目次
たるみケアで鍛える必要がある筋肉
全体のリフトアップは側頭筋
顔全体の皮膚を下がらないように支えてくれている筋肉は、両耳の上にある側頭筋です。皮膚をグッと支えてくれる役目があります。ここの筋肉が衰えると顔にたるみが出てしまい、頬のたるみや、ほうれい線の原因になることがあります。
顔全体や頬のリフトアップならこの側頭筋を持ち上げることで、たるみが解消できます。といっても手術でリフトアップするのはなかなか勇気も入りますので、鍛えることで全体のリフトアップが期待できます。
しかし、この側頭筋はとてもコリやすい場所でもあります。パソコンで目を使いっぱなしになっているとずっと力が入って血行が悪くなることも…。鍛える前にマッサージをして血行を良くしてから鍛えることで顔全体をほぐしましょう。
側頭筋の位置
両耳の上に指を三本おき、奥歯をグッと噛み締めると「モコっ」と側頭筋が動くのがわかると思います。そのところを円を描くようにクルクルと押しながらマッサージします。肝きいいと感じる程度の強さで大丈夫です。
血行が悪いだけで老廃物が顔全体にたまりやすく、それだけでむくみが原因で頬が垂れたり、ハリのない顔になってしまいます。
目のたるみには眼輪筋
眼輪筋とは目の周りを覆っているドーナッツ状の表情筋の一つです。加齢やあまり使われないことでだんだんと衰えていきます。ですが最近ではスマートフォンやパソコンなどを長時間見ていることが多く、そうなると瞬きの回数が減ってしまいます。
瞬きが少なることで眼輪筋が使われず衰えやすくなっています。また長時間力が入り続けていることで血行も悪くなり、目の下にクマやたるみができやすくなります。しかも、元はくっきり二重でも眼輪筋が衰えると、奥二重になる可能性もあります。
加えて、眼輪筋の力が弱くなった状態で目を見開こうとすると、おでこの前頭筋を使ってしまいます。そうすると、おでこのコリとなっていき、眉間、目元の小じわの原因になります。
口元のたるみには口輪筋
口輪筋は唇の周囲を取り囲む筋肉のことで、唇を開閉させたり、口元の表情を作る表情筋の一つです。唇の周りの筋肉を鍛えることにより、唇を閉じる力が強化され口呼吸から鼻呼吸へ改善されます。鼻呼吸になることで歯周病、虫歯、口臭などの予防にもなります。
また口輪筋は多くの表情筋と繋がっているため、そこを鍛えることで頬筋、顎の筋肉などの表情筋を鍛えることにもつながります。口輪筋が衰えることで口周りのたるみだけではなく、顔のラインがたるんでしまう可能性もあります。
加えて、口輪筋の衰えによってその周りの筋肉も弱くなるので顎のたるみや頬のたるみが現れたりします。そのため、ほうれい線が目立つようになったり二重あごになりやすくなります。また唇が閉まらなくなることで、口からウイルスや細菌が入りやすくなってしまいます。
頬のたるみには頬骨筋
頬骨筋は2種類あり、頬骨筋とは口角のあたりからこめかみの方に繋がっている表情筋の一つです。口角をグッと強く、頬の方へ引き上げる働きがあります。この筋肉が大頬骨筋と言います。
もう1つが、口角よりも少しだけ上唇の中心寄りのあたりから、こめかみに向かって伸びている方が小頬骨筋です。口元を斜め上に引き上げる働きがあります。とちらも表情を作ったり、頬がたるまないように引き上げるためには大事な筋肉です。
頬骨菌が衰えると頬のたるみやほうれい線が目立つようになったり、全体的にたるんだ顔のラインになったりします。またピンとしたハリが失われるので、頬骨筋が衰えることで老けてしまって見えたりもします。
加齢で細胞内のコラーゲンの減少で皮膚を支える力が弱くなってしまったり、表情筋をあまり使わなかったりすることで筋肉が衰えたりします。若々しくいるためにも意識してエクササイズをすることも大切です。
二重あごにはオトガイ筋
オトガイ筋は顎にある表情筋の一つです。下顎を上にあげる役割があります。食事を摂る時に口を動かす時によく使われます。口をぎゅっと力を入れて閉じた時に、できる凹凸もオトガイ筋によるものです。
顎の筋肉が衰えるとはあまり認識されにくいのですが、オトガイ筋が衰えると二重顎になったり、フェイスラインにたるみが現れたりします。フェイスラインがたるむことで、三角だった顎先が丸くなってきます。
お腹に脂肪がつくのとは違い、気づきにくい点でもあります。気づいた時には顎のラインがぼんやりしていて、丸くなったような気がするという事態になります。顎のたるみはそのまま二重顎ができる原因になってしまうので注意しましょう。
オトガイ筋が衰える原因は普段から口呼吸をしている場合も要注意です。口がいつの間にかポカーンと開きっぱなしの状態は筋力の低下に繋がります。あるいは柔らかいものばかりを食べていたり、あまり噛まないなども挙げられます。
またスマホを長時間見ていると、顔が下を向きやすくなるので、顎の筋肉を衰えやすくします。オトガイ筋は意外と簡単に鍛えることができます。
オトガイ筋を鍛える方法
方法としては、口笛で鍛えます。唇をすぼめることでオトガイ筋にも効果があります。もう一つは、舌回し運動です。唇を閉じたまま下を唇と歯の間に差し込み、歯の外側にそって舌を回します。右回り20回、左回り20回を朝昼晩1セットずつを行うと効果があります。テレビを見ながらでもできるエクササイズです。
顔のたるみがおきる原因
紫外線によるダメージの蓄積
光老化によって顔にたるみが現れる場合もあります。光老化とは慢性の紫外線障害です。肌の老化の80%は紫外線と言われてるそうです。日常的に日焼け止めが入った下地やファンデーションをしていても、レジャーや昔浴びていた紫外線などの影響もあります。
紫外線にはA波とB波、C波があります。C波はオゾン層によって地上に届くことはほとんどありません。ですがA波とB波は地上に届くために常にUV対策が必要です。
UVB波は強いエネルギーで肌の表面を赤くしてヒリヒリさせます。軽い火傷と似たような症状になります。なので日焼けをして赤くなってしまった場合は冷やしながら、水分をたくさん与えるようにしましょう。アフターケアーをしっかりおこなうことで、メラニン色素はターンオーバーによって自然と剥がれ跡に残りにくくなります。
しかし、UVA波はオゾン層を通過しやすく、UVB波の20倍以上もの量が降り注いでいます。しかも肌の真皮まで届くのでコラーゲンやエラスチンを変化させ、たるみやシミ、シワの原因にもなります。ガラスや曇りでも貫通してくるのでUV対策は重要です。
上記の内容プラス、部活の時や若い頃に浴びていた紫外線の蓄積により、加齢と共に肌の表に現れるのが光老化です。
栄養が偏った食生活
顔のたるみの原因に偏った食生活があります。バランスよく食事をすることが理想的なのですが、ダイエットなどで単品のみを摂取する食事になると、栄養バランスが偏ります。野菜だけでも、肉だけでも栄養の偏りが肌のたるみに繋がります。
皮膚のたるみを支えている筋肉繊維はタンパク質からできています。なので肉を抜いたダイエットは筋肉を衰えさせる原因になります。また肌のハリを作る繊維芽細胞がコラーゲンやエラスチンです。これらを生成するにはビタミンCやタンパク質、ミネラルが必要です。
コラーゲンを食べたり、肌から吸収させようとしてもなかなか肌のハリには繋がりません。コーラーゲンを摂取したとしても、体内でアミノ酸まで分解されてしまいます。コラーゲンはビタミンやミネラルを摂取して生成される必要があります。
なのでダイエットの際も肌をボロボロにさせないためにも、栄養バランスの良い食事を効果的に取り入れるようにしましょう。
加齢による乾燥の促進
肌のハリを保つにはうるおいが欠かせません。ですが加齢とともに肌の保湿力は低下しています。肌のうるおいはわずか0.02mmの薄い角質層で守られています。角質細胞にうるおいがあることで肌のバリア機能が正常に働き、外部からの細菌やホコリ、紫外線から守られています。
角質細胞にはうるおいを留めておく働きがあり、皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質の3つの保湿成分によって一定に保たれています。全体の80%がセラミドという角質細胞間脂質によって保水力が維持されています。このセラミドが減ってしまうことで肌は水分を保てなくなります。
角質層にうるおいが少なくなると、角質細胞が硬くなりターンオーバーによって古い角質が剥がされにくくなります。表皮が厚くなりさらに保湿力がなくなり乾燥してゴワゴワとしたハリのない肌になります。
しかし、保水力を保つセラミドは加齢と共に減少していきます。また熱いお湯で洗顔をしたり、1日に何度も洗顔をするとセラミドはどんどんん流れていきます。ターンオーバーによって肌の基底層でセラミドは作られるので、ターンオーバーが乱れることでセラミドが減少していきます。
なので普段からターンオーバーを正常に保つように内部と外側から補うようにしましょう。
使わない表情筋の衰え
表情筋は使いわないことでどんどん衰えていきます。表情筋は目や頬、口など顔全体に巡っている筋肉であり繋がっています。一部を使わないことでも、そこだけでなく周りの筋肉にも影響していきます。
筋肉が衰えるということは、支えている皮膚が緩むのでほうれい線やシワが目立つようになります。たとえば、口がいつの間にか開きっぱなしになっていることも、顎や唇の周りの筋力が衰える原因にもなります。また、スマホなどで下を向いていることでも顎や頬の筋力衰えに繋がります。
皮膚がたるんで厚くなってしまったシワやほうれい線はメイクでもなかなかカバーすることはできません。また表情筋を使わないことで脂肪がつき、二重だったのが奥二重になったり、二重顎や?がたれるなどの原因になります。
表情筋を鍛えることは小顔になることに繋がります。そもそも日本語の発音方法や表情の表し方は、海外に比べて小さくまとまりがちです。なので日本人は小顔になりにくいと言いますしかし、表情筋をよく使い、鍛えることで衰えを緩やかにし、小顔を目指すことは可能です。
長時間のデスクワーク
勤務先のオフィスで長時間パソコンに向かっていると、いつの間にか顎を出して猫背になっている時があります。意識しなければつい不健康な姿勢になってしまうことは少なくありません。そのような姿勢を続けていると、徐々に顔にたるみが現れる原因になります。
それは首の筋肉が緊張して、顔の筋肉を引っ張ってしまいます。この状態は長時間のデスクワークをする時に起こります。首の位置が前にずれて、体はバランスを取ろうとします。その時首の筋肉は緊張して、顔の筋肉を引っ張る原因になっています。結果、顔がたるんでしまいます。
また長時間デスクワークをしていると、いつの間にか口が開いていたり、ほとんど表情を動かすことはありません。どうしても表情筋を使う時間が少ないので、知らぬ間に顔の筋肉が衰えてしまいます。
休憩時間だけでも意識して猫背を治し、顔の筋肉をほぐすようにしましょう。
運動不足による顔のたるみ
運動不足により体全体の血行が悪くなっている可能性があります。血行が悪くなることで、身体中に栄養が供給されず、老廃物もたまりやすくなり脂肪が燃焼されにくくなります。
老廃物が排出されにくくなっていると、顔もむくみやすくなっています。また皮膚に十分な栄養が回ってこなくなってしまいます。適度な運動をすることで新陳代謝を促すこともたるみ防止には大切です。
▼さらに詳しい解説はこちら
フェイスラインのたるみ予防。引き締めてスッキリ小顔になる方法
顔のたるみに効くマッサージ法
額のマッサージ
額にシワができるのは、おでこの皮膚が老化したのではなく、頭皮の皮膚が硬くなったためにできたシワです。目を開けると眉の位置が上がります。通常は額の皮膚も一緒に上がりますが、頭皮から額の上半分が凝り固まっているので、皮膚が動きにくくなっている範囲は表情シワになってしまいます。
そこで額をマッサージして凝りを解消することで、たるみを改善することができます。またマッサージはメイクをオフし清潔な状態で行ってください。
1.4本の指を眉の上に当てます。シワを伸ばすイメージで髪の生え際まで、額の中心部を下から上に指をゆっくり滑らせるように、グーっと引き上げます。
2.人差し指を折り、第2関節使ってマッサージします。眉から髪の生え際へ小さな縁をクルクルとなぞるように優しくマッサージをしていきます。
3.手の手首部分を耳の上あたりに置き、そのままゆっくり押し上げます。そこれを20秒キープします。
鼻のマッサージ
自分は団子っぱなだと悩む人も少なくはありません。もしかすると血行が悪くなっている可能性があります。簡単なマッサージで団子鼻をスッキリ解消させましょう。
1.両手の中指と薬指で小鼻を挟みます。グーっと鼻骨、眉間まで鼻を滑らせます。最後に眉間をプッシュします。
2.両手の中指と薬指で小鼻を挟みます。小鼻の部分を細かく上下に動かして刺激します。
3.両手の人差し指と中指を小鼻に当てます。クルクルとマッサージします。最後にギュッっと指に力を入れます。10回ほど行います。
口の周囲のマッサージ
口の周りの筋肉をほぐし血行を良くすることでスッキリと老廃物を流し、むくみやたるみを解消しましょう。血行が良くなることで筋肉も鍛えやすくなります。
1.口を閉じて笑顔を作り、口の両端のすぐ下に左右の人差し指を当てます。下から上に向かってゆっくり動かします。
2.小鼻の脇に人差し指と中指の2本をあてます。左右同時に斜め下に動かしては元に戻す動きを繰り返します。
3.下唇に両手の人差し指を当てます。指先で円を描くようにクルクルと動かし、筋肉をほぐします。その後、両手の人差し指を口角にあてます。唇を少し上に引っ張りながら円を描くようにクルクルと動かします。
頬のマッサージ
頬がたるむと老けて見えてしまうことがあります。頬に高さをつけ若々しいハリを作りましょう。そのためにはマッサージをして筋肉をほぐすことも大切です。
- 1.頬骨のすぐ下に中指と薬指をあて、小さく円を描きながら中心から外へと向かってマッサージします。口側へも動かし、前後にスライドさせます。
- 2.あごの下に中指と薬指をあて耳の下へ、次に口角から耳の中央へ、小鼻からこめかみに向かってらせん状にスライドさせます。
目の周りのマッサージ
目の周りの筋肉が凝っていると血行も悪くなります。血行が悪くなるとくまの原因にもなり、たるみにも繋がります。目の下がたるんでいると疲れたような顔になってしまいます。血行を良くして凝りを解消しましょう。
- 1.目を閉じ、目頭の上に薬指か中指をあてます。気持ちいと感じるぐらいに優しく押します。
- 2.目を閉じ、上まぶたに薬指か中指をあてます。上まぶたから目の周りを1周して鼻の付け根まで指で押していきます。この時間違って眼球を押さないようにしましょう。
- 3.眉毛の真ん中(眉山)に人差し指を当てます。骨をこするように上下に動かします。気持ちいと感じるぐらいの強さで大丈夫です。
美顔器やローラーを使ってもOK
凝り固まった表情筋をほぐすために美顔器やローラーを使うと効率的にマッサージができます。美顔器やローラーを使うことで血行を良くし、溜まっていた老廃物を流す効果が期待できます。むくみが解消されたるみが改善できます。
また定期的にマッサージを続けることでリンパの流れも改善され、顔の新陳代謝もよくなります。自然と肌が引き締まり小顔になる効果があります。引き締まることで引き上げられるのでたるみにくくもなります。
しかし、美顔ローラーは使いすぎによって肌を刺激してしまうことにもなりますので、説明書があれば使い方に従ってください。大きな刺激は皮膚内部でメラニン色素を作り出してしまう可能性があります。使う時も力はなるべく入れずに優しくおこなってください。
顔のたるみをなくす簡単エクササイズ
目の周りを鍛えるエクササイズ
目の下のたるみを解消するには目の周りを囲んできる眼輪筋を鍛える必要があります。筋肉を鍛えることで皮膚を支える力が取り戻せる可能性があります。
- 1.目を軽く閉じます。ゆっくり目をギュッーと少しずつ力を入れて閉じていき、そのまま5秒キープします。
- 2.今度は少しずつ目の力を抜いていきます。そして眉を上げて少しずつ大きく開き5秒キープします。ゆっくりと自然な状態に戻します。
上まぶたを鍛えるエクササイズ
- 1.人差し指をまぶたの上に置いて固定します。そのままゆっくりと眉毛を持ち上げます。そのまま人差し指は上がっている眉を下に押さえるようにして固定します。
- 2.上まぶたが伸びるところで5秒キープします。ゆっくりと戻します。
下まぶたを鍛えるエクササイズ
- 1.口を「お」の形にして鼻の下を伸ばします。
- 2.そのまま目線を上に上げて目の下は伸ばしていきます。
- 3.その状態から、下まぶたを引き上げるようにしてまぶしい表情を作り5秒キープします。ゆっくりと戻していきます。
箸を使ったエクササイズ
顔のエクササイズとしてお箸1本でできる筋トレがあります。1日数回行うことで、?のラインがスッキリとして小顔の効果があります。また割り箸ならお金もかからないのでコスパも良いので続けやすいです。
- 1.割り箸を割らない状態で箸をくわえます。少し強めに噛むようにして唇を横に引き、そのまま5秒キープします。
- 2.その後、左右の口角を上げた状態にして、さらに5秒キープします。
またこのエクササイズを続けることで顔のたるみ予防や、むくみもスッキリ改善できます。やり方も簡単なので最初は朝晩ぐらいでも良いので、毎日継続することが大切です。
二重あご対策エクササイズ
気づくと二重あごになっていると女性としてはかなりショックです。太ったわけでもないのに二重あごになってしまった原因はあごの筋力が低下しているかもしれません。あごの筋肉、オトガイ筋を鍛えて二重あごを解消しましょう。
- 1.先ずは椅子に座り姿勢を整えましょう。顔をゆっくりと上に上げ天井と水平にします。天井を見るようにあごを突き出し、首を後ろにそらします。ゆっくり「あ、い、う、え、お」と言いながら口を大きく動かします。
- 2.その後、下唇を突き出し上唇に近づけ、首がピンと張った状態を5秒キープします。ゆっくりと元に戻します。
この時、首に痛みが起きないように無理に続けないようにしましょう。
口角下がりや顔全体のエクササイズ
口を「お」と発声するときの形にします。できるだけ前に尖らせます。尖らせた唇を下に引き下げ3秒キープ。次に、唇を上に引き上げ3秒キープ。最後に正面に戻し3秒キープします。
顔のたるみに有効なツボ
目元のたるみに効く救後
球後というツボは目の周りにある血液やリンパの流れを正常に戻す働きがあります。目の下中央と目尻との真ん中あたりに、骨のくぼみにあるツボです。人差し指を横にして起きます。骨の際を左右に小刻みに動かして刺激します。
顔のむくみに効く四白
四白は頭痛やめまい、眼精疲労、または顔面が痙攣した時にここを指圧すると一時的に止められることができます。瞳の真下、鼻の中央ぐらいの高さにあります。人差し指の腹を左右の四白にあて、少し強めに押します。そのまま小さな円を描くように10回くらい回します。
ほうれい線のたるみに効く迎香
迎香は蓄膿症や鼻づまり、花粉症、嗅覚麻痺などに効果が期待できます。また顔面神経麻痺などの治療にも効果的です。小鼻のすぐ脇にあります。人差し指と中指を重ねて押します。少し上向きに力を入れるとうまく押せます。
口角を上げる地倉
地倉は顔面神経痛や顔のむくみ、シワ取りにも効果的です。口角の両端、唇のすぐ横にあります。地倉は人差し指の腹で気持ちいいと感じる程度に強さで押します。
表情筋を鍛えてたるみをなくす顔の体操
ブルドックライン対策のぴよぴよ口
- 1.唇を縦にすぼめて閉じ、?を思いっきり吸い込んでヒヨコのような口にします。?肉を噛まずにそのままキープします。
- 2.そのまま上下の唇を閉じたり開いたりします。10秒間ぴよぴよしたら閉じてリラックスします。
ほうれい線対策のプレス
- 1.舌先でほうれい線を口の内側から押します。口の中でぐるっと時計回りに5回回します。
- 2.反時計回りも同様に、舌でほうれい線をプレスして、口の中に大きくぐるっと5回回します。
あいうえお体操
- 1.思いっきり口を開けます。その時も大きく見開きます。ゆっくり大げさに「あ・い・う・え・お」と発言して顔の筋肉を最大限に使います。
- 2.1日に2セット行います。慣れてきたら口を開けている時間を長くしてみましょう。
顔のたるみに効く耳たぶつまみ
- 1.耳の真ん中あたりを親指と中指でつまみます。耳を軽く引っ張ります。
- 2.斜め上に向かって引っ張るとリフトアップ効果にもなります、色んな方向にひっぱったり伸ばしたりします。
顔のたるみに内側から働きかける栄養素
肌のハリを高める大豆イソフラボン
肌のハリにはタンパク質が重要です。大豆イソフラボンの特徴は女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをし、新陳代謝を促進させ肌の若々しさや美しさを助けてくれます。肌の弾力を保つコラーゲンを増やし、ハリを保つ働きがあります。
コラーゲンを作りだすアミノ酸
アミノ酸はコラーゲンを生成するための必要な栄養素です。血液中のアミノ酸濃度が低い人ほど、肌の色ツヤが悪くなります。アミノ酸は肌の細胞をつく原料にもなるので、濃度が高いことでキメやハリ、うるおいを保つことができます。
代謝をよくするポリフェノール
ポルフェノールはよく言われる赤ワイン、緑茶、大豆、そばなどに多く含まれています。ポリフェノールには抗酸化作用があります。この作用によって活性酸素の働きを抑え細胞の老化を防止しシミ・シワ・たるみの予防にもなります。
抗酸化作用のあるビタミンC
ビタミンCは抗酸化作用によって肌の老化を抑えています。美白成分としてよく知れていますが、抗酸化作用、コラーゲン生成などの働きもあります。紫外線を浴びたり、ストレスを受けたりすると活性酸素が発生し細胞を酸化させます。そこでビタミンCが細胞の代わりに活性酸素に酸化されることでシワ、たるみなどの予防にもなります。
サプリメントを上手く利用する
栄養バランスの良い食事を摂取したとしても、摂取する量や毎日バランスよく食事ができるとも限りません、しかも摂取しても肌に届けるのに困難な栄養素もあります。そこで効率よく吸収できるように改良されてサプリメントを摂取することで、美肌作りにの手助けにもなります。
顔のたるみを防ぐ食事方法のポイント
無理な食事制限をしない
顔のたるみを防ぐためにはダイエットなどで無理な食事制限はしないことです。食事制限をすると脂肪や炭水化物などのエネルギーになるものが少なくなり、またタンパク質の摂取が著しく少なくなると、筋肉が衰えてしまいます。
肌のハリを保つためにも、バランスの良い食事をし適度にエクササイズをして筋力を保つことで、顔のたるみを予防しましょう。
糖質や油分の過剰な摂取は控える
糖分や油分の過剰な摂取は肌のたるみを促進させる可能性があります。スーツやお菓子には糖分と油分が多く含まれています。こういった砂糖を多く摂取することで糖化が引き起こされます。
糖化は余分な糖分が美容成分であるコラーゲンと結合し老化を促進させる現象です。肌は黄色くなりどんどん硬くなります。しかも糖化は1度生成されると分解されず蓄積されます。顔のたるみの原因となります。
また、揚げ物などに含まれる油分はコラーゲンを破壊し、小じわを作る原因にもなります。過剰の摂取は控えるようにしましょう。
糖質の吸収が緩やかなものから食べる
老化を引き起こすひとつとして「糖化」が注目れています。体の大部分をしめるタンパク質と、余分に摂取された糖分が結びつくと糖化という現象が引き起こされます。タンパク質が変異し、コラーゲンの生成などが滞ってしまいます。
糖化を防ぐポイントは血糖値が高いほど糖化が進みやすくなります。なので急激に血糖値が上がらないように食事の仕方を工夫する必要があります。
そのためには、まず野菜などの食物繊維を食べ、次に魚や肉などのタンパク質、最後に白米やパンなどの炭水化物をとることで、血糖値の急激な上昇を抑えられます。
低GI食品を選んで食べる
GI値とは食品による血糖値の上がりやすさを示した指標です。0~100までの数値で表されます。ちなみに白米、うどん、精製小麦を使用したパンやパスタはGIが高くなっています。
雑穀、玄米、そば、精製されていない小麦を使用したパンなどはGI値が低い食品となっています。なのでGI値の低い納豆やお味噌汁、酢の物、海藻類、野菜などから摂ると、血糖値の上昇をゆるやかにすることができます。
噛む回数を意識的に増やす
最近ではあまり硬い食品は少なく、柔らかいものが多くあります。そのために噛む回数が自然と少なくなっています。その結果、あごをあまり使わなくなり筋力が衰えやすくなっています。
噛む回数を意識して増やすことであごの筋力が鍛えられ、二重あごの予防やフェイスラインを崩さないようにすることにも繋がります。
顔のたるみに効果的なリフトアップグッズ
かづきれいこ かづき・デザインテープ シートタイプ 4枚
本気の小顔、リフトアップをかなえる特許取得美容テープです。たるみによるキメの影が解消され、肌に透明感がよみがえります。リフトアップされるので、若々しい印象になります。さらに張っているのに目立ちません。
MTG ReFa CARAT
エステのニーディングから発想したダブルのドレナージュローラーです。肌を力強くつまみ上げながら優しくマッサージされます。ローラーで肌をマッサージすることで血行が良くなり老廃物も流されむくみ解消、新陳代謝も促され肌を引き締めハリがよみがえります。
Dear Step 加圧式リフトアップターバン
おでこにつけるだけで引き上げられリフトアップ効果が期待できます。顔全体がリフトアップされることでほうれい線の改善、ひたいの皮膚のたるみ改善、小顔効果などが期待できます。’
オムニ フェイスラックEASY
1日3分間貼り付けるだけで気になるフェイスラインをスッキリ。生体電流に似た微弱電流で垂れ下がったフェイスラインや?のたるみを、二重あごをリフトアップ。貼り付けるだけで、顔のたるみのケアができます。微弱電流なので安心して使用できます。
電流でたるみを引き締めるEMS美顔器
ドクターシーラボ エステアップ4
ドクターシーラボのエルテップ4は超音波、EMS、温感、LEDの4つのポイントを搭載した多機能超音波美顔器です。毎秒100万回の振動によって肌の奥まで超音波振動を伝え、新陳代謝を促しハリと弾力のある肌に導きます。微弱の電気が表情筋を鍛えるので、たるみがちのフェイスラインをスッとシャープに引き締ます。
ヤーマン RFボーテ フォトPLUS
ヤーマンのRFボーテフォトプラスはイオンの力とバイブレーションのWケアを新搭載した美顔器です。イオンの力とバイブレーションのWケアでハリとうるおいが満ちた素肌へと導きます。また細やかな振動でクレンジングと保湿をサポートします。
DHC ダイヤモンドリフト
自宅で簡単にイオンクリーニング、美容成分導入、光エステ、EMS、ラジオ波といったエステティックサロンながらのトリートメントが行えます。美容成分が肌の奥まで浸透することで、肌のハリがよみがえり、シワ・たるみを改善します。
顔たるみを改善するためのスキンケア
セラミドの入った化粧水を使う
肌のたるみを改善しるには肌にうるおいを持たせることが重要です。うるおいがあることでハリを作り若々しい印象になります。そのためには加齢と共に減少していく、セラミドを補う必要があります。
セラミドは角質層の保湿成分で、減少することで肌の保水力が低下し肌の乾燥の原因となり、ターンオーバーが乱れる原因にもなります。ターンオーバーが乱れるとセラミドの生成が滞ります。
内側から生成されることも大切ですが、外側からセラミドが入った化粧水で肌の角質層までうるおいを届ける必要があります。角質層に保湿を与え、ターンオーバーを崩さないようにしましょう。
クリームや美容液をプラスする
化粧水だけでは肌から水分が蒸発しやすい状態になっています。化粧水の後は美容液で栄養をプラスした後は、油分の多いクレームで蒸発しやすくなっている表面に膜を張ることも大切です。油分で幕を張ることで、皮脂膜の役割を果たします。
うるおいが皮脂膜の内側から蒸発しないことで、肌のハリを保つことができ、たるみ対策にもつながります。オイリー肌だからとクリームを怠ると、乾燥肌の原因になります。
オイリー肌の場合は角質層が乾燥している場合があるので、油分の少ない化粧水でたっぷり水分を与えるようにしましょう。
日焼け止めは1年中使う
紫外線は1年中降り注いでいます。夏はもちろん強い紫外線が降り注いでいますが、春も大変多くの紫外線が地上に降り注いでいます。夏はエネルギーの強いB波がありますが、春は肌の深部まで届くA波が非常にたくさん地上に届いています。
紫外線A波は肌の深部にまで届き、肌のハリを保つコラーゲンなどを変質させます。しかもA波の影響は蓄積され、何年か後にたるみやシワとなって現れます。
美容には肌を赤くさせる紫外線B波より厄介と言われています。なので1年を通して日焼け止めを使い、紫外線対策を行ってください。
乱暴なパッティングをしない
化粧水や美容液を浸透させようと、パチパチと力強くパッティングしてしまう場合があります。ですがそれは肌にとって強い刺激になる場合があります。強い刺激は肌のたるみや、メラニン色素の生成に繋がる場合があります。パッティングはできるだけ優しく行うようにしましょう。
原因となる癖を直して顔のたるみを防ごう
顔のたるもの原因となっている癖を日頃から意識して改善していくことで、たるみを防ぐことはできます。またマッサージで血行を良くし、エクササイズを行うことでたるんだ肌に再びハリをよみがえらせることも可能です。日々のたるみケアでハリのある肌を手に入れましょう。