目次
白ニキビとは毛穴のつまり
ごく初期段階のニキビ
まずニキビとは、毛穴が詰まることで生じるデキモノのことですが、この詰まり具合や炎症具合によって呼び方が異なってきます。そして、この白ニキビに関していうと、ニキビの中でもごく初期段階の状態で生じるものです。
炎症状態になると周辺が赤く化膿し、色も黄色くなったりして、かなり目立った状態になり嫌う方も多いでしょう。その点、白ニキビだと、ごく初期段階ということもあり、白色といってもほとんど目立たない色でもあるため、見た目的には黄色ニキビと比較するとそこまで辛い状態ではありません。
むやみに押すと黒ニキビになる
ニキビを発見してしまうと、無意識に押したりつまんだりして、中の膿や脂をつまみ出そうと考える方は非常に多いです。異物ができてしまうと触ってはいけないと考えても、なんとなく触ったり処置したくなるもの。ただ、むやみに押すと返って悪影響になってしまい、余計にニキビを悪化させてしまうことになります。
特に白ニキビの場合、溜まっていた脂が毛穴から飛び出ると、空気に触れて酸化してしまい、そのせいで黒ずんでしまうのです。その結果、白ニキビだったものが黒ニキビになってしまい、余計に目立ってしまうことに。
治療もできるが生活習慣の改善が重要
ニキビを改善する方法は、クリームや洗顔料を変えることで対処することが可能ですし、特定の医療機関を通じて手っ取り早く治療することもできます。ただ、そもそもニキビが発生してしまった原因を考えた際に、多くの人は生活習慣に問題があります。
たとえば、ストレスによる自律神経の乱れや、偏った食生活で皮脂が過剰分泌されてしまうといったことなど。こうした生活習慣の改善を自主的に行っていくことで、根本的にニキビができない体質づくりへ繋がっていきます。
白ニキビはつくらないことが大切
白ニキビはニキビの中でも初期段階であることから、いざつくってしまっても、あまり焦らずじっくりと改善に向けて措置を施すことができます。ただ、そもそもニキビができてしまうということは、単純に加齢によるものだけでなく、生活習慣の乱れも大きく起因していることがあります。
だからこそ、白ニキビに向けて日頃から対策をうち、ニキビができない体質づくりを心がけることが大切になってきます。ニキビができたときは、一度改めて自分の生活スタイルなどを振り返ってみましょう。
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白ニキビは早い対処が大切。美肌を取り戻す正しいスキンケア方法とは

白ニキビができる原因
顔を洗いすぎている
よく顔をきれいにしたいからという理由で、洗顔を過剰にやりすぎる方もいますが、実はかなり肌に悪い行為です。洗顔をしすぎると、角質層の保湿機能やバリア機能が損なわれてしまい、外部刺激から肌を守る力が弱まるため、返って肌トラブルを招くことになります。
また過剰に洗顔をすることで、肌に必要な皮脂まで洗い流されてしまいます。するとなくなった分を補充しようと皮脂が余分に分泌し、それが原因で毛穴につまりが生じ、白ニキビができやすくなるのです。
保湿が不足している
肌に水分が不足しがちだと、保湿が足りず、乾燥肌になりやすくなります。肌が乾燥して保湿不足の状態だと、肌の水分の蒸発を防いでいる皮脂膜の量も少なくなります。皮脂膜が少ないと肌の水分が蒸発し、肌は厚く硬くなってしまいます。
その結果、毛穴も細くなって少しの皮脂でも詰まりやすくなり、ニキビ発生に繋がるのです。また、保湿が不足し乾燥肌になってしまうと、シワやしみが発生しやすくなり、見た目も老けて見えます。
ストレスが溜まっている
日常の中で何気なく溜めたストレスを消化できないまま過ごしていると、ある日いきなりニキビができているということもあります。これはストレスによる自律神経の乱れによるもの。
人の身体は過剰なストレスを感じるとそれが危険信号であると受け取り、その危険から身体を守るため身体機能を促進させようとホルモンやアドレナリンが分泌されます。アドレナリンやホルモンは興奮作用がある一方で、肌を硬くしてしまう性質もあり、それが原因で毛穴詰まりが起こりニキビ発生に繋がるのです。
栄養が偏っている
白ニキビができる原因の大半は、生活習慣の乱れによるものが大きいです。特に食生活が乱れてしまい、栄養が偏ることでニキビはどんどん悪化していきます。特にビタミン不足によりニキビは活発化しますが、たとえば、コーヒーに含まれるカフェインは、皮脂分泌を抑制する効果があるビタミンBの吸収率を低下させてしまいます。
またアルコールや辛いものなどの刺激を感じやすいものは内臓への負担だけでなく、皮脂線にも刺激を与え過剰に皮脂を分泌させてしまうこともあります。

白ニキビにしたらだめなこと
ニキビを触る
基本的にニキビに限らず、吹き出物ができた際には指で触れてはいけません。触れたり、押すことで中の脂が外に出てしまい、それが空気に触れて酸化すると黒ニキビに変化してしまいます。
手洗いしていない指には付着した雑菌やばい菌が大量に付着しているため、その状態でニキビに触れることは、菌をそこへ送り込んでいることと同じことです。そのため、白ニキビから黒ニキビへと至り、やがて化膿を伴う黄色ニキビにまで悪化してしまいます。
ファンデーションを厚く塗る
白ニキビができると、その状態を隠そうとあえてファンデーションを厚く塗ろうとする方もいます。しかし、過剰にファンデーションを塗ると、ファンデーションそのものが毛穴にまで入り込んでしまい、毛穴詰まりを引き起こし、ニキビを悪化させてしまうこともあります。
またファンデーションの中には人口の添加物が配合されているものもあり、これを使用すると肌に余計な刺激を感じたり、バリア機能が低下したりと、肌トラブルが起きやすくなります。
化粧したまま寝る
その日の疲労度によっては、化粧を落とすことを忘れたまま睡眠に入ってしまう方も少なくないと思います。疲れによりそのまま眠りに落ちてしまいたい気持ちもわかりますが、もしその日化粧をしていたのなら、必ず落としてから寝るようにしましょう。
特に白ニキビを隠すために厚化粧をしていた場合は、なおさらです。化粧は放置しておくと乾燥してしまい、それが肌に残ったままだと、毛穴詰まりを引き起こす原因にもなります。
毎日夜更かし
肌のターンオーバーが活性化するのは主に睡眠中です。このターンオーバーにより、古い角質層が落ちて、新しい角質層が生まれるため、ターンオーバーを常に正常に保つことがキレイな肌を維持するうえで大切になってきます。
しかし、夜更かしなどして睡眠時間が短くなったり乱れたりすると、ターンオーバーのリズムも崩れ、正常に行われなくなることがあります。
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白ニキビを潰すのはダメ?白ニキビを潰すメリットや正しいケア方法

白ニキビの治し方
黒ニキビに悪化しない前に対処する
一度、白ニキビが発生してしまうと、無意識に押したりつまんだりして、自己流で対処しようとしがちになります。これは頭では触ってはいけないと分かっていても、吹き出物がずっとあるという感覚が長く続くほど、どうしても触れがちになります。
白ニキビに触れると、黒ニキビになり返って悪化させてしまうため、なるべく早期の対処が大事になってきます。つまり白ニキビができた段階で、すぐに改善するためのケアを施していく必要があるということを覚えておきましょう。
ピーリング洗顔で角質ケアをする
洗顔を過剰にやりすぎると、角質層の天然保湿因子や細胞脂質などの保湿成分を洗い流してしまい、それが原因でニキビを発生させることになります。保湿成分が不足しがちとなり乾燥しやすくなった肌には、乾燥を防ごうと皮脂が過剰に分泌されてしまい、毛穴詰まりとなってニキビ発生へと繋がります。
ピーリング洗顔の場合、角質層にある保湿成分を洗い流すことなく、古い角質層だけを取り除くことができるため正確な角質ケアをすることが可能です。
低刺激のAHAピーリング石鹸
ピーリングをする際にはおすすめなのが、AHAピーリング石鹸です。低刺激であることから肌トラブルが生じる可能性が低く、また古い角質層にしか反応しないため、新しい角質層まで取り除かないという効果もあります。
このため余分な皮脂が生まれず正確な角質ケアを行いながら、肌のターンオーバーを正常に戻すことができ、ニキビの生じにくい肌へと導いてくれます。
市販薬はテラコートリル軟膏がおすすめ
ドラッグストアなど市販で購入できるものの中でおすすめなのが、テラコートリル軟膏です。テラコートリル軟膏は皮膚外用薬の軟膏で、炎症や細菌感染などの症状に対して有効な成分が含まれています。
この成分には強い抗菌作用があり、ニキビの原因ともいえるアクネ菌に対しても効果があります。気になる箇所に塗るだけなので、外で使用できるのも便利です。
ターンオーバーを正常化させる
ターンオーバーとは肌の古い角質層を取り除き、新しい角質層を生み出すことで、肌をキレイに保つ身体の機能のことを指します。このターンオーバーの頻度は生活習慣などでかなり左右され、生活リズムが乱れている人ほどターンオーバーが正常に働かず、肌荒れやシミ、シワ、さらにニキビなど肌トラブルに悩まされる傾向にあります。
そのため、生活リズムを整えるためにも、規則的な睡眠時間や食生活の確保に努めることが大事になってくるのです。
ホルモンバランスを整える
ストレスなどにより自律神経に乱れが生じると、身体がそれを危険信号だと捉え、男性ホルモンを過剰に分泌させる機能が生じてしまいます。この男性ホルモンによって皮膚が固まってしまい、それが毛穴詰まりを引き起こし、ニキビのきっかけになることも。
そのためホルモンのバランスを調整するためにも、ストレスを溜め込まず、しっかりと発散していきましょう。

ピーリングをする前にチェックすること
赤ニキビなど他にニキビはないか
ピーリングは、古い角質層を強制的に取り除く際に最適な方法です。ただ、実際にピーリングする前に確認して欲しいことは、白ニキビのほかに赤ニキビなど色のついたニキビがあるかどうかということです。
白ニキビの場合、古い角質が毛穴に詰まっていることが原因にあるため、これを取り除けば解決することが多いです。しかし、赤ニキビまでいくとばい菌による化膿が生じているため、ピーリングの刺激性が返って悪影響を及ぼす可能性もあります。
肌が乾燥していないか
乾燥肌の方はピーリングを行うと、余計に乾燥してしまい、肌トラブルを促進させてしまうことがあります。ピーリングは肌トラブルを改善するものではなく、あくまで肌のターンオーバーを促進させるためのもの。
角質を取り除く際には、科学的に溶かす方法が用いれられるため刺激性も強く、乾燥肌や敏感肌の方には少し厳しいかもしれません。
肌が敏感になっていないか
ピーリングに含まれている成分は古い角質を溶かす効果があります。刺激性が強く、使用した後も肌にヒリヒリとした感覚が残ることも。そのため、敏感肌で外出するだけで肌に刺激を感じやすいという方は、ピーリングすることで余計な肌トラブルを引き起こしてしまう可能性も高くなります。

白ニキビを自分で潰してはいけないワケ
メラニン色素が生成されてニキビ跡になる
ニキビを潰してしまうと、そこに茶色くシミやくすみのような跡ができることがあります。こうしたニキビ跡は主にメラニンが原因で、ニキビの炎症により肌がダメージを受けてしまうと、肌からメラニンが大量に発生してしまうのです。
炎症が軽度であると、メラニンは肌の表皮で止まりすぐに消えるのですが、重度であると、メラニンは肌の奥まで浸透し、簡単には消えなくなります。
手についている菌によりニキビが悪化する
消毒していない手には、さまざまな雑菌や細菌が付着してします。菌は目に見えないのであまり意識することもありませんが、ニキビに対して直接触れることで、付着していた細菌や雑菌が侵入し、炎症を引き起こすきっかけになります。
人の手は普通に生活していく中で、自然と菌を集めやすい箇所であるため、ニキビに限らずケガをした箇所に対しても、極力触れないように意識しましょう。

低刺激で白ニキビに優しいピーリング石鹸
ビーエスコスメ やわらかい半練りタイプAHA石鹸
手作り化粧品工房「ビーエスコスメ」の半練りタイプのAHA(ピーリング)石鹸。ピーリングに用いられているグリコール酸が配合され、毛穴対策にぴったり。
こちらは、AHA(ピーリング)白色石鹸の改良版バージョンで、うるおい成分が従来の2倍配合されています。そのため、個人差はありますが、AHAが高濃度なのに刺激が少ないという声も多数あります。
サンソリットスキンピールバー
ピーリング石鹸ブランドのサンソリットから、ニキビ肌や脂性肌向けのスキンピールバーです。こちらは、全4種類の中からニキビを予防する効果のあるティートゥリーオイル配合のソープ。
グリコール酸2.0%配合で、毎日の洗顔で古い角質や皮脂を洗い流して、清潔な肌をキープします。週1~2回の泡パックを取り入れることで、つるつるな美肌に導いてくれます。
ドクターサニー AHAクリアソープ
自然派コスメ、ドクターサニーの人気ナンバー1のピーリング石鹸。植物由来の石けん素地に、サトウキビ由来のグリコール酸が5%配合され、不要な角質をやさしく除去します。
泡立てネットでよく泡立てた泡を顔にのせ、3分たったら洗い流します。朝晩使用してもOKですが、夜のみ週に数回程度の使用で効果があります。ニキビやニキビ跡のケアに最適です。

白ニキビに効果的な化粧水の選び方
保湿力が高いもの
白ニキビに悩んでいる場合は、保湿力の高い化粧水を選ぶとよいでしょう。水分が不足した肌は乾燥によって厚くなり、さらに、毛穴の出口が細くなることで毛穴に皮脂が詰まり、ニキビの原因となります。
意外と勘違いしやすいのですが、テカりが気になるという人でも、肌が乾燥しているために、皮脂が過剰分泌している場合もあるのです。ニキビ肌には油分は大敵ですが、保湿することは大切なので、保湿力の高い化粧品を選ぶようにしましょう。
皮脂の過剰分泌を抑える成分配合のもの
白ニキビができてしまったときの化粧水選びでは、ニキビのおおもとの原因ともいえる「皮脂の過剰分泌」を抑える成分にも注目してみましょう。皮脂の分泌を抑制する成分には、ビタミンB群の1つであるパントテン酸やビタミンCなどがあります。
皮脂をコントロールする作用のあるビタミンC誘導体は、ニキビケア向けの成分としてよく知られています。ただし、皮脂を抑制するため、肌が乾燥してしまうこともあるので、濃度が高すぎるものは避けた方がよいでしょう。
炎症を抑える成分配合のもの
白ニキビが悪化して炎症を起こすと、ケアをすることも大変になり、治りも悪くなってしまいます。そこで、消炎効果のある成分が配合された化粧水を使用して、ニキビケアを行うことも大切です。
炎症を抑える成分には、マメ科植物の天草由来成分で肌に優しいグリチルリチン酸2Kや、コンフリーの根などから抽出されるアラントインなどがあります。アラントインには美白効果もあり、ニキビ跡のケアとしても有効です。

白ニキビに効果的なおすすめの化粧水
草花木果どくだみ化粧水
和の植物を活かした自然派化粧品の草花木果から、どくだみエキスが配合されたニキビケア化粧水です。古くから傷や吹き出物のケアに用いられてきたどくだみエキスほか、有効成分のトラネキサム酸とグリチルリチン酸塩が配合されています。
また、ボタンエキス、イチヤクソウエキス、アンズ果汁の3つの植物エキスに加えて、保湿成分のグリセリンが配合され、肌をしっかりと保湿してくれます。

皮膚科で行う白ニキビの治療方法3つ
詰まっている皮脂や古い角質を押し出す
白ニキビは、乾燥などにより皮膚が厚くなって毛穴が細くなり、毛穴に皮脂や古い角質が詰まってしまっている状態です。皮膚科では、この毛穴に詰まった皮脂や古い角質を、面皰圧出器と呼ばれる器具を用いて押し出す治療が行われています。
この面皰圧出は、ニキビ治療として保険が適用できますが、一般的には1度の治療でニキビ5~6個程度までとされています。面皰圧出を行うことで、白ニキビを改善するだけでなく、炎症が起きてニキビが重症化することを防ぐ効果があります。
薬剤で余分な角質や詰まりを除去する
皮膚科では、白ニキビの治療として、AHA(フルーツ酸)を用いて、余分な角質や毛穴の詰まりを除去する「ケミカルピーリング」と呼ばれる治療が行われています。
ケミカルピーリングを行うと、目に見えないような毛穴の詰まりも取り除くことができるため、白ニキビの予防にも効果的です。また、新陳代謝を促進して、ニキビの原因となる角質の過角化も防いでくれます。
外用薬の処方
ニキビ治療のために皮膚科で受診すると、ディフェリンゲルやトレチノインといった外用薬が処方されることがあります。ディフェリンゲルは、皮脂分泌を抑制し、毛穴の詰まりを改善・予防する作用があります。ビタミンA誘導体のトレチノインは、古い角質を除去してターンオーバーを促進して、ニキビをケアします。
どちらも皮膚科で処方される外用薬ですが、ディフェリンゲルは保険が適用され、トレチノインは保険適用外となっています。
白ニキビは治りが速い
白ニキビは、まだニキビの初期の段階なので、早めに適切なケアを行うことで早く治すことも可能です。ニキビは、症状が進行するほど治りも遅くなり、ケアも大変になってくきます。そのため、白ニキビの段階で早めに対処をして、炎症を起こしてニキビが悪化するのを防ぐことが重要となります。
白ニキビを発見したら、たかがニキビと思わずに、それ以上悪化させないように意識してケアを行いましょう。

白ニキビを繰り返さない方法
ケア用品は無添加の優しいものにする
ニキビケアをするうえで大切なのは、まずケア用品に含まれている成分をよく意識することです。特に工業的に合成された人工成分(界面活性剤など)入りのものは、油分が多めに含まれているため、水洗いしてもなかなか落ちず、結果毛穴詰まりを引き起こす可能性も高まります。
そのため、刺激性も少なく水で落ちやすい無添加のケア用品を使用しましょう。
ニキビ対策用のものは避ける
症状が白ニキビであるならば、わざわざニキビ対策用のものを使用しなくても、スキンケアや生活習慣の見直しなどで治療することができます。逆にニキビ対策用のものを使用することで、薬そのものが毛穴に詰まりニキビを増やすということにもなりかねません。
できるだけ、薬に頼らず、根本的にニキビを治す意識と行動を心がけましょう。
肌に負担をかけないようにやさしく洗顔する
過剰な洗顔は肌への負担が大きくなり、ニキビを促進させることにも繋がります。ニキビケアにおいて優しく洗顔することはとても重要です。手で直接ゴシゴシこするのではなく、よく泡だてた洗顔料を肌に置いていき、その上でマッサージするように肌に泡を揉み込みましょう。
その後で、34度前後のゆるま湯で泡が残らないようしっかりとすすぎましょう。
肌に残らないように十分にすすぐ
泡が肌に残ることで、すすぎ残した泡が毛穴に詰まってしまい、それによってニキビが発生してしまう可能性が高まります。まんべんなく顔に泡を付けると、目に見えていない部分で泡が残っていることもありますので、すすぎ残しを防ぐためにも、しつこいくらいに洗い流す意識を持つことも大切です。
ちなみにすすぐ際にも、人の体温に近い34度前後のぬるま湯を利用することで、肌へ過剰な負担をかけることなく洗顔できます。
メイク落としは乳化もする
乳化とは、メイクに含まれる界面活性剤(油分)が、洗い流す時に使う水とよく混じり、毛穴にまで潜り込んだ油分をしっかりと落とす役割を果たしてくれるものです。
乳化せずにそのまま流してしまうと、油分が毛穴に溜まったままとなり、ニキビを引き起こしやすくするため、メイク落としの際には乳化も徹底しましょう。
化粧水を浸透させるコットンパックをする
ニキビの原因には、保湿がしっかりと行われていないということもあります。そのため、肌に水分を補充させてあげるために化粧水を塗布するのは大変重要なこと。ただ、そのうえで化粧水を含ませたコットンパックを加えることで、さらに肌へ十分な保湿効果を与えてくれます。
ちなみにパックを肌に馴染ませるためにも、すぐに剥がさず3~5分ほどパックしたままにしましょう。
洗顔は朝と夜の2回だけにする
洗顔はやりすぎても効果がありませんし、逆に肌に悪影響を与えるきっかけにもなります。洗顔は、朝と夜の2回行うだけで十分です。朝の場合、寝ている間にできた汗や皮脂といった水性の汚れだけが生じているため、水洗いでもあっさり落ちてくれます。
そして夜にはメイクや汚れなどを全て洗い流して、ターンオーバーを妨げないようにするのです。何回も何回も行う必要はなく、この2回を意識して洗顔するだけでも効果はしっかりあります。

白ニキビをなくすためには生活習慣の改善から
たまたま鏡を見たら、白ニキビが出きていたときのショックといったらありませんよね。ただ、あくまで白ニキビなのでいくらでも改善できますし、そこまで酷い症状でもないため、なぜニキビができてしまったのかゆっくりと振り返ることもできます。
ニキビを改善したら、今度は2度とニキビができないように生活習慣を改善する努力を行なっていきましょう。