ワキガの自覚は難しい?自分で出来るセルフチェック方法や対策の仕方

2017.08.03

ワキガの自覚は難しい?自分で出来るセルフチェック方法や対策の仕方

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

臭いの悩みで多いのが、自分が本当にワキガであるかどうか判別が難しいという点です。ワキガの臭いは自覚症状が薄く、周囲の人が一番に気付いて教えてくれるというケースもあります。しかしワキガはセルフチェックで判別でき、そこから対策へ繋げられます。

INDEX

目次

    ワキガを自覚するのが難しい理由

    臭覚が自分の体臭になれてしまったから

    人の嗅覚は同じ臭いを嗅ぎ続けていると、次第にその臭いに慣れていき、最初に嗅いだ臭いよりも感じ方が弱まっていきます。この臭いに慣れていくことを「嗅覚の順応」や「臭覚疲労」と呼びます。

    これをワキガと関連づけると、自分の体から発せられる臭いは毎日嗅いでいるため、鼻がその臭いに慣れてしまっているのです。そのため仮にワキガの臭いを発しているとしても、それが毎日出ている普通の臭いだと感じているため、悪臭かどうか判別できないという現象が起きてしまいます。

    臭いに鈍感だから

    生まれ持って嗅覚が鋭い人もいれば、逆に臭いに対して鈍感であるという人もいます。臭いに鈍感な人は、元から臭いがあまり気にならない、こだわらない性格であり、自分の体臭が臭くてもそもそも意識すらしていないということもあるのです。

    また慢性的な鼻づまりといった嗅覚に関連した病気を抱えているせいで、臭いを自覚しにくいということもあります。

    ワキガの程度が軽度であるから

    ワキガの中にも特別臭いがキツイということもあれば、比較的臭いの少ない軽度なものもあります。軽度のワキガの場合、普段からある程度の清潔感を保っていると臭いはそこまで気にならないです。ただ、びっしょりと汗をかいたときなどには、ワキガ臭を発してしまうことがあります。

    軽度であるため、周囲の人も気が付きにくく、本当にワキガなのかどうか判別がつきにくいのも悩みです。

    加齢により臭覚が衰えて気づかないから

    年齢を重ねていくと体の機能がどんどん衰えていきますが、実は嗅覚も同様に衰えていきます。視覚や聴覚と違い、嗅覚が衰えていることをあまり自覚されない方も多いのですが、加齢に伴い嗅覚を司る神経も壊れていくため、徐々に正確な臭いを感じ取れなくなっていくのです。

    そのため、仮にワキガであったとしても、高齢であるとなかなか自覚しにくくなります。

    家族みんながワキガなので疑問に思わないから

    ワキガは主に遺伝により発症するケースが多く、自分がワキガである場合、家族や親族の中にも必ず1人ワキガの方がいます。極端な話、家族みんながワキガであることも可能性としてはあり得ます。

    その場合、そうした環境下で生じる臭いそのものが普通であると感じているため、ワキガ臭を悪臭と自覚することも困難になります。

    ワキガを自覚する方法

    家族にワキガの人がいるか

    ワキガが発症してしまう原因として、ほとんどのケースが遺伝といわれています。ワキガはアポクリン汗腺と呼ばれる汗腺から出る汗が悪臭の原因となってるのですが、このアポクリン汗腺の量は生まれつき決まっています。

    そしてその量は遺伝によって上下し、両親や親族にワキガの人がいると、遺伝的に量も多くなってしまう傾向に。その点を踏まえ、親族や家族の中に1人でもワキガ体質の方が混じっている場合は、自分もワキガの疑いがある可能性があるということです。

    脇汗をよくかく方か

    そこまで暑くもないのに脇汗をよくかいてしまい、もしかしたら自分はワキガなのではと不安に感じる方もいると思います。結論からいうと、汗の量が人よりも多く出やすい方というのは、同時にワキガであるケースも高まります。

    ただし、単純に多汗症といった汗っかきであるということもありますので、まずは臭いを嗅いでみて独特な刺激臭を感じるかどうかチェックしてみましょう。

    脇汗を乾くと黄色や茶色に変化するか

    エクリン腺と呼ばれる汗腺から出る通常の汗は、乾いた後も無色透明です。しかしアポクリン線からでるワキガを伴った汗に関しては、乾くと黄色や茶色といった色へ変化してしまいます。

    なぜこうした色が生じてしまうのかというと、アポクリン線から出る汗には、アンモニアや脂質に加え、リポフスチンという色素が含まれており、重度なワキガ体質の人ほどこのリポフスチンによる色の濃度が濃くなるといわれています。

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    脇汗が乾くと白い粉のようなものがつくか

    何気なく脇の部分を見ると、白い粉のようなものが付着していたという経験はありませんか?この白い粉の正体は、脇汗から発生した汗が乾燥したことでできた結晶になります。

    なぜこのような現象が起きてしまうのかというと、アポクリン線(ワキガ臭を伴う汗がでる汗腺)から出た汗には、たんぱく質や脂質が含まれいるのですが、これらの成分は乾燥すると結晶化してしまいます。

    この状態であると、汗が結晶化するほどアポクリン線がよく働いてるということでもあるため、同時にワキガである疑いが高いです。

    脇毛が濃いかどうか

    脇毛の量が単純に人よりも多いと、ワキガなのかどうか悩んでしまうこともあります。実際のところ、脇毛が濃い人ほどワキガ体質の傾向があるといえます。その理由は、脇毛が濃いということはそれだけ毛穴も発達しているという意味でもあり、同時に毛穴と同じ場所にあるアポクリン腺の数も多いと考えることができるのです。

    アポクリン腺はワキガの原因となる汗腺であるため、もし脇毛が濃いと感じるようであれば、自分はワキガかもしれないと疑ってみることも大切です。

    体毛が濃いかどうか

    よく毛深い人ほどワキガである可能性が高いといわれていますが、一体なぜなのでしょうか。まず、ワキガの原因となるアポクリン腺は毛穴と同じ場所に位置しているため、毛穴の動きが多くなるとアポクリン線も刺激を受け活発に動いてしまうのです。

    また毛深いことでアポクリン腺から生じた汗が毛と絡まり、より周囲に臭いを拡散させることもあります。そうした理由から、毛の量からワキガの可能性を疑うこともできるのです。

    耳垢が柔らかいかどうか

    耳垢は、乾燥するタイプと湿り気を帯びるタイプの2種類に分かれますが、耳垢が湿り気を帯びて柔らかい人ほどワキガの可能性が高まるといわれています。耳垢が柔らかくなるのは、医学的に「柔耳垢」と呼ばれ、この柔耳垢になる原因はアポクリン腺の分泌異常が大きく関係しているのです。

    実は耳の中にもアポクリン線があり、そこから過剰に生じた分泌物が耳垢を柔らかくしています。耳の中にもアポクリン線があるということは、それだけ体に汗腺の量が多いということ。つまりワキガ体質の疑いも強くなるのです。

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    ワキガの原因

    アポクリン腺の量が多い

    人はエクリン腺とアポクリン線の2つの汗腺から汗を出します。エクリン腺から出る汗は99%水分であり、臭いもほとんどありません。しかしアポクリン腺はアンモニアや糖質、脂質といった匂いを発する成分が含まれており、これがワキガ臭の原因となるのです。

    アポクリン線は人によって量が異なるのですが、遺伝的に生まれ持ってアポクリン腺の量が多い人ほど、ワキガ体質になる傾向が強まります。

    肉類や油物が好きでよく食べる

    ワキガの原因の一つに、偏った食生活が挙げられることもあります。特に肉類や油物といった欧米型の食事はアポクリン腺を刺激して、臭いを強めるといわれています。肉類や油物の中に含まれる脂質や動物性たんぱく質は、皮脂の分泌を促進させるだけでなく、アポクリン腺の活動を同時に活発化させるのです。

    ワキガ臭の原因となる成分には脂質やたんぱく質が含まれているので、ジャンクフードといった欧米型の食事は体臭を濃くさせる要因にもなりますので、過剰な摂取は控えるようにしましょう。

    辛いものなど刺激物が好きで良く食べる

    カレーやキムチといった辛い刺激物を好んで食べることは健康上悪いことではありませんが、辛い食べものは汗腺に刺激を与えて、悪臭を強める原因にもなります。特にアポクリン線が多い人は、余計に臭いの濃度が濃くなってしまうため、刺激物の食べ過ぎには注意を向けることが大切です。

    また欧米型の食事は皮脂腺を刺激してしまうため、皮脂が過剰に分泌されてしまい、過剰分泌された皮脂が酸化することで、ワキガの臭いをさらに強くしてしまいます。そうならないためにも、栄養素に配慮した食生活を心がけることが重要です。

    ストレスが多い

    日常的にストレスを強く感じてしまう人は、体臭が濃くなるケースが高まるといわれています。その理由は、ストレスが男性ホルモンを刺激して皮脂腺を刺激するため、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

    過剰分泌された皮脂は酸化してしまうと、強い臭いを発するようになったり、アポクリン線と混じり雑菌によって分解されることでワキガ臭をさらに強める原因にもなります。

    生理前などで皮脂が出やすい状態である

    生理前になるとホルモンバランスが崩れてしまい、その結果皮脂の分泌も通常より増加してしまいます。過剰分泌された皮脂は、空気中で酸化すると濃い臭いを発することもありますし、アポクリン腺の汗と同化しやすく、ワキガ臭を強める要因に繋がります。

    また生理前は体温も高くなり、かなり汗をかきやすい体質になってしまうため、ワキガの方はより臭いが濃くなってしまうのです。

    不規則な生活でホルモンバランスが崩れている

    日常生活において生活習慣のリズムが崩れ気味になっていたり、睡眠不足や食生活の乱れといった規則正しさに欠けた生活スタイルを送り続けていると、ホルモンバランスが崩れていき、体質にも大きな影響を与えてしまいます。

    特に不規則な生活によるストレスなどで自立神経が乱れると、男性ホルモンが盛んに働き、そのことによって皮脂線が固まり、皮脂の過剰分泌を引き起こすことにも繋がります。皮脂はワキガの臭いを強める要因にもなりますので、ホルモンバランスが崩れないよう、規則正しい生活を送ることも大切です。

    アルコールが好き

    お酒を大量に飲むと、体臭もお酒臭くなることがありますね。お酒に含まれるアルコールは臭い成分の塊のようなもので、体内に入るだけで自然と体臭がキツくなってしまうのです。それは、アルコールがアポクリン腺や皮脂腺を刺激してしまい、それらの活動を活発化させてしまうからです。

    アポクリン線も皮脂腺も、過剰に分泌されると悪臭に近い濃い臭いを発生させるため、注意が必要です。特にワキガを併発している人は、なおさらアルコールの過剰摂取を控えるべきです。

    自分でできるワキガ対策とは

    脇毛は常に剃って清潔にしておく

    日常的に脇毛を処理をしないという方もいると思いますが、ワキガの臭いを少しでも減らす意味でも、脇毛を剃って清潔にしておくことも大切になってきます。脇毛が生えているということは、その毛穴にアポクリン線がある可能性も高いです。

    そしてアポクリン線から生じた汗は、脇毛によって臭いを拡散しやすくなるため、脇毛の有る無しで臭いの度合いは大きく異なってきます。

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    塗るタイプの制汗剤を使う

    スプレータイプではなく塗るタイプの制汗剤が効果的な理由は、とにかく直塗りできるため持続力が高いということ。スプレータイプの場合、肌の近くで放出すると、刺激が強すぎて肌トラブルの原因にもなりますし、少し離れた距離で放出しても今度は持続力が欠け、すぐに臭いが取れてしまうことがあったりと少し使い勝手が悪いです。

    その点、塗るタイプだと臭いが気になる部分に直接塗布でき、スプレーよりも密着性が高くカバー力もあるため、安心感が強まります。
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    和食中心のバランスのよい食事を心がける

    肉や油物が多い欧米型の食事を好む方も少なくないと思いますが、ワキガを抑えるためにも、栄養素のバランスが整った和食をベースに、食生活を改善していくことが重要になってきます。

    ワキガ防止という点も踏まえると、主にアルカリ性の食品を中心とした和食がおすすめです。アルカリ性の場合、血液や体液が酸化されるのを防ぐ効果があるため、臭いを抑える意味でも最適です。梅干しやヒジキ、ワカメはアルカリ性なので、ワキガ防止にも大きな効果があります。
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    ストレスをためない

    過剰なストレスをため込むことで、自律神経が乱れ、男性ホルモンが活発化するなど、体内のホルモンバランスが崩れる可能性が高くなります。バランスが崩れることで皮脂の過剰分泌に繋がり、ワキガ臭を促進させる要因にもなるため、できるだけストレスをためず発散していくことが大切です。

    例えば、リラックスできる時間を増やしてみるとか、温泉やサウナで疲れを発散するなど、いろいろなやり方を見つけてストレスを減らしていきましょう。大事なのは、ストレスをため込まないことです。

    睡眠をしっかりとりホルモンバランスを保つ

    ワキガと睡眠時間は一見するとそこまで関係性がないように思えますが、実はホルモンバランスという点から考えると、かなり深い関係性があるのです。睡眠不足や夜更かしなどして、睡眠時間をしっかりと確保できていないと、それが一つのストレスとなり男性ホルモンが活発化して、皮脂の過剰分泌へと至ります。

    こうした点から、日頃から生活リズムを整える癖をつけ、なるべく早寝早起きといった一定の睡眠リズムを自分の中で作り上げることも、ワキガ抑制に繋がります。

    ワキガを治すツボを押す

    人の身体にはいくつものツボがあり、そこを押すことで人体の機能の状態を確認したり、改善させる効果があることはすでにご存知だと思います。実は数あるツボの中には、ワキガに効果を発揮してくれる箇所があるのです。そのツボは以下の3つです。

    1.小指の爪の生え際

    少衝と呼ばれるツボで、薬指からおおよそ2mmほど離れたところに位置してします。ストレスを和らげてくれる効果があり、ホルモンバランスを整え、ワキガを抑えるのに最適なツボといえるでしょう。

    2.足の親指と人差し指の間

    行間と呼ばれるツボで、足の甲側に位置してします。こちらもワキガに効果的とされ、徐々に力を加えるイメージでツボを押してあげましょう。グッと押した状態で5秒たってから離して、また押して…を何回か繰り返すとより効果的です。

    3.内くるぶしから四本指分まっすぐ上に伸ばした足の内側

    三陰交と呼ばれるツボで、ホルモンバランスを調整してくれる効果があります。主に生理中や産後などのホルモンバランスの乱れが生じているときに押してあげると効果的です。

    ワキガを治す食べ物を積極的に食べる

    ワキガを治療するためには、それに適した食べ物を食べることも重要で、特に血液が大きなポイントになります。実は欧米型の食事に偏っていると、血液の状態も悪くなり、血行不良に陥りやすくなります。

    血液には老廃物も含まれているため、流れが悪くなると老廃物が排出されず、中で腐った(血液ドロドロ)状態となり、それが臭いとなって体外に放出されることがあります。これを防ぐためにも、乳酸菌、納豆、玉ねぎなど血流サラサラを目指し、老廃物がすぐに排出されるように導いてあげましょう。

    サウナや熱いお風呂で汗腺トレーニング

    汗腺機能が衰えていると、ミネラルやたんぱく質といった老廃物混じりの悪い汗が出てしまい、臭いの原因にもなります。それを防ぐためには、汗腺機能を鍛えるために、サウナや熱いお風呂で汗腺トレーニングを行うことがおすすめ。

    40度ほどの熱いお湯に浸かったり、サウナにこもることで、強制的に発汗して臭いの元になる老廃物を出すことが可能になります。また汗腺トレーニングは有酸素運動を行うことでも効果を発揮しますので、普段の日常の中で定期的なトレーニングを行い、汗腺が衰えるのを防ぐようにしましょう。

    重曹水を作って脇に塗っておく

    重曹水とはなんだろう?と感じる方も少なくないと思いますが、ふくらし粉でおなじみの重曹を水で溶いたもののことを指します。実は重曹に含まれるアルカリ性は、臭い成分の元となる酸性を中和する効果があるため、ワキガ抑制にも向いているのです。

    作り方も、重曹小さじ1杯に水100mlを混ぜ、よく振れば完成なので非常にお手軽です。作った重曹水は直接脇に塗ってもいいですし、空のスプレー容器に入れ、霧状に噴射して利用すると効果的ですので、ぜひ試してみてください。
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    【ワキガ臭を重曹で消臭】使い方をマスターして快適で爽快な生活に

    外出先では汗をこまめに拭いておく

    何気ないことかもしれませんが、外出時に出る汗はこまめに拭き取ることも大切です。汗をかいた状態で放置しておくと、雑菌などが繁殖し、余計に臭いが強まる可能性があります。また衣服にも雑菌が入り込むことで、衣服そのものも臭いを放ってしまいます。

    ワキガ体質の場合、特に臭いの濃度が高いため、汗はこまめに拭き取って臭いが残らないように注意しましょう。

    制汗剤がない時は唾液で消毒する

    アポクリン腺から出るワキガは空気中に触れ、集まった常在菌により分解され、その分解されていく過程で強烈な臭いを放ちます。つまり臭いには細菌も大きく関係しているため、制汗剤やアルコールなどで消毒することもワキガ対策に効果的なのです。

    ただし、肝心の制汗剤やアルコールが手元にない場合でも、簡単に殺菌できる方法があります。それが、唾液です。唾液そのものに殺菌効果があるので脇に塗っても効果があるといわれています。

    あまり人前でやる方法としては適していませんが、どうしても臭いが気になる方は、いざという時にこういう方法もあることを覚えておくといいでしょう。

    病院でワキガを治す方法とは

    まずは皮膚科や形成外科で診断

    ワキガを専門機関で治したいと考えた場合、まずどこへ行けばよいのかわからないという方もいます。ワキガの場合、診断をしてくれるのは皮膚科や形成外科、美容外科などになります。この中でも美容外科はワキガ治療を専門にしていることが多く、治療用の大きな機材などが設置されていることも。

    とはいえ、まずは一度診断を受け、自分の中でこの医療機関で治療を受けたいと感じることができるところで治療を行うことがベストです。

    軽度の場合は塗り薬や飲み薬が処方される

    ワキガの治療と聞くと、アポクリン腺を摘出するために切除手術を行うイメージもあり、少し抵抗を感じる方も少なくないですが、ワキガが軽度の場合は基本的に塗り薬や飲み薬を処方されます。

    どちらも使用すれば即効でワキガが改善されるといったものではありませんが、長期間根気よく使うことで、高い効果を得ることができる薬となっています。
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    軽度のワキガは手術不要。においの原因と予防のための適切なケア方法

    中度の場合は汗を抑制する注射をする

    ワキガの状態が中度であると、汗を抑制するための注射を打って治療を行うケースもあります。これは「脇汗ボトックス」という薬剤を注射することで、発汗を止める治療のこと。汗の量を抑えることでワキガの臭いも軽減させることができるため、効果的かつ手軽な治療として非常に人気が高いです。

    ただし、持続性に少し欠け、治療費も他の治療と比較すると高く設定されているため、医師とよく相談することをおすすめします。

    原因の元であるアポクリン腺を減らす

    重度のワキガになると、諸悪の根源ともいえるアポクリン腺を取り除くために、手術を行うことが一番適した治療になってきます。手術といっても色々な種類があり、切除してアポクリンを取り除くものもあれば、吸引式といって細いストローのような管を差し込み、汗腺を吸引するといったものもあります。

    アポクリン腺を身体から減らすことで、ワキガのような悪臭を確実に減らすことができるので、本当にワキガに悩んでいる方は手術を検討されることをおすすめします。

    汗腺を減らす

    ワキガ体質の方は、一般の方と比較すると汗腺の数が多い傾向にあるため、それを少し減らすだけでも臭いの濃さはかなり抑えられます。多汗症でワキガを併発している場合、アポクリン腺だけでなく、エクリン線の数も減らすこともあります。

    エクリン腺は基本的に無色無臭なのですが、ストレスなどで刺激臭を伴うこともあり、ワキガを併発している方は一緒に数を減らすことも検討してみるとよいでしょう。

    ワキガの友人に自覚してもらうためには

    脇汗の話題を振りながら自分で嗅いでもらう

    夏場など特に暑くなる時期になると、ワキガではない普通の人でもよく汗をかきやすくなります。そういった時期をうまく利用し、「最近脇汗がすごくて…」と脇汗の話題を振りつつ、相手に脇汗の臭いを嗅いでもらうよう誘導してあげるという手があります。

    そうすることで、相手も「もしかして自分も…」とワキガであることを知るきっかけになると思います。

    一緒にワキガになりやすい人の特徴をチェックする

    何気ないトークの中でワキガの話を展開し、ワキガの人の話題を出しながら一緒にスマホを見るなどして、ワキガについて間接的に意識してもらうのもやり方として効果的です。

    ワキガになりやすい人の特徴をチェックすると、自分はどうなのだろうかと気になり、セルフチェックを自主的に行ってくれる確率も高まるでしょう。

    さりげなくハンカチなどで鼻をおさえる

    直接指で鼻をつまみ「うわっ、臭い」というのは相手もかなり傷ついてしまう行為になるので、ある程度オブラートに包んで、少し臭いますよとボディーランゲージで伝える方がいいでしょう。

    その際には、さりげなくハンカチなどで鼻をおさえるなど、相手にも臭いについて意識してもらうことが大切です。ハンカチがなくても、服の袖口を鼻で覆い、「何か臭う」というニュアンスを伝えることもできます。

    耳垢から話題をワキガに変えていく

    たとえば、自分の耳垢は少し湿り気があって、もしかしたらワキガかもしれないと、耳垢とワキガを関連付けた話をしたうえで、相手にも耳垢の状態を意識してもらうといいでしょう。

    湿った耳垢の人は体質的に体臭が強い傾向にあり、ワキガの友人が湿り気を帯びた耳垢をしている可能性も高いため、ワキガを示唆するやり方として導入してみるのもありです。

    ワキガであることを直接伝える

    やり方としても最も手っ取り早いのが、相手に直接ワキガであることを伝えるということ。ただし、ワキガである理由をきちんと明確に説明したうえで、自分も一緒にケアのやり方を考えるという意思表示も、相手に伝えてあげましょう。

    一方的に臭いとだけ伝えても相手は不快な思いをするだけなので、協力姿勢を見せて安心感を与えてあげるといいです。協力してあげる際には、ワキガをセルフチェックするやり方や、その対策方法などを教えるなど、具体性を伴う協力姿勢を見せると、相手も本気になってワキガと向き合ってくれると思います。

    まずはワキガを自覚して適切に対策をしていこう

    自分が本当にワキガであるかどうか、判別が難しいところもあると思います。ただワキガであるなら何かしら兆候はありますし、セルフチェックである程度疑いをかけることもできます。

    あとは、ワキガだと自覚したうえで、どういった対策ができるかだと思います。そして、もし1人ではどうしようもないと感じたときは、すぐに医師に相談し適切なアドバイスや処置を受けましょう。

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