乾燥には「先行乳液」化粧水の浸透力を上げるためには?

2017.08.04

乾燥には「先行乳液」化粧水の浸透力を上げるためには?

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

一般的に乳液とは化粧水の後に使用することが多いですが、今回は化粧水よりも先に乳液を使用する先行乳液について、役割や効果、使用ポイントを見ていきましょう。先に乳液を使用することで、その後の化粧水の浸透力に影響を与えます。乾燥肌におすすめです。

INDEX

目次

     

    肌の乾燥を甘く考えてはいけない

    お肌のバリア機能が低下してしまう

    肌が乾燥してしまうと、さまざまな肌トラブルを引き起こしやすくなります。肌のバリア機能の低下は、乾燥が原因ともいわれています。肌のバリア機能は肌を外部からの刺激から守るため、肌の水分を閉じ込めて潤いのある肌をキープする役割があります。

    肌の乾燥を防ぐには、このバリア機能を正常な状態に保つことが大切です。バリア機能の低下により肌が酸性から弱アルカリ性に傾き、さらに痒みやニキビの原因になります。

    化粧水が浸透しにくくなる

    肌が乾燥しているなら、化粧水をたくさん付けて水分補給を行えばいいと考える方が多いでしょう。しかし、乾燥肌とは、肌の水分をキープする力が低下しているということです。水分が足りず乾燥している肌にいくら水分を与えても肌にキープすることができず、蒸発してしまいます。

    肌の奥まで水分が届かず浸透しないということです。また、角質も厚くなっていしまっている状態でもあります。角質が厚くなる原因として、紫外線やスキンケア不足、新陳代謝の乱れなどが考えられます。

    しわが増えてとりにくくなる

    乾燥することで、肌表面にある角質層の水分量が不足することで潤いがなくなり、厚くなったり硬くなってしまうことで弾力がなくなってしまいます。乾燥状態をそのままにしておくと、角質層の状態がさらに悪化して、しわに繋がってしまいます。

    紫外線、間違ったスキンケア方法、季節や環境の変化が主な原因といわれています。

    先行乳液の肌への役割

    肌が持っている成分と乳液の成分が似ている

    肌内の潤い成分は、水分と油分が混ざり合った状態ですが、それに近いのが乳液です。つまり、乳液はどんな肌にでもなじみやすく、角質まで浸透するということです。

    本来の肌状態に近づけ、水分、油分、保湿成分のバランスを整え、肌の基盤を整えてくれます。美容液と似たような働きを持っているともいえます。

    洗顔後の肌にうるおい成分を与える

    洗顔は間違った方法で行うと、肌にとても大きなダメージを与えてしまいます。油分がなくなった肌はとてもデリケートで、少しの刺激でもダメージを受けてしまいます。

    肌に必要なのは水分だけでなく、その水分をキープする保湿が重要です。肌に必要な適度な水分と油分を与え、乾燥を防ぎうるおいを与えてくれます。

    お肌を見違えるほどにふわふわさせてくれる

    肌の表面は一定のサイクルで生まれ変わっていますが、これをターンオーバーといいます。正常な肌の場合はこのターンオーバーが正常に働いていますが、加齢や不規則な生活、ストレスなどによりターンオーバーの機能が乱れてしまうことがあります。

    先行乳液を使用することで化粧水の浸透力が上がり、肌を柔らかくし、硬くごわついた角質が浮き上がり、潤いを与えてターンオーバーを整えることができます。肌の見た目や感触にも変化が現れます。

    化粧水が肌により馴染みやすくする

    先行乳液は、洗顔後に乳液、化粧水、クリームの順番で使用します。通常の乳液は水分の蒸発を防ぐことを目的とされていますが、先行乳液は先に乳液を使用することで肌を柔らかくし、後に使用する化粧水を肌により浸透させやすくする役割があります。

    乾燥肌の場合こそ、この方法が効果的と言えるでしょう。また乳液と違い、先行乳液はみずみずしくて肌にすっと浸透してくれます。

    コットンで拭くことで汚れをしっかり落とせる

    ふっくら肌を手に入れるためには、乳液をコットンでなじませることをおすすめします。洗顔後のまっさらな肌になじませます。厚手のコットンに乳液をのせ、額、両頬、顎の5点にのせ、顔の中心から外側へ向かって伸ばします。

    目の周りは力を入れずに、小鼻や口元は念入りにのせましょう。マッサージするように乳液を肌になじませていくことで、硬くなった肌表面の角質をからめとる感じで行うことがポイントです。また先行乳液を付けることで、洗顔で落としきれなかった残った汚れをふき取ることもできます。

    マッサージしながら塗ることで血行がよくなる

    マッサージをしながら先行乳液をのせることで、肌の血行がよくなり顔がポカポカしてきます。血行がよくなると、肌のターンオーバーをスムーズにしてくれます。古い細胞が残ったままでは顔は老けて見えてしまいます。

    また肌の血色も良くなり、化粧ノリもアップします。コットンで優しく伸ばした後は、指で滑らせてなじませるようにゆっくり塗っていきます。

    乳液を先に使うお手入れ方法のポイント

    コットンで肌の上をすべらすように乳液を塗る

    コットンを使用すると、肌にのせる時の摩擦で肌にダメージを与えてしまうと不安に思う方もいるのではないでしょうか。その場合は同じメーカーのコットンを使用することをおすすめします。

    先行乳液は通常の乳液より水分量が多いです。コットンを使用することで、コットンが程よく水分を吸い込んでくれて、程よい油分を肌に与えることもできます。肌の上を滑らせるように優しくのせていきましょう。

    決められた容量をきちんと守る

    使用するものにより使用量は異なるので、使用方法をしっかり確認しましょう。少なすぎても乾燥してしまいますし、多すぎてもギトギトしてしまいますので、適量を肌にのせましょう。

    テカリの気になる部分には少量で、乾燥の気になる部分にはしっかりとのせましょう。目安としてはティースプーン1杯分くらいです。

    化粧水は手のひらで顔を包むようにつける

    化粧水はハンドプレスで行うことで肌が手の体温で温められ、化粧水の浸透力も高めます。肌が温まることでターンオーバーの正常化にも良い効果が出ます。ハンドプレスを行うことで、どんな化粧水でも肌にしっかりと浸透させます。

    化粧水や乳液は、いかに肌に浸透させるかがポイントになります。成分配合によって浸透力は異なります。浸透力の低い成分が配合されたものも、ハンドプレスでつけることで浸透力をサポートします。

    美容液で肌にバリアをする

    スキンケアの仕上げに美容液を使用します。肌に膜を張るようなイメージです。肌の水分蒸発や、外部からの刺激を防ぎます。美容液本来の役割は肌への有効成分を角質層まで届けることです。美容液は、保湿成分や美容成分が豊富に含まれているものを選ぶことをおすすめします。

    また美容液のつけすぎには要注意です。つけすぎた美容液が毛穴に詰まり、ニキビなどの肌トラブルの原因になってしまいます。

    乳液先行のおすすめ化粧品

    アルビオン エクサージュホワイト ピュアホワイト ミルク II

    アルビオンエクサージュホワイトシリーズの乳液3タイプ。ノーマルスキン用、ドライスキン用、オイリースキン用の3タイプあります。自身の肌に合わせて3種類の中からお選びください。このエクサージュホワイト?はノーマルスキン用の薬用美白乳液です。

    メラニンの生成を抑制し、紫外線を浴びすぎてしまった日でもしっかりとケアをしてくれます。少しとろみ感のあるテクスチャーで肌に馴染みやすく、浸透力抜群です。肌の色がワントーン明るくなった、赤みも以前より薄くなったと高く評価されています。

    アルビオン エクサージュ アクティベーション モイスチュア ミルク III

    ノーマルスキン用、ドライスキン用、オイリースキン用の3タイプの乳液です。こちらはドライスキン用の乳液です。外部刺激を受けやすい角質をうるおいを与えることで整え、リッチな肌感に仕上げます。

    この乳液を使用しながらマッサージを行うことで血行促進され、顔がポカポカします。肌の血行がよくなることでターンオーバーも促され、乾燥対策で使用し始めたのに、全体的に肌の調子が良くなったとの声もあがっています。

    コスメデコルテ フィトチューン ホワイトニング ソフナー

    植物のエキスを凝縮し、シミ、そばかすなどのトラブルの元のメラニンの生成を抑制します。紫外線によって硬くなってくすんだ肌にすばやくなじみ、やわらかで弾力のある肌に。フレッシュハーバルフローラルの香りがみずみずしく香ります。ライン使いで肌の調子や化粧ノリもバッチリ。

    短期間の使用で、黒ずみやつまり毛穴が改善されたという声も。乾燥が気になる場合は化粧水後にしっかりクリームで保湿することをおすすめします。

    コスメデコルテ AQ ミリオリティ リペア エマルジョン

    コットンを使用して肌にのせるのがおすすめです。古い角質ケアをしてくれて、肌の内側から透明感のある肌をサポートします。美容液感覚の乳液といわれているだけあり、美容液に配合されている成分が含まれています。

    しっかりとした保湿効果もあり、この乳液を付けた後、化粧水のみで満足です。ベタつき感はなく肌が柔らかくなった、肌のハリを内側から感じることができたと評判です。

    コスメデコルテ AQ MWリペア エマルジョン ホワイト

    紫外線から肌を守り、コウジ酸でシミを防ぐ薬用美白乳液。コウジ酸とは美白成分で麹菌から発見されたものです。日本で発見された美白成分で30年愛され続けている成分です。肌に優しい低刺激で敏感肌の場合でも安心して使用できます。

    とろみ感のあるテクスチャーで肌に馴染みます。顔がワントーン明るくなって気になる毛穴も小さくなった、肌の調子が良くなったという声もあります。

    イグニス ホワイトハーバル ミルク

    美白スキンケアシリーズの「ホワイトハーバル」。美白成分のビタミンC誘導体が含まれている乳液です。11種類のハーブが使用されていて、香りがよいのも特徴。たくさん含まれているハーブの種類の中には血行促進効果を発揮してくれるものもあります。

    ほどよくこっくりとしたミルクが肌に浸透し、乾燥を改善してくれます。気になっていたニキビ跡も薄くなり、肌が強くなったように感じます。高級感のあるパッケージも人気のようです。

    イグニス エモリエント ネイチャーミルク

    オイルを含め保湿成分がしっかり配合されていますので、季節の変わり目や乾燥時期に最適。保湿をすることで肌バリア機能が高まり、乾燥しやすい肌を守ってくれます。よもぎエキス配合のとろみ感のある乳液です。

    なめらかな乳液でもっちりとした感触になります。コットン使用でべたつかず肌のキメも整います。おすすめの方法は首までたっぷり使用すること。首元のしわもできにくく、肌もすべすべになります。

    スキンケアでコットンを使った方がいい理由

    衛生的にスキンケアができる

    手でスキンケアを行う場合、無意識のうちにいろいろなところに触れているため、手に雑菌がつきやすいデメリットがあります。その反面コットンには、雑菌が元々ついていることはありません。

    手でスキンケアを肌にのせるよりも、コットンを使用した方が衛生面を清潔に保つことができます。しかしコットンは使い方によっては肌へ負担をかけてしまいますので、使用の際は優しく使用しましょう。

    ムラなく塗ることができる

    コットンは表面が平らなため、肌の凸凹している小鼻周りや目元など細かいところまでしっかりとスキンケア製品をのせることができますので、塗りやすいです。手だと凸凹しているので、どうしてものせそびれてしまうことがあります。

    またサラサラとしたみずみずしいテクスチャーのものは手から流れてしまい、扱いづらいこともあります。

    首にも使うことができる

    顔にスキンケアをのせたあと、そのままネックケアとして、首にのせるのでもよいでしょう。つい忘れてしまいがちなネックケアですが、何もしないままだと顔と同じようにしわができてしまったり、たるんでしまったりします。

    首も顔と同じように保湿することが重要です。首の皮膚は顔と比べて薄いので、ケアをする際は注意しましょう。ネック専用パックもあるようです。

    パックとして使うことができる

    スキンケア製品を顔にのせたあと、そのままパックとしても使用することができます。少し化粧水を多めにのせ、コットンを4枚に割いて、両頬とおでこ、あごにのせたら、オリジナル簡単パックの完成です。肌に化粧水をより浸透させることができます。

    また目元などより乾燥が気になる部分にはコットンをのせやすい大きさに自身で調整することもできます。コットンに化粧水などが残っているまま捨ててしまうのはもったいないので、エコにもなります。

    コットンで塗ると気持ちがいい

    コットンは肌触りがよく、使用感もとても気持ちがよいです。コットンにもたくさんの種類があります。メイク用品にこだわる方は多いですが、コットンにも少しこだわることでより肌に優しいスキンケアを行うことができます。

    肌に優しく滑らせることで化粧水が浸透したり、その後メイクノリにもいい影響を与えます。

    乾燥肌で悩んでいる人ほど使ってほしいのが先行乳液

    先行乳液の使用で化粧水の浸透力を上げたり、さまざまな肌トラブルを改善することができます。乾燥肌には先行乳液がより効果的に働きます。化粧水の浸透力を上げ、その後の保湿クリームで水分の蒸発を防ぐためにしっかり蓋をします。

    元々乾燥している肌にいくらたくさんの化粧水をのせても、浸透してくれなくては化粧水本来の働きを発揮してくれません。先行乳液の使用で化粧水の浸透力を上げ、乾燥肌改善をしてみましょう。

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