目次

顎が長い原因について知ろう
しゃくれ顎のような下顎前突症
あごが長いのがコンプレックスで気になっている、という人は下顎前突症という症状を知っていますか?下顎が前に突き出している、しゃくれあごのような状態の事を言い、別名を「受け口」とも呼ばれています。これは反対咬合やしゃくれと同じで、上顎に比べて下顎が前に出ているとはいえ、ひどいものは痛みも生じてしまうので、慢性的に痛みがある人は注意が必要です。
また、この症状になったときに起きるのは痛みだけではなく、食べ物をきちんと噛み砕けない咀嚼障害、上手く飲み込めない嚥下障害などに繋がる場合もあり、口が閉じにくかったり、発音が上手くできないということもあるようです。
おまけに下顎が上顎よりも前に突き出ているために、下の前歯が上の前歯を突きあげてしまうなど負担のかかる噛み合わせになってしまっています。この状態で過度に力がかかると、骨が溶けてしまう原因にもなり、他にも虫歯や歯周病になりやすいという特徴もあります。
もしも、あごが長くて痛みや歯のかみ合わせなどに違和感を感じているのなら、この下顎前突症を疑ってみることも大切です。
歯ぎしりや左右に動かす噛み方をしている
下顎前突症の状態で歯ぎしりや左右に動かす噛み方をしていると、歯に対して2倍~3倍の負荷がかかります。噛み合わせが悪い状態での歯ぎしりや独特の噛み方は、歯だけではなく体全体にも負荷をかけてしまい、ストレスの原因にもなるのです。
特に寝ている間に歯ぎしりをする人は、無意識の行動に当たる歯ぎしりの力加減をコントロールできないまま行うことになります。そのため、深刻な体の不調につながることもありますので、そうした癖がある場合はデンタルクリニックなどで一度相談してみた方がよいでしょう。
片方で噛んだり頬杖をつく癖がある
ちょっとした癖ではあるのですが、片方だけに負担をかける噛み方や、頬杖をつくなどの歯を圧迫する癖がある場合は、それが下顎前突症の原因であったり、悪化する要因でもある可能性があり、特に幼児に多い原因であるようです。
もちろん、それ以外にも遺伝などの他の原因である可能性もありますが、そうした癖がもとになって悪化するということもきちんと覚えておきましょう。

顎を短くしたり短く見せる方法
美容整形で治療する
あごをどうにかしたい、改善したい、と思ったときに一番最初に考えるのが美容整形での治療です。こうした骨格に対するアプローチをしての治療は、骨の成長を終えている大人ではなく、成長途中の子供の方が行いやすいため、子供の受け口の治療が多いようです。
しかし、大人もできないわけではありませんが、骨格を削ったりなどの負担の大きい手術になる可能性が高いということはきちんと理解しておきましょう。
デンタルクリニックにて歯列びを整える
デンタルクリニックの治療では、その多くが歯列矯正などによって、歯列びを整えるということが多く、大人子供のどちらも同じ方法での治療になります。
現在では矯正器具も色々な種類があり、目立たない樹脂製のものであったり、マウスピース状のもの、歯の裏側に装着して矯正するものもありますので、今では見た目をあまり気にせずに治療に専念することもできますので、歯の矯正での口元の見た目が気になる人は、こうした目立たないものを選ぶといいでしょう。
サロンで骨格を治療する
女性の中にはサロンで骨格を治療しようと思う人も中にはいます。サロンでの骨格治療は、正しい位置へとあごの骨格を戻すということに重点を置いています。そのため、痛みは殆どありませんが、何度も通って正しい位置に留まるように少しずつ改善していくことが大切です。
サロンで他の部分の治療もしている、という人はそのままあごの骨格治療についても相談してみると、安心できるところでの治療を行うことができますので、一度相談してみてはいかがでしょうか?
持続性の高い骨気を受ける
マッサージを受けている、という人の中には骨気マッサージを知っている人もいるのではないでしょうか?骨気マッサージは骨や筋肉を圧迫することで血流の改善を行ったり、リンパの流れをよくしたりなどの効果を出します。この改善効果によりあごのむくみがよくなり、そして骨と筋肉が圧迫されることで、矯正効果も期待できます。
このマッサージは自分でやり方を覚えて自宅で行うこともできるマッサージですので、家でやれる改善方法が知りたいという人はこの骨気マッサージもおすすめかもしれません。
顎を引く姿勢を改善する
あごを目立たせたくない、という人の中には敢えてあごを引く姿勢を取って、あごがあまり目立たないようにする人もいます。しかし、その姿勢を長時間取るのは中々難しく、体への負担もあるためずっとその姿勢でいることはおすすめできません。それにそのままの姿勢をずっと続けるのは誰しもしんどいし、疲れてしまいます。行うのであれば、休憩中や仕事がもうすぐ終わる時などの余裕があるときに短時間ずつ行いましょう。
下顎を目立たせないメイクをする
なんとかメイクで目立たせないようにできないか、と考えたこともあるのではないでしょうか?下顎を目立たなくする方法の一つとしてのメイクは、顎を目立たせなくなるということですから、目元を中心としたメイクになります。丁寧にメイクをして、何も気にすることなく元気に仕事や勉強などに精を出せるようにしましょう。
下顎を目立たせない髪型をする
下顎を目立たせなくするための髪型は、横にボリュームを持たせたり、前髪をおろしたり流したりするような髪型です。
下顎が長い場合は縦長の印象を覚える顔の形になりますので、横にボリュームを持たせて長いと思う印象をカバーしたり、前髪を下ろしたり流したりすることで額の幅を隠して長さをカバーすることができます。
デコルテを見せる襟周りを工夫する
下顎をカバーする時には服にも気を配ってみると良いでしょう。あごの長さなどがコンプレックスの人は、タートルネックなどの服を選びがちですが、あごのすべてを隠せるようなものでない限り、逆に顔の輪郭が目立ってしまいます。そのため、デコルテがきれいに見えるボートネックをおすすめします。それにプラスして、アクセサリーなども着けるとよりきれいに見えてくれますよ。

あごを短くするエクササイズ
舌を回して内側から刺激する
舌を回して内側から刺激することで、あごや舌の筋肉を鍛えることができます。あごが長く見えてしまうのはこうしたあごの筋肉の衰えや二重あご、むくみによることも考えられますので、鍛えることであごを引き締めることができます。
1.舌を歯茎の外側に沿わせる
まず、口を閉ざした状態で舌を歯茎の外側に沿わせます。
2.時計周りに20回舌を回す
次に、その状態で舌を時計回りに上歯茎、下歯茎と順番に回していきます。回数は20回を目安にしてください。
3.反対周りも行う
時計回りが終わったら、反対周りも行います。こちらも20回行いましょう。
舌をだして訓肉を鍛える
舌回しのエクササイズが終わったら、舌だしのエクササイズでも鍛えていきます。
1.あごを上げる
まず軽くあごをあげましょう。このとき思い切り上げたりする必要はありません。
2.さらに舌をつきだす
次に舌をそのままつきだして10秒キープしましょう。そしてそのまま下、右、左につきだしてそれぞれも10秒キープしてください。
あごの歪みを矯正する
あごの歪みを矯正するエクササイズになりますが、このときに力の込め過ぎなどには注意していきましょう。
1.こめかみを両手で押す
こめかみを両手で軽く押すようにして手のひらを当てます。
2.口を横に開いて閉じる
次に口を横に開いて閉じる、という動作を行います。このときの動作を一つ一つ止めながら行うと、更に効果的です。
あごのこりを取る
あごがこってしまうと、実は偏頭痛や肩こりなどの病気の元にもなります。それを改善するためにあごのこりをしっかりと取っていきましょう。
1.こめかみを両手で押す
まずはこめかみを両手で軽く押さえるようにして手のひらを当てます。
2.下顎だけを左右に移動させる
次に口を30回ほど開閉して準備運動をした後に、下顎だけを左右に移動させます。このときにこめかみに当てている手の平で、こめかみの骨が動いていることを確認しましょう。感じられているのであれば、きちんと行えているということです。
鏡を使いながら行う
鏡を使いながら行うエクササイズもあります。これは噛み合わせやあごの位置矯正にも効果的です。
1.上下の歯の位置を合わせる
鏡の前で、上下の歯の位置をそれぞれ合わせるように口を閉じます。
2.5秒間キープ
その状態で、5秒間キープしましょう。鏡を見ながらしっかりと歯と歯の位置が合っているかどうか確認しながら行うとよいでしょう。
ガムを噛んであごを鍛える
一番簡単に行えるあごを鍛える方法は、ガムを噛むことです。ガムを噛むことで、噛み癖の矯正なども行えますので、通勤中や通学中など移動中にも楽に行えます。
このときに口を閉じて鼻呼吸で、なるべく噛み癖が無い奥歯で噛むと奥歯での咀嚼を覚えて効果的です。

あごを短くするマッサージ
耳たぶを刺激して二重あごを解消
耳たぶを回すことで、耳下腺リンパが刺激されて二重顎あごの改善につながります。
1.人差し指と親指で耳たぶをつまむ
まずは人差し指と親指で耳たぶを軽く摘まみましょう。力を籠める必要はありません。逆に耳にダメージが入る可能性がありますので、力をいれないように気を付けてください。
2.あごを意識して、後ろ側へ10回まわす
次にあごを意識しながら、後ろへと耳たぶを10回回します。耳下腺リンパが刺激されてリンパの流れが良くなってくれます。
あご周りを刺激する
耳たぶを回し終えたら、次はあご周りを刺激しましょう。リンパの流れが良くなったことで、スムーズにむくみの改善などが行えます。
1.両手の手の平の固いところを使う
このマッサージには特に道具は必要ありません。両手の手の平の固いところを使ってマッサージしていきます。そのため、力加減などはしっかりと行っておきましょう。
2.頬骨からあごの骨に向かう
頬骨からあごの骨に向かうようにしてマッサージしていきます。頬骨のあたりにはリンパ管が多いので、頬骨から刺激してあげるとむくみ改善に効果的です。
3.円を描くようにクルクルとマッサージする
円を描くようにクルクルとマッサージしてあげましょう。ただ押し流すようになぞるだけでは滞っていたリンパをしっかりと流すことはできません。

あごを短くするリンパマッサージ
頬周りのリンパを流す
頬周りにはリンパ管が多いため、この流れが滞っていると顔がむくみやすくなります。このむくみはあごの長さにも関係していますので、あごを短くするためにリンパマッサージをするのであれば、まずは頬周りから行いましょう。
1.両手首を裏返した状態にする
基本的には、手は両手首を裏返した状態で、親指の腹を使って行います。
2.親指の腹を小鼻の両サイドに置く
親指の腹をスタート地点である小鼻の両サイドに置きます。このとき爪を立てたりなどをすると肌に対するダメージになりますので、注意しましょう。力は籠める必要は無く、軽く押して撫でるようにするだけで十分です。
3.頬骨に沿って耳までマッサージする
まずは頬骨に沿って、耳までマッサージしていきます。頬骨のリンパを耳の耳下腺リンパへと流し込むためにいきなりあごまで一緒にマッサージせずに、部位ごとに一区切りしましょう。
4.クルクルと回す様に行う
こちらもクルクルと回すようにマッサージを行い、滞っていたリンパ管の流れを良くしながら、周囲にもマッサージ効果を与えつつ流していきます。
5.同じように首まで行う
耳までマッサージし終えたら、リンパの出口までつなぐ首のリンパの流れを良くするためにも、首も同じようにマッサージしていきます。この行為があるのとないのではリンパの流れがかなり違います。
あご周りのリンパを流す
頬から耳、首へのマッサージが終わったらメインのあご周りのリンパを流していきます。
1.両手首を裏返した状態にする
こちらも基本は両手首を裏返しにして、親指の腹でマッサージをしていきます。
2.親指の腹を口の下に置く
親指の腹をまずスタート地点の口の下に置きます。
3.あごの骨に沿って耳までマッサージする
行うルートはあごの骨に沿って、まずは耳までです。これを頬の時と同じようにクルクルと回すようにしながらリンパを流しつつマッサージしていきます。
4.そのままに首まで下す
マッサージを耳まで行ったら、そのままリンパを首まで下ろすように流していきます。

歯科治療で治せる骨格
下顎前突症の改善
歯科治療で行える骨格改善は、しゃくれなどを始め下顎前突症などの改善にもつながります。歯科で行われているのは、主に噛み合わせの矯正やあごのズレなどが当てはまりますので下顎前突症も、その範囲の中に入っています。
横顔などの顔つきを変える
あごの位置などがずれることで、顔つきもまた変わってきます。そうしたあごの位置を矯正することで、横顔などの顔つきを変えることができますので、処置の後は違った顔つきになることもあるかもしれません。綺麗に見える顔つきにしたい、というのならこのような歯科治療による改善も一考の価値があります。

顎が長いのをカバーするメイクのポイント
目元に視線を集中させる
どうにかあごをカバーしたい!と思う人が行うべきメイクのポイントは、目元に相手の視線を集中させることです。ですので、眉をなるべく平行に描き、目の周りを囲むようにハイライトを入れて、マスカラやつけまつげをつけるのなら、なるべく下や横を重点としてつけていきましょう。
ぱっちりとした綺麗な目元にして、口元から目元へ目線を集中させてしまえば、気になることはありません。
顔の横幅を広くみせるひし形メイクをする
あごの長さをカバーするためには、まず顔の横幅を広くボリュームがあるように見せなければなりません。そのためにもひし形メイクを行うことがいいでしょう。チークなども頬骨より下に入れて、頬がふっくらしたように見せるとなお効果があるかもしれません。
リップはヌーディーなもので目立たせない
口元を目立たせるような、はっきりしすぎたリップカラーでは逆に顔を始めとしてあごにも視線を向けさせる要因にもなります。口元を目立たせないために、なるべくリップカラーはヌーディーなものを使って、目元に視線を向けさせるようにしてあげましょう。
目元はそのためにしっかりとメイクする必要がありますが、そうすることでバランスが取れてきます。
暖色系でメイクアップする
あごが長いのがコンプレックスになってしまう人は、寒色系のメイクではボリュームを見せることが出来ず、すっきりとしたイメージで細く見られたりするため、せっかくの他のカバーが台無しになってしまう可能性があります。暖色系のメイクでふっくらとした印象を出すと肌色も明るく見えたり、横にもボリュームがあるように見えるので効果的でしょう。

顎が長い人に合う髪型とポイント
前髪の範囲が広めなカットにする
あごが長いことがコンプレックスな人は縦の長さをカバーすることが、縦長の印象を覆すポイントです。前髪を下ろしたり、流したりなどの前髪の範囲が広いカットにすると、額が隠れることで長さをカバーできますので、顔のバランスが良く見えるようになります。
また、前髪の流れを変えたり、ヘアピンなどでアクセントを出すだけでかなり雰囲気を変えることも可能ですから、様々なおしゃれにもつながります。
横にボリュームのあるショートカットにする
ショートカットにしたいけど、あごが長いのが気になって中々決められない、という人は、横にボリュームのあるショートカットにするといいでしょう。通常ショートカットは、すっきりしたイメージの人が多いですが、このように横にボリュームを出すことで横の広さも増えるので、平均的な顔のバランスを印象づけることができます。
横にボリュームのある前下がりのボブ
ボブの中では、横にボリュームのある前下がりのボブなどもおすすめです。横にボリュームが出来て、前下がりなのであご周りも髪でしっかりとカバーできる髪型でもあります。ボブがいいというのであればこちらの前下がりボブがいいでしょう。
普通のボブよりも、前下がりだと編み込みなどのちょっとした髪のアレンジもできるので、おしゃれにも幅を出すこともできますよ。

あごを短く見せるオシャレ
Vネックで首元をスッキリ
顎を短く見せるなら、首元やデコルテ部分がすっきりとした服を選ぶと効果的です。Vネックで首元をスッキリさせると、あごからVネックまでの距離も長く取れるので、特にすっきり見せられます。
またすっきり見える首元などにネックレスなどを付けると、綺麗に映えさせることも可能ですので顔では無くてネックレスや首元に視線を向けさせることもできて、ストレスが和らいでくれるかもしれません。
フレアスカートで横の動きを出す
すらっとしたパンツスタイルを好んでいる人は、全体的に引き締まって見えるためにパンプスなどを合わせると「長い」という印象がついてしまう可能性があります。そんなときはふんわりとしたフレアスカートで横に対する動きを出すと効果的です。
動くものをついつい追ってしまいがちな人間の目は、この場合顔ではなく揺れて動くスカートの方に注目してくれますので、他の部分もカバーできます。

あごをスッキリさせて毎日を楽しく過ごそう
あごをきれいに見せたり、短くするにはとても手間がかかりますし、時間もかかるので中々簡単にはいかないでしょう。しかし、多くの治療法や改善法がありますから自分に適した治療法や改善方法をとりましょう。
あごをスッキリさせると、首回りなども綺麗に見えるのでおしゃれやメイクが楽しくなります。毎日のちょっとしたエクササイズやマッサージなどを行うことで、スッキリとしたあご周りを手に入れましょう。