもどこでも手軽に摂ることができ、毎日のセラミド補給に効果的です。サプリメントをうまく活用し、セラミドをしっかり補っていきましょう。
セラミドを増やすサプリメントを飲む
セラミド自体を補給するだけでなく、体内でのセラミドの生成を促すための、サプリメントを飲むのもおすすめです。ビタミンB群やビタミンCなど、セラミドを作り出すのを助ける栄養素で、内側からアプローチしていきましょう。
また、ビタミンB群の仲間であるナイアシンは、セラミドを生成するのを助ける働きがあります。レバー、鶏のささ身、さば、カツオなどに多く含まれており、ぜひ積極的に摂りたい栄養です。
年齢やそのほかの要因によって、失われて続けるセラミドを、意識して増やせるようなサプリメントの選び方が大切です。
セラミドが多く含む食材を摂る
米や小麦、こんにゃく、大豆などは、セラミドが多く含まれる食材です。普段の食事でも比較的摂取しやすい食材もあるので、普段から意識して摂りたいですね。こんにゃく芋には、特に多く含まれているため、注目が集まっています。
普通のこんにゃくにも含まれていますが、生芋こんにゃくはより含有量が多く、おすすめです。普段の食生活から、セラミドを意識していきましょう。
セラミド含有サプリの賢い選び方
セラミドの配合量が0.6?以上
セラミドが含まれていれば何でもよいというわけではなく、肌により効果的なセラミドサプリを選ぶことが大切です。セラミドは、肌に1.2mg程度存在することで、肌を守るバリア機能を正常に保つことができます。
セラミドを補うためには、セラミドが0.6mg以上含まれているものが効果的です。サプリメントを選ぶ時の基準として知っておくとよいでしょう。
他の美容成分も含まれている
セラミドは、含有量が0.6~1.2mgのものをおすすめしますが、それ以外に含まれた成分も意識したいところです。セラミドの配合量を確認したら、次は、その他に含まれている成分をチェックしてみましょう。
肌のハリを保つ働きのある、コラーゲンやヒアルロン酸、肌のターンオーバーを整える働きのある、ビタミンCなど、セラミドにプラスアルファの美容成分が含まれているものを選ぶと、肌を整える効果を高めることができます。
こんにゃく芋が原料
セラミドサプリの原料には、米や小麦、大豆などが使われていますが、中でも効果が高いとされるのは、こんにゃく芋です。こんにゃくは、他の食材に比べて、セラミド含有量が多く、肌のうるおいを守るのに効果的です。
肌の乾燥が気になる人は、特に効果が高いとされる、こんにゃく芋が原料のセラミドサプリを選んでみるとよいでしょう。
乾燥した肌を内側から潤すセラミドサプリ
DHC セラミド
DHC セラミドは、植物性セラミドを3.5mg配合し、失われたセラミドを効果的に補うことができるサプリメントです。セラミドの他に、コラーゲンやビタミンC、ビタミンEなどを配合し、肌のハリを保ち、セラミドと合わせて、肌を整える効果が期待できます。1日1粒を目安に飲みましょう。
ヘルシーワン セラミド
1粒にセラミドを1mg配合した、ヘルシーワン セラミド。1日3粒を目安に飲むことで、一般的なセラミドサプリの5倍程度の摂取が期待できます。カモミール配合で、リラックス効果も得ることができ、リラックスタイムに合わせて摂りたいサプリメントです。
第一三共ヘルスケア PADOセラミドコラーゲン
セラミドとコラーゲンを一緒に摂ることができる、第一三共ヘルスケア PADOセラミドコラーゲン。?消化吸収がよいマリンコラーゲンに、セラミドを配合し、肌のハリを保ち、うるおいを失いがちな肌のセラミドを補います。1日6粒を目安に飲みましょう。
ピュアセラミド1800
こんにゃく芋由来のセラミドが、1800μg配合された、ピュアセラミド1800。1日3粒飲むことで、セラミドを効果的に補給することができ、肌のうるおいを保つことができます。つるんとして小さめの粒で、飲みやすいのがうれしい点です。
セラミド&シルク
水分を挟み込んでたくわえ、肌バリア機能を高めるセラミドに加え、コラーゲンペプチドやシルクペプチドを配合したサプリメント、セラミド&シルク。コラーゲンペプチドは、通常のコラーゲンに比べて分子が小さく、吸収しやすいといわれています。
また、シルクペプチドは、18種類のアミノ酸を含み、必須アミノ酸を吸収しやすい形で摂取することが可能です。
美味しくて摂りやすい食品系のセラミドサプリ
チョコラBB チョコラBBリッチセラミド
青いラベルが目印の、チョコラBBリッチセラミド。米由来グルコシルセラミドに加え、コラーゲンやヒアルロン酸、ビタミンB6などを配合し、肌のうるおいを保つのを助けます。飲みやすいラ・フランス味で、おいしく、手軽にセラミドを補給することができます。
綺麗のススメ つやつやぷるんゼリー
鹿児島県産の熟成玄米黒酢に含まれる、D-アミノ酸は、うるおい成分として注目され、美容アミノ酸とも呼ばれています。綺麗のススメ つやつやぷるんゼリーは、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸、食物繊維などを配合し、飲みやすいゼリータイプの飲料です。
17種類の美容成分を、これ1つでバランスよく摂ることができ、さらに選べる3つの味で、おいしく補給できます。1個18キロカロリーと低カロリーなので、ダイエット中にも安心です。
天使の健康 おいしいコラーゲンドリンク
天使の健康 おいしいコラーゲンドリンクは、1本にコラーゲンペプチドが10,000mg、こんにゃく芋エキス加工品に含まれるセラミドが5mg配合されています。ピーチ味と、レモン味で、おいしく、手軽に、肌に必要な成分を摂ることができます。
公式サイトでは定期購入が可能で、通常よりも10パーセント程度安く購入することができるので、継続したい人にとって便利です。
資生堂 ザ・コラーゲン<ドリンク>V
飲みやすいドリンクタイプの資生堂 ザ・コラーゲン。コラーゲンやヒアルロン酸、ビタミンB2やB6、ビタミンEなどをバランスよく配合し、肌を整える成分をおいしく摂ることができます。
8.5キロカロリーと低カロリーなので、カロリーが気になる人も安心です。ノンカフェインなので、毎日継続しやすいですね。
セラミドの生成を助ける栄養成分
皮脂を抑制するビタミンB2
セラミドを効果的に増やすためには、セラミドだけでなく、そのほかの栄養素もバランス良く摂取することが大切です。過剰な皮脂分泌を抑えるビタミンB群の中で、ビタミンB2は積極的にとりたい栄養です。
ビタミンB2には、細胞の再生を促す働きがあります。細胞を修復したり、新しい細胞へと生まれ変わらせたりと、肌のターンオーバーを促し、セラミドを生成するのに必要です。ビタミンB2は、レバーやうなぎ、納豆、卵などに多く含まれています。
?皮脂のバランスをとるビタミンB6
ビタミンB6は、タンパク質を体に必要な形に変えて、皮膚や毛髪、歯などの健康を保つ働きがあります。また、皮脂分泌の調節を行う働きもあり、肌の状態を整える効果が期待できます。
不足すると、肌荒れや口内炎などを招くことがあるので気をつけましょう。ビタミンB6は、にんにくやまぐろ、レバーなどに多く含まれています。肌の健康を保つために、積極的に摂りましょう。
皮脂を抑えるビタミンC
ビタミンCには、皮脂の過剰分泌を抑える効果や、肌のハリを保つのに必要なコラーゲン生成を促す効果もあり、肌のために積極的に摂りたい栄養です。また、肌のターンオーバーを整える働きもあるので、セラミドを増やすのに効果的です。
ビタミンCは、ピーマン、アセロラ、パセリなどに多く含まれています。肌にうれしい効果がいっぱいのビタミンC。飲酒や喫煙、ストレス、風邪などによって消費されてしまうので、しっかり意識して摂りたいですね。
セラミド合成を促進するナイアシン
ナイアシンは、ビタミンB群の仲間で、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつです。セラミドを生成するのを促す働きがあり、セラミドを効率よく増やすのに必須な栄養素です。
レバー、魚介類、肉類に多く含まれています。熱に強いので、食べやすく調理をしてもしっかり摂取することができます。
?肌の代謝に関わる亜鉛
亜鉛は、タンパク質と一緒に摂ることで、新陳代謝をよくする効果があります。また、タンパク質の代謝を促す働きもあり、皮膚や毛髪などを健康的に保つ効果が期待できます。
亜鉛は、体内で作り出すことができないので、食品から摂取することが必要です。牡蠣や牛肉などに多く含まれていますが、水溶性なので、スープごと食べられるようなメニューがよいでしょう。
?肌を保護するαリノレン酸
αリノレン酸とは、体に必要な脂肪酸のひとつ。体内では作り出すことができないため、食品から摂らなければならない必須脂肪酸です。肌や髪にハリを与え、不足すると、肌荒れなどを招くこともあるので、意識して摂りたい栄養です。
脂肪酸が適度に含まれる皮脂は、肌荒れを防ぎ、肌トラブルから守ってくれる働きがあります。亜麻仁油やエゴマ油、キャノーラ油などに含まれているので、普段の食事でも意識して取り入れていきましょう。
サプリメントで補い相乗効果を期待
セラミドを増やし、肌のうるおいを保つためには、それぞれの栄養素をバランス良く摂取することが大切です。それぞれの栄養素を多く含む食品を、意識して摂りたいですが、なかなかすべてを十分に摂るのは難しいもの。
サプリメントなどをうまく利用して、賢く栄養を摂っていきましょう。また、それぞれの栄養を単品で摂るよりも、いくつかの栄養を一緒に摂った方が、効果が高まることがあります。
肌によいからといって、偏った食材ばかり摂るのではなく、さまざまな食品をバランスよく摂るように心がけましょう。
セラミドサプリと合わせて摂りたいサプリ
DHC マルチビタミン
DHC マルチビタミンは、12種類のビタミンをバランスよく配合し、不足しがちなビタミンをまとめて補給することができます。セラミドの生成に必要なナイアシンや、ビタミンC、ビタミンB2、B6など、さまざまな栄養をたった1粒で補うことができて便利です。
1日当たり13円程度と、低価格で、続けやすいのも魅力的です。食事で摂りきれない栄養を、効果的に摂ることができます。
ネイチャーメイド マルチビタミン&ミネラル
ネイチャーメイド マルチビタミン&ミネラルは、12種類のビタミンと、7種類のミネラルをバランスよく配合したサプリメント。ビタミンCやビタミンB2、B6、ナイアシンなどのビタミンと、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルをまとめてとることができます。
普段の食事で不足しがちな栄養を、サプリメントで気軽に補うことができます。1日2粒を目安に、バランスのとれた栄養を補給しましょう。
エビオス錠 エビオス錠
ビール酵母で、弱りがちな胃腸をいたわり、胃腸の働きを助けるエビオス錠。9種のビタミンや、18種のアミノ酸、9種のミネラルを配合し、不足しがちな栄養を補うことができます。
新陳代謝を促す働きのある、亜鉛も配合されています。亜鉛は、体内で作り出すことができないため、食品やサプリメントで摂りたい栄養です。15歳以上は、1回10錠を1日3回摂取します。
ファンケル 鉄&植物性ツイントース
不足しがちな鉄分を、効率よく摂取できる、ファンケル 鉄&植物性ツイントース。1日4粒で鉄6mgを補うことができるのと同時に、鉄分の吸収を助ける植物性ツイントースを配合しており、より効果的に鉄分を摂取することができます。
女性にとって、なかなか十分な量を摂取できず、不足しやすい鉄分は、サプリメントで確実に摂取していきたい栄養素です。
オーガランド オメガ3-DHA&EPA&α-リノレン酸サプリ
オーガランド オメガ3‐DHA&EPA&α-リノレン酸サプリは、オメガ3と呼ばれる、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)、α-リノレン酸を配合したサプリメント。
体内では作り出すことができず、食事から摂る必要がある、必須脂肪酸のひとつです。肌を保護するのに必要な栄養素で、食品やサプリメントで意識して摂ることを心がけましょう。
外側からセラミドを補給する化粧品
セラミドが含まれた化粧品を塗る
セラミドは、サプリメントなどを活用することで、内側から補給することができます。外側からもセラミドを補給するためには、セラミド配合の化粧品がおすすめです。
塗ることでセラミドを補給することができます。普段のスキンケアアイテムの代わりに、もしくはプラスして、失われたセラミドを補いましょう。
アイテムはクリームか美容液
セラミドは、脂質であるため、水になじみにくい性質があります。そのため、化粧水ではなく、クリームや美容液の方が効果的であるとされています。
化粧水で肌を整えたら、セラミド配合のクリームや美容液をしっかり塗って、失われがちなセラミドを補給していきます。肌のタイプや、ケアしたい場所に合わせて、アイテムを選ぶとよいでしょう。
ヒト型セラミドが配合されている
セラミドには、ヒト型セラミド、植物性セラミド、天然セラミド、合成セラミドと、4種類あります。ヒト型セラミドは、人間の皮膚に一番近いとされるセラミドで、肌になじみやすい性質があります。
かつては、ヒト型セラミドは、化粧品に配合しにくく、他のセラミドを使用することが多くありましたが、技術の進歩により、ヒト型セラミドを効果的に補うことが可能になりました。
ヒト型セラミドは、肌への浸透がよく、他のセラミドよりも効果的にセラミドを補うことができます。
保湿効果の高い成分の含有
セラミドは、水分をはさみこみ、うるおいを保つ働きがあります。セラミドと一緒に、保湿効果の高い成分を補うことで、より効果的に保湿することができます。
セラミドの配合されたクリームや美容液を選ぶときには、セラミド以外の保湿成分をチェックしてみましょう。水分を抱え込む働きのあるヒアルロン酸やコラーゲン、水分をつかむアミノ酸など、肌のうるおいを保つ成分に注目です。
テクスチャーが重め
脂質であるセラミドは、水に溶けにくく、油に溶けやすい性質があるため、セラミドを配合した化粧品は、テクスチャーが重めのものが主流です。さらっとした軽めのテクスチャーは、セラミドの量が十分でないこともあるので注意が必要です。
セラミド配合の化粧品を選ぶときの、ひとつの目安にしてみるとよいでしょう。
肌に潤いをもたらすセラミド美容液
エトヴォス セラミドスキンケア モイスチャライジングセラム
エトヴォス セラミドスキンケア モイスチャライジングセラムは、ヒト型セラミドをバランスよく配合した保湿美容液です。安心のシリコン、石油系界面活性剤、鉱物油、パラベン、合成香料、着色料不使用。
しっかりとうるおいを与えながら、さらっとした使用感で、化粧前にも使いやすいアイテムです。ラベンダーの香りで、スキンケアを楽しみましょう。
トゥヴェール ナノエマルジョン
肌になじみやすい、ヒト型セラミドや、アミノ酸を12種類配合した、トゥヴェール ナノエマルジョン。成分の浸透をより高めるために、カプセルのようにしたリポソーム化という技術が使われています。
粒子を細かくすることで、肌へしっかり浸透させることができます。さらっとした乳液で、肌につけるともっちりうるおいを与えてくれます。
アスタリフト ジェリー アクアリスタ
アスタリフト ジェリー アクアリスタは、ヒト型セラミドを配合したジェリー状美容液。洗顔後、化粧水などをつける前に使用することで、化粧水の浸透を高める効果も期待できます。
肌になじませると、スーッと伸び、肌にうるおいを与え、整えます。コラーゲン配合で、肌のハリを保つのに効果的です。使い終わったら、レフィルだけ購入することができます。
しっかり保湿したい人におすすめのセラミドクリーム
ヒフミド エッセンス クリーム
3種類のヒト型セラミドを配合し、肌にうるおいを与える、ヒフミド エッセンスクリーム。リピジュアといわれる、涙にも含まれる成分をモデルに作られた保湿成分を含み、高い保湿力で注目されています。
セラミドとともに、保湿効果の高い成分を補うことができるので、肌のうるおいをより効果的に補うことができます。
ブルークレール ローズリバイタルエッセンスクリーム
ブルークレール ローズリバイタルエッセンスクリームは、白神山地の湧水を使用して作られた、美容保湿クリームです。ヒト型セラミドだけでなく、コラーゲンやヒアルロン酸、プラセンタなどの美容成分も配合し、肌のうるおいやハリを保ちます。
また、合成保存料、合成界面活性剤、合成ポリマー、合成紫外線吸収剤、シリコンオイル、鉱物油、合成着色料、合成香料を使用していません。べたつきを抑えながら、肌にうるおいを与えてくれるクリームです。
ナールス ナールス ユニバ
3種類のヒト型セラミドを配合した美容クリーム、ナールス ユニバ。みずみずしいクリームで、さらっとした使用感でありながら、しっかり保湿効果を実感することができます。
ナールスゲンとよばれる成分は、年齢とともに失われる成分を補う働きがあり、配合されたビタミンC誘導体やビタミンA誘導体により、さらに相乗効果を期待できます。
内と外の両面からセラミドを作りだす環境を整えよう
セラミドは、年齢だけでなく、さまざまな要因によって、失われてしまいます。失われたセラミドは、積極的に補給しましょう。肌のうるおいを保つ効果が期待できます。
セラミドを多く含む食品やサプリメントを活用するとともに、セラミドを効果的に増やすための栄養をしっかり摂ることも大切です。また、セラミドを配合した化粧品を取り入れることで、普段のスキンケアで十分補うことが可能です。
意識してセラミドを補い、肌の潤いを保ち、年齢に負けない魅力的な肌を目指しましょう。