目次
乳液洗顔の特徴
洗顔料を使用しない
乳液洗顔では洗顔料は使用しません。洗顔料の種類は色々とありますが、いずれにも洗浄成分(界面活性剤)が含まれています。界面活性剤は油分と結合して肌の汚れを落とす洗浄剤としての役割が大きく、汚れと一緒に必要な皮脂まで落とすことも。
乳液にも界面活性剤は使用されていますが、この場合は乳化剤としての役割です。乳液洗顔では、洗顔料で洗わず乳液でやさしく汚れを落とします。
乳液を顔に塗って洗顔する
乳液洗顔は乳液で洗顔をします。方法はいくつかあるのですがお手軽なのは乳液をコットンにたっぷりふくませて力を入れずそっと顔の汚れをふき取ります。コットンに汚れが付かなくなるまでこれを繰り返しましょう。
また、乳液洗顔の前に蒸しタオルで顔を温め充分に毛穴を開いたところにたっぷり乳液を塗り、皮脂や汚れをなじませた後、また蒸しタオルでやさしくふき取るのも効果的です。
肌の弱い人でも使用できる
角質のキメが荒れて外部からの刺激に敏感になってしまった乾燥肌や敏感肌の方は洗顔料の刺激で肌のダメージが悪化することも。乳液洗顔は、乳液の油分で肌への摩擦を軽減しながら汚れや皮脂を落とすことが出来ます。ダメージがある肌でもやさしく古い角質も除去できるのでおすすめです。
乳液洗顔のメリット
毛穴のつまりが改善される
毛穴のつまりは、たんぱく質である古い角質と余分な皮脂やメイクの油分などが混ざり合って角栓となり、毛穴が目立つようになります。
乳液洗顔は乳液の油分によって毛穴の奥の汚れや皮脂が浮かびやすくなるので、これらを落としやすくなります。浮いてきたところを、そっとふき取ったり、ぬるま湯でやさしくすすぐことで毛穴の汚れが楽に落ちますから、毛穴対策の洗顔になります。
毛穴の黒ずみが改善される
毛穴に詰まった角栓や汚れなどが空気に触れて、酸化したことによって毛穴の黒ずみが生じると言われています。
乳液洗顔を行うと乳液の油分で毛穴の奥の皮脂や汚れが取れやすくなるので、毛穴の黒ずみも改善されます。乳液洗顔の前に蒸しタオルで毛穴を開いてから行うようにするといっそう効果的です。
肌に優しい
洗顔料を使う洗顔は界面活性剤の刺激やゴシゴシ擦ってしまったり、すすぐお湯の温度によっては肌に刺激を与えてしまうことも。
洗顔料を使用しない乳液洗顔は、乳液の油分が肌にもともとある皮脂に馴染むので肌への刺激が少ない洗顔方法です。このため、乾燥肌や敏感肌の方にも肌を守りながら洗顔できる、肌にやさしい洗顔方法になります。
洗顔後肌が突っ張らない
もともと摩擦などで肌のダメージを受けやすい乾燥肌や敏感肌の人は、洗顔後、肌が突っ張ることは少なくありません。これは、通常の洗顔料では洗浄力が強すぎて刺激が強すぎる場合があるためです。
乳液の油分でやさしく肌の皮脂や汚れを浮き上がらせながら洗顔できる乳液洗顔は、乳液の油分のおかげで摩擦も少なく肌に必要な油分は取られないので洗顔後突っ張ることはありません。
顔全体のくすみがとれる
乳液洗顔は乳液の油分で毛穴の黒ずみの原因の皮脂が溶け汚れが落ちる効果があります。また、乳液の水分と油分により肌が柔らかくなり、古い角質を除去しやすくなるので顔全体のくすみも改善できます。
▼さらに詳しい解説はこちら
乳液洗顔の驚きの効果。効果を感じる正しいやり方とおすすめの乳液
乳液洗顔のこつ
洗顔前にマッサージをして血流をよくする
乳液洗顔を効果的に行うためには、洗顔前にマッサージをして血流をよくするといいでしょう。
マッサージをする時は、乳液を多めに手に取り、まんべんなく顔にのせます。クルクルと顔の内側から外側へ優しくマッサージしていきます。顔全体が温かくなり血行がよくなり毛穴が充分に開きます。
お風呂あがりの毛穴が開いているときに行う
乳液洗顔は毛穴が開いているときに行うと一層効果的です。お風呂上りは体温が上がっているので毛穴も充分に開いているため乳液洗顔を行うとよいでしょう。
蒸しタオルで毛穴を開かせる
乳液洗顔の前に、蒸しタオルで顔を温めるのも毛穴のケアに効果的です。蒸しタオルの後、毛穴が充分に開いたところで乳液洗顔を始めます。乳液をなじませると毛穴の奥の皮脂汚れが簡単に浮いてきます。
コットンでふき取る
乳液洗顔の時、乳液をふき取る方法はいくつかあります。お手軽なのはコットン。この場合、コットンに乳液を含ませ擦らないようにそっとふきます。汚れがつかなくなるまで丁寧に繰り返します。
蒸しタオルでふき取る
乳液洗顔前に蒸しタオルで毛穴を開かせることも毛穴のケアに効果的ですが、乳液を塗ってなじませた後、数分蒸しタオルを乗せてからそっと乳液をふき取ることも効果的です。蒸しタオルで温められ乳液の美容成分が浸透しやすく洗顔後の肌がふっくらします。
オイリー肌の毛穴のケアのポイント
水分量が多めの乳液やクリームを選ぶ
オイリー肌の方はベタ付きを嫌って乳液やクリームを使わないことがあるようです。これはお肌のためには逆効果。化粧水や美容液でどんなに水分を補給しても、油分で蓋をしなければどんどん蒸発してしまいます。この蒸発は化粧水だけでなく、お肌の中の水分まで蒸発させてしまい乾燥肌を悪化させてしまいます。
乳液やクリームには水分量が多いさっぱりしたものもあります。こういったアイテムを適量使用してみるようにしましょう。
美容液を多めに塗る
オイリー肌の方におすすめしたいのは、毛穴ケアを重視した美容液。
さらっと馴染みが良いものもありますので、保水力のある美容成分セラミド・NMF(天然保湿因子)配合のものを多めに使ってみてもいいでしょう。美容液の後は、乳液やクリームを使って蓋をするのを忘れないようにしましょう。
乳液やクリームは薄くぬる
乳液やクリームはオイリー肌に使わないほうがいいというイメージがあります。しかし、ほどよい油分を補うことで肌の水分を蒸発させないようにすることは大切です。油分の少なめのものを選んで薄く塗ることをおすすめします。
ビタミンCとビタミンE配合の乳液やクリームを選ぶ
オイリー肌のスキンケアにはビタミンCとビタミンE配合の乳液やクリームがおすすめ。ニキビケアにも美白ケアにもビタミンCは効果的に働きます。ビタミンEには抗酸化作用があります。皮脂の分泌が多めのオイリー肌は毛穴のケアをきちんと行いニキビなどの肌トラブルを避けましょう。
乾燥肌の毛穴のケアのポイント
美容液は少な目にぬる
乾燥肌の毛穴ケアのポイントは肌に余計な刺激を与えないことが大切です。乾燥肌を改善しようと化粧水や美容液をたっぷり塗りたくなるところですが、それはおすすめできません。
肌が吸収しきれない美容液を塗ると肌表面を乾燥するときに、せっかく塗った美容液まで蒸発させ、肌の水分まで蒸発させることにも。美容液は少なめに塗り、素早く油分でフタをする方が保湿には効果的です。
乳液やクリームも薄くぬる
乾燥肌の毛穴のケアでは、肌の保湿が大切です。肌の水分を逃がさない成分の化粧水や美容液を塗っただけでは保湿にはなりません。
水分を入れたら必ず乳液やクリームを塗りましょう。この時、乳液やクリームは薄くぬるだけで効果があります。
セラミドやコラーゲン配合の乳液やクリームを選ぶ
乾燥肌や敏感肌の方は肌の保湿が大切。そのためには、セラミドやコラーゲン配合の乳液やクリームを選びましょう。セラミドは肌の保湿力を高める効果がある美容成分です。
コラーゲンやヒアルロン酸が含まれるものを選べば、潤いのある肌に導く効果が期待できるでしょう。
混合肌の毛穴ケアのポイント
かさつく部分には乳液やクリームをぬる
混合肌の人の毛穴ケアのポイントはオイリーな部分とそうでない部分のケアをすること。オイリーな部分は、控えめに、カサつく部分には多めに乳液やクリームを塗ることが大切です。
てかる部分には美容液を多めにぬる
混合肌の方はTゾーンに出るテカリが気になることが少なくありません。この部分は皮脂が過剰に分泌されていますので毛穴ケアに効果的な美容液を多めに塗ることもよいでしょう。セラミド配合のもので保湿をこころがけましょう。
おすすめの乳液
アクアレーベル ホワイトアップエマルジョン
ライトローズの香りのしっとりなめらかな使い心地の保湿美白乳液。シミやソバカスを防ぎながら潤いも角質層を満たします。潤いのある明るい透明感のある肌へ導きます。トラネキサム酸とベビーアミノ酸を配合。アレルギーテスト済です。
ベビーアミノ酸とは、資生堂と九州大学による、世界で唯一の分析技術によって1兆分の1という高精度技術により、私たちの体のなかからこれまで発見されることのなかった「D-アミノ酸」を発見したもので、みずみずしい赤ちゃんの肌にたくさん含まれていることからこの名前をつけました。
肌が持つ本来の保水バリア機能を守る作用があり、肌のうるおいを貯蓄します。
ミノン アミノモイスト モイストチャージミルク
浸透力がよくすっと肌に馴染む乳液です。伸びもよくすばやく馴染みうるおいをお肌に閉じ込めます。テクスチャーはコクのある濃厚タイプなのにべたつきません。乾燥肌のごわついた角質層にも浸透して滑らかな柔らかい肌に仕上げます。
無香料、無着色、弱酸性、アルコール(エチルアルコール)無添加、パラベンフリー、紫外線吸収剤フリー、 アレルギーテスト済みです。
エビータ ディープモイスチャーミルクP
7種の美容成分配合のエイジングケア乳液 。うるおいを与え、保湿力が高いのでハリ美肌に保ちます。無香料。
ローヤルゼリーエキス、Wコラーゲン(水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン)、Wヒアルロン酸(αヒアルロン酸Na)、ヒアルロン酸ジメチルシラノールグルコサミン・米発酵エキス・酵母エキス(サツカロミセス溶解質エキス)、ローズ水(ダマスクバラ花水)配合です。
SK-? R.N.N.パワー ラディカル ニュー エイジ
R.N.A.コンプレックス×濃縮ピテラTMとクロレラエキスなどの美容成分を配合したツヤのあるハリ肌を叶えるエイジングケア美容乳液。R.N.Aパワーは、全方位から肌のハリをコントロールし、新次元のハリ。みなぎる、ハリツヤ肌へ。
しっとりとした使い心地で肌に軽やかに広がります。この乳液の保湿力はお手入れを始めたらすぐに毛穴の気になりにくい肌に整え、乾燥しやすい肌にも長時間のうるおいを与えふっくらしたハリで透明感のあるクリアな素肌へ導きます。
アルビオン エクサージュ アクティベーション モイスチュア ミルク
浸透力が高い乳液です。うるおい貯蔵力を高める効果で角層のすみずみまで充実したうるおいで満たし、ふっくらとしたしなやかな肌に生まれ変わらせます。テクスチャーはうるおいの厚みを感じるまろやかな感触。
オイリー肌にもドライ肌にも傾きやすいノーマル肌の角層コンディションをベストな状態を保ち肌のうるおいバランスを整えます。軽やかなタッチで肌に溶け込むように馴染みます。
ポーラ B.A ミルク
ディープオイルクッション処方を採用したフローラルウッディの香りの乳液。肌をほぐすように広がる柔らかな使い心地。B.Aミルクは肌の誕生因子のひとつ「バーシカン」に着目して作られています。
これは母体内で、胎児の肌がはじめて生まれるメカニズム。「バーシカン」は、初めて肌がつくられる胎児期には大量に生み出されます。
成長していくにつれ、その量が激減。成人後はほとんど作られなくなるため、大人の肌では、再生・修復しきれない部分が発生し、保水力や弾力が低下して、乾燥やたるみなどのサインが現れます。
「バイオアクティブ理論」が生命感あふれるようなうるおいをぎゅっと閉じ込め、しなやかなハリ感と弾力感のある輝きに満ちた肌へ導きます。
エクサージュホワイト ピュアホワイト ミルク II
ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸2-グルコシド)配合の医薬部外品のノーマルスキン用の乳液です。まろやかなコクのあるテクスチャー。肌のすみずみまでとろけるように馴染みながらうるおいの保護膜を作ります。
角質がまるでうるおいのタンクに変わったように、たっぷりのみずみずしさを一日中キープして抜群のコンディションを保ち、光の反射も美しく輝くような白肌へ導きます。
ポーラRED B.A スムージングセラム
肌にのせたあと泡が弾けることで、毛穴を引き締めるようにサポートする泡の乳液。美容液・ミルク・UVカットの1品3役です。毛穴のケアもしっかり。
毛穴と紫外線や加齢や乾燥などの肌ストレスの関係に着目して作られています。毛穴の周辺のコラーゲンが減少すると開いたまま閉じなくなる「形状記憶毛穴」を発見。
ポーラオリジナル保湿成分「S-BAリキッドE」を配合し、引き締まったハリ感と弾力感をサポートします。肌に塗った後、泡が弾けることで肌を引き締める膜状のベールが作られ肌を引き締めます。
ハリ感に満ちたなめらかな肌は至近距離でも気になりません。目や口のまわりを避けて泡を潰しながら顔全体にやさしく馴染ませて使います。ハーバルフルーティフローラル調の香り。
コスメデコルテ フィトチューン リファイニング ソフナー
保湿成分ハーバルコンプレックス、グリセリンを配合の乳液で肌の柔軟性を高めます。もちもちと弾力のある肌に整えます。香りはほのかに甘いフレッシュフローラルのやさしい香りにハーバルのスパイスを加えたみずみずしく透明感の高い香りです。乳液先行型。
資生堂 HAKU インナーメラノディフェンサー
美白有効成分4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)配合の薬用美白乳液。透明感あふれるなめらかな肌が持続します。整肌・保護成分ディフェンスバイタライザーを配合。うるおい効果で肌を整え、肌の生まれかわりをサポートしてくれる乳液です。
資生堂 エリクシール シュペリエル リフトモイスト エマルジョン W
さらっと軽い感触で素早くさっとなじむ、さっぱりタイプの薬用乳液です。香りはリラックス感のあるアクアフローラルの香り。肌に触れた瞬間からすみずみまでうるおいで満たします。湧き上がるようなハリと透明感のある肌に導きます。アレルギーテスト済み。
乳液を使ってきれいな肌を目指そう
乳液は洗顔にも毛穴のケアにも使える優れもの。なんとなく敬遠していた方も乳液の良さを見直していただき効果的に使ってみてはいかがでしょうか。べたつくのが苦手という方も多いですが、水分量の多いさっぱりタイプのものも数多く出ています。
自分好みの乳液を選び、正しいケアをすることで綺麗な肌を目指しましょう。