目次
角栓について
角栓の正体
私たちの肌の表面には、必ずある角質。角質は、毎日肌の内部で新しい細胞が生まれ、一定の周期で肌の表面に押し上げられます。古い角質は、アカとなって自然とはがれおち、この流れをターンオーバーと呼びます。
しかし、このターンオーバーが、生活習慣の乱れや肌の乾燥などの原因で乱れてしまうことで、正常に機能しなくなり、古い角質は肌の表面からはがれ落ちず、毛穴をふさいでしまいます。
肌表面に流れ出るはずの、皮脂腺からでた皮脂が毛穴の中で溜まりコメドという面皰(めんぽう)に。角栓の成分の30%は皮脂で、70%はタンパク質なのです。
酸化すると黒ずみになる
皮脂と角質が混じり、毛穴がつまることで肌の表面はポツンと盛り上がった状態になります。指先でさわると少しかたい状態。押すと、白や黄色の固まりや粘り気のあるものが出てきます。毛穴が開いていない白ニキビの状態です。
肌内部にたまっている皮脂が、毛穴を押し広げ、毛穴を開放し外へ出てきます。皮脂の先端に汚れが付着したり、空気に触れて酸化すると黒ずみの原因に。
ニキビになることもある
毛穴の内部で皮脂を食べるアクネ菌が発生し増殖することで、炎症が起こり、毛穴のまわりは赤くはれます。細菌がさらに増殖すると炎症はさらにひどくなり、膿を持つと膿ニキビという状態に。さらに炎症が進むと、毛穴の壁が壊れ、広がることも。炎症が強すぎるとへこんでクレーターと呼ばれる跡が残ります。

角栓の正しい除去方法
角栓は無理に除去しないのがベスト
酸化した角栓により毛穴が開いたままの状態になり、古い角質が残ってしまいます。この状態が続くと毛穴はかたくなってしまうので、毛穴や肌を柔らかくするには、毛穴体操を行いましょう。
毛穴体操のやり方
- 1.小鼻に両手の中指と薬指をあてて、鼻をはさむようにする
- 2.鼻を左右にやさしく動かす
- 3.鼻を上下に動かす
- 4.鼻を回すように動かす
毛穴体操は肌に強く力を入れないように行いましょう。
角栓は無理に除去しようとすると肌を傷つけることになります。角栓の中には、炎症を伴わない、ただの皮脂のつまりの場合もあります。その場合は無理に取ろうとすることは控えましょう。未熟な角質が、育った角質になることで、角栓ができにくくなります。
まず毛穴を開かせる
洗顔前に蒸しタオルで毛穴を開きましょう。水で濡らしたタオルを電子レンジで1分ほど加熱します。少し熱いくらいで顔に乗せて数分待ったあと、クレンジングや洗顔を行います。週1回から2回程度にしましょう。
ラップパックはお風呂上りや洗顔後に、水分を拭き取りラップを適当な大きさに切り、顔に貼ります。このとき顔には何もつけません。肌から水分蒸発が減少するので、肌内部から表面に水分が汲み上げられ、うるおいます。角質にも水分が行きわたるので血行促進。そして、肌はきちんと新陳代謝を行うようになります。
ラップパックは汗をかくので注意しましょう。汗をかくと肌は濡れてしまいます。肌が乾くときに角質が縮み乾燥しやすくなるので、夏はエアコンの効いた部屋で行うといいでしょう。
綿棒とオイルを使う
綿棒1本とオイルを使用し、角栓を除去する方法があります。
やり方
- 1.洗顔後、蒸しタオルで鼻の毛穴を開く
- 2.綿棒にたっぷりのオイルを染み込ませて、鼻の上をくるくると撫でる
- 3.洗顔料を使用し、洗顔
- 4.冷水で顔を引き締め、化粧水と乳液をつける
使用するオイルは椿油やオリーブオイルなど、植物性のオイルが人の皮脂に近いので、角栓の脂がなじんでいきます。必ず、洗顔をし保湿ケアを行うようにしましょう。
皮膚科でのピーリング
角栓を除去する方法の1つに皮膚科でのケミカルピーリングがあります。肌の表面に、グリコール酸やサリチル酸などの薬剤を塗ることで古くなった角質を溶かす方法です。
毛穴に詰まった皮脂などの老廃物を取り除くことができますが、除去できるのは毛穴の表面のつまりだけです。ケミカルピーリングは、皮膚の代謝を活性化します。強制的な方法なので皮膚科などの医療機関でしか行えません。
▼さらに詳しい解説はこちら
ニキビの原因「角栓」を除去。炎症を予防し健康な肌を手に入れる方法

間違った角栓の取り方
指で無理に押し出す
角栓を指で押し出すと、毛穴から白い角栓が出てきます。毛穴がきれいになったように感じますが、肌にも毛穴にも負担がかかる行為です。角栓を無理に押し出すことで、毛穴が余計に開き、肌がデコボコしてしまいます。
指や爪には、雑菌が存在しているので、この雑菌が毛穴から入り込み炎症を引き起こす場合も。角栓を取った後、赤くなる、痛みを感じる、毛穴が化膿するという可能性もあるので注意が必要です。
ピンセットで引っこ抜く
角栓は、ピンセットで抜いてみると簡単に抜けます。肌を傷つけなければよいかもと、見つけるとついついやってしまいたくなりますが、あまりおすすめできません。その理由として、角栓の周りの肌が傷付き、角質のバランスが乱れ、色素沈着を起こしてしまうからです。
もともと、あまり大きくない角栓。その大きさは、シャープペンシルの芯よりも細い0.4?くらいとも言われています。この0.4?の角栓をピンセットでつまむのは難しく、周りの肌も傷つけ、炎症を起こし毛穴が赤くなる、かゆみや痛みを引き起こす可能性があります。
角栓は肌に悪影響を与えているだけではなく、毛穴が詰まっていることでばい菌の侵入を防止、肌の乾燥を防ぐ役目も。ピンセットで抜くと、肌を守ろうとする肌のバリア機能が働き角質の皮脂の分泌が盛んになってしまいます。
角栓をピンセットで抜くと、毛穴周辺の皮膚組織が破壊され、メラニン色素が発生します。このメラニン色素も、皮脂と同様に肌を守ろうと発生。メラニン色素が表面化し色素が残ることで毛穴が赤く炎症し、茶色くなるのです。
鼻パックを使用する
鼻に貼って、はがすと毛穴に詰まった角栓が取り除かれる、シートパックを使用する方法もあります。
シートパックが無理に角栓を引き抜きますが、シートが完全に乾いた状態ではがすと、周囲の正常な肌や毛穴にダメージを与えるばかりか、皮膚がむけて傷ついてしまいます。つまり、はがす必要のない角質まではがしてしまうのです。
鼻パックの使用回数は、1か月に1回を目安に使用します。また、生理前の肌が荒れやすい時期の使用はおすすめしません。そして、シートが乾く前に必ずはがしてください。
角栓が取れない
間違った洗顔をしても角栓は取れません。洗顔は、肌に残った汚れや不要な皮脂を洗い流す目的で行います。正しい洗顔を行えば、角栓も洗い流すことができますが、間違った洗顔をすると肌への負担をかけてしまい、角栓も洗い流すことができません。
熱すぎるお湯や冷たい水で洗顔をすると、肌には負担になり、乾燥しやすくなる可能性もあります。また、洗顔料をきちんと泡立てていなかったり、すすぎを充分にしていない、タオルでゴシゴシと拭くなどの行為も肌への負担になるだけでなく、角栓が取れない原因になります。

背中に角栓が集まるわけ
皮脂分泌量が多い部位
身体は、顔に比べて皮脂の分泌が少なく、乾燥しがちになります。しかし、背中は皮脂の分泌が多く、特に背中の両肩を結ぶ横のラインと背骨にそった縦のラインは背中のTゾーンといわれます。
顔のTゾーンと同じく皮脂腺が集まっていて、汗や脂肪の分泌が盛んな場所です。そして、皮脂や背中についたホコリなどと古い角質が混ざり、角栓ができやすい場所でもあります。
肌が厚くターンオーバーに時間がかかる
肌のターンオーバーは部位によっても変わります。外部刺激や乾燥から身体を守るために、背中の角質は顔の角質よりも厚くなっており、角質が厚い分、ターン―オーバーには時間がかかります。
背中のターンオーバーは顔の倍の日数がかかります。紫外線を浴びる、ストレスを抱える、生活習慣が乱れるなどが原因でターンオーバーが乱れると、背中も角栓ができやすくなります。
手が届きにくい
入浴時の背中を洗う順番を変えてみましょう。湯船に浸からずに体を洗っている方は、汚れが残っている可能性があります。先に湯船に浸かるようにすれば、体を温めることで毛穴が開き、皮膚を柔らかくするので、毛穴の汚れと余分な角質が除去されやすくなります。
また、シャンプーのすすぎが不足していると、頭髪はきちんと流されていても、シャンプーの成分が背中に付着し、その成分が毛穴をふさいでしまうことも。シャンプーのあとはきちんと流しましょう。
生活習慣と肌ケアの見直しが大切
背中の乾燥を防ぐことも大切です。入浴剤を使用する方なら、「セラミド」「ホホバオイル」などが配合された入浴剤を使用し、手が届きにくい背中を保湿することも効果的です。
外出するときは、紫外線の対策も行いましょう。紫外線を浴びた肌は、肌の表面にダメージを受け本来よりもターンオーバーのサイクルが短くなります。そして、角質はうまくはがれず、毛穴に詰まってしまいます。
また、生活習慣が乱れていると背中の肌もターンオーバーが乱れてしまいます。きちんとした食生活と質のよい睡眠を心がけるようにしましょう。

顔の角栓について
鼻や眉間などのTゾーン
Tゾーンは、顏の中で最も毛穴が開きやすく、皮脂の分泌が多い場所です。そして、毛穴に皮脂汚れがたまりやすく、角栓ができやすい場所でもあります。
皮脂腺が多いことが関係していますが、皮脂分泌が過剰になっている可能性もあります。生活習慣が乱れていたり、肌質に合っていないスキンケア商品を使用していたり、あぶらとり紙の使いすぎなどが原因です。
肌のたるみが原因の頬
毛穴は丸い形をしていますが、縦に長く伸びた状態を「たるみ」毛穴と呼びます。毛穴が詰まった角栓が原因で頬が「たるむ」こともあります。頬は皮下組織が厚く、肌がたるむ部分が多く存在します。
また、紫外線や肌のこすりすぎ、洗顔のしすぎは肌の老化につながり、角栓もできやすくなるので注意しましょう。
こめかみやおでこなど顔全体
おでこは、皮脂線が多く汗をかきやすいだけでなく、前髪がおでこに触れる機会も多いです。汗によって肌が蒸れやすい状態であることや、前髪についている雑菌や油分や整髪料などの汚れが肌に付着することで、毛穴をつまらせ、角栓になる可能性があります。
また、こめかみやおでこは、洗顔料やシャンプーのすすぎ残しが起こりやすい場所です。すすぎ残しが原因で毛穴が詰まることもあります。すすぎをきちんと行いましょう。
角栓を取り除いても毛穴が黒ずんでいるのは、毛穴のシミです。角栓は過酸化脂質へと変化し、皮膚に刺激を与えます。やがて活性酸素が発生。毛穴では活性酸素によりメラニン色素が発生ます。この状態が繰り返されると色素沈着しシミのように黒ずんでしまいます。
?顎の角栓
顎は鼻に比べ毛穴が小さく、もともと毛穴がつまりやすい場所です。そして、顎に角栓ができてしまう原因は、洗顔不足。目元や頬、鼻に比べるとくぼんでいる顎は上手に洗うことができず、角栓ができやすい場所になってしまうのです。
顎の角栓には2種類あります。ざらざらと固いタイプとしっとり柔らかいタイプとあり、原因が異なります。
ざらざら固いタイプ
洗顔をしっかりしているのに顎に角栓ができた場合は、洗顔のしすぎが原因と考えられます。洗いすぎにより必要な皮脂まで洗い流してしまい、皮脂が過剰に分泌。ターンオーバーが乱れ、古い角質は皮脂と混ざり毛穴につまるので、ざらざらとかたい感触になります。
?しっとり柔らかいタイプ
顎の角栓が皮脂の場合や、メイク汚れが残っている場合に多いです。きちんと洗ったつもりでも、落としきれなかった汚れが毛穴につまり、角栓になっている可能性が考えられます。

顔の角栓に効果的な洗顔
不要な皮脂とタンパク質を洗い落す酵素洗顔
角栓の原因の一つとされる角質は、一般の洗顔料では落ちにくいです。落ちなかった角質が毛穴にたまり、角栓になります。酵素洗顔の酵素には「パパイン」が配合。タンパク質を分解する作用があり角質をとることに効果的で角栓が改善されます。
ターンオーバーが乱れている、無理に角栓をとろうとしてない方や、オイリー肌の方にはおすすめの洗顔方法です。角栓を予防するだけではなく、肌を柔らかくする効果があるので、角栓ができにくい状態にしてくれます。
ミネラル分が多く含まれたクレイ洗顔
クレイ(泥)を含んだ洗顔料を使い洗顔します。クレイはミネラル分を多く含んだ天然のものです。ミネラルは水を含むと膜を作り、水分の蒸発を防ぐ作用があるので、洗顔をしながら乾燥が防げるのでおすすめ。
クレイ洗顔は、毛穴につまった汚れを洗い流してくれます。イオンの働きが汚れに吸着し、毛穴の汚れや黒ずみ、ニキビにも効果が期待できます。
天然成分のクレイは、汚れを落とす力が強い分、肌への負担も大きいです。商品の使用方法を必ず守りましょう。
きめ細やかな泡で洗顔する
洗顔料を泡立てネットを使用し、よく泡立てます。洗顔料を直接、顔で泡立てるようなことはおすすめできません。洗顔料を泡立てることで肌と手の間に、クッションが生まれ摩擦が減ります。
皮脂の多いTゾーンから額、こめかみ、黒ずみになりやすい小鼻はくるくると小さな円を描くように洗い、頬や目、口と洗います。すすぎの回数の目安は30回。ぬるま湯を付けるようなイメージで行います。
洗顔を行う上での注意点
洗顔をするときは、最初に自分の手を洗います。手は直接肌に触れるので清潔にしましょう。体温より少し低い30度から35度のぬるま湯で、顔全体のおおまかな汚れを落とします。
そして石けんを使いぬるま湯で洗いますが、力を入れるような洗顔の仕方はしてはいけません。洗いすぎは必要な皮脂を落としますし、ゴシゴシとこすって刺激を与える洗い方は肌を傷めてしまうので優しく洗うようにしましょう。
顔を濡らしたまま放置すると乾燥が進行するので、すすぎが終わったらタオルで押さえるように優しく水分を吸い取ります。
▼さらに詳しい解説はこちら
洗顔後のスキンケアで減らせる角栓。正しい洗顔方法とお手入れの仕方

角栓除去後放置すると起こる事態
跡が残る
角栓のあった場所がへこんでクレーターのようになる場合があります。炎症の度合いと肌質が関係しており、角栓が大きいほど跡も大きく、陥没してしまいます。
クレーターになると自分で治すことも、医療機関で元の通りにすることも難しくなるので、炎症がひどくなる前にケアするようにしたいですね。
炎症が起きる
角栓が炎症を起こすと、赤ニキビになってしまいます。軽度の炎症であれば、肌の表皮と呼ばれる部分で炎症も収束します。しかし、赤ニキビになると、表皮の下の真皮まで炎症が及んでしまいます。
真皮には毛細血管が張り巡らされており、破壊された組織の部分で血管が拡張、増殖します。外から見ると赤く透けてみえ、赤ニキビ跡になります。赤ニキビが収束するとき、皮膚内部の組織は免疫反応で融解され膿となります。これが黄色ニキビ。このとき、真皮ではコラーゲンなどの繊維組織が委縮、瘢痕(はんこん)と呼ばれる状態に。
瘢痕部分が縮んでしまうため、表皮が引っ張られ、へこんでクレーターになってしまうのです。

角栓除去後のアフターケア
肌と毛穴を引き締める
冷たい水で洗顔することで、毛穴を引き締める効果を期待する方もいますが、あまり効果はありません。冷水を使用することで、温度変化から赤ら顔の原因になります。
洗顔後、化粧水で保湿をします。ハマメリスエキスが配合された化粧水は殺菌効果があり、皮脂バランスを整え、毛穴を引き締める効果があるのでおすすめです。
肌の引き締め効果のある収斂化粧水を使用することで肌を引き締め、毛穴の開きやオイリー肌が改善されて、肌のきめが細かくなります。血行促進が期待でき、ターンオーバーを促すので、角栓ができにくい肌になります。
また、氷を使用してのマッサージも毛穴引き締め効果があります。メイクをクレンジングで落としたあと、片手で持てるくらいの氷を、ガーゼかタオルにくるみ、Tゾーンや頬に軽く押し当てるだけ。凍傷の原因になるので、直接、氷を肌に当てるのはやめましょう。
しっかり保湿する
洗顔後しっかり保湿をすることで、毛穴周りの皮膚を柔らかくし、毛穴のつまりを予防します。また、肌が乾燥するとバリア機能が低下するので、保湿は肌にとって大切な手順です。
セラミドは肌の細胞同士を結び付ける役割があります。セラミドがたくさんある肌は、水分を含み潤っています。セラミドが配合されている化粧品を使用することで、細胞同士がぴったりとくっついているので外からの細菌などを防いでくれます。
バランスの取れた食事
健康な肌には、スキンケアも大切ですがバランスのよい食事を心がけることも大切です。肌のためには、ビタミン類を摂取するのがよいといわれています。
特に、鼻の脇に脂っぽいブツブツができやすいときは、皮脂の分泌をコントロールするビタミンB2とビタミンB6が不足している可能性があります。ビタミンB2の食材は、卵、乳製品、レバー、うなぎ、藻類など。ビタミンB6の食材はモロヘイヤ、マグロ、カツオ、鶏ささみなどが挙げられます。
しかし、ビタミン類を摂取するだけでは健康な肌は生成されません。日々、新しく生まれ変わる細胞にはタンパク質をはじめとする栄養素が必要です。
睡眠をしっかりとる
私達の身体は、自律神経にコントロールされた一日のリズムがあります。昼間は、活動に適した状態、夜は体の回復、維持のための時間。肌のターンオーバーを整えるためにも、しっかり睡眠をとることが大切です。
特に、眠りはじめの約3時間に深く眠ることで、成長ホルモンの分泌が盛んに。この成長ホルモンにより、食事で摂取した栄養素が吸収され、細胞が活性化します。
午後10時から午前2時は肌のゴールデンタイムといわれますが、あくまで目安の時間。大切なのは睡眠の質、ぐっすり熟睡したかどうかです。
ストレスを溜めない
肌の老化の原因の一つにストレスがあります。ストレスは、心身に過度の緊張をもたらします。自律神経やホルモンのバランスが崩れてしまい、皮脂の分泌が乱れます。
免疫力が低下し、肌が荒れ、ニキビや炎症の原因に。ストレスを溜め込まないように、音楽を聴くことで気持ちを切り換える、スポーツでストレスを発散するなどで解消しましょう。
紫外線対策を怠らない
紫外線を浴びると、肌にはダメージを与えます。メラニン色素を生成し、肌内部に存在するヒアルロン酸やコラーゲンを破壊。肌の水分やハリが失われる原因にもなり、肌が乾燥し、敏感肌の原因にもなります。
肌の乾燥は角栓ができる原因にもなります。そのほかにも、シミやシワの原因にもなります。きちんと紫外線対策を行いましょう。
また、紫外線は一年中私たちに降り注ぎます。日差しの強い夏も、天気が曇りでも紫外線対策は忘れずに行いましょう。

角栓に対する有効な改善方法で綺麗な毛穴
角栓は毛穴の内部で、皮脂と古い角質が混ざることで発生します。炎症も起こしていないので、無理に引っ張って除去してはいけません。正しい洗顔をし、肌のターンオーバーを正常化させ、規則正しい生活を送ることで、肌の内部から自然にはがれ落ちるのを待ちます。
気になる方は、皮膚科でピーリングの施術を受けてみるのもいいでしょう。大切なのは、角栓からニキビへ悪化させないこと。炎症がひどくなると、肌にニキビ跡やクレーターと呼ばれる痕が残ってしまいます。
角栓が除去されたあとは、アフターケアが大切です。紫外線対策も忘れずに。次の角栓を作らせないためにも、バランスの良い食事と質の良い睡眠を心がけましょう。