年齢と共に減ってしまったセラミド。数を増やし乾燥知らずの潤い肌へ

2017.08.02

年齢と共に減ってしまったセラミド。数を増やし乾燥知らずの潤い肌へ

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

30代に入ってくると、突然、肌の乾燥が気になることがあります。それは保湿成分のセラミドが減ってしまっているからです。そこでセラミドを増やすためのスキンケアと、摂取した方が良い食物をご紹介します。セラミドを増やしてうるおいある乾燥知らずの肌になりましょう。

INDEX

目次

    体内に存在するセラミドの特徴と役割

    肌の水分量を保持する

    セラミドは肌の角質層で細胞と細胞の間でスポンジのように水分や油分を抱え込んでいるような成分(細胞間脂質)です。肌や髪から水分が蒸発しないように保水力を保持する働きをしています。つまり角質層の乾燥を防いでいます。

    このセラミドがあることで細胞一つひとつを接着している状態です。セラミドは細胞間脂質の主成分にあたり約50%を占めています。セラミドが減ってしまうことで細胞と細胞が離れやすくなり、表皮がカサカサになり乾燥し硬い状態になります。

    肌にうるおいがなくなることで乾燥肌や肌荒れ、肌のバリア機能が低下してしまいます。また肌は乾燥を防ごうと、内側から皮脂を過剰に分泌します。そうなると毛穴が皮脂で詰まりやすくなり、ニキビの原因にもなります。

    バリア機能で刺激から肌を守る

    保水力を保持するスポンジのような役目をするセラミドがあることで、死んだ細胞がミルフィーユのように重なっている角質層はうるおいを保つことができます。減少してしまうと肌は乾燥しやすくなり外界の刺激から肌が守れなくなってしまいます。

    肌はもともと生体を維持するためにバリア機能を持っています。このバリア機能を助けるのがセラミドです。セラミドが角質層で水分をたっぷりと含み、みずみずしい肌を維持することでバリア機能も正常に働き外界のホコリ、ウイルス、紫外線から肌を守っています。

    加齢やアトピー性皮膚炎によって起こる肌のかさつき、肌荒れなどはセラミドが不足していることが確認されています。アトピー性皮膚炎や乾燥肌はもともとセラミドが少ないことが原因にあります。少ないためにバリア機能が低下し、外界からの刺激に弱くなっています。

    ターンオーバーの過程で生成される

    セラミドは基底層で生まれた細胞が表皮に上がっていくターンオーバーの過程で生成され、角質層の細胞間に放出されると最後は、アカと共に表面から代謝されます。

    ターンオーバーは加齢とともに遅くなりますが、同時にセラミドの生成量も少なくなっていき40歳代を過ぎると20歳代の約半分にまで減少すると言われています。

    またアトピー肌、乾燥肌、角層がダメージを受けた肌ではターンオーバーのリズムが早まり、未熟な角層が作られると、生成されるセラミドの量が少ないと言われています。最近では古くなった角質を取るために、自宅でピーリングをする場合も増えてきました。

    そういったピーリング剤で洗顔を頻繁にすると、角質層が薄くなり未熟な角質が表皮を覆うことになります。そうなると乾燥肌やバリア機能が弱い肌になってしまう可能性があります。

    表面のハリと弾力を保つ

    セラミドは肌のハリを維持しているコラーゲンやヒアルロン酸と同じく、ハリや弾力を維持する働きもあります。コラーゲンやヒアルロン酸は肌の深部、真皮層で働くのに対し、セラミドは角質層、つまり表皮で働いています。表皮にある角質層で細胞間脂質を形成する脂質です。

    細胞間脂質にセラミドが水分を保持していることで細胞と細胞を繋げ、角質層にうるおいをためてふっくらと肌にハリを保つ役目があります。セラミドが減少することで、カサカサとした表皮になり弾力が失われます。

    つまりセラミドはコラーゲンやヒアルロン酸と同じく、肌の表面でハリや弾力を保つための大切な成分です。また表面にあり親水性もある成分なので、コラーゲンよりは化粧水でも補いやすいという点があります。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    セラミドってホントに効果があるの?いつまでもハリのある肌を

    セラミドの量をチェックしてみる

    現在の肌にはセラミドが足りているかどうかチェックできる方法があります。何も塗っていない状態の肌で行うので、洗顔後などがいいでしょう。肌にセロテープを貼り、そのまま3秒間置いてからゆっくり剥がします。

    この時、剥がした面にマス目状の模様がくっきりとついていれば、セラミドは十分にある証拠です。ところどころマス目が切れていたり、乱れていたり、ほとんど模様がなかったりした場合、セラミドが不足しているということになります。

    セラミドの生成量が不足する理由

    ターンオーバーの乱れ

    セラミドはターンオーバーとともに生成されます。ですが加齢とともにターンオーバーのリズムが遅くなり、セラミドが生成される量も減ってきます。それに加え、日々の疲れやストレスによってターンオーバーのリズムが乱れ、セラミドの生成量が不足してしまいます。

    疲れやストレスが溜まることによって、ホルモンバランスが乱れる場合があります。ホルモンバランスは体調によっても変化し、ストレスや疲れなどで緊張状態が続くと自律神経の乱れにもつながります。

    自律神経が崩れると血行が悪くなるので新陳代謝が悪くなります。新陳代謝が滞ることでターンオーバーのリズムが乱れる原因になります。ターンオーバーが滞ってしまうとセラミドの生成が減少します。

    加齢による生産機能の衰え

    年齢を重ねることで細胞の働きが衰えていきます。単純に新陳代謝が遅くなるので、ターンオーバーのリズムが遅くなり、セラミドの生成も年々遅くなります。

    細胞の働きが衰えると、ターンオーバーにかかる日数がかかるので、細胞はその間に古くなり、表皮には古くなった角質が溜まりやすくなります。古くなった角質には役目を終えたセラミドが増えるので肌は乾燥しやすくなります。

    20歳前後の場合はターンオーバーが約28日周期で行われています。ですが30代にはおよそ45日、40代になるとおよそ60日前後かかると言われています。あくまでこれは加齢の場合の遅れ方なので、体調や生活習慣などによってもっと遅くなっている場合もあります。

    過剰なスキンケア

    過剰なスキンケアは角質層からセラミドが減ってしまう原因にもなります。皮脂が多いからとゴシゴシと擦りすぎたり、何度も洗顔をすると古くなった角質だけではなく、必要な角質を傷つける場合もあります。

    角質が剥がれてしまうと、次の角質を急いで作らなければいけなくなるので、細胞が未熟な状態でターンオーバーを繰り返すことになります。細胞がまだ未熟な細胞にはセラミドも少なく、保湿力がまだ十分に機能していません。

    そのために乾燥しやすく肌のバリア機能が弱いままになってしまいます。過剰な洗顔はセラミドを減らしてしまう結果にもなりますので注意が必要です。

    肌に合わない化粧品の使用

    値段が高かったからといって肌に合わない化粧品を使い続けることで角質層に傷をつけ、セラミドを減らしてしまう場合があります。メーカーや製品にもよりますが化粧品には化学成分も含まれ、肌に合う合わないがあります。

    良かれと思って使用していたが、その人には合わない場合もあります。美白や肌をツルツルにしたり、透明感が出るなどとうたっている高価な化粧品でも、合成界面活性剤や角質除去の成分が入っていると、徐々に角質を薄くしてしまう場合もあります。

    使い始めて肌に合わない、違和感があると思ったら使用するのを注意しし、肌が正常な状態に戻るまで刺激を与えないようにしましょう。

    食生活の乱れによる栄養の不足

    栄養バランスの偏りや肌に必要な栄養が足りなければ、表皮の元であるケラノサイトを始め、肌細胞は十分に育つことはできません。ターンオーバーにはタンパク質、ビタミン、アミノ酸など必要な栄養素があります。

    それらの栄養素が食生活の乱れや、単品のダイエットなどで摂れなくなると、ダーンオーバーをしても細胞は未熟なままになってしまい、十分に働くことができません。未熟なまま細胞が表皮に押し上げられるとセラミドなどの保湿成分も少ないままになります。

    保湿成分が少ないと肌は乾燥しやすくなると古い角質が剥がれにくくなり、ゴワゴワと硬く厚くなった角質がいつまでも肌に残ってしまいます。

    季節による外的な刺激

    季節のよってはエアコンの冷暖房を運転し続ける場合も少なくありません。特に大勢いる職場やオフィスではエアコンは絶えず運転状態になります。その間、肌から水分が蒸発しやすい状態になっています。

    皮膚の表面は皮脂膜で覆われ肌の水分が蒸発しないように守られていますが、エアコンの影響で室内は乾燥するので、知らず知らずの間に皮脂が乾いていき、角質層がもろい状態になっていきます。

    角質層は乾燥から肌を守ろうと皮脂を過剰に分泌するようになります。肌の内側が乾燥し、表皮が過剰な皮脂で覆われると、セラミドが正常に機能しなくなりインナードライ肌になりやすくなります。

    セラミドを減らす食べ物

    口にすることでセラミドの生成を阻害する食べ物があります。それはソノール酸を含む食用油です。ベニバナ油、ひまわり油、コーン油などに多く含まれるリノール酸を過剰に摂取ルルと、アラキドン酸という物質を作りセラミドの生成を阻害します。

    またスナック菓子、インスタントラーメン、マーガリン、揚げ物、菓子パン、ドレッシングなどこれらの食品にも食用油が多く使われているので、摂りすぎるとセラミドが生成される量が減ってしまい、結果、乾燥肌になってしまいます。

    セラミドを補う方法

    セラミド配合化粧品で外部から補う

    不足しがちなセラミドをセラミド配合化粧品を肌に塗布することで補うことができます。肌の深部にあるコラーゲンやヒアルロン酸とは違い、セラミドは表皮の角質層にある脂質です。

    セラミドは基本的に水に溶けない疎水性でありながら、親水性を併せ持つ特徴があります。そのため化粧品に配合してもサラサラとした水状にならずトロリとした感触になります。またセラミドの親和性と浸透力で角質層うに補う効果が期待できます。

    セラミド含有サプリで内部から補う

    外側から不足したセラミドを補うことも大切ですが、重要なのは自らセラミドを生成させることが何より重要です。そのためにはセラミドを内側から補ってあげる方法です。

    セラミド含有のサプリメントを毎日摂取することで、内側からセラミドの生成を促します。セラミドは年齢と共に減少するので、その減少をサプリメントで補う方法も一つの手です。セラミドの種類、配合量に注目しながらサプリメントを選ぶようにしましょう。

    セラミドを増やす食べ物で内部から補う

    サプリメント以外にも日頃の食事からでもセラミドを増やす方法はあります。セラミドはターンオーバーの過程で生成されます。そのターンオーバーが正常なリズムで行われることでセラミドも順調に生成されます。

    ターンオーバーのリズムを乱さないためには新陳代謝を良くする必要があります。そのためにも、血行を促進させる食品を使うことで皮膚へと効率よく栄養を届けてくれます。血行を促進させる食品は、タマネギ、じゃがいも、キャベツ、白菜などの白い色の食品です。

    またセラミドの合成を邪魔する活性酸素を撃退してくれる抗酸化作用のある食品は、緑黄色野菜です。またビタミン類は抗酸化作用と、新陳代謝を良くする効果があるのでバランスの良い食事を心がけましょう。

    化粧品に含まれるセラミドの種類

    動物由来の天然セラミド

    セラミドには非ヒト型セラミドがあり、動物セラミドというものがあります。保湿剤の成分としても使われている動物由来の天然セラミドで、馬油が代表的です。馬の骨髄から抽出されるセラミドで、馬油を精製するとセレブロシドとなります。

    セレブロシドはセラミドに糖が結合したもので、糖セラミドとも言います。糖セラミドは肌の真皮層にある成分で肌に塗るだけでは効果が期待できません。なので主には食べるセラミドと言えます。

    植物から抽出した植物性セラミド

    植物性セラミドにはコーン、米、こんにゃくなどを由来とし、グルコシルセラミドが主成分です。グルコシルセラミドはセラミドの類似細胞間脂質でブドウ糖にセラミドが結合した脂質の一種です。

    肌への浸透力が高いことがメリットにあります。また原料となっている植物のほとんどが普段食用として食べているものが主なので、体にも優しく刺激になりにくい点もあります。動物性と比べて植物性は価格が安いものが多くあります。

    酵母を利用したヒト型セラミド

    ヒト型セラミドにバイオセラミドというものがあります。人の肌にあるセラミドを真似て酵母から作ったセラミドです。ヒト型セラミドとも言われるように肌にあるセラミドと全く同じ構造をしており、天然セラミドに負けない保湿力と浸透力があります。

    肌と同じセラミドと同じ構造なので刺激が少なく、肌トラブルも起きにくいと言われています。しかも価格が安いのでお財布にも優しい。

    石油が原料の合成セラミド

    合成セラミドの主成分は「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」などの名前が長くてあまり聞いたことのない名前のものです。セラミドに類似した物質を科学的に合成したものです。

    セラミドに似た分子構造をしていますが、あくまで似たようなものです。なので価格は非常に安いですが、人によっては使用した時に肌トラブルがある場合もあります。

    セラミド化粧品を選ぶ時のポイント

    浸透しやすいヒト型セラミド

    酵母を利用して作られたヒト型セラミドは、人の体内にある細胞間脂質に存在するセラミドと同じ化学構造をしており、そのため保湿力や浸透力に優れています。また合成セラミドや天然セラミドなどと比べて、特に肌への親和性が高く、角質層に届きやすくなっています。

    ナノサイズに分子化されている

    浸透しやすいヒト型セラミドにさらに浸透しやすい、ヒト型なのセラミドと呼ばれるものがあります。これはヒト型セラミドを世界最小20ナノメートルサイズで高濃度分散したものです。つまり、このナノサイズに分子化されたセラミドが化粧水に配合されていることで、約9倍も浸透性が高いことが明らかになっています。

    角質層に吸収されやすいといことは、肌のバリア機能改善に有効であることも確認されています。なのでセラミドを補いたい場合は高濃度かどうかも確認してみてください。

    セラミドの配合量が多い

    化粧水や美容液からセラミドが補えるといっても、含有量が少なくては効果も期待できなくなります。生産コスト等の問題で含有量が低くい製品もあるので、安いからといってそれが良いとは限りません。

    セラミドをある程度の量を塗布しないと効果がありません。成分の種類や含有量を満たした商品は1本最低3,000円以上するものが妥当と言われています。材料費や広告費などで値段は製品によって変わりますが、おおよその目安は必要です。

    保湿効果のあるセラミド配合化粧水

    ヒフミド エッセンスローション

    3種類のヒト型セラミド配合で肌にうるおいを与え、豊かなハリを与える高保湿化粧水です。角質層のすみずみまでうるおいを与え、肌の奥から弾むようなハリへ導きます。しっかりうるおいを与えることで、乾燥を防ぎ若々しいへ。

    ヒトミドエッセンスX

    ヒト型セラミド原液10%配合。14種類のアミノ酸、ヒアルロン酸が贅沢に配合されています。豊富なエイジングケア成分を配合で肌荒れや乾燥がきになる肌に働きかけます。浸透力があり、肌の保湿力がアップし透明感のある肌へ導きます。

    エトヴォス セラミドスキンケア モイスチャライジングローション

    植物性プラセンタエキス、アロエベラ葉エキス、クロレラエキス、クズ根エキスとヒドロキシプロリンを配合し肌にうるおいをたっぷり与え、肌の水分をキープする化粧水です。水分を抱え込む保湿成分グルコシルセラミド、ヒアルロン酸や保水力のある肌へ整えるラベンダー水配合です。

    乾燥対策におすすめのセラミド配合美容液

    HolyGrail (ホーリーグレール)ハイパフォーマンス ディープモイストジェル 高機能美容液

    敏感肌だからとあきらめていた肌に、エイジングケア成分、整肌成分フラーレン、プラチナコラーゲンなどが配合。洗顔後の肌に適量をなじませるだけ。3種類の保湿成分、プロテオグリカン(保湿成分)、ヒト型セラミドなどがお肌をしっかり保湿します。

    Duplair(デュプレール) Wセラミド+馬油クリーム 

    天然保湿成分「ヒト型セラミド」で肌のキメ・ハリをよみがえらせ、肌環境を改善します。肌荒れ、乾燥を防ぎ、高い保湿力を保ちます。ベタつかず、もっちりとした肌へ導きます。

    エトヴォス セラミドスキンケア モイスチャライジングセラム

    敏感肌・乾燥肌・インナードライ肌のために着目した保湿美容液です。ヒト型セラミドをバランスよく配合し、肌のキメを整えみずみずしいハリのある肌へと導きます。

    保湿力の高いセラミド配合クリーム

    キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム 

    潤浸保湿セラミド機能成分・ユーカリエキスが肌の角質層にじっくり浸透し、ふっくらとしたうるおいのある素肌へ導きます。とてもしっとりしながらもふわっと軽いつけ心地。乾燥がきになる部分にはもう一度置くように重ね付けしましょう。

    ヒフミド クリーム

    天然型セラミド2を4%配合。バリア機能を補充して、水分の蒸発を防ぎ、外部の刺激から肌を守るバリア機能を正常化。乾燥や肌荒れ、乾燥による小ジワやくすみを改善し、うるおいのある肌へ導きます。

    SK-IIエスケーツーステムパワー リッチクリーム 

    ストレスにも負けない、奥から湧き上がるようなハリとうるおいで、毛穴の目立たない肌へと導くハリ専用の美容クリームです。角質を整えながら、過酷な外的環境にも負けない肌を作る、スキンコンディショニング成分を高濃度で配合。コクのある濃厚なテクスチャーは肌に溶け込むように馴染みます。

    乾燥肌におすすめのセラミド原液

    TUNEMAKERS セラミド200

    乾燥する肌を潤すナノセラミドで肌をなめらかに整え、うるおいをしっかりキープします。さらっとした使用感でありながら、肌の奥からしっかりとうるおいを与え、なめらかで健やかな肌に整えます。

    北海道純馬油本舗 馬セラミド美容原液

    馬セラミドは年齢と共に衰える角質層の結合機能を改善し、バリア機能や保水力の機能を高めうるおいを保つ肌へ導きます。外部の刺激からも強い肌へ。原液のまま美容液としても使え、薄めて化粧水としても使用することができます。

    リマーユ プラセラ原液

    高濃度プラセンタと高濃度セラミドの美容原液です。北海道の品質の優れた馬由来のものを使用。とろみのあるテクスチャーが気になる部分に馴染み肌に浸透します。プラセンタは肌のターンオーバーを正常化し、セラミドが細胞間脂質に保水力を持たせ、バリア機能を整え健やかな肌へと導きます。

    サプリに含まれる植物セラミドの原料

    米ぬかから抽出された米セラミド

    米ぬかには「米ぬかセラミド」と呼ばれる成分が含まれています。米ぬかセラミドも人の肌にも存在するセラミドと同じ役目を持っています。米ぬかセラミドは米ぬか油から抽出して作り出されます。米ぬかに含まれる有効成分「オリザブラン」は保湿に優れた成分として知られています。水分の蒸発を防ぎ、肌の潤いを保つのに有効とされています。

    小麦が原料の麦セラミド

    小麦にも小麦胚芽にセラミドが多く含まれており、抽出して作り出されるのが小麦由来のセラミドです。1日に必要なセラミドの量は600マイクログラムです。小麦ならスパゲティ3皿分必要です。毎日その量のスパゲティを食べるのは大変なので、高濃度の配合されたサプリメントなら摂取しやすくなっています。

    大豆から抽出された大豆セラミド

    大豆にもセラミドは多く含まれています。大豆胚芽から抽出された作られた大豆セラミドは大豆由来の保湿成分も配合され内側から肌を健やかに保湿してくれます。

    こんにゃく芋が原料のこんにゃくセラミド

    こんにゃくに芋にも多くのセラミドが含まれており、植物性グルコシルセラミドのことです。特にこんにゃく芋には米や小麦より7~16倍も多くのセラミドが含まれていると言われています。グルコシルセラミドは人の肌にも存在し、潤いを保つためには欠かせない成分です。

    グルコシルセラミドはセラミドが分解されてできる成分であり、セラミドを再合成する際にも必要な成分です。つまり、グルコシルセラミドが不足すると結果的にセラミド不足になる可能性があります。

    なのでこんにゃくのセラミドが高濃度に配合されているサプリでセラミドを補うことで、内側から保湿力を高める効果にも繋がります。

    乾燥肌と敏感肌にオススメの洗顔料

    セラミドを増やすサプリ選びのコツ

    セラミド含有量の多さ

    米由来グルコシルセラミド、コンニャク芋由来グルコシルセラミドはともに1.8mgを機能成分として効果があると確認されています。科学的な根拠を元に商品設計されているかどうか、成分表示を確認してみましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    セラミドサプリのすすめ。肌のうるおいを守って乾燥に負けない肌に

    こんにゃくを原料に使っている

    コンニャク芋には米ぬかや小麦より7~16倍の多くのグルコシルセラミドが含まれていると言われています。グルコシルセラミドを1.8mgを12週間継続して摂取することにより、効果が確認されています。

    セラミド以外にも保湿成分が含まれている

    セラミドの他にも保湿成分として有効なビタミン類、コラーゲンペプチド、ヒアルロン酸、など含まれているとさらに効果的です。特にアトピー性皮膚炎などで化粧水や美容液が濡れない肌には、サプリメントを摂取して内側から肌のバリア機能を高めることが大切です。

    またコラーゲンは摂取しても効果が得られないと言われてきましたが、摂取後に血中のヒドロキシプロリンが増加することで皮膚の機能改善に効果があると確認されたそうです。

    セラミドの生成を助けるセラミド含有サプリメント

    飲む肌ケア 飲む肌ケア

    顔や体の肌の乾燥がきになる方に、蒟蒻(こんにゃく)由来グルコシルセラミドを使用したサプリメントです。蒟蒻由来のセラミドが乾燥しやすいひじ、ひざ、?から水分を逃しにくくします。1日あたり3粒を目安に摂取します。

    ダイセル こんにゃくセラミドピュアセラミド1800

    こんにゃく芋から抽出したセラミドを配合し、スフィンゴ糖脂質であるグルコシルセラミドを多く含んでおり、乾燥した肌を内側からもちもち肌へと導きます。

    ユニチカ?ぷるきら生活

    こんにゃくセラミドをたっぷり配合し、肌の輝きをサポートするクリプトキサンチン(国産温州みかん)を組み合わせた美容補助食品です。肌の内側から美容をサポートし、毎日の健康維持にも。

    体内のセラミドを増やしてくれる食べ物

    スフィンゴミエリンを含む牛乳

    スフィンゴミエリンはまだ謎の多い物質です。110年ほど前にドイツの研究者が脳に存在することを発見しました。スフィンゴミエリンはミルクセラミドM-Cに含まれていることが分かっています。ミルクセラミドM-Cは牛乳を原料に作られる植物由来のセラミドです。

    つまりミルクセラミドM-Cを摂取することで角質層のセラミドが増え、肌の保湿力が高まります。牛乳にはそのミルクセラミドが含まれているので飲んで摂取してもいいのですが、ミルクセラミドの効果を発揮させるためには1日1.2Lもの牛乳を飲む必要があります。

    現実的に1.2Lはなかなか毎日は飲めないので、高濃度で配合されたサプリメントを活用することもおすすめです。

    アルギン酸を含むワカメ

    アルギン酸は血液中のコレステロール下げる効果があります。コレルテロールを吸着するので、コレスレロールが原因で起こる動脈硬化や心筋梗塞などの予防ができます。つまりドロドロ血になりにくく、血行を良くする効果があります。

    血行が良くなることでターンオーバーのリズムも改善され、角質層に新たなセラミドも生成されやすくなります。アルギン酸はワカメ、昆布、ひじきなどの海藻類に多く含まれ、特にワカメに圧倒的に多く含まれています。

    グルコシルセラミドが含まれるこんにゃく

    コンニャク芋には米ぬかや小麦のグルコシルセラミド含有量に比べて、7~16倍のグルコシルセラミドが含まれています。グルコシルセラミドはすりおろした生芋こんにゃくに多く含まれており、食事に毎日取り入れるのは大変です。

    なので高濃度に配合されたサプリメントを活用すると効率よく摂取できます。

    イソフラボンを含む大豆

    大豆イソフラボンを含んだ飲料や大豆製品、イソフラボンのサプリなどでセラミドを摂取することが可能です。ですが大豆イソフラボンは摂取上限が設けられておりアグリコン換算で30mgとされています。

    ですが大豆イソフラボンはセラミドだけではなく免疫力や女性ホルモンの正常化など美容には必要な栄養素でもあるので、量を守りながら正しく摂取しましょう。

    炭水化物の小麦や米

    お米や小麦を使った食品、つまり炭水化物にもセラミドは含まれています。お米やパスタは炭水化物で太りやすいからといって全く摂取しないのは美容に良いとは言えません。

    炭水化物で1日に必要なセラミドを摂取しようとすると、たくさん食べなくてはいけなくなるので、お米やパスタも適量摂取しながら足りない分は、他の食材やサプリメントで補っていくようにしましょう。

    セラミドを減らさないための習慣

    睡眠は毎日たっぷりとる

    セラミドを減らさないためには睡眠が欠かせません。なぜなら細胞が新しく作られる時間帯は主に睡眠中に行われるからです。新しい細胞が作られ古くなった角質が自然と剥がされるサイクルをターンオーバーといい、そのターンオーバーの過程でセラミドも作られます。

    ターンオーバーは睡眠に入ってから3~4時間後に行われます。最も活発になるのが夜10時~深夜2時の間です。その時間帯に睡眠していることが望ましいです。または質の良い睡眠をとることで成長ホルモンが分泌されターンオーバーが正常に働きます。

    睡眠が浅かったり、短かったりするとターンオーバーのリズムが乱れ、セラミドも新しく生成されにくくなってしまうので、細胞はどんどん古くセラミドも減少してしまいます。なのでできるだけ睡眠時間はしっかりとるようにしましょう。

    適度な運動で新陳代謝を促す

    新陳代謝は年齢とともに低下していきます。普段からデスクワークでなおかつ運動量が少ないと筋肉量も減るので脂肪を燃料するエネルギーも減り新陳代謝が悪くなります。新陳代謝が悪くなることで血行も滞るので、身体中に必要な栄養が届きにくくなります。

    当然、顔の肌への栄養も届きにくくなるのでターンオーバーに必要な栄養素が不足してしまう可能性があります。ターンオーバーされても細胞が未熟の場合はセラミドが生成される量も減ってしまいます。

    また血行が悪くなりターンオーバーが乱れることで古い角質がいつまでも表皮に残ることになります。古い角質がどんどん厚くなることでセラミドが減り保水する力も低下します。

    表皮が乾燥しないよう肌は皮脂を過剰に分泌するので、結果、インナードライ肌になりさらに保水力が低下してしまいます。なので適度に運動をして血行を促すことで、全身に栄養が行き渡らせセラミドを減らさないようにしましょう。

    1年中紫外線の対策を続ける

    紫外線は1年中降り注いでいます。特に春と夏は紫外線対策をしっかり行う必要があります。特に強い紫外線によって赤くなり軽い火傷状態になると非常に乾燥しやすくなってしまいます。

    それは角質層が傷つき肌のバリア機能が低下している状態でもあります。そのままでいると肌は乾燥し硬くなりターンオーバーも乱れてしまう可能性があります。紫外線対策は1年中行いましょう。

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    紫外線は曇りの日でも降り注ぐ。季節や天気に関わらず対策をしよう

    内と外から効果的にセラミドを補給しよう

    セラミドは加齢やターンオーバーの乱れにより減少しやすい成分です。ですが日頃からのスキンケアや食事やサプリメントで補うことができる保湿成分でもあります。肌に潤いがないと感じる前に日頃からセラミドを減らさないようにし、いつまでも潤いある素肌になりましょう。

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